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Yamareco

記録ID: 1841204
全員に公開
山滑走
剱・立山

猫又山 猫又谷より

2019年05月10日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
09:30
距離
25.0km
登り
2,129m
下り
2,112m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:55
休憩
0:35
合計
9:30
11:43
12:18
133
14:31
14:31
3
14:34
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
・南又谷東又谷分岐地点に「通行禁止」の立看板とゲートがあった。すぐに移動できるモノではなくチェーンなどで強化してあった。しかし簡易的なモノなので、その気になったらカラビナロックを外して、移動可能なゲートであった。思案したが、我々はこの場所を車で突破することは憚られるだろうと判断し、近くの空き地(4〜5台駐車可)に駐車してMTBでゲートを通過した。

・下山時はなぜかゲートが取り払われており、自由に通行できた。時間で通行可能なのか、本日より通行可能になったのか不明。
コース状況/
危険箇所等
・分岐〜発電所 
道に落石がたまにあるが、車や自転車での通行に支障なし。

・発電所〜林道終点 
舗装がなくなり、雪もだんだん出てくる。我々は適当なところでMTBをデポし、最初はシートラ、雪がつながってからはシールハイクした。途中渡渉があるが、今日は水量が多くなくて比較的楽に超えることができた。

・林道終点〜二又
最終堰堤は左岸からクリアした。最初は1mくらい上部の灌木につかまって高巻き気味に突破した。下山は堰堤左岸横の石組みの壁の右側を簡単にクライムダウンすることができた。やはり落ち着いてルーファイすべきでると再認識。谷は割れているので、下部は左岸を詰める。しばらく進むと雪がつながりだした。

・二又〜山頂
標高1800m辺りでデブリが出てくる。新しいものもあった。雪は安定していたが、気温が高い。大きな雪塊もあるし、右岸の崖の落ち切っていない雪も心配だ。とにかく上部を監視することと音に注意して、足早に進んだ。途中でクトーを装着して、すべてスキーで登り切った。コルからは多少急登もあるが、問題なく山頂までたどりついた。

下山は山頂からシールオフで滑走した。雪は若干ストップスノーもあるが、気持ちよく滑走できた。猫又谷の標高1800辺りのデブリ地帯は相互監視しながら、一人ずつ安全地帯まで一気に滑走した。
その他周辺情報 今日は金太郎温泉に行った。1時間入浴720円。 広大な露天風呂が有名。サウナや水風呂、寝湯などいろいろ楽しめる。
分岐のゲート、MTBを持ち上げて越えた

なぜか下山時には跡形もなかった
2019年05月10日 05:04撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 5:04
分岐のゲート、MTBを持ち上げて越えた

なぜか下山時には跡形もなかった
雪がつながってきたところでシールハイクに換装
2019年05月10日 06:12撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 6:12
雪がつながってきたところでシールハイクに換装
雪が切れたところが2カ所、ギリギリのところも沢山。数日でここもなくなりそうだ。
2019年05月10日 06:38撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
5/10 6:38
雪が切れたところが2カ所、ギリギリのところも沢山。数日でここもなくなりそうだ。
渡渉ポイント
2019年05月10日 07:21撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
5/10 7:21
渡渉ポイント
横着しないでシートラに換装します
2019年05月10日 07:21撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 7:21
横着しないでシートラに換装します
渡渉は問題ないレベルの水量

念のためポリ袋用意しましたが必要なかったですね(5)
2019年05月10日 07:25撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 7:25
渡渉は問題ないレベルの水量

念のためポリ袋用意しましたが必要なかったですね(5)
堰堤の突破はちょっとワイルドですね

2019年05月10日 07:56撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/10 7:56
堰堤の突破はちょっとワイルドですね

灌木につかまって突破
2019年05月10日 07:58撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 7:58
灌木につかまって突破
しばらくは割れているのでトラバース気味に
2019年05月10日 08:05撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 8:05
しばらくは割れているのでトラバース気味に
水流は結構激しい
2019年05月10日 08:24撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
5/10 8:24
水流は結構激しい
さあ、猫又谷だ

