ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1829102
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

日向倉山(奥只見)

2019年05月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
8.0km
登り
810m
下り
805m

コースタイム

日帰り
山行
5:25
休憩
0:45
合計
6:10
4:45
65
白光橋北側駐車場
5:50
5:50
12
尾根合流点
6:02
6:07
105
赤崩山
7:52
8:22
30
8:52
8:52
58
日向倉山西側鞍部
9:50
10:00
55
尾根下降点
10:55
白光橋北側駐車場
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
奥只見シルバーラインから銀山平へ出て、白光橋の手前右側に除雪された数台分の駐車スペースがあります。
石抱橋を渡った監視小屋周辺には駒ヶ岳を目指すと思われる大勢の方が準備中でした。枝折峠へはまだ開通していませんでした。
コース状況/
危険箇所等
駐車場(標高約760m)から赤崩山⇔日向倉山の稜線出合(標高約1140m)までは斜度の均一なやや急登ですが、この支稜は下りでも危険を感じるほどではないと思います。
稜線へ上がってから幅広尾根の小さなアップダウンを繰り返します。
日向倉山手前の鞍部(地形図1277m標高点の東側)からは、右側は雪庇が崩落した雪壁で、雪稜は平らでなく北側に傾いています。
鞍部付近のみ藪が出ており、北側の雪面をトラバースしました。
クレバスは安定し、雪面は締まり、終始アイゼンのみで踏み抜き皆無でした。
往路で展望の良い赤崩山(1164.6m)へ寄り道してから日向倉山(1430.6m)へ向かいました。
尾根合流点のすぐ近く、1160mピークから赤崩山
2019年05月04日 05:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/4 5:59
尾根合流点のすぐ近く、1160mピークから赤崩山
中ノ岳〜越後駒ヶ岳
中央は銀山平温泉街
2019年05月04日 06:00撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/4 6:00
中ノ岳〜越後駒ヶ岳
中央は銀山平温泉街
奥只見湖には川霧が立ち込めていた。
2019年05月04日 06:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/4 6:01
奥只見湖には川霧が立ち込めていた。
赤崩山から未丈ヶ岳〜1376mピーク
2019年05月04日 06:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/4 6:09
赤崩山から未丈ヶ岳〜1376mピーク
毛猛山(中央右寄りの山頂が黒い台形の山)
2019年05月04日 06:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/4 6:09
毛猛山(中央右寄りの山頂が黒い台形の山)
中央は花降岳、その右の頂稜上の最高峰が荒沢岳
2019年05月04日 06:42撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
4
5/4 6:42
中央は花降岳、その右の頂稜上の最高峰が荒沢岳
日向倉へ続く幅広の尾根
2019年05月04日 07:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/4 7:01
日向倉へ続く幅広の尾根
毛猛山塊〜未丈ヶ岳
2019年05月04日 07:16撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/4 7:16
毛猛山塊〜未丈ヶ岳
中央付近が日向倉手前の鞍部
尾根は雪が消え、左側の山腹を巻く。
2019年05月04日 07:16撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/4 7:16
中央付近が日向倉手前の鞍部
尾根は雪が消え、左側の山腹を巻く。
それまで見えなかった燧ヶ岳が見え始める。
2019年05月04日 07:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
5/4 7:17
それまで見えなかった燧ヶ岳が見え始める。
崩れそうな雪庇は既に崩れ落ち、
2019年05月04日 07:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/4 7:48
崩れそうな雪庇は既に崩れ落ち、
クレバスもなく、雪面は安定している。
2019年05月04日 07:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/4 7:37
クレバスもなく、雪面は安定している。
日向倉山頂上、とても広い。
2019年05月04日 08:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/4 8:02
日向倉山頂上、とても広い。
2019年05月04日 08:03撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/4 8:03
歩いて来た尾根
2019年05月04日 08:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/4 8:02
歩いて来た尾根
駒ヶ岳が絶景
2019年05月04日 08:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
4
5/4 8:02
駒ヶ岳が絶景
赤崩山は中央の白黒斑の右手前付近
2019年05月04日 08:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/4 8:02
赤崩山は中央の白黒斑の右手前付近
鋸歯状の屏風を連ねたよう
2019年05月04日 08:03撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/4 8:03
鋸歯状の屏風を連ねたよう
尾瀬の上空のみ雲が浮かび始めた。
2019年05月04日 08:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/4 8:05
尾瀬の上空のみ雲が浮かび始めた。
奥只見湖
2019年05月04日 08:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/4 8:05
奥只見湖
丸山岳〜梵天岳?
2019年05月04日 08:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/4 8:05
丸山岳〜梵天岳?
丸山スキー場の丸山(1242.2m)
リフトの山頂駅が見える。
