中倉山、沢入山（アカヤシオは終わり、孤高のブナの新緑）

2019年05月26日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 13.4km
• 登り: 1,044m
• 下り: 1,035m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:59
• 休憩: 1:34
• 合計: 7:33

6:17 足尾銅親水公園入口
7:03 7:03 中倉山取り付き点
8:38 8:48 中倉山
8:53 8:56 孤高のブナ
9:25 9:27 波平ピーク
9:43 10:53 沢入山
11:10 11:10 波平ピーク
11:38 11:47 孤高のブナ
12:54 12:54 中倉山取り付き点
13:50 ゴール地点

登り
銅親水公園ー中倉山　2：21
中倉山ー沢入山　0：50
下り
沢入山ー孤高のブナ　0：45
孤高のブナー銅親水公園　2：03

総行動時間　7：33

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

行き
世田谷自宅　3：45
　東北道ー日光道（清滝IC）184km 清滝ICから下道20km（25分）
銅親水公園　6：10

帰り
銅親水公園　14：00
　やしおの湯　14：20−14：45
　日光の山椒屋
　並木屋（そば、今市IC近く）
　日光道（今市IC）−東北道ー東領家IC−環七（C2事故渋滞とトランプ閉鎖の為）
世田谷自宅　18：30

コース状況／危険箇所等

○銅親水公園ー中倉山登山口
ほとんどが舗装路の林道歩き、舗装がなくなると登山口が近い、駐車場から50分が目安、登山口の看板もあるので見落とすことはないと思う。
○中倉山登山口ー中倉山
とにかく急な上り、斜度もあるうえザレ斜面も多く滑らないように注意する、道は明瞭、ロープも張ってある箇所も多いので間違う事はないでしょう、350mほど登ると支尾根に乗る、そこで右に曲がり尾根上を引き続き急登していく、ようやく小広いピークにでると前方に中倉山を確認できる、そこから多少の登りで孤高のブナへの巻き道を分ける、中倉山山頂へはまっすぐ進むか左の巻き道に入りわずかでさらに右へ道を分けるのでそちらを進む、まっすぐを選べば主尾根の東側に出てそこから展望の効く中山頂まで登る。
危険個所、ザレた急斜面の滑り、
○中倉山ー沢入山
中倉山からは大展望の稜線歩き、一旦下り孤高のブナからは岩場の通過がある、苦手なら左に巻き道がある、さらに波平ピークまでは岩場、ザレ場、の急登が続く、波平ピークを過ぎれば沢入山までは気持ちいい快適な道が続く。
危険個所、孤高のブナから沢入山間の痩せ尾根の岩場、

その他周辺情報

やしおの湯
http://www.kousha.or.jp/spa_yashio.php#sect3
日光清滝IC近く　510円　露天あり、

木の芽さんしょ　柏崎商店
https://www.nikko-sansho.com/
日光メインストリートに面した山椒屋さん、粉ざんしょは風味よく冷凍庫で保存が効き大変重宝する。値段も安い。