最高!(5)
2019年05月10日 08:44撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 8:44
さあ、猫又谷だ

最高!(5)
どこから飛んできたのかわからない倒木のところで休憩
2019年05月10日 09:15撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 9:15
どこから飛んできたのかわからない倒木のところで休憩
釜谷山と猫又山のコルにつながる谷はデブリが多いので却下
2019年05月10日 09:15撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 9:15
釜谷山と猫又山のコルにつながる谷はデブリが多いので却下
デブリが雨にあたって月面のようになっていた(月に行ったことはないけど・・・)
2019年05月10日 09:39撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 9:39
デブリが雨にあたって月面のようになっていた(月に行ったことはないけど・・・)
標高1800辺りで左右から落ちたデブリ
2019年05月10日 09:54撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 9:54
標高1800辺りで左右から落ちたデブリ
最初に見たときには車の轍に見えた
2019年05月10日 10:01撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 10:01
最初に見たときには車の轍に見えた
大きな雪塊がずり落ちている

こんなのが落ちてきてぶつかったら怪我じゃすまないですね(5)
2019年05月10日 10:01撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 10:01
大きな雪塊がずり落ちている

こんなのが落ちてきてぶつかったら怪我じゃすまないですね(5)
新しいデブリもある
2019年05月10日 10:19撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 10:19
新しいデブリもある
コル直下
2019年05月10日 10:46撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 10:46
コル直下
コルから猫又谷を見下ろす
2019年05月10日 11:18撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 11:18
コルから猫又谷を見下ろす
ブルースカイ
2019年05月10日 11:26撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 11:26
ブルースカイ
剣をバックに登る
2019年05月10日 11:33撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 11:33
剣をバックに登る
東面には雪がどっさりある
2019年05月10日 11:37撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
5/10 11:37
東面には雪がどっさりある
山頂直下
2019年05月10日 11:40撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/10 11:40
山頂直下
やったぜ登頂
2019年05月10日 11:44撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 11:44
やったぜ登頂
釜谷山バックに
2019年05月10日 11:46撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 11:46
釜谷山バックに
釜谷、毛勝をバックに581さん

やったー(5)
2019年05月10日 11:48撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 11:48
釜谷、毛勝をバックに581さん

やったー(5)
シンボルの岩と東芦見尾根
2019年05月10日 11:48撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 11:48
シンボルの岩と東芦見尾根
毛勝山

昨年はいろいろあった…(5)
2019年05月10日 11:48撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 11:48
毛勝山

昨年はいろいろあった…(5)
釜谷山

これで積雪期の三山縦走のイメージがついた(5)
2019年05月10日 11:48撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 11:48
釜谷山

これで積雪期の三山縦走のイメージがついた(5)
白馬三山

こっちも積雪期に縦走したい(5)
2019年05月10日 11:49撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 11:49
白馬三山

