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Yamareco

記録ID: 185075
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ハイキング
奥多摩・高尾

狩倉山・六つ石山

2012年04月28日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
12.7km
登り
1,181m
下り
1,243m

コースタイム

9:00大沢BS-9:25加藍神社-10:30小菅山10:45-12:05狩倉山-12:20六つ石山13:00-13:25トウノクボ-14:00山の神祠-14:55境部落-15:45奥多摩駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往き:JR奥多摩駅→大沢BS
帰り:JR奥多摩駅
コース状況/
危険箇所等
小菅・加藍(がらん)神社から小菅山までは作業道が続いていますが、その後狩倉山までは、所々にテープなどの目印はあるものの殆ど踏み跡はありませんので、地図及びコンパスは必携です。
1ヶ所の岩場が通過に注意が必要ですが、その他に危険個所はありません。
奥多摩駅に登山ポストがあります。
小菅部落に向かう道から狩倉山方面を望む。
これから登る狩倉山が頭を出している。
双耳峰の右側が狩倉山頂上。
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小菅部落に向かう道から狩倉山方面を望む。
これから登る狩倉山が頭を出している。
双耳峰の右側が狩倉山頂上。
取り付きの加藍神社の参道。
奥に神社が見える。
「かあいじんじゃ」と読むと思っていたが、途中で狩倉山・登山口への道を教えてくれた地元の人が、「がらんじんじゃ」と読むと教えてくれた。
取り付きの加藍神社の参道。
奥に神社が見える。
「かあいじんじゃ」と読むと思っていたが、途中で狩倉山・登山口への道を教えてくれた地元の人が、「がらんじんじゃ」と読むと教えてくれた。
加藍神社から少し登ったところにお堂が立っている。
地図で見ると、瑞雲寺と言うそうだが、外壁の一部がはがれ荒れている。
加藍神社から少し登ったところにお堂が立っている。
地図で見ると、瑞雲寺と言うそうだが、外壁の一部がはがれ荒れている。
それでも、中はきれいになっていて、厨子や仏具もあって、今でもお守りされている様子。
それでも、中はきれいになっていて、厨子や仏具もあって、今でもお守りされている様子。
お堂の脇に石碑があり、「妙法蓮華経全部一字一石」と字が見える。
この石一つで法蓮華経全部を表すありがたい石碑の様だ。
お堂の脇に石碑があり、「妙法蓮華経全部一字一石」と字が見える。
この石一つで法蓮華経全部を表すありがたい石碑の様だ。
お堂の裏手は、墓地だった様だが、墓石はどこかに移されてしまっている。
お堂の裏手は、墓地だった様だが、墓石はどこかに移されてしまっている。
小菅山の頂上。
手彫りの山名板が下げられているが、半ば朽ちている。
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小菅山の頂上。
手彫りの山名板が下げられているが、半ば朽ちている。
小菅山を過ぎた1,000m付近の岩場。
左を巻いて上がれば、なんら危険は無い。
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小菅山を過ぎた1,000m付近の岩場。
左を巻いて上がれば、なんら危険は無い。
1,220m付近から、川苔山方面を望む。
この直後30mくらいの岩場があるが、このルートで唯一の危険個所。
1,220m付近から、川苔山方面を望む。
この直後30mくらいの岩場があるが、このルートで唯一の危険個所。
狩倉山の頂上。
手書きの山名板が貼り付けられている。
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狩倉山の頂上。
手書きの山名板が貼り付けられている。
近くの杉の立木に、「東京農業大学演習林」の札が付けられている。
近くの杉の立木に、「東京農業大学演習林」の札が付けられている。
山名板のあるピークに並んで、防火帯が突き上げているピークがあるが、こちらの方が数m高い様に見えるので、本当の頂上はこちらだと思う。
山名板のあるピークに並んで、防火帯が突き上げているピークがあるが、こちらの方が数m高い様に見えるので、本当の頂上はこちらだと思う。
六つ石山に到着。
先客は男性1人だけ。
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六つ石山に到着。
先客は男性1人だけ。
晴れていて、南アルプス方面も望める。
晴れていて、南アルプス方面も望める。
トウノクボの分岐。
ハンノキ尾根方面は、倒木で塞がれている。
トウノクボの分岐。
ハンノキ尾根方面は、倒木で塞がれている。
電波反射板のあるところに、奥多摩湖方面から防火帯が突き上げていて、奥多摩湖の堰堤が見える。
電波反射板のあるところに、奥多摩湖方面から防火帯が突き上げていて、奥多摩湖の堰堤が見える。
電波反射板。
山中では、圧倒的な存在感がある。
電波反射板。
山中では、圧倒的な存在感がある。
イソツネ山の西北上方の尾根にある山の神の祠。
鳥居、祠ともまだ新しい。
この下から、伐採地跡が広がっている。
イソツネ山の西北上方の尾根にある山の神の祠。
鳥居、祠ともまだ新しい。
この下から、伐採地跡が広がっている。
イソツネ山北方の伐採跡にある民家に飼われている犬が、道案内する様についてきた。
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イソツネ山北方の伐採跡にある民家に飼われている犬が、道案内する様についてきた。
イソツネ山東斜面に立つ民家。
桜(?)の花が満開。
イソツネ山東斜面に立つ民家。
桜(?)の花が満開。
同じ民家を横から見たところ
同じ民家を横から見たところ
紅梅も満開
ピンクの梅(桃かな?)も満開
ピンクの梅(桃かな?)も満開
境部落を跨ぐ鉄橋。
枕木は半ば朽ちているが、レールも敷かれている。
境部落を跨ぐ鉄橋。
枕木は半ば朽ちているが、レールも敷かれている。

