くじゅう連山縦走 17サミッツ制覇目指して
hiro-san
体力度について
- GPS
- 187:30
- 距離
- 34.7km
- 登り
- 2,843m
- 下り
- 2,831m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 8:13
- 山行
- 8:03
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 9:28
| 天候 | 全日全て快晴! |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
わかりやすいです。ゆっくり歩けば、だいたいテープが見える範囲にあります。段原から下って立中山への分岐わかりにくいです。というか私の勘違い、、、書いてあるとおりに歩けば大丈夫 |
| その他周辺情報 | 法華院温泉山荘、入浴料500円 |
写真
拍手
左右の手のひらに握りこぶし大を二個もつて、進みます
20-30m先左なのですが、ここがその場所と思い真っ直ぐ進み、約20分付近をウロウロ
装備
| MYアイテム |
hiro-san
重量：-kg
|
|---|---|
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
|
感想
今回は同窓会が別府で開催されるので、くじゅう連山を歩くことにした。ネットで情報を探したところくじゅう17サミッツというのがあって、くじゅう連山の1700m越えの山十座を歩くというもの。
1日目：23日（木）
23日の朝サンフラワーで別府着。急産交の九州横断バスで長者原へ。
天気も快晴で予定通り山歩き開始。木陰の下爽やかな風に吹かれてゆっくりと登る。
全体的に石ころがごろごろしているが木陰の気持ちよい道をゆっくりと登り、また、
何度目か木陰がなくなり目の前がぱっと開けたところが雨ヶ池越え。
視界の中に湿地が開け真ん中に木道が渡してある、尾瀬などの典型的なちとうの風景。
更に進んで少し登って下ると、やっと坊ヶツルが見える。
左に平時岳〜大船山、立中山・鉾立峠から白口岳・・・。
真夏のような陽光の中にぽっかりと浮かんで、でも、平日にも関わらず見えるだけでテントが10張りくらい。
しばらく泥濘かけた木陰の道を歩き木陰が切れたところで大船林道に合流、というか坊ヶツルに到着。
テン場は特に区割りがあるとかではなくトイレ舎や炊事棟の付近一体がテン場で、
自分で好きなところに幕営できるようなので、炊事棟に近からず遠からず地べたの平らなところを探し幕営。
幕営に続いて昼ご飯を食べ、水を汲んで、今日の行程が終わって返ってきたら直ぐ夕食に掛かれるよう準備をして平治岳を目指す。
避難小屋過ぎの分岐を左に取り火山特有の？黒土の泥濘と石ころの道を登っていく。木陰があるので涼しいけど足元に注意。
途中石ころ運動の看板があったので、こぶし大の小石2個を運搬。分岐を右に取り大戸越えに向かう。少しきついが木陰があるので楽チン。
視界が開けると大戸越え。左斜め上方に平治岳前衛？が飛び込んでくるが、あれ？ピンクは？ 一面のピンクの斜面を期待していたので少し肩すかしを食らうが、ガイド本にも花の盛りは6月上旬と書いてあったっけ・・・。
平治岳目指して登りはじめると、下山される方から「この道は下山専用だよ」と教えていただき、登専用を見つけて登り出す、でも、表示が見えにくかった・・・。
急登を登るがいつものようにしんどさをあまり感じない。天気が良いことや景色がすばらしいこともあるが一番大きいのはほぼ”空身”なこと。
