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Yamareco

記録ID: 1838942
全員に公開
雪山ハイキング
尾瀬・奥利根

鳩待峠から会津駒ヶ岳へのまあまあロングトレイル

2019年04月29日(月) 〜 2019年05月01日(水)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
48:55
距離
39.2km
登り
1,387m
下り
1,878m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:04
休憩
0:14
合計
4:18
11:17
58
12:15
12:22
60
13:22
13:23
9
13:48
13:48
21
14:09
14:11
25
14:36
14:38
7
14:45
14:45
10
14:55
14:57
9
15:06
15:06
24
15:30
15:30
5
2日目
山行
8:20
休憩
1:57
合計
10:17
6:48
3
6:51
7:44
26
8:10
8:10
9
8:19
8:23
1
8:24
8:26
110
10:16
10:17
15
11:07
11:08
42
11:50
11:50
5
11:55
11:55
5
12:00
12:01
4
14:48
14:49
71
16:00
16:05
60
17:05
宿泊地
3日目
山行
4:00
休憩
1:03
合計
5:03
7:03
45
宿泊地
7:48
7:48
118
9:46
10:10
14
10:24
10:37
10
10:47
11:12
26
11:38
11:38
11
11:49
11:50
16
天候 晴れたり降ったりの天気でした。
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
沼田駅まで電車で移動。そこから戸倉まで路線バス。鳩待峠へは乗り合いタクシー(1000円弱)。帰りは滝沢登山口を降りたあと,アルザで露天風呂。そこからバスで会津田島駅>郡山駅>新幹線で東京へ戻ります。
コース状況/
危険箇所等
駒の小屋から500 m 下流の岩場(木製のハシゴがあるところ)にへばりついた雪庇を巻くのに時間をとられました。左側に巻いて腰まで雪に埋もれながら,前進しました。雪庇の崩落がはじまっており,かなり神経使います。発電避難小屋付近のなだらかな尾根沿いには熊の足跡があり,大津岐山付近でテントを張りました。
14本爪アイゼンが重宝しました。チェーンスパイクではちょっと無理かもしれません。できればピッケルを持参したかったです。
とてもスリリングなところなので,ココヘリは必要かと思います。
その他周辺情報 アルザの露天風呂が素晴らしかったです。
鳩待峠を出発します。
2019年04月29日 11:15撮影 by  HERO5 Black, GoPro
4/29 11:15
鳩待峠を出発します。
至仏山が見えてきました。
2019年04月29日 11:30撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
4/29 11:30
至仏山が見えてきました。
山の鼻小屋で休憩しました。
2019年04月29日 12:23撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
4/29 12:23
山の鼻小屋で休憩しました。
ついでに醤油ラーメンで身体を温めました。
2019年04月29日 12:27撮影 by  foodie, Snowcorp
1
4/29 12:27
ついでに醤油ラーメンで身体を温めました。
意外と雪が多いです。
2019年04月29日 13:00撮影 by  HERO5 Black, GoPro
4/29 13:00
意外と雪が多いです。
至仏山が徐々に離れていきます。
2019年04月29日 13:04撮影 by  HERO5 Black, GoPro
4/29 13:04
至仏山が徐々に離れていきます。
燧ヶ岳が徐々に近づいてきます。
2019年04月29日 13:08撮影
4/29 13:08
燧ヶ岳が徐々に近づいてきます。
あまりに平坦なので,ヨッピ吊橋の見学。景鶴山から下山するときはこの吊橋を渡る必要があります。板がかかるのは,5月中旬ごろです。
2019年04月29日 14:36撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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4/29 14:36
あまりに平坦なので,ヨッピ吊橋の見学。景鶴山から下山するときはこの吊橋を渡る必要があります。板がかかるのは,5月中旬ごろです。
ようやく,近づいてきました。
2019年04月29日 15:26撮影 by  HERO5 Black, GoPro
4/29 15:26
ようやく,近づいてきました。
弥四郎小屋が見えてきました。
2019年04月29日 15:30撮影 by  HERO5 Black, GoPro
4/29 15:30
弥四郎小屋が見えてきました。
初日は見晴キャンプ場にテントを張りました。ZEROGRAM El Chalten 1.5P,設営がラクで助かります。ちなみに寝袋もZEROGRAMです。SOLとの併用で雪山も快適です。
2019年04月29日 16:21撮影 by  HERO5 Black, GoPro
1
4/29 16:21
初日は見晴キャンプ場にテントを張りました。ZEROGRAM El Chalten 1.5P,設営がラクで助かります。ちなみに寝袋もZEROGRAMです。SOLとの併用で雪山も快適です。
せっかくなので,桧枝岐小屋「喫茶ひげくま」さんで焼き肉定食を頂きました。
2019年04月29日 16:36撮影 by  foodie, Snowcorp
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4/29 16:36
せっかくなので,桧枝岐小屋「喫茶ひげくま」さんで焼き肉定食を頂きました。
せっかくなので,食後にコーヒーをいただきました。
2019年04月29日 16:56撮影 by  foodie, Snowcorp
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4/29 16:56
せっかくなので,食後にコーヒーをいただきました。
晩御飯をいただいた,桧枝岐小屋です。ごちそうさまでした。
2019年04月29日 17:23撮影 by  HERO5 Black, GoPro
4/29 17:23
晩御飯をいただいた,桧枝岐小屋です。ごちそうさまでした。
夜,起きてのコーヒータイム。
2019年04月29日 21:28撮影 by  foodie, Snowcorp
4/29 21:28
夜,起きてのコーヒータイム。
朝,あいかわらず,雨が降っています。
2019年04月30日 06:54撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
4/30 6:54
朝,あいかわらず,雨が降っています。
愛用しているミステリーランチのパック。
2019年04月30日 07:40撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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4/30 7:40
愛用しているミステリーランチのパック。
また,朝ごはんをひげくまさんで頂きます。
2019年04月30日 07:41撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
4/30 7:41
また,朝ごはんをひげくまさんで頂きます。