感想

本仁田山・平石尾根から見ると、真向かいに高く突き上げる狩倉山が見える。
以前から気になっていた山だったので、日原川側から登ってみることにした。
帰りは、六つ石山を経由し、ハンノキ尾根を下る計画にした。

<大沢BS〜小菅山>
8:28着奥多摩行き電車は、登山客で満員だった。
日原行きバスは、臨時1台がでて2台で出発。
大沢BSで下車し、BS脇で身支度・ストレッチをして9:00に出発する。
小菅部落への九十九折の車道を進むが、今日は気温が高く歩き始めて直ぐに汗が出てくる。
小菅部落の入口付近で、農作業に行くらしい老人と出会って、狩倉山の登山口への道を丁寧に教えてもらう。
取り付きの加藍神社は、「がらんじんじゃ」と読むことも教えてもらった。
てっきり「かあいじんじゃ」と読むと思っていたが、地名の読みはなかなか難しい。
教えてもらった道は、民家の軒先を伝う古くからの道で、地図上の車道をショートカットで結ぶ道だった。
バス停から30分程で、加藍神社参道の下についた。
加藍神社に今日の山行の安全を祈願した後、裏にある水道施設を迂回しながら上に向かう道が伸びている。
これに沿って進むと、直ぐにお堂の前に出た。
地図上では瑞雲寺と云うそうだが、外壁の一部がはがれ荒れた様子。
それでも中を覗くと、案外きれいになっていて、厨子や仏具が置かれ今でもお守りがされている様子。
お堂の敷地入口には立派な石碑が建ち、「妙法蓮華経全部一字一石」と刻まれている。
この石一つで、法蓮華経全部を表すありがたいものの様だ。
お堂を過ぎると、墓地が現れるが、墓石は移されてしまい今は使われていない様子。
ここから、尾根の上に向かう案外しっかりした作業道が続いている。
これに沿って登っていった途中で、西方にトラバース気味に向かう薄い踏み跡(作業道)が分岐し、白ビニール紐の目印が見えたので、こちらに踏み込んでみた。
結果的には、小菅山を巻いて行く道であったが、途中の沢で倒木の群れに道を塞がれその先は、道なき所を進まざるを得なくなった。
また、地図でみるとそのまま進むと小菅山を完全に巻いてしまいそうだったので、倒木のある沢を直登し小菅山に向かうことにした。
倒木、間伐材や枝打ちの枝が折り重なる急な傾斜を無理やり登ったが、二歩登って一歩ずり落ちる様な登りが続き、大分体力を消耗した。
トラバース道に踏み込まず、しっかりした踏み跡を進み小菅山の尾根に乗るのが正解と思われる。
沢を登りきり、小菅山の西方の鞍部に乗り上げ、少し戻って小菅山の頂上に到着した。
沢の直登で時間を食ったので、予定より遅れて10時30分頃の到着だった。
頂上の立木のに手彫りの山名板が吊り下げられいるが、半ば朽ちていて大分前に取り付けられたものと思われる。
ここで15分程休憩する。
少し気温は高いが、さわやかな風が通りぬけて気持ちが良い。
鳥の声と風にゆすられこすれる木々の音以外何も聞こえない。
正に至福の時。