2019年05月04日 08:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/4 8:05
丸山スキー場の丸山(1242.2m)
リフトの山頂駅が見える。
会津駒ヶ岳方面
2019年05月04日 08:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
5/4 8:05
会津駒ヶ岳方面
会津朝日岳〜大幽朝日岳方面
2019年05月04日 08:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/4 8:05
会津朝日岳〜大幽朝日岳方面
会津駒ヶ岳〜燧ヶ岳
2019年05月04日 08:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/4 8:06
会津駒ヶ岳〜燧ヶ岳
とても気になっていた写真の中央、奥只見湖東岸の立倉山(1269.7m)
頂上は針葉樹林で好展望ではないことが分かった。
東側の林道から行けば難しくはなさそうだが、もう行く気はなくなった。
2019年05月04日 08:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/4 8:06
とても気になっていた写真の中央、奥只見湖東岸の立倉山(1269.7m)
頂上は針葉樹林で好展望ではないことが分かった。
東側の林道から行けば難しくはなさそうだが、もう行く気はなくなった。
中央=丸山(ゲレンデトップ)〜奥只見湖〜1183mピーク
奥=丸山岳〜梵天岳〜高幽山〜坪入山〜窓開山方面
2019年05月04日 08:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/4 8:06
中央=丸山(ゲレンデトップ)〜奥只見湖〜1183mピーク
奥=丸山岳〜梵天岳〜高幽山〜坪入山〜窓開山方面
中景は村杉半島の山々、右奥は丸山岳
2019年05月04日 08:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/4 8:06
中景は村杉半島の山々、右奥は丸山岳
断層が見られる雪壁
2019年05月04日 08:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/4 8:10
断層が見られる雪壁
桧岳〜毛猛山〜未丈ヶ岳
桧岳の右奥は守門岳
2019年05月04日 08:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/4 8:10
桧岳〜毛猛山〜未丈ヶ岳
桧岳の右奥は守門岳
未丈ヶ岳へ至る雪稜
2019年05月04日 08:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/4 8:10
未丈ヶ岳へ至る雪稜
右中間は1376mピーク
2019年05月04日 08:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/4 8:10
右中間は1376mピーク
1376mPへは鞍部で藪漕ぎとなりそう。
2019年05月04日 08:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/4 8:10
1376mPへは鞍部で藪漕ぎとなりそう。
越後駒の右奥は凄惨な山容のフキギ
2019年05月04日 08:11撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/4 8:11
越後駒の右奥は凄惨な山容のフキギ
下権現堂山(かなり黒っぽい)〜上権現堂〜唐松山
2019年05月04日 08:11撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/4 8:11
下権現堂山(かなり黒っぽい)〜上権現堂〜唐松山
駒〜フキギ〜カネクリ山
2019年05月04日 08:12撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/4 8:12
駒〜フキギ〜カネクリ山
カネクリ〜権現堂山
中央は枝折峠北方の山
2019年05月04日 08:12撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/4 8:12
カネクリ〜権現堂山
中央は枝折峠北方の山
村杉半島の彼方に見えるは吾妻山〜磐梯山〜安達太良山か?
2019年05月04日 08:13撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/4 8:13
村杉半島の彼方に見えるは吾妻山〜磐梯山〜安達太良山か?
シュカブラではない美しい紋様
2019年05月04日 08:13撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/4 8:13
シュカブラではない美しい紋様
復路の途中で赤崩山の南東ピークと下降点を眺める。
2019年05月04日 09:43撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
5/4 9:43
復路の途中で赤崩山の南東ピークと下降点を眺める。
下降点南側の支稜は均一の勾配で藪は全く出ていない。
2019年05月04日 09:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/4 9:44
下降点南側の支稜は均一の勾配で藪は全く出ていない。
下降点から見下ろす。
見えている橋は白光橋。
2019年05月04日 10:03撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/4 10:03
下降点から見下ろす。
見えている橋は白光橋。
支稜取り付き点にある建物
木が邪魔なので左側から上がる。
2019年05月04日 10:52撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/4 10:52
支稜取り付き点にある建物
木が邪魔なので左側から上がる。
この日、日向倉に他の登山者はなく、快晴下の絶景は貸し切りでした。
左は地元ナンバーの車で長距離の縦走中らしい。
2019年05月04日 10:55撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
5/4 10:55
この日、日向倉に他の登山者はなく、快晴下の絶景は貸し切りでした。
左は地元ナンバーの車で長距離の縦走中らしい。
【おまけ】
6年前、未丈ヶ岳頂上で居合わせた東京の方に撮って頂きました。
サングラスはごく普通の紫外線避け、トンネルでは真っ暗です。
今はよぼよぼの老体、SNSにはとてもアップできません(>皿<)
2013年05月04日 10:03撮影 by  Canon EOS Kiss Digital, Canon
1
5/4 10:03
【おまけ】
6年前、未丈ヶ岳頂上で居合わせた東京の方に撮って頂きました。
サングラスはごく普通の紫外線避け、トンネルでは真っ暗です。
今はよぼよぼの老体、SNSにはとてもアップできません(>皿<)