こっちも積雪期に縦走したい(5)
遠くに白山
2019年05月10日 12:03撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
5/10 12:03
遠くに白山
剱岳バックに
2019年05月10日 12:21撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 12:21
剱岳バックに
さあ、山頂から滑走
2019年05月10日 12:21撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 12:21
さあ、山頂から滑走
お待ちかねの猫又谷滑降
2019年05月10日 12:25撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 12:25
お待ちかねの猫又谷滑降
気持ちよく滑ります
2019年05月10日 12:26撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 12:26
気持ちよく滑ります
いいね!
2019年05月10日 12:26撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/10 12:26
いいね!
ここからは一人ずつ滑降
2019年05月10日 12:28撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 12:28
ここからは一人ずつ滑降
猫又谷を一気に滑走
2019年05月10日 12:32撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 12:32
猫又谷を一気に滑走
安全地帯まで一気に行くよ
2019年05月10日 12:36撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 12:36
安全地帯まで一気に行くよ
気持ちのいい滑り!
2019年05月10日 12:37撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
5/10 12:37
気持ちのいい滑り!
ナイスザラメ
2019年05月10日 12:37撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 12:37
ナイスザラメ
滑りはあっという間
2019年05月10日 12:37撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
5/10 12:37
滑りはあっという間
板は良く走る
2019年05月10日 12:37撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 12:37
板は良く走る
まだまだ続く
2019年05月10日 12:37撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 12:37
まだまだ続く
二又あたりまで来た
2019年05月10日 12:39撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 12:39
二又あたりまで来た
気持ちよく
2019年05月10日 12:39撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 12:39
気持ちよく
滑ります
2019年05月10日 12:41撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 12:41
滑ります
縦溝もなんのその
2019年05月10日 12:41撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 12:41
縦溝もなんのその
帰りは行きやすいところがあった
2019年05月10日 13:03撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
5/10 13:03
帰りは行きやすいところがあった
ちょうどそこにショウジョウバカマが一輪咲いていた
2019年05月10日 13:05撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 13:05
ちょうどそこにショウジョウバカマが一輪咲いていた
堰堤は慎重に・・・
2019年05月10日 13:05撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 13:05
堰堤は慎重に・・・
林道復帰、さらば猫又
2019年05月10日 13:10撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 13:10
林道復帰、さらば猫又
無理やり雪をつないで
2019年05月10日 13:23撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
5/10 13:23
無理やり雪をつないで
林道は多少藪スキー
2019年05月10日 13:39撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 13:39
林道は多少藪スキー
まだ行けそう
2019年05月10日 13:40撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 13:40
まだ行けそう
しつこくスキー
2019年05月10日 13:45撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 13:45
しつこくスキー
ここでスキー終了!
2019年05月10日 13:46撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 13:46
ここでスキー終了!
まだもう少し行けるけどキリがない…
2019年05月10日 13:46撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
5/10 13:46
まだもう少し行けるけどキリがない…
自転車デポ地に戻る、マイバイクとザック、いつもありがとう
2019年05月10日 14:12撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/10 14:12
自転車デポ地に戻る、マイバイクとザック、いつもありがとう
ダウンヒルを楽しむ
2019年05月10日 14:17撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/10 14:17
ダウンヒルを楽しむ
デブリのところはまだ雪が多い
2019年05月10日 14:19撮影 by  SO-02J, Sony
5/10 14:19
デブリのところはまだ雪が多い
快適サイクリング
2019年05月10日 14:24撮影 by  SO-02J, Sony
5/10 14:24
快適サイクリング
新緑がさわやかだ
2019年05月10日 14:45撮影 by  Canon EOS Kiss X8i, Canon
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5/10 14:45
新緑がさわやかだ

装備

個人装備
長袖インナー ハードシェル ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 毛帽子 ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ ヘッドランプ予備 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ スキー板 シール ウィペット ヘルメット

感想

春スキーも終盤、行き場所は限られてきている。その中でも快晴が約束されたこの日、581さんのリクエストで猫又山に行くことにした。まっすぐに伸びた猫又谷、稜線からの剣の景色、いずれも再訪に値するし、来年の毛勝三山縦走のためにも小雪の今年も行っておきたい。

事前のネット情報ではスノーブリッジは落ちているとのことだったが、渡渉は問題ない程度で、堰堤越えも心配するほどでもなかった。あとは気持ちよく猫又谷を詰めるだけだが、なんとデブリが遠望できる。温度も高くなってきた。二人で気づいたことなどを声をかけあってルーファイして登って行く。冗談もまったくないままなんとかコルに到着。コルに出たら、剣がドーン。これだけクリアな剣の姿は久々だ。後立の山並みもガスひとつ無く、我らを出迎えてくれた。

山頂では釜谷や毛勝、東芦見尾根なども見渡せ、薄く白山も見えた。エネルギー補給をしたらさあ帰ろう。最高の展望を楽しみながら滑走する。命の洗濯だ。マンダムの一言、きっと寿命が延びているだろう。

コルからは、核心部を相互監視しながら一気に滑走して、安全地帯に出た。ここで休憩し、滑ってきた猫又谷を振りかえる。まっすぐに伸びた傾斜の強い谷はまさしくヤマスキー向けのすばらしい斜面だ。