<小菅山〜狩倉山〜六つ石山>
ここからは、尾根を忠実に追い狩倉山に向かう。
途中に白ビニール紐やピンク色ビニールテープの目印が時々現れるが、踏み跡は殆ど見当たらない。
1,000mの岩場マークは、左を巻けばなんら危険なく通過できる。
その後も露岩帯がいくつか現れるが難なく通過できる。
ただ、1,230〜1,260mの岩場は、木の根がむき出し滑り易い状態だったので、右に回りこむ道を伝い乗り切った。
今回唯一の危険個所と思われる。
1,286mのピーク、1,340m台ピークあたりまで来ると、目印も無くなり踏み跡も無くなる。
しかし、今の季節は、木々が葉を落とし狩倉山の双耳峰がはっきり見えているので、道に迷うことも無い。
ただ、夏の木々の葉が繁っている季節には、地図を見て尾根筋を見極めて進む必要があるだろう。
1,360m台ピークを巻き、南方に向かう尾根を登りきると狩倉山の頂上に飛び出る。
立木に、小さな紙に印刷された山名板が貼り付けられ、ビニールテープがいくつも巻きつけられている。
その先の杉の立木には、「東京農業大学演習林」の札も下げられている。
その先は、防火帯が小さなピークに突き上げてきている。
山名板のあるピークよりこちらの法が数m高い様なので、本当の頂上はこちらではないかと思うが何も表示が無い。
西方に向かう防火帯を進むと直ぐに、六つ石山からの石尾根ルートに合流する。
六つ石山には、12:20頃到着した。
山頂には、先客が1人いるだけで、天気の良い休日にしては閑散としている。
晴れているので、南アルプス方面も望める。
ここで40分程昼食休憩とする。
休憩中2組4人が登ってきただけだったので、ゆっくり休憩できた。

<六つ石山〜ハンノキ尾根〜奥多摩駅>
六つ石山からトウノクボに向け下る。
途中1人登ってくる人とすれ違っただけで、今日の六つ石山は人が少ない。
トウノクボからハンノキ尾根に踏み込む道は、倒木で塞がれ立ち入り禁止を示している。
防火帯に沿ってハンノキ尾根に進む。
途中にある電波反射板のところには、奥多摩湖側からも防火帯が上がってきていて、丁度奥多摩湖の堰堤が見える。
電波反射板を過ぎて直ぐのところの黄色いテープの目印から右に曲がり、斜面を下る。
斜面を下りきったあたりからは、踏み跡のしっかりした傾斜の緩い作業道になるが、炭焼き釜跡を過ぎるあたりで再度傾斜が急になり、これを下りきったところに山の神の祠がある。
山の神の祠の直ぐ下から伐採地跡が広がり、やぶぽっくなって道も不明瞭になる。
途中にある伐り残された杉林に向かい下りた後、そこから青い屋根の建物が見えるので、それのやや右側を目指してカヤトの中を下る。
枯れたカヤの中にバラ性の潅木が生茂り、気をつけないと傷だらけになりそう。
しばらく下ると、緑色のネットが現れるので、右に回りこみネットが下に向かう横を下る。
ネットの横を下っていると、このネットで囲われた民家で飼っているらしい柴犬が現れ、道案内でもするかの様に前をつかず離れず、時には前後しながらついてくる。
最初はドキッとしたが、吠え付きも噛み付きもせずおとなしくついてくる。
えらく人懐っこい犬だ。
イソツネ山の東斜面にも何軒か民家が点在しており、何軒かは今でも暮らしている様子だった。
民家の庭に植えられた、桜、梅などが満開でとてもきれいだった。
廃線になった鉄橋の下をくぐり、14:55頃境部落に到着した。
ついてきた犬はいつ帰るかと思っていたら、とうとう境部落までついてきてしまった。
更についてきそうだったので、帰る様に言い聞かせるがなかなか帰らない。
丁度出てきた境部落の住人にも手伝ってもらってようやく追い返した。
境部落から昔道を進み、檜橋の袂から青梅街道を奥多摩駅までのんびり歩き、15:45頃奥多摩駅に帰り着いた。

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