写真

5/26 6:15

銅親水公園駐車場です、25台程のキャパ、6時10分着で半分強は埋まってました。

5/26 6:15

ポールで仕切られたところは大型バス用になってます。

5/26 6:17

親水公園から望む中倉山への尾根 急登なのが予想される。

5/26 6:17

自分たちは16台目、帰りは路駐だらけになってました。

5/26 6:19

中倉山への尾根、親水公園先で丁度谷が3方向から合流してきます。目指すは向かって一番左の谷、見えてる導水管を渡れれば早いらしいが右から林道を回り込んでいきます。

5/26 6:20

まずは駐車場からもどり一般通行止めのゲートをくぐります。

5/26 6:23

一つ目の橋を渡ります。

5/26 6:23

一つ目の橋から公園方面を振り返る

5/26 6:25

一つ目の橋を渡ると広い平地、ここに登山者用駐車場つくってくれないかな？と話していたら帰りは小学校の遠足バスが止まってました。

5/26 6:28

二つ目の川にも同様の橋がかかる

5/26 6:28

まっすぐは松木渓谷方面

5/26 6:29

松木渓谷を詰めると皇海山なんですね、ここを左に橋を渡ります

5/26 6:29

沈下橋？

5/26 6:30

川の水は透き通っており大変きれい

5/26 6:30

二つ目の橋を渡り切ると左に曲がり見えていた導水管の方に進みます。

5/26 6:40

そこからは長い林道歩き、最初はコンクリートの舗装、

5/26 6:58

舗装路が終わるとあと少しで登り口です
初めてなので登り口見落としたかと心配になりました

5/26 7:03

ここが登り口、右手にケルンが積まれ中倉山登山口の手製の標識ありです

5/26 7:03

中倉山登山口の看板、ありがたいです。

5/26 7:03

あったよ〜と後方に伝える

5/26 7:10

そこからはとにかく急登です、しかもザレザレ、

5/26 7:17

5/26 7:19

つづらに登る、

5/26 7:30

日陰なのが助かってます

5/26 7:36

林道から400mほどの高度差を一気にあがる

5/26 7:36

グネグネ

5/26 7:48

林道から40分ほどで初めて展望が効く、

5/26 7:51

目の前は備前楯山です、なぜ備前？

5/26 7:55

林道から50分ほどでようやく支尾根に上がる、

5/26 7:55

一息いれます

5/26 7:55

が、ここからもまだまだ急登が続きます

5/26 7:55

5/26 7:56

咲き残り

5/26 7:57

ちょっときれいなのも

5/26 8:00

林が明るい、

5/26 8:07

下はいつの間にか笹に変化

5/26 8:07

5/26 8:08

明るい支尾根を登り切ると

5/26 8:10

休憩に最適な小ピーク？になり目の前にはようやく目指す中倉山がうっすら見える、

5/26 8:13

あと少しです

5/26 8:13

左手奥には孤高のブナが見える

5/26 8:14

シロヤシオ

5/26 8:16

まだ空には空きがたくさん、

5/26 8:18

支尾根に乗ってから20分ほど登ると分岐が、左は孤高のブナへの巻き道、まっすぐは中倉山へ、行きは真っすぐを選択、

5/26 8:18

孤高のブナ方面へは赤リボンあり、帰りはこちらから戻ったが途中でもう一つ中倉山ピークへの分岐があります。

5/26 8:19

尾根を右に進む感じ

5/26 8:22

5/26 8:23

前方が急に開け主尾根に出た、

5/26 8:23

銅親水公園が見える、結構高度上げたな

5/26 8:25

北には社山と重なるように男体山が姿を見せる

5/26 8:25

下は松木渓谷、黒いところは松木堆石場
はげ山となったが少しは回復してきたのかな

5/26 8:25

今も何か作業しているのだろうか

5/26 8:26

中倉山山頂まで主尾根を少し登る、

5/26 8:27

5/26 8:34

アカヤシオは大部分散った

5/26 8:34

青空に新緑とピンクがはえる

5/26 8:34

ちょこっときれい

5/26 8:34

5/26 8:37

主稜線に出た〜

5/26 8:37

山頂は目の前です

5/26 8:37

すごい開放感！走りたくなる？
だからトレランの方多いのかも

5/26 8:38

中倉山山頂

5/26 8:39

中倉山から先　沢入山、オロ山へ気持ち良さそうな稜線が伸びている

5/26 8:39

急登からようやく解放されこの大展望に満足

ここで〜す、ここ、ここ

5/26 8:39

平たい中倉山山頂

3名そろったところでまずは中倉山登頂写真

最終目的地の沢入山へGO

5/26 8:39

