大倉尾根・塔の岳・鍋割山周回 〜水墨画の中を歩き百名山より20年ぶりの鍋焼きうどんへ予定変更〜
- GPS
- 06:16
- 距離
- 29.6km
- 登り
- 2,572m
- 下り
- 2,555m
コースタイム
06:46 観音茶屋
06:51 左右の分岐 本日も左へ
07:01 大倉高原山の家
07:08 見晴茶屋
07:37 駒止茶屋(小休止)
07:44 駒止茶屋出発
08:00 堀山の家
08:36 花立山荘
08:50 金冷やし
09:03 塔の岳(小休止)
09:10 塔の岳出発
09:20 金冷やし
09:29 大丸
09:37 小丸尾根分岐
09:43 小丸
09:59 鍋割山荘(大休止&鍋焼きうどん)
10:30 鍋割山荘出発
11:01 後沢乗越
11:16 渡渉ポイント(歩荷デポ)
11:32 二俣
12:40 駐車場到着
天候 | 曇り。 一切眺望なく雲の中を歩きました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
土日は800円/日(平日500円/日)のようです。 到着時にはかなり空きがありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前日の雨を考えても雪解け起因のぬかるみなどは一切ありませんでした。 大倉尾根はバカ階段。 その他もよく整備されているので基本階段です。 登山ポストなどは各登山道入り口に配備されています。 人も多くやはり首都圏の山らしく安心して歩けます。 |
写真
感想
山に登るようになって絶対にお会いしたい方にようやくお会いできました。
20年ぶりのことでして。
お会いしたい方&食べたい「うどん」なんですが(笑)
僕は20年前に大学生だった頃,アルバイトでTV朝日の番組の「ロケ車のドライバー」をしていました。
「熱闘甲子園」や「こんにちわ2時」,「やじうまワイド」のお天気中継や,「トゥナイト」,「独占! 女の60分」など。
なかでも,珍しく着いた「独占! 女の60分」のロケで鍋割山荘のご主人である草野氏のロケで鍋割山を登りました。
当時40歳代だったであろう御主人が100kg超の歩荷をされている後を,TVクルーに指示されてカメラのバッテリーやテープなどの登る最中には使わない器材をデイバックに入れられて背負わされて登りました。
当時ワンゲル等には所属せず,生まれて初めての金華山(岐阜 300Mぐらいの里山)以外の登山。
ヒイコラ言いながら何とか登って御主人に食べさせていただいたカキ氷が僕の人生カキ氷のBEST1です。
その時は,「山に登る奴の気が知れん」と思ってました。
でも,山荘に上がってみると,目の前には湘南海岸 & 富士山 &野生のシカ。
刻一刻と変化する空の色。
御主人の山小屋に対する熱いお話。
今から思えば「エコロジー」なんて言葉がない時代に,「こんなにきれいな山の空気をなんで排気ガスで汚すの?」って単純明快な言葉で語りきり,実際に6Mの資材を担ぎあげて鍋割山荘を建築した御主人の実行力の結果には驚くばかりで。
20歳前後の小僧の僕も混ぜていただきお話をお伺いいたしました。
夜になれば御主人が振舞う美味しい天麩羅 & 酒。
湘南海岸の夜景 & 夜間登山する登山者のヘッドランプで夜空に浮かび上がる富士山の稜線。
忘れられない景色のBEST1でした。
泳ぎが好きで,海派だった僕が30歳のころ山派に移り始めて色々な山に登るうえでの目標として「アルプスデビュー」と同じぐらい「鍋割山で御主人にあって鍋焼きうどんを食らう」も目標になりました。
特に山を復活しヤマレコに記録を残すようになってからは絶対に訪れるべき目標の山(うどん?)でした。
で,昨秋,紅葉を愛でながら訪れてはみたものの「鍋焼きうどん100人待ち」に心が折れ。
「首都圏」の山を田舎者はなめてました(笑)
「伊吹山」も百名山だし観光客も多いとこだからと思っていましたが,丹沢山系の人出,恐るべし。
だまってチキンラーメン食して帰りました。
でも,鍋割山に行ったことはうれしかった!!
本年雪解けを待ちながら初車中泊で出張帰りに登る山として,丹沢山系を選択し,百名山である丹沢さんに上がってみようと秦野市弘法山公園第二駐車場で車中泊。
大倉バス停向かいのコインパーキングに停めて出発。
昨秋の紅葉の時期は駐車場が全部いっぱいで戸川公園の駐車場が開く8時まで待つ覚悟をしていたら7時半ごろに駐車場を開けてくれて何とか停められたことを考えると本日は天候のせいもあって人が少なめなのかな?
丹沢山を目指しまず塔の岳へ。
前回体験したバカ階段を上がります。
東海自然歩道を考えたらこのぐらいのバカ階段・・・。
本日は雲の中なので到達点が一切見えず・・・。
五里霧中の意味がようやくわかりました(笑)
行き先がわからないバカ階段はつらいです。
でも,なんとかかんとか登るうちに,登山ポストには「丹沢山」と書きましたが「御褒美」が欲しくなって。
昨秋あきらめた「鍋焼きうどん」を御褒美にすることに。
だって,なにも眺望とれないんですもん。
で,結局昨秋と同じコースを歩き鍋割山荘へ。
到着が10時ごろだってのも,当日の天候で人が少ないのもあってか待ち時間なく鍋焼きうどんにあり付けました。
そこで,言うかどうか迷いながら20年前の話をしてみたら,覚えていて下さったようで。
当然僕自身は覚えられていませんが,「独占! 女の60分」のロケ自体は覚えていてくださいました。
御主人が「和製チャールズ・ブロンソン」と称されたようで。
御主人今でもイケメンです,20年前からすればお年は召してますけど(笑)
今から思うと「チョイワル親父」のジャンルには入らない「別件」のイケてるオヤジでした。
いやぁ,まずは20年ぶりに御主人に会えたこと。
そして,当時もお会いした奥様にもお会いできたこと。
さらには,あの熱い思いの山荘があり,そこに楽しんで僕自身が訪れることができ,ご挨拶ができたこと。
ましてや,あの「鍋焼きうどん」を食し。
ひいては,当時6歳だったらしい娘さんがとんでもない美人さんだったこと。
百名山を置いといて鍋割山に向かったことが正解でした。
20年ぶりにお会いできたお話ですが,厚かましくも次回は泊まりで飲みに行きたいと思いますので,よろしくお願い申し上げます。
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