ザックは多分3kg以下。500mlのペットボトル2本に雨具、行動食、救急用品、ロールペーパーなど。普段は一方通行の縦走が多いので、テントなど家財道具一式を担いで歩くが、今日は超楽チン。多分200mあまりの標高差も疲れを意識せず登り切れた。
しかし、下りは、やはり怖い。結構な急斜面で石ころごろごろなので慎重に下る。
大戸越えまで下って、今度は北大船山、大船山を目指して登る。水分補給、給食、ゆっくりした行動を意識しながら登る。同じような泥濘道を登り切り 尾根らしきところに出て暫く歩くと北大船山、直ぐ近くで人工的な音がする。歩いて行くと発動機の音。避難小屋再建工事中らしい。
なだらかな稜線を詰めていくと最後にぐいっ、ぐいっと登って大船山山頂。超絶景！坊ヶツルを真ん中に久住連山がぐるっと取り囲んでいる様がよく分かる。
段原まで戻って坊がつるに向け下る。
段原まで下ってきたら、先ほど登山道の途中で出会った工事のおっちゃんが座っていて「あんた、早いのー」って。おっちゃんは途中で登るのをあきらめたらしい。
この時点で16時15分。今日の予定はこのまま坊ヶツルのテン場まで戻るだけだったけど、立中山への分岐まで20分、立中山山頂に17時40分（約1時間）、
鉾立峠まで20分、法華院温泉でビールなど買い込んで20分。日没は19時18分なので日没30分前までにはテン場に帰ることが出来ると計算し、立中山経由で帰ることに。
他の方の記録にもあったので、立中山への分岐を見落としてはならずと思い頻繁にスマホで位置確認していたせいか？電池残量が15%を切り、アラームが！
それを気にしてたわけではないけど、案内板を見つけたにも関わらずそれを読み違えて？行ったり来たり・・・。結局20分近くロスして、基本に立ち返り迷ったら分かるところまでバック。
無事、分岐を左に入る。入ったあとは結構テープや案内があり、迷わず山頂を目指す。途中でスマホの電池が切れた・・・。山頂は見晴らしも良く、また、ミヤマキリシマも 6〜7分咲きでめちゃ綺麗！しかし、写真は残らず・・・。
鉾立峠経由で法華院温泉山荘へ。アルコール類の自販機は一番搾りにプレモルも！スーパードライだけだったらどうしようと思っていたのに・・・。
更に標高が低いせいか値段もお手頃。しかし、プレモルは売り切れ？一番搾り500mlを2本とペプシを買ってテン場に帰る。
テン場着18時20分。今日は胃腸はそれほど疲れていないようで食欲がある。アルファ米は50gずつラップに包んできたが100gにしてお湯をかける。FDの野菜畑カレーのつもりだったが、念のため持ってきたレトルトのカレーを温める。ボリュームたっぷり！
一番搾り1本とカレーで満腹になり幸せな気分だったが、もう1本呑みたい、呑まなければ。チーズやポールウィンナー、行動食の柿ピーなどで飲み干す。ゲップは少し出たが不快感はなく無事就寝。
2日目：24日（金）
夜中目は覚めるがトイレに起きることもなく5時に起床。
今日は6時から行動予定なのでゆっくりとお湯を沸かしコーンスープを飲む。少し不快感があるが大丈夫そう。フルグラはやめてあんパン1個をかじる。
しかし、それ以上は食べる気にならず、トイレを済ませ予定より少し遅れて6時9分、昨日帰り道に使った鉾立峠に向けて出発。
鉾立峠に着いた頃には空腹時のような胃部不快感。意識的にゆっくり休憩して標高差約400mの白口岳に向けて歩き始める。
相変わらずの石ころごろごろ道だけど、低木の間を登っていくので暑くはない。風も吹いて爽やか、所々で樹木のない見晴らしのよい場所もある。
上方から女子の話し声。まだ、8時前なのに2人連れの女子が元気に下ってくる。暫く歩くと白口岳山頂。北には三俣山の向こうに由布岳の双耳峰、南には祖母・傾、東には阿蘇の山々が望める。夜中も晴れて気温差があったせいか遠くは霞んでいるが山並みは見ることが出来た。