感想

日向倉山は2013年5月4日、銀山平から未丈ヶ岳へ行った時の通過点でした。
当時は白光橋から支稜を上がるのが一般的だということを知らず、石抱橋の冬季閉鎖ゲートから赤崩山経由で行きました。
天候は雲の多い晴れですっきりした眺望が望めず、消化不良気味でした。
今回はその時のリベンジ山行であり、終日快晴で大成功でした。

初めて歩く雪山ではなく、尾根の分岐もなく、今回は地形図も山地図も持って行きませんでした。
日向倉山で見えていた山名の分からない山は帰宅後に調べました。
※ 写真で、山名の間違いがありましたらご指摘ください。

頂上は南東方向に広く、北西の三角点があるはずの付近には灌木が僅かに雪から出ていました。
中ノ岳〜越後駒ヶ岳は膨大な量の雪を冠し、東西に長い荒沢岳の稜線は鋸歯状の岩襖を連ねており、迫力に満ち溢れていました。
北側には大きく翼を広げた未丈ヶ岳、艱難辛苦を乗り越えて日帰りした毛猛山が懐かしく思い出され、感慨ひとしおでした。

誰も行かない山に興味と好奇心があり、奥只見湖の東側に注目していました。その一つが立倉山・・・・・
日向倉頂上からの目視より、撮影画像のズームの方が頂上の様子はよくわかり、立倉山頂上は針葉樹があって展望抜群ではないことが分かりました。
丸山スキー場の奥には羨望のまなざしで眺める丸山岳、この山こそマイナー12名山の選定基準に合致する山は他にないでしょう。
深山幽谷に存在しながら『村杉半島』と言われる山塊の主峰も眺めることが出来ました。

予定変更で未丈ヶ岳まで往復出来ない時刻ではありませんでしたが、下山後は一般道で帰ることや、赤崩山手前からの支稜の下りはある程度の余力を残して置くことなどを考え、下山の途に就きました。

日向倉山は特段の体力&持久力を要する山ではなく、時間の掛かる山でもありません。奥只見ではメジャーな範疇の山と言えるでしょう。
本日は快晴下、他の登山者はなく、勿体ない貸し切りの秀峰でした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1508人

コメント

初めまして
本来GWになれば賞味期限切れの山ですが、今年は雪がタップリの穴場でした。
フトGWに他にも登っている人はいないかと確認したら、takayama2さんのレポがありました。
山頂からの福島の山々に詳しく、毛猛も登頂済みとは流石ですね。私は村杉岳しか分かりませんでした。
また機会があれば宜しくお願いします。
2019/5/17 21:46
Re: 初めまして
初めまして

今年のGWは長かったので、ネット上に記録を公開しないだけで、相当多くの方が登られていると思います。
赤崩山〜日向倉山より、日向倉山〜未丈ヶ岳の方が、賞味期限切れは早いと思います。
山座同定は広域図が出ている登山地図上で、日向倉山から定規など真っすぐなものを当てて山名を調べました。2012年版の『越後三山』、2011年版の『尾瀬』などです。
毛猛は線路歩きが出来たおかげで日帰り出来ました。
越後の山は頂上にツガやシラビソなどの大きな針葉樹がなく、標高の割に好展望なのでお気に入りです。

コメントありがとうございました。
こちらこそよろしくお願いします。
2019/5/19 10:04
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 甲信越 [日帰り]
日向倉山(銀山平ルート)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら