北戸蔦別岳ピストン(1967は天候悪化でキャンセル)


- GPS
- 10:10
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,481m
- 下り
- 1,482m
コースタイム
- 山行
- 8:33
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 10:06
天候 | 糠平岳までは晴れ☀→北戸蔦別岳山頂はガッスガス |
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過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道入り口までは40分ほど林道を歩き、取水施設の平場が登山口です。 二の沢では数度の渡渉があり、コケで滑りやすい岩や礫があるため慎重にいきましょう。 標高1050m付近の雪渓を抜け急登に入ると、所々掘り込みや泥濘がひどく(こんなだったっけ?)足元注意です。トッタの泉手前まであります。 糠平岳から北戸蔦別岳への稜線には残雪があり、一部急斜面の縁を歩きます。ツボ足で問題なしですが、バランスに注意してください。 |
その他周辺情報 | 日高市街地に道の駅があります。セコマもありますね。 お風呂は、翌日新冠で用事があるため、新冠町レ・コードの湯に入りました。料金は500円。露天風呂から海が見え、絶景が広がります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ(薄)
Tシャツ
ズボン
靴下
キネシオロジーテープ
グローブ
予備グローブ
雨具(上下)
日よけ帽子orヘルメット
タオル
登山靴(夏)
ゲイター(薄)
ストック
ザック
昼ご飯
ガス
コンロ
コッヘル
行動食(チョコ・塩キャラメル等)
飲料(4ℓ)
筆記用具
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
保険証
JRO登録証
携帯
高度計付腕時計
サングラス
カメラ(SDカード)
熊鈴
熊スプレー
ビニール袋数枚
ティッシュ3つ
ウェットティッシュ1つ
携帯トイレ
虫刺され薬
ツェルト
細引き
エマージェンシーシート
痛み止め
日焼け止め
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感想
【お山紹介】
今回は糠平岳→北戸蔦別岳の往復。高さは糠平岳が標高1,807.8m、北戸蔦別岳は標高1,912m。北戸蔦別岳は奥深い日高山脈の主稜線にあるピークの一つです。糠平岳は北戸蔦別岳から西方へ延びた稜線にある三角点のある地点になります。
チロロルートは幌尻岳や1967を狙うルートでもあります。渡渉あり、急登ありとなかなか手強く、幌尻岳へは北戸蔦別岳、戸蔦別岳のピークを越え、七つ沼カールの絶景を見ながら登って行くロングかつハードルートです。以前このルートから幌尻岳を登ったときは天候に恵まれ、七つ沼カールにとても感動したのを記憶しています。私のプロフィール写真はそのとき撮影した七つ沼カールです。
【地質】
地質図Naviによると、北戸蔦別岳は新第三紀中新世の花崗閃緑岩、トーナル岩とあります。深成岩ですね。糠平岳は古第三紀始新世の変成かんらん岩とあります。蛇紋岩かな。マントルを起源としているようです。ダイナミックな地球の動きが感じられます。
↓地質図Navi
https://gbank.gsj.jp/geonavi/geonavi.php#15,42.75143,142.68016
【移動】
札幌からは高速で占冠まで移動。そこから国道237号に入り、日高道の駅へは15〜20分ほどで到着です。一般道の場合は国道274号を利用します。
登山道へは道の駅から国道274号を日勝峠へ20分ほど走ります。右手に千呂露川の大きな沢地形が見えてきますので、右折して入っていってください。しばらく行くと砂利道になり、簡易設置型のトイレが見えてきたら登山口駐車場です。
【山行】
1ヶ月ほど前に知人から1967へのお誘いがあり、私の都合で本日の山行となったものです。北戸蔦別岳を経由して1967の予定でしたが、糠平岳の肩に到着した時点で天候悪化のため、残念ながら手前の北戸蔦別岳へのピストンに変更しました。
さて、山行です。朝の4:00前に日高の道の駅で知人と合流。そのまま知人の車で登山口へ移動し、ちょっとの準備時間ののち山行開始です。
駐車場では青空が広がり、とんでも山行になるのでは?との大きな期待を抱いての出発でした。
出発早々、ニリンソウ、オオサクラソウがお出迎え。今日は花が多そうだな。小鳥のさえずりの中、気持ち良く歩を進める
林道を淡々と進み、40分ほどで左手に取水施設が見えてくる。ここが登山口だ。気合いを入れ直して、山道へ入っていく。
しばらくは川の左岸側を進む。うっそうとした林の中や川縁を登って行く。空気が冷たく心地よい。
二の沢に入ると様相が一変。数度の渡渉(水中の礫が滑る!)を繰り返しながら大きな礫を迂回したり乗り越えたりと体力が消耗する。同行者のペースがやや速く、回復不足の足腰に堪える。
標高1,050mに差し掛かると大きな雪渓に出くわす。以前来たときもここにあったなぁ。雪はザクザクでツボで全く問題なし。滝が見えてきたら右側の斜面に入り、急登開始です。
登山者が増えた影響か、ここで登山道が荒れていると感じる。深く掘り込まれた箇所では泥濘が酷く、登りにくい。「こんなだったっけ?」。髪の毛同様に記憶が薄い。何らかの対策は必要であろう。
しばし淡々と登り、トッタの泉に到着。まだ雪に埋もれ採水は不可能。4ℓ持ってきたので大丈夫だろう。しばし休んで先を進む。
雪渓で少し道に迷うが基本稜線沿いに上がっていけば問題ない。1800m付近の急崖を登り切り、ここですごい景色が目に飛び込んできた。幌尻岳山頂は雲に覆われるも、日高山脈を越えてくる雲が圧巻(゜Д゜)。雲の壁が目の前に立ちはだかるという景色に二人で感動。山頂が見られなくても十分満足でした。
その後糠平岳へ移動し、しばし天候の回復を待つことに。そう、日高は午前午後で天気が全く変わることがある(これ有名)。しかし本日は悪化傾向に向かってしまい、ここで1967は断念することに。まあ仕方ないね。これも山行だね。とりあえず雲の中ではあるが北戸蔦別岳の標識だけでも見て帰ろうとなり、雲の中へ突入開始。
細尾根の雪渓にビビリながらも淡々と登って行き、祝、北戸蔦別岳登頂!景色が全く無く、二人で標識と一緒に撮影後、さっさと下山開始。なかなか来られないところだけど、また来るよ。
天候悪化のため、下山では1,600mくらいになってやっと天候回復。振り返ると山肌に流れ落ちる雲の量が半端ない。河川の水量も少し増えており、滑る石に嫌気が差し、面倒くさくなって川の中をジャブジャブ進む。
あとは淡々と下山し、無事に駐車場に到着しました。途中滑って転んだりしましたが、ケガのない無事の山行に安堵。またご一緒しましょう。
翌日、新冠での用事があり、2時間の移動は眠気との戦いでした。無事に到着は出来ましたが、前日3時間の睡眠時間は短いね。歳もとってきたし、気をつけねば。これからは体力と行きたい山の兼ね合いを考えるようにしないとダメだね。そんなことを考えつつ、さてさて、次回は何処に〜。
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