このあと10/10の三俣山南峰まで一日を通して九州の山々を飽くことなく眺めることが出来た。
白口岳から稲星山へ稜線を緩やかに歩く。稲星山の山頂の表示は30度くらい傾いていた。山頂から次の中岳に向けて下っていると、ちょっと年上のご夫婦が登ってこられた。夫婦で山歩きが出来るなんてうらやましい！なんてことを思いながら下っていると、少しルートを左寄りに取っていたみたいで、気がつけば久住山の登り口、神明水分岐とか。
久住山に先に登ろうか迷ったが計画通り中岳→天狗ヶ城のルートで登ることにした。避難小屋から中岳への分岐に向かう。岩の間を抜けながら山頂に到着。山頂には10人くらい居られたが、先ほど稲星山ですれ違ったご夫婦が居られる！
私がルートを大回りに取っている間に先に中岳に登られたらしい。
中岳の山頂からも九州中部の山々が綺麗に見渡せる。そして南側の眼下には緑色の水をたたえた湖が美しい！
続いて天狗ヶ城に向かうため一旦岩場を下る。 朝を十分摂れなかったせいか足に力が入らず、慎重に岩の上に足を下ろしていく。
分岐から少し登るあたりでご夫婦と並んだ。上から男性が1人降りてこられ大船山あたりを飛んでいるヘリコプターを見つけて「事故か何かですかね？」とつぶやかれたので、「大船山の避難小屋を再建するための資材を運んでいると思いますよ」と、昨日見てきた現場の様子をお伝えした。
彼は鹿児島の方で、日田？日向？に仕事で来られているらしく、釣りが趣味だが海がないので山歩きに来ているとのこと。
また、先ほどのご夫婦も福岡から来られているとのことで、私が昔仕事の関係で福岡と鹿児島の伊敷に住んでいた話をすると、加世田に居られたので、伊敷はご存じとのことでしばらく立ち話をした。
天狗ヶ城も眺めのいい山で、また、ごろごろ道の下り坂。久住山から星生山方面は沢山の人が歩いている。牧ノ戸からの登山者だろう。金曜日だというのに沢山の人。
久住山山頂に向けてゆっくりと登る。この山も小ぶりだけどどっしりとした感じで楽しい。山頂も沢山の人で賑わっている。
くじゅう連山は全体がコンパクトだけど一つ一つの山は100m〜400mくらいの標高差があり、直ぐ目の前に見えているけど、登って下って山登りした気分にしてくれるいい山。
星生山には久住山から下って尾根道を進み帰りは西千里浜を歩く予定だったが、足に力が入らないのみか、頭もぼーっとして（いつもですが）気がついたら西千里浜を歩いていた。
ここも結構急な登りで星生山山頂に着いたときは疲れて、すれ違った方から「大丈夫ですか？」と声をかけられ、自分が思っている以上に、ハタ目からは疲れているふうなのか・・・。
行動食を口に入れるも沢山は食べられず、また水分（自分で沸かした麦茶）も一口だけ飲んで出発。くじゅう別れまで下ってきて、北千里浜への石ころ道を下る。
北千里浜の出口、諏蛾守越えの登り口で、ゆっくり行動食を取り水分を取りながら三俣山の急斜面を見上げる。
何人か上り下りしているが、しんどそう・・・。
諏蛾守越えには休憩所があるが、一旦休むと気持ちが萎えそうなのと結構風がきつく休むと体が冷えそうで直ぐに登りはじめる。
超ゆっくりのせいかそれほど急登を感じることなく三俣山西峰に到着。ここも眺望はすばらしい。意識して給食しゆっくり三俣山を目指す。
2組ほどすれ違うが登りの方に抜かれることはない。中岳や久住山ほど人気はないのか？・・・
三俣山の鞍部に到着。まずは左側本峰に向かう。なだらかな稜線を数分で三俣山本峰。じっくり座る。正面少し下に北峰が見える。
三俣山のお鉢廻りを予定していたが、結構下って登り返すようなので予定を変更して南峰に向かう。
南峰へのルートを歩いているつもりが特異な形の岩が目に入り少し右寄りに歩いてピークに着くと三俣山�己�の表示。
