また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 1842403
全員に公開
雪山ハイキング
東北

窓明山 三岩岳

2019年05月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
ad70s その他1人
GPS
09:46
距離
15.2km
登り
1,529m
下り
1,563m

コースタイム

日帰り
山行
8:25
休憩
1:28
合計
9:53
5:36
64
スタート地点
6:40
6:45
76
8:01
8:07
112
9:59
10:12
32
11:21
11:28
47
12:15
13:06
20
13:26
13:29
46
14:15
14:15
69
15:29
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
三岩岳登山口付近の広い路側帯に結構な台数駐車可能。スノーシェッド内にも大きな駐車スペースあり。こちらが正式か。
コース状況/
危険箇所等
・標高1200位から上が雪道。気温が高く雪はザクザクだが、硬い底があるので、あまり沈まない。ワカンとアイゼン持参したが使用せず。
・概ね広く安全な雪稜歩き。家向から鞍部へ降りる道はほぼ雪なし。
・窓明山頂は広大な雪原で、東側が大きな雪庇なので、家向へ降りる場合はコース取りに注意。
・窓明と三岩の間の吊り尾根は、雪庇崩壊が始まっている。一部迂回必要。また雪庇上は大きく波打っており、歩きにくい。ごくわずか夏道が出始めている。接続に注意。
・避難小屋は1階窓から入室可能。
・登りも下りも、登山口から1100くらいまではかなり急。
・登山者はごく少ない。巽沢山から、当日のものと思える足跡が二人分ついていたが、結局会えず。初めて人にあったのは、三岩山頂直下。20人程の若者が集団で降りてきた。会津の高校山岳部とのこと。日帰り装備のよう。その後山頂で会津駒から縦走の二人組にお会いし、下山時に小屋泊りのソロさんにお会いした。極めて静か。奥深い会津の雪山が楽しめる。
その他周辺情報 登山口に日帰りの「窓明の湯」、「小豆温泉花木の宿」などあり。
二か月前は見つけられなかったよ
3
二か月前は見つけられなかったよ
急登終わるとブナの道
4
急登終わるとブナの道
巽沢山以降は雪道
3
巽沢山以降は雪道
イワウチワ
頭の上にタムシバ
7
頭の上にタムシバ
心地よいブナ道に
4
心地よいブナ道に
腰かけもあり
左に雪庇が見えると
7
左に雪庇が見えると
家向分岐
三岩と窓明が並んでる
18
三岩と窓明が並んでる
鞍部はブナ平
窓明の登りにかかる
4
窓明の登りにかかる
ダケカンバの巨木
11
ダケカンバの巨木
稲子山から続く尾根
1
稲子山から続く尾根
雪庇の間に乗り上げる
10
雪庇の間に乗り上げる
左は三岩
最後は急登
やっと着いたよ
窓明から北西の眺め
4
窓明から北西の眺め
左から、平が岳
裏越後三山
中ノ岳、荒沢岳、越後駒が岳
14
裏越後三山
中ノ岳、荒沢岳、越後駒が岳
未丈ヶ岳
桧岳と毛猛山
マイナー12の丸山岳
8
マイナー12の丸山岳
その右に会津朝日岳
9
その右に会津朝日岳
三岩岳へ行こう
展望の尾根ですが
3
展望の尾根ですが
雪庇がウネウネしてて
7
雪庇がウネウネしてて
危ない感じ
めまうだ湿原
三岩の肩に乗ったら
2
三岩の肩に乗ったら
避難小屋発見
1階窓から見た内部
2
1階窓から見た内部
窓明山を背に
さらに大雪原をゆく
4
さらに大雪原をゆく
最後は急になって
3
最後は急になって
やっと着いたよ
会津駒への縦走路
8
会津駒への縦走路
会津駒の白耳が燧ヶ岳
11
会津駒の白耳が燧ヶ岳
田代山と帝釈山
そろそろ帰ろうか
6
そろそろ帰ろうか
駒・朝日縦走路
丸山岳の左奥に浅草岳
6
丸山岳の左奥に浅草岳
三岩の謂れ、三つの岩
1
三岩の謂れ、三つの岩
朝に登った窓明の尾根
5
朝に登った窓明の尾根
縦溝のはいった斜面
2
縦溝のはいった斜面
三岩を振り返る
踵落としで下る
午後の光と影
急で長い雪稜
タムシバとマンサク
8
タムシバとマンサク
ほんの少し新緑
こっちも一杯咲いてた
15
こっちも一杯咲いてた
シャクナゲと
ツツジはこれから
12
ツツジはこれから
激下りでよれよれ下山
1
激下りでよれよれ下山
伊南川の奥に白い三岩
10
伊南川の奥に白い三岩

