蝶ヶ岳(上高地〜徳沢〜蝶〜横尾〜上高地)
- GPS
- 60:14
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 1,278m
- 下り
- 1,283m
コースタイム
13:00-14:20 上高地〜明神
14:20-15:00 明神〜徳沢
4日
06:10-11:14 徳沢〜蝶ヶ岳ヒュッテ
5日
06:10-07:05 蝶ヶ岳ヒュッテ〜2664ピーク〜横尾分岐
07:05-09:00 横尾分岐〜横尾
09:45-11:55 横尾〜上高地
天候 | 3日晴れのち曇り 4日晴れのち雨 5日曇りのち晴れのち雨 天候がめまぐるしく変わりました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
長塀尾根は登りだして1時間後ぐらいから雪歩き、 トレースをはずすと膝上まで踏み抜く。 景色があまり変わらないので疲れる。 稜線から横尾への尾根はかなりの急勾配。 稜線直下から深い雪が続く。トレースをはずすと踏み抜き。 横尾に近づくと腐ってグズグズの雪とぬかるんだ土のミックスで とても歩きづらい。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
蝶ヶ岳にいってきました。
今年初の北アルプス&初ソロテントです。
天気予報を気にしながら、なかなか出発日を決定できませんでしたが、
3日の朝出発。3日は雨の中の移動と思っていましたが、上高地入りすると
晴れていました。
当日は徳沢までなので、明神まではゆっくりと左岸を歩いてみる。
いつも右岸ばかりでしたが、左岸の方が雰囲気ありました。
観光客が多いのもうなずけます。穂高の神様に無事の山行をお参りし、
明神から徳沢へ。
徳沢では初のテント設営を行い、生ビールで乾杯。
ご飯を食べて、19時には眠りに着きました。
ただ、夜は何度か雨音で目を覚ます。このまま雨なら、蝶は諦めて帰るか、
ピストンするかなどと考えながらまた夢の中へ・・・
4日朝は雨も上がっており、快晴。
朝食を済ませ、迷った挙句に一応テントも担いで蝶ヶ岳へ向かう。
徳沢から長塀尾根へ取り付く。
長塀尾根は樹木帯の急登で、進めど進めど景色が変わらず、
雪に閉ざされた神秘の森に迷い込んだ気分で、黙々とトレースをたどりました。
膝上まで踏み抜いたのが3,4回、休憩するような場所も無いので、
立ったまま数分の休憩を繰り返す。少し空が広くなってきたなーと思ってから
約1時間。ようやく蝶ヶ岳ヒュッテが見えました!
ん?長塀山は?妖精の池は?ま、いいか・・・
ただ、この日は蝶ヶ岳に着いた午前中はまだ晴れていたのですが、
徐々に雲が厚くなり、風も吹いてきました。
ヒュッテの人は「午後は荒れますよ」とのこと。
そこで、横尾へ下るのも、テン場を使うのも中止し、
蝶ヶ岳ヒュッテにお世話になりました。
※長塀尾根で結構バテていたし、強風の稜線にテント張るような技術も無いので・・・
この日は結局、雪が降り出し、夕日も星空も期待できないので、
翌日の日の出に期待して、19時には就寝。
5日早朝は相変わらず、曇り。
小屋の中で日の出は無理かなと考えていたら、
安曇野方面が少し明るくなってきたので、外に出てみる。
うっすらと日の出は見えましたが、強風で昨晩積もった雪が舞っている。
小屋で停滞していると風が弱まり、陽が当たりだしたので出発。
出発してすぐ、ようやく陽に照らされた槍穂連峰が現れる。
常念への稜線もクリア。空からは太陽。気持ちのいい稜線歩きです。
どこまでもこの稜線を歩いて行きたい・・・
北穂や槍の穂先は一瞬しか見れませんでしたが、それはまた今度、
まだ歩いてない表銀座、大天井〜蝶のルートに来たときの楽しみに
残しておこう。
蝶槍まで歩こうと思いましたが、蝶槍に人が多かったのと、
槍の上の雲が動きそうになかったので、2664ピークまでで折り返し、
横尾分岐から下る。
この尾根、標高差約1,000mをコースタイム2時間で下るという、
数字だけ見るとなんとも手っ取り早い尾根。ただ、その数字の通り、
激しい勾配です。上部は雪が深く、踏み抜きながら、下部は腐りきって
グズグズの雪とドロドロ土のミックス。横尾に着いたときは完全に
下りの足を使いきっていました。ここは登りは相当キツイのでは・・・
「景色が変わらない」「休憩ポイントが無い」ような道は何も考えず、
黙々と進むしかないですね。
横尾から上高地は少し急ぎ目で歩きました。
途中、徳沢〜明神の池の対岸に2頭の小熊がいましたが、
ヨレヨレだけど飛ばして歩いていたので、写真撮らなかった。
あれは撮るべきだったなー、もうキツくて止まりたくなかった・・・
無事12時前には観光客のあふれる上高地へ下山。
上高地インフォメーションセンターでシャワーを浴びてから
帰路へ着きました。次はまた夏にここへ来たいと思います!
※下山後に知りましたが、4日は遭難事故が多発していました。
お亡くなりになられた方々のご冥福を深くお祈りいたします。
今回私はたまたま、行動中に悪天候に見舞われることは
ありませんでしたが、蝶ヶ岳ヒュッテで午後から雪が降った日です。
槍穂方面はガスで何も見えませんでした。
GWの北アルプスは天気がどう転ぶか分かりません。
くれぐれも気をつけましょう。もちろん私も気をつけます。
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