この尾根だけが極端なはげ山の不思議、害煙の流れた方向だったようです

5/26 8:39

南側から見れば社山も半月山もなかなか立派、中禅寺湖側からだと大した山には見えません

5/26 8:48

5/26 8:51

三角のオロ山の右奥に皇海山が顔を見せる

5/26 8:52

本日目当ての一つの孤高のブナが見えてきた

5/26 8:52

だいぶ新芽が伸びてます

5/26 8:53

はげ山の稜線に1本だけ残った存在

5/26 8:53

さらに大きく育ってほしいものです

5/26 8:54

先週まではまだ芽吹いたばかりだったのにすっかり新緑

5/26 8:54

アカヤシオには遅かったが代わりにブナの新緑がきれいです

5/26 8:55

5/26 8:56

ブナの奥は男体山と半月山

5/26 8:59

孤高のブナを越えるとちょっとした痩せ尾根の岩場を通過します、怖い人はブナから下って南斜面を進む巻き道があります。

5/26 9:00

岩場の次はガレ場が続く

5/26 9:00

北側は崩壊の斜面で結構な斜度で高度感あります

5/26 9:01

孤高のブナからの岩場通過中、この右森の中に巻き道あり

5/26 9:05

岩場通過すると次の波平ピークが見える、

5/26 9:13

南斜面は白樺などの明るい林が広がってきた

5/26 9:13

もろい岩でできている感じ、崩壊は止まらない印象

5/26 9:13

植生がなくなり、土が流出、もろい岩が露出、崩壊、の結果です。

5/26 9:22

5/26 9:25

赤木沢方面に亜硫酸ガスが流れ、北側斜面のみがはげ山になったのがよくわかる

5/26 9:25

波平ピーク、ここまでの登りがちょっときつかったな

5/26 9:25

波平の髪が3本くらい抜け落ちてます？（過去の枝が転がっている）

5/26 9:26

現役と前任

5/26 9:27

南斜面には太いダケカンバも見られるようになる

5/26 9:28

散りかけのアカヤシオ

5/26 9:29

アカヤシオのはるか向こうにはまだ雪が残る武尊が

5/26 9:30

5/26 9:30

社山がだいぶ後方になったな

5/26 9:37

5/26 9:37

気持ちいい稜線です

5/26 9:37

波平ピークからは安全な道が続きます

5/26 9:37

5/26 9:37

展望がいい＝日照り＝暑い〜、風が欲しい〜
沢入山へ最後の踏ん張り

5/26 9:40

日陰がない

5/26 9:40

沢入山山頂近づきアカヤシオが増える

5/26 9:40

5/26 9:42

5/26 9:42

ピンクに染まるところが山頂です

5/26 9:42

山頂着いたよ〜と後方に伝える

5/26 9:43

沢入山山頂到着、三角点あり

5/26 9:43

5/26 9:43

5/26 9:45

5/26 9:49

稜線中央に1本だけ真っ赤、

5/26 9:50

三角の皇海山を入れて

5/26 9:50

日光を浴びて花もうれしそう

5/26 9:50

左から庚申山、オロ山、皇海山

5/26 9:50

沢入山からちょこっと先の小ピークまで行くとこの景色、
奥のオロ山、皇海山、武尊がきれいに見えます、

5/26 9:50

だいぶ近づいた皇海山が立派、手前の平たいところが北の大地と呼ばれるところです。

5/26 9:50

真っ平で不思議な地形、ダケカンバかな、紅葉もきれいそうだ

5/26 9:51

見事な三角錐の皇海山、こちらと違って深い針葉樹の山だったな

5/26 9:51

北の大地と武尊

5/26 9:51

右に目をやれば日光白根山

5/26 9:51

沢入山先の小ピークを少し越したところから振り返り

5/26 9:51

この斜面のアカヤシオも終わりかけです、でも最盛期は桃源郷のようだったかなあ

5/26 9:51

山肌をピンクに染めていたでしょうに

5/26 9:51

寂しく1本

5/26 9:55

オロ山との鞍部までは展望稜線が続きオロ山に入ると森が深くなるようだ、煙害もそこで終わりだったということですね。

5/26 9:55

いつの日か同様の深い森に戻っていくのでしょう。

5/26 9:56

5/26 9:56

沢入山に残る針葉樹の墓場、展望稜線だがちょっと複雑

5/26 10:41

死屍累々です、

5/26 10:41

沢入山の少ない日陰でお昼休憩にします

5/26 10:41

5/26 10:42

5/26 10:43

5/26 10:53

ミネザクラはすっかり葉桜に

5/26 10:53

5/26 10:53

5/26 10:53

いつものメンバー

5/26 10:54

さあ帰ります

5/26 10:55

皇海山は見納めかな