その後も多少の藪と戯れながら堰堤&渡渉とこなし、林道もしつこく滑った。その際に、スキーの着脱を数回した。場合によってはシートラになるが、二人で自分のザックを降ろさずに相手のザックに相手の板をセットした。こうすることで時間短縮できて、なかなか便利だ。名付けて「サブシートラセット」。PT登山の場合はこんなこともできるなと自己満足。

さらにデポ地に戻り、残りの林道をMTBで快適にダウンヒル。新緑の中、谷の水音を聞きながら風を切ってヒラリヒラリと下って行く。これはこれでスキーとは違う楽しみがあった。

展望、滑走、MTBダウンヒルと一粒で三度美味しいヤマスキーコース、猫又山はタマランチなんです。581さん、ありがとう。また行きましょう。

ずっと滑りたいと思っていた猫又谷、チカさんにお願いして同行していただけることになった。事前に調べてみると渡渉と堰堤越えが核心部となりそうだ。またこの界隈では熊にも注意しなければいけない。

ゲートが閉まっているので最初から自転車で進んでいく。林道はいくつか分岐があったのでその都度確認しながら進んでいくと発電所に到着した。そこからしばらく進むと雪がつながりだしスキーハイクとなった。

林道は雪が切れているところもあり、この先あっという間に雪解けは進みそうだ。渡渉ポイントは水流がそれほど強くなく、石伝いに渡渉すれば問題ない。最終堰堤の通過も灌木や笹薮につかまりながら高巻すると問題なく通過できた。そこを超えると雪は豊富にあり、ダイナミックな谷を詰めていく。

自転車区間は暑く汗をかいたけど、谷では吹き降ろす風で涼しく、それほど汗をかかずに登っていける。近づくにつれ谷にはデブリが確認できた。昨年の毛勝谷に比べると今から進むルートは雪崩の走路ではなさそうだが、両岸の雪が崩れてこないか耳を澄まし、警戒しながらハイクアップする。急斜面に備えてクトーも装着し、なるべく右岸には寄らずにハイクアップした。高度を上げるにつれ風が納まり暑くなってきた。

稜線に登り上げると剱岳の雄姿が目に飛び込む。思わず声が漏れるほど間近に見えた。空気が澄んで後立山の峰々の景色も素晴らしかった。稜線を登り上げると見覚えのある山頂だ。昨年は毛勝谷、秋に三山縦走、今回猫又谷を詰めて猫又山に登頂出来たので、来シーズンの残雪期の三山縦走のイメージが大体出来上がった。時期をみて必ず実行したい。

休憩したのち、お待ちかねの滑降だ。デブリの多いところは相互監視しながら慎重に滑って安全帯に入った。広大な谷を滑るのは気持ちがいい。お楽しみもあっという間に終了し、また核心を慎重に通過していく。雪をつなげてむりやり滑っていくのもまた違った楽しみがあった。無事自転車デポ地点まで帰還し、新緑のなか自転車でゲートまでサイクリング。金太郎温泉で汗を流し、一日を振り返った。なかなか渋い温泉だった。

下界ではもう半袖でもいいくらいに暑く、これから日に日に雪は解けていくのだろうと思うと寂しくなるけど、まだしばらくは雪を求めて山スキーを楽しんでいきたい。チカさん同行ありがとうございます。またお願いします!



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コメント

音楽がシャレてますねぇ
動画の音楽でも山行、スキーの楽しさが伝わってきます。
猫又谷は挑戦したい場所でしたが、富山を離れた今となってはそこだけを、というモチベーションが上がらないので、遠征に絡めていつかは滑ってみたいです。
2019/5/12 21:11
Re: 音楽がシャレてますねぇ
レッズさん こんばんは

動画の音楽はW10の純正ソフトの内臓のものですが、なかなか楽しげでいいですよね。凝りだすとキリがなさそうですが面白いですね。

猫又谷や毛勝谷はタイミングが悪いと雪崩の巣になるので遠征ではなかなかスケジュールが組みづらそうですね。滑られる際はお気をつけてください!
2019/5/13 20:33
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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