千町ヶ峰・段ヶ峰・杉山・笠杉山・大段山【宍粟50名山五山周回】
- GPS
- 08:35
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,419m
- 下り
- 1,404m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特別危険な場所はないが、ところどころ道間違いしやすいところがある。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
時計
タオル
カメラ
双眼鏡
|
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感想
2013年7月21日、5山縦走を試みたが、最後の大段山登り途中で中断した。
(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-323726.html)
大段山は未訪のまま残っていたが、単独ではなく5山縦走の中で登ってみたいと思っていた。今回、ようやくその機会を持つことができた。
千町ヶ峰登山口に到着、下山してくる予定の大段山登山口を確かめてから千町ヶ峰に向かう。小さな橋を渡ると、こぶしの村の建物がある。平日でもあり誰も使われていない。沢に沿って登っていくと林道に出る。しばらく林道を歩き、標識を見て千町ヶ峰に向かう山道に入る。赤いテープが細かくつけられているが、おそらくは林業用の目印テープもたくさんあり、間違えやすい。スギ林で踏み跡らしきところも多くあり、うっかり道を間違えてしまう。ただ、尾根を目指して登っていけばルートに合流できると考え、登りやすいところを選びながら高みを目指すことにする。アセビの群落が現れ、そこを抜けるのは難しそうだったので左に巻いていくとルートに合流できた。
ルート上、赤いテープがたくさん落ちていた。枝に巻かれていたものが切れたりほどけたりしたのだろうが、落ちたものは誰も拾わない。テープを付けた人も落ちたものを回収したりはしないのだろう。昨今、廃プラスチックの海洋汚染が問題になっている。これらのテープもやがては大雨で海に流され海洋を汚染するのではないかと思うと心痛い。
弘法の池に立ち寄る。何か生き物がいないかと水面を眺めるが、カエルもイモリもいなかった。最後の緩やかな登りを詰めると山頂に着く。山頂からの展望を楽しみながらしばらく休憩する。
千町ヶ峰から林道に向かう。途中、廃アンテナ小屋がある。これも、いったい何年放置されているのだろうか。設置者には撤去の義務はないのだろうか。
千町ヶ峰林道登山口に着く。ここから千町峠までアスファルト林道を歩く。途中、林道の一部が大きく陥没しているところに出くわす。大雨がアスファルトのひび割れに沁み込み崩したのだろうか。自然の力の前には人間のつくったものなどたわいのないものなのだと思わされる。そもそも、林道をつくる必要があったのかとも思う。
千町峠から段ヶ峰に向かう。ゆるやかな登りで快適に歩く。いつだったか、段ヶ峰を初めて登った時はこの道を登った。その時のことを思い出しながら歩く。展望が開けると、段ヶ峰山頂だ。ゆっくりと昼食休憩を取りながら展望を楽しむ。
段ヶ峰から杉山に向かう。少し下って登り返すと杉山山頂への分岐に出合う。ここからすぐに山頂。杉山は決して目立った山ではないが、好きな山だ。高原状の山頂がのどかな気分にさせてくれる。そして、奥の深い山でもある。今は林道からも登れるようだが、千町ヶ峰、段ヶ峰、笠杉山に囲まれた真ん中にあり、周囲を山で囲まれていてとても静かな雰囲気を湛えている。そんな山頂でのんびりとする。贅沢な時間に感じられる。
杉山から笠杉山に向かう。勾配の少ない山道をのんびりと歩く。自然の庭園である山上庭園を過ぎ、竹田城、朝来山を展望した後、道が少し険しくなる。途中林道が尾根道をぶった切る。林道側から登り返すのが通常だが、反対の北側に周り、登れるところを探して尾根道に着く。息が上がったころに笠杉山に到着する。氷ノ山や藤無山が正面に見える。しばらく休憩し、千町小屋に向かう。
千町小屋からしばらくアスファルト道を歩き、大段山登山口に出る。大段山へ向かっていると山荘に出る。その先に道がない。歩きやすい道なのでつい進んでしまったが、標識のところで右折れして山道に入らないといけなかった。展望のいい尾根にでる。そこから道がはっきりせず、作業道を進み、尾根道に取りつけそうなところから尾根道に入る。かなり急登で、前回はこの急登にやられて撤退したことを思い出す。前回はそれに加えて天候があやしくなり雷鳴が聞こえていたことも撤退要因だった。今日は天候は申し分なし。二度も同じところで撤退できない。急登が緩み、ややなだらかな斜面になると、対峙する千町ヶ峰の展望も出てくる。やがて、大段山に到着する。大段山は展望もなく地味な山頂である。
こぶしの村登山口に向けて下山する。単調な下り道で特別危険なところはないが、足の疲れを感じる。慎重に下る。
初訪の大段山にも登ることがき、念願であった5山縦走を終え、充実した山行になった。
2013年7月21日のコースタイム
08:24 千町ヶ峰登山口(こぶしの村)
09:30 弘法の池
09:39 千町ヶ峰山頂
10:00 出発
10:28 千町ヶ峰登山口(林道)
11:11 林道に戻る
11:24 段ヶ峰登山口(悠友山荘)
11:50 段ヶ峰山頂
12:07 出発
12:33 杉山
12:51 出発
13:02 山上庭園
13:27 林道による分断地点
13:47 笠杉山
13:59 出発
14:28 笠杉山登山口(総合作業施設)
15:03 大段山登山口
15:30 引き返し点
15:38 大段山登山口
15:57 千町ヶ峰登山口(こぶしの村)
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