見晴から御池にいたるルートは明瞭なトレースもなく,GPSアプリが必要です。
2019年04月30日 08:06撮影 by  HERO5 Black, GoPro
4/30 8:06
見晴から御池にいたるルートは明瞭なトレースもなく,GPSアプリが必要です。
温泉小屋はまだしまっております。
2019年04月30日 08:25撮影 by  HERO5 Black, GoPro
4/30 8:25
温泉小屋はまだしまっております。
沢の渡渉ポイント。
2019年04月30日 08:59撮影 by  HERO5 Black, GoPro
4/30 8:59
沢の渡渉ポイント。
温泉小屋を越えて,しばらく歩いたところにある吊橋。まだ,眠っております。。。
2019年04月30日 10:17撮影 by  HERO5 Black, GoPro
4/30 10:17
温泉小屋を越えて,しばらく歩いたところにある吊橋。まだ,眠っております。。。
ようやく,御池に到着。
2019年04月30日 12:03撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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4/30 12:03
ようやく,御池に到着。
沼山峠までの路線は閉鎖中でした。
2019年04月30日 12:07撮影 by  HERO5 Black, GoPro
4/30 12:07
沼山峠までの路線は閉鎖中でした。
御池から檜枝岐に至るバスも運行していないので,ここから大杉林道にへばりつきます。大杉岳まで意外と急な登りでした。
2019年04月30日 12:55撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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4/30 12:55
御池から檜枝岐に至るバスも運行していないので,ここから大杉林道にへばりつきます。大杉岳まで意外と急な登りでした。
ようやく尾根に辿り着くことができました。
2019年04月30日 15:07撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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4/30 15:07
ようやく尾根に辿り着くことができました。
まあしかし,派手に崩落がはじまっており,少しというか大いに不安な気持ちになりました。
2019年04月30日 15:21撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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4/30 15:21
まあしかし,派手に崩落がはじまっており,少しというか大いに不安な気持ちになりました。
大津檜枝岐の下流500m でテントを張りました。左手に平ケ岳,右手に守門岳が見えました。
2019年04月30日 17:29撮影 by  HERO5 Black, GoPro
4/30 17:29
大津檜枝岐の下流500m でテントを張りました。左手に平ケ岳,右手に守門岳が見えました。
やることもなく,晩御飯の準備。
2019年04月30日 17:51撮影 by  HERO5 Black, GoPro
4/30 17:51
やることもなく,晩御飯の準備。
朝,テントを乾かすために,稜線上に引っ張り上げました。朝日を見ながらのインスタントコーヒーは格別でした。
2019年05月01日 06:09撮影 by  HERO5 Black, GoPro
5/1 6:09
朝,テントを乾かすために,稜線上に引っ張り上げました。朝日を見ながらのインスタントコーヒーは格別でした。
ボッチ。後ろに会津駒ヶ岳がひかえております。
2019年05月01日 06:45撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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5/1 6:45
ボッチ。後ろに会津駒ヶ岳がひかえております。
大杉林道から富士見林道。
2019年05月01日 07:15撮影 by  HERO5 Black, GoPro
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5/1 7:15
大杉林道から富士見林道。
遥か彼方に,燧ヶ岳が見えます。右肩に至仏山も見えて,はるばる来たもんだと,感慨深いです。
2019年05月01日 07:27撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
5/1 7:27
遥か彼方に,燧ヶ岳が見えます。右肩に至仏山も見えて,はるばる来たもんだと,感慨深いです。
そーっと歩いたポイント。
2019年05月01日 07:36撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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5/1 7:36
そーっと歩いたポイント。
デコのような雪庇。
2019年05月01日 07:44撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
5/1 7:44
デコのような雪庇。
真っ白な守門岳が見えます。
2019年05月01日 07:50撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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5/1 7:50
真っ白な守門岳が見えます。
この雄大な風景を独り占めでした。
2019年05月01日 08:25撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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5/1 8:25
この雄大な風景を独り占めでした。
雪庇の下がブリッジになっております。巻いて正解でした。。。
2019年05月01日 08:55撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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5/1 8:55
雪庇の下がブリッジになっております。巻いて正解でした。。。
この岩場が今回の核心部でした。雪庇も階段状になっており,巻きながら慎重にパスしました。この写真は駒の小屋方面から撮っております。
2019年05月01日 09:17撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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5/1 9:17
この岩場が今回の核心部でした。雪庇も階段状になっており,巻きながら慎重にパスしました。この写真は駒の小屋方面から撮っております。
上り詰めると駒の小屋が唐突に表れます。
2019年05月01日 10:03撮影 by  HERO5 Black, GoPro
5/1 10:03
上り詰めると駒の小屋が唐突に表れます。
下山して,アルザ尾瀬の郷で温泉に入った後,檜枝岐名物のお蕎麦を頂きました。
2019年05月01日 13:57撮影 by  foodie, Snowcorp
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5/1 13:57
下山して,アルザ尾瀬の郷で温泉に入った後,檜枝岐名物のお蕎麦を頂きました。