少し歩くとやっと三俣山南峰に到着。くじゅう17サミッツの全10座を二日かけてゆっくり完歩した。
坊ヶツルを望む東側の草原に座って給食＆給水する。ほんとにこの東側の急斜面を下るのか！でも今まで歩いてきた道を諏蛾守越えまで下って、そして法華院温泉山荘で帰るなんて気にはとてもならない。
充分すぎるほど休んで降り口に向かう。に教えていただいたとおり「若者110分」の表示からスタート。
とにかく急くだり。疲れた足には堪える堪える！ヒーヒーいいながら下っていると、ふと頭上で人の気配。
「どうぞ」と先を譲ると若者が一気に下っていく。暫くは背中が見えていたが、ものの数分で気配はなし。
予定どおり？110分近くかけて標高差約500mを下りきった。
直ぐにテン場に戻りお風呂の準備をして法華院温泉山荘へ。入力料は500円。銭湯より安い？汗を流して、ビールを飲みたいところだけど、まずは水分補給と言うことでDAKARAを呑む。
帰りに悩んだ末プレモルを1本買って帰る。胃はまだ復活していないので躊躇したが、少し休憩したのち、テントの前の草の上に腰を下ろしチーズや行動食をつまみにゆっくりとくじゅうサミッツ10座を愛でながらプレモルを飲む。
まさに、至福のひととき。ゆっくり時間をかけビールを飲み、テントに転がり込むと知らぬ間にうたた寝。
友達から明日の集合場所から会場までのバス手配済みの電話で目が覚める。
うとうとしながら晩ご飯どうしようかとおもいつつ、無理に食べなくてもいいかと思いそのまま眠る。
3日目：25日（土）
最終日、胃は思わしくなく、8時出発のところ7時半出発で6時に起きるつもりが5時に起き、湯を沸かし練乳を溶いたお湯を少し飲んでみる。そのあとスティックコーヒーを飲みながら、フルグラ50gを1時間かけて食べる。いくら今日は下るだけだと言っても、最低限のエネルギーは必要だし。
結局なんだかんだして出発したのは7時55分。
坊ヶツルから雨ヶ池越えへの登りにかかると沢山の人が降りてくる、これでもかこれでもかと言わんばかり。
昨日金曜にでもあんなに沢山の人出だったしましてや今日は土曜日・休日、しかも快晴！多いはずだよね。
雨ヶ池越え手前の展望所から坊ヶツルに別れを告げ、あとはひたすら下る。
結局ほぼ予定どおりの9時40分にビジターセンター前に到着し今回の山歩きも終了。
快晴の3日間。とても楽しい山歩きだった。
コンパクトでしかも山歩きをたくさんした気分が味わえ、ゆったりとした坊ヶツルでテント張って、これ以上のロケーションはない。
元気なうちにもう1回は必ず歩き
こっそり拍手
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hiro-sanさん、こんにちは。
くじゅうの１７サミッツに行かれたんですね。
九州は大雨の後の酷暑で大変ではなかったでしょうか？ たぶん、ミヤマキリシマは大船山の方にたくさん咲いていたでしょう。 まっピンクかな〜。
くじゅうは眺望も抜群でお風呂にも入れる最高の山域ですね。私も。まだ行っていない東側の黒岳や大船山へバスで行ってみたいと思っています。
もちろん、豊後竹田に泊まって。
ありがとう御座います。naoeさんにルートや木6を教えていただいたお陰で、なんとか二日がかりでサミッツ制覇＆素晴らしい景色を堪能することができました。時期が少し早かったようでミヤマキリシマはイマイチでした。また、平治岳から立中山の樹林の下では蝉が鳴いてました、なんたって北海道で37度でしたものね。
他の山の記録もまた、拝見させていただきます、(^^)/
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