5/26 10:55

男体山はずっと一緒だよ

5/26 10:55

沢入ー波平間は快適〜

5/26 10:56

5/26 10:57

5/26 11:02

5/26 11:10

あっという間に波平ピーク到着

5/26 11:11

波平のシンボルは毛の神（髪）様ですから　御利益あるかも
心配な方は撫でてみましょう！

5/26 11:11

波平からの下りは一番の難所です

5/26 11:11

5/26 11:12

5/26 11:15

5/26 11:19

かなりの崩壊、稜線に迫ってきてます、

5/26 11:21

5/26 11:21

5/26 11:25

5/26 11:25

ザレザレ斜面

5/26 11:25

5/26 11:29

孤高のブナが見えました

5/26 11:29

5/26 11:29

5/26 11:30

5/26 11:30

5/26 11:31

5/26 11:33

孤高のブナ直前の岩場を帰りは右の巻き道を進みます

5/26 11:36

巻き道は南斜面を進みます

5/26 11:38

孤高のブナの直下に出ます

5/26 11:38

大勢の方がここで休憩してました、ここまでの方が多いのかもね

5/26 11:41

Sちゃんまぶしい？

5/26 11:44

男体山、半月山を入れて

5/26 11:44

寂しそうだが強さを感じる

5/26 11:44

また会いに来たくなる感じ

5/26 11:44

シンボルツリーとはこういう木ですね

5/26 11:47

孤高のブナにサヨナラして帰りはここから巻き道を進む、
この弱い踏みあとがそれです、でもしっかりしてるので心配ありません。

5/26 11:53

巻き道中には2か所ほど岩場の展望台がありますが、尾根に比べれば別にという感じ

5/26 11:53

でも備前楯山方面がスッキリと見える

5/26 12:01

行きで登った道と合流します

5/26 12:01

合流点

5/26 12:13

5/26 12:13

支尾根終了点、ここから左に下降します、前方の大木にマークがあります。

5/26 12:35

下り急斜面は滑り注意です。

5/26 12:54

無事に林道に降りました、つま先が痛い

5/26 12:55

あとは長い林道歩きのみだ

5/26 13:14

途中左からガサガサ音がすると思ったら人が降りてきた、
どうやらここが尾根直登ポイントの一つの様、林道が急カーブしているところです

5/26 13:20

途中の沢で水浴びです。超気持ちいい〜

5/26 13:20

5/26 13:44

1本目の橋から振り返る、朝ここに停めたいと思ったところにバスが駐車してます

5/26 13:44

5/26 13:44

橋を渡り右に進めば

5/26 13:48

銅親水公園到着、路駐がたくさんです、まあ道路が広いので結構停められそうだ

5/26 13:50

お疲れ様でした

5/26 14:21

日光方面に車で25分ほどのやしおの湯で汗を流しましょう　
510円

5/27 8:59

日光の美味しい山椒屋さん　柏崎商店
粉ざんしょ、648円、量が多く安い、冷凍庫で保存すれば風味も抜けません。他にも実ざんしょとか色々あります。

5/26 15:45

今市IC近く並木屋さん
天ざる、（大盛）普通の感じでした

5/26 15:39

味噌こんにゃく100円

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100M3 SONY

Xperia Z3 SO-01G SONY

感想

reopapa

昭文社の山と高原地図にルートの記載もない中倉山、沢入山
ヤマレコユーザーのおかげで知った山だ
レコを見ていて展望が良く孤高のブナというシンボルツリーもあり興味を抱いていた
行ってみてなるほど面白い山でヤマレコやっていて良かったと実感した。
日光の前衛的位置でしょうが、とにかくここの最大の特徴は人為的に作られてしまったはげ山ということでしょう。
足尾銅山の精錬による煙の流れた方向の中倉山の尾根がはげ山になったことで
樹林が枯れ、もろい岩肌が露出し崩壊、険しい岩場になり展望の効く尾根となった、その中に尾根に1本残ったブナがシンボルツリーのような存在感を出していた。
歩けば眺めがよく風も通る素晴らしい尾根歩きだが、
見渡せばこの尾根だけが特異的に白い、
やはりその成因に思いを馳せると複雑でいい尾根だなあと単純には喜べないところもあった。
それでも少しずつは木も成長しており、自然の回復力のたくましさも感じた
登山としては当然正規の道ではないのだろうから登山口から中倉山へは急登でしかも木階段などもなくザレた急斜面になかなかてこずる。尾根は痩せ尾根の岩場もちょっとありいろんな意味で楽しめた。