感想

今回は,鳩待峠から見晴を経由して御池に降り,雨降りなので「御池山の駅」でダラダラしていたのですが,なんとバスの運行は5月1日からというのを聞いて,気合を入れて当初の予定である大杉林道にへばりつきました。発電避難小屋あたりでガスが強くなり,GPSアプリで方向を確認しながら進みました。雪庇の崩落がはじまっており,会津駒ヶ岳までの距離を考えると,少し不安になりました。避難小屋を越えたところにあるなだらかな稜線でテントをはろうと思ったのですが,熊の足跡があり,もう少し高度をあげて大津岐峠の下流500m付近にはりました。
ちょうど夕暮れ時に晴れ渡り,平ケ岳から守門岳を一望することができました。夜は熊さんのことを考えると眠れませんでした(笑)平成最後の夜はボッチで,テント泊でした。
朝,稜線上までテントを引き上げて,残りの水500 ml でコーヒーを沸かして,しばしマッタリ。見晴キャンプ場でずぶ濡れになったテントも完全に乾いて,心も軽やかとなります。雪をすくって喉を乾かして進みます。
しかし,もうすぐ駒の小屋に到着というところで,小屋から500m下流にある岩場にへばりついた崩れそうな雪庇を巻くのに時間を取られました。左に巻いたところ,腰まで雪に浸かり滑った拍子に登山靴のなかに雪が入り込みました。細尾根でゲイターをつけて,シャクナゲの枝を掴みながら下に流されないようにジリジリと進みました。なんとかパスすると,あとは比較的楽なルートで駒の小屋の裏手に到着することになります。
駒の小屋で缶コーラ2本飲んで,令和最初の百名山は「会津駒ヶ岳」となりました。ピークを踏んだときよりも,大杉林道から富士見林道に至るルートをなんとかパスできたのが嬉しかったです。駒の小屋で缶コーラを2本飲んで,女将さんとルートの状況で話が盛り上がりました。女将さんの話だと,残雪期にこのルートを選ぶのは滅多にないということでした。確かに大杉岳付近ではBCの方にお会いましたが,それ以降は,山小屋に至るまで誰にも会いませんでした。

昨年の暮は滝沢登山口から登って富士見林道へ行こうとしたのですが,モフモフ地獄に捕まり,9時間かけて駒の小屋下流500mに到達するのが,やっとでした。。。この9時間もかけた登りが,今回は1時間ぐらいで下山できたので,如何に雪の状態に左右されるか体感しました。

あと,見晴から燧ヶ岳を巻いて温泉小屋を通過して御池に至るルートも不明瞭で,GPSアプリが必須です。あと,沢の渡渉点は夏道と同じルートを選んだほうが良いかもしれません。一箇所,吊橋があります。

今回,中華製の14本爪アイゼン(アルミで超軽量)を使用したのですが,フィット感もまあまあで,残雪期のデフォルトになりそうです。ピッケルは持参すべきでした。GPSアプリのほかに,御池,駒の小屋の座標を入れておいたスントが重宝しました。アプリを見るよりも,スントでざっくりとした方向と残りの距離を把握しながらだと,ガスの中でも落ち着いて行動することができます。ココヘリの発信機もこころ強い味方となりました。

最後に,yamamokomoko さんのレコがなかったら,このルートは選択しなかったと思います。感謝致します。

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コメント

十分ロングトレイル☆
evclimMoutnさん、待ってました〜!
レコ、お久しぶりですね。
そして、やっぱりいつも人並みではない(笑)
冒険を感じる山行、とても引き込まれました。
私だったら雪庇の餌食になってしまいそう。
判断力もそれに対応できる力も必要ですね、さすが!
2019/5/8 17:56
Re: 十分ロングトレイル☆
peachyさん,ご無沙汰しております。
最近,山へのモチベーションが少し低下していて,でもこのルートを選んで,やっぱり山はいいなあと,改めて思いました。
おそらく僕は,ピークを目指すよりも,人のいない山々をひたすら歩くのが好きなんだと実感しました。ということで,今後の目指す山がおぼろげながら浮かんできました。

まあでも基本,楽しみながら登るのが最高ですよね。
これからも宜しくお願いします☆
2019/5/8 18:25
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