こどもの日、北横岳で柏餅


- GPS
- 03:32
- 距離
- 3.7km
- 登り
- 271m
- 下り
- 268m
コースタイム
1009北横岳ヒュッテ--1024北横岳南峰1026--1030北峰1038--1042南峰1044--
1059北横岳ヒュッテ<昼食休憩>1134--1221坪庭分岐--1232山頂駅
天候 | 晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■道の状況 コース上には雪が残っていますが、シャーベット状のところもあります。 私たちを含め、途中からは6割くらいの方が軽アイゼンを履いていました。 結果的に全く汚れませんでしたが、念のためショートスパッツを着用しました。 格別の危険箇所はありませんでした。 ■温泉 「河童の湯」 地域外の大人 400円、子供 200円 ビーナスラインを下り、芹ヶ沢から大門街道に入って数百m。 |
写真
感想
2月に雪の浅間嶺(未掲載)を歩いた直後、担務の激変が明らかになり、諸々を封印して仕事に勤しみました。
GW後半の4連休を機に、徐々に“日常”を取り戻そうと決め、まず歩くことにしたのは雪の残る北横岳です。
この3カ月間、ろくに運動もできずにいたので、身体への負担が少なく、しかも混雑しない場所を選びました。
天気予報を睨みつつ、渋滞を避けて4日夜に茅野市入り。5日朝、晴れ渡った空の下をロープウエイ乗り場へ。
なんと「ピラタスロープウエイ」が「北八ヶ岳〜」に変わっています。昨秋に残してきた割引券は使えるのか?
結果はOK。改名の理由を窓口で尋ねると、「社長の年来の希望でね。リゾート名はピラタスのままです」と。
親しみのある名が消えるのは寂しい半面、ゆったりとした山歩きを好む身には「北八ヶ岳」も悪くはないなあ。
そんなことを考えながら遠景を楽しみ、山頂駅に着くと、一昨年のGWに比べ周辺の雪が明らかに少ない感じ。
それでも、坪庭の整備に当たっている係の方は「なかなか融けないんだ。寒いでねえ」。「へぇ〜っ」と当方。
坪庭から登山道への分岐を過ぎて100mほどで道は雪に覆われます。その先を左へ下ると沢にかかる橋です。
軽装で入り込んできた人々の多くは、このあたりで引き返していました。が、中にはスニーカーで登る猛者も。
私たちは橋の先で軽アイゼンを着けました。せっかく持ってきたので。その直後、「楽チン」と同行者の声。
北横岳の南斜面を何回か折り返して、徐々に東へと高度を上げていきます。右手に聳えるのは南八ヶ岳です。
最初は縞枯山の陰に隠れ気味ですが、赤岳や横岳の雄姿が次々に迫力を増してくるのはインセンティブです。
途中に、岩の路面が続くところが2カ所。アイゼンの歯がガツガツと刻む音がリズミカルに聞こえてきます。
「ちょっと苦しい」と同行者。私とは違ってジョギングは続けていたものの、ここは2300mを超えています。
やはり身体は使わなければ退化・老化するようです。一流のアスリートも私たちのような中高年も例外なく。
そいういう意味でも、時間をつくって山を歩かないといけないな。そんな思いが去来するのも年齢ゆえか。
こどもの日。北横岳ヒュッテの玄関で鯉のぼりが風に泳いでいました。ザックの中には同行者が用意した柏餅。
しかし、ここは登頂を優先。360°のパノラマを味わいながら食するもよし。と、思い直して腰を上げました。
すれ違う人と声をかけ合います。夏と違ってシルバーエイジのご夫婦よりも家族連れが目立つと感じました。
南峰直下までの急坂は雪の上を直登気味に進みます。「気のせいか夏よりも早く着いた気がする」と同行者。
確かに短絡コースのせいもあるでしょうが、この季節は路傍の植物に見入ることがないのも要因の一つでは。
みなさん、思い思いに大展望を楽しんでいる様子。標柱を横に記念撮影をする人が多いのはいつも通りです。
ただし、西風が強く、頂上は弁当を広げるような長閑な雰囲気ではありません。滞在時間も長くはなさそう。
私たちは7分47秒。今回は北峰で折り返し、先を歩くのは夏になってからです。多くの人々も同じでしょう。
件の柏餅は帰りの北横岳ヒュッテ前で食べました。ここまで下ると風も和らぐので、昼食のデザートとして。
休憩しながら行き交う人々を見ていると、6割以上は軽アイゼンを着用していましたが、非着用組もそこそこ。
その傾向が強いのは、特に子供たち。それから若い痩身の人たちでした。要するに平衡感覚に優れた人々です。
実体験に即して言えば、下りのことを考えると、用意するだけでもいいから軽アイゼンは必携だと感じました。
そこで私の服装。上は長袖ジップアップと冬用ジャケット。昼食時はジャケットの下にフリースを着ました。
下は、冬に低山ではくパンツにショートスパッツ。泥はねもなく、パンツもスパッツもほぼ汚れませんでした。
最近、冷え性気味なので冷たいストックを握るためにグラブを着けました。これも正解だったと思います。
残雪の標高2230〜2470mを正味3時間弱で往復。軽く汗をかき下山後は温泉に。久しぶりの山歩きは最高でした。
という次第で、心ならずも3カ月以上にわたってヤマレコから遠ざかっていましたが、徐々に復帰を狙います。
今回は、ついでに2月の浅間嶺も記録しようかと思いましたが、それは次の機会に譲ることにします。
お久しぶりの
やっぱり南八ヶ岳を間近でみると迫力があります
私も5/5は
大人になっても、子供の日には柏餅が食べたくなってしまいます
これからは、山歩きも増えそうですね!
楽しみにしております
pippiさん、おはようございます。
随分と長いブランクでしたが、
それだけに久々の山歩きは格別でした。
少しずつペースを戻そうと思います。
一昨日は午後から郡山まで行きましたが、
結局は最終の新幹線で帰京しました。
pippiさんが歩かれた磐梯山が近かったのに。
それでも、懇談会場の大きな窓の向こうに、
安達太良山が悠然と聳えていました。
夕闇に溶け込んでいく姿を堪能し、酔いました。
【訂正とお詫び】
「pippiさん」のお名前、冒頭を誤って「P」と表記しました。
訂正してお詫びいたします。
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