感想

雪山歩きもいよいよ最終盤。そろそろ冬靴と冬用ザックを洗いたい感じ。
今日は南会津へ。二年前に会津駒と三岩を縦走したが、今回はその続き、三岩と窓明山の周回をめざす。やはり残雪期のフィナーレはこの雄大な縦走路を歩きたくなる。

急登の巽沢を越え家向分岐に達すると、あとは初めての道。100m程下ってから緩やかな登りを400mあがる。真っ白い尾根が次第に狭まり、やがて窓明山の巨大雪庇のついた山頂に収束していく。心地よい登り。左手は三岩に向かう真っ白な尾根。右手には山毛欅沢山から稲子山を越えて、坪入へ向かう稜線が並行して、細く長く白く延びている。いつか歩きたいと思ってたけど、もう無理だろうな。高度を上げると、ゆっくりと丸山岳や会津朝日が見えてくる。

窓明山頂は広大な雪原になっていた。北西方向の大きな山岳風景を見ながらおやつタイム。平が岳、裏越後三山、未丈、毛猛、村杉、浅草、さらに遠く飯豊と吾妻。「なんか絵に描いたみたいな風景だ…」とつぶやく声がした。北上すれば駒・朝日の道、ロマン溢れる奥会津の主稜線だ。

ここまで4時間半歩いているが、三岩へはさらに2時間かかる。短時間の休憩を終え、雪庇のついた尾根を鞍部に降りていく。やや崩れ始めたところもあり、時々オオシラビソの樹林を迂回しながら歩く。めもうだ湿原付近は広大な雪原となっていて、ほんの少し夏道が出ていた。

緩く登りかえすと、避難小屋のあたりで三岩岳コースと合流する。ここからも大雪原、適当に上を目指すだけ。急ではないが、そろそろ足が上がらなくなってくる。
そして、出発から6時間半、ようやく三岩に着いた。

大展望もいいけど、すっかりおなかが空いた。会津駒を正面にゆっくり昼をいただく。誰一人いない快晴の雪山の山頂で、会越の名山を眺めながらのんびりできるなんてね。このささやかな幸福感よ…帰るのが嫌になるけど、まあ温泉も楽しみなので、重い腰を上げた。

下山は、靴を滑らせて降りる前半とうってかわり、夏道になってからの旧道コース、ものすごい急降下で、つま先が悲鳴を上げる。後ろからも悲鳴が聞こえるが、無慈悲に下山。最後の階段を終えたら、すっかり足も腰もガクガク、ヘロヘロになっていた。
あー、なかなか心満たされた一日。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1203人

コメント

お久しぶりです
私は連休後半に会津駒に行きましたが、その山行前夜にココの登山口周辺で4〜5台の車を見ました。
はっは〜、こんなルートでココの避難小屋に泊まっていた人たちだったんだな!
と、この記録を見て納得しました (^^ゞ
この辺りのエリアは全く私としては眼中に無かったので、山頂で周りの立派な山々を見ても何が何だか。。。。。
勉強になりました、ありがとうございます!
会津駒では全く花は見る事ができない積雪でしたが、こちらは見る事ができたんですね、雪解けも進んだようですね。
2019/5/14 18:36
Re: お久しぶりです
shunさん、こんばんは。GWはロングドライブだったんですね。宮城からでも5時間位かかるから青森だとその倍くらいでしょうか。
shunさん達が歩かれた会津駒や燧ヶ岳は100名山ということで、人気の山ですよね。私の歩いた三岩岳はかなり人が少なく、窓明はさらに人がおりません。が、山は変わらず美しいですよ。こちらは登山口の標高が少し低いので、花も少し早いのかも。あと、会津駒よりもうちょっと登りが苦しくなります…
実は今は廃道になっていますが、窓明からさらに稜線沿いに道は続き、坪入、高幽、梵天、丸山岳、会津朝日岳とつながるクラシックルートがあって、昔からの山屋さんの憧れの道の一つみたいです。ですので、こちらのほうを歩く人はおります。いつか暇ができたら、再訪なさってください。マイナー12の丸山岳は沢からでも行けますよ
2019/5/14 19:21
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら