チングルマには逢えなかったけれど・・・苗場山 祓川ルート

2019年06月13日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 15.5km
• 登り: 1,320m
• 下り: 1,307m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:02
• 休憩: 0:01
• 合計: 9:03

5:30 祓川登山口駐車場
9:32 9:33 苗場山
14:33 祓川登山口駐車場

ルートは、手書きで大体です

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

かぐらスキー場HPより抜粋　下記の通りです。

【苗場山登山道祓川駐車場有料化について】
苗場山祓川駐車場は、有料となります。

期　　間 : 2019年6月8日（土）〜2019年10月20日（日）
料　　金 : 1台　￥500（マイクロバス・普通車・バイク）
料金精算 : 土休日につきましては、人員を配置し料金所にて徴収をさせていただきます。
　　　　　 平日（土休日不在時）につきましては、料金所に料金徴収箱が設置してございますので、料金を投函くださいませ。
　　　　　　 なお、係員が徴収する場合は領収書を発行させていただきますが、不在時は領収書発行ができませんので、
　　　　　 あらかじめご了承くださいませ。


【苗場線法面改修工事に伴う通行止めについて】
苗場山祓川登山道口駐車場までの林道は途中の法面工事（国道から約1Km地点）に伴い、
下記の期間において全面通行止めの時間帯があります。
車両通行の場合には十分ご注意ください。

工事期間：2019年4月18日〜2019年7月11日まで
規制内容：2019年6月6日までは全面通行止め
　　　　　2019年6月7日〜2019年7月11日の平日は、以下の時間帯で通行可能
　　　　　早朝〜8:00、10:00〜10:15、12:00〜13:00、15:00〜15:15、17:00以降

※原則、土日の通行止めは行いません。工事の進捗により片側交互通行となります。
　詳しくは、湯沢町役場地域整備部建設課維持管理係まで　TEL:[phone]

コース状況／危険箇所等

　残雪箇所も、長靴のつぼ足で、問題ありませんでした。この日は、帰路で時々踏み抜きある程度でした。ただし、その日の状況により、また個人の能力により異なり、滑り止めなども必要となるかもしれません。
　樹林帯の残雪地帯は、ルートが分かりずらいですが、赤テープがしっかりと誘導してくれていて、安心でした。ルートロスしやすい下りで、特に分かりやすかったので、とても安心出来て、助かりました。ガスで視界は無い時には、慎重に歩いた方が良いと、思われます。

写真

登山口にある、味わいある絵看板 　残念ながらチングルマに逢えず、でも訪れて良かった

最初は登山道行かず、林道を歩く

和田小屋前のゲレンデを横切り、登山道へ。岩ゴロゴロと木の根の道。

見上げたらブナの緑

逢えると嬉しい、ツバメオモト

ショウジョウバカマは、一番多く見掛けた

知らないと、見落としそうなタケシマラン

エンレイソウ　ビターな感じで、派手さはないけど、意外とエレガント

ムラサキヤシオとムシカリ　他でも、一緒に咲いていました

イワナシ　果実は梨に似て甘くて、食べられるそうです

ミツバオウレン

新芽も輝いている

下ノ芝　ここを過ぎると、残雪が出てくる　

登山道から少し外れた所に居ました、アズマシャクナゲ

ムラサキヤシオも登るにつれて、フレッシュに。 ブルー・グリーンと合わさると、カラフル。

幅広尾根の樹林帯に残雪で、登山道は分かりずらいけど、赤テープを見失わないようにすれば、大丈夫でしょう。ガスっている日は、要注意。

中ノ芝　振り返ると上越・会津の山並み

残雪期に登られる日白山から平標山への尾根
その奥に谷川連峰主脈

上ノ芝過ぎると、開放的な風景に

絶景です
日白山から平標山への尾根
その奥に谷川連峰
最奥に燧ケ岳・至仏山・日光白根山・皇海山

股スリ岩　真っ赤なシャクナゲが、お出迎え

この青空の下での、オープンバーンの残雪歩き、気分は高まる

田代湖、20・30年前はスキーをしながら眺めていたが、山歩きをしながら見るようになるとは、全く思いもしなかった。

神楽ヶ峰過ぎると、平らではない、ドンとした苗場山が。右奥に鳥甲山。

鳥甲山のバックには、剱岳と、五龍岳や唐松岳・白馬三山など後立山連峰が、聳えていて圧巻(剱岳は、奥左の双耳峰のように見える、左の峰のようです。右峰が五龍岳）

妙高山・火打山

イワカガミ

雷清水、冷たくて美味しい。登山道脇にあるので、ありがたくて貴重です。

コヨウラクツツジ

急坂下り終えると、しっとりとした薄紫の貴婦人

花畑は、シラネアオイロード

雲尾坂の斜面には、アズマシャクナゲが密集

フレッシュな花々

シャクナゲ、バックに赤城山

イワカガミも、群落が出てきた

ムラサキヤシオに雲尾坂

皆さん、笑顔でお出迎え

燦々として

翼を広げて

ナエバキスミレかな

個性的なお顔です

サンカヨウも忘れずに

ナナカマドも、生き生き

休み休み急坂を登り振り返ると、霧ノ塔〜神楽ヶ峰

ヒメイチゲ

この雪渓を登ると

青空のもとに、広大な高層湿原と残雪の大地
バックに、白砂山・赤倉山・佐武流山・浅間山・大高山・横手山・烏帽子岳・裏岩菅山・焼額山

烏帽子岳・裏岩菅山・焼額山、バックに、穂高連峰・槍ヶ岳

屏風のような北アが連なっている

時の流れがゆったりとしたような感覚になり、心やすらぐ

池塘には、空のブルーが映る　 中央赤倉山、奥に白砂山・佐武流山

一応、山頂踏む

チングルマを探しに、広大な台地の湿原へ

自分以外誰も居ない、静寂さに包まれた空間

探せどもチングルマ咲いていず、でも、ショウジョウバカマが、ここでも彩りを添えてくれていた。

左奥に皇海山〜袈裟丸連山、右奥に赤城山。赤城山が、平地から聳えているのが見える。苗場山頂から、こんな見え方をするとは、意外だった。登頂4度目で、初めて知った小さな発見です。

盛夏の花々や錦秋の彩りも、見てみたい　何度も来たくなります　

青い空と澄んだ空気、清らかな水 、 これだけでも、十分な幸せのアイテム

雲尾坂トップから、神楽ヶ峰、田代湖、奥に越後三山・巻機山・谷川連峰、最奥に会津駒ヶ岳・燧ケ岳・至仏山・日光白根山・皇海山

右に霧ノ塔。名残惜しいですが、雲尾坂を下りましょう。平日の林道通行制限が、ちょっと・・

谷に残る雪渓

ムシカリと霧ノ塔

帰路もアオイさんに見送られ

ナエバキスミレも咲き誇り

ミネザクラもまだ残っていた

もっさもっさのイワカガミ

ウラジロヨウラクは、開花はもう少し

ミヤマ？ハタザオ

振り返る苗場山と伸びる台地

湯沢リゾート地のバックに、越後駒ヶ岳・中ノ岳・荒沢岳・巻機山

素晴らしい残雪歩き

上ノ芝へと幅広の尾根下る

登山道が、所々、沢のような流れに　　　　

コメツガ・シラビソ林は、赤テープを追いながら下り

踏み抜き注意の雪渓も、所々に

ムラサキヤシオは、明るさを

ミツバオウレン

ウスギオウレン？

見上げるブナの大木

朝気付かなかった、サンカヨウ

朝はいつもおねむで、閉じているが、今日は帰りも半開のコミヤマカタバミ

初夏のちょっと牧歌的景色　和田小屋までくれば、後は林道をテクテク歩き終わり

感想

ben1966

　山頂台地の湿原では、チングルマには逢えず残念でしたが、高層湿原と残雪の大地の景観は、感動ものです。そして道中にシラネアオイをはじめ、雪解け時の花々が咲き、素晴らしかったです。
　天気にも恵まれ、4回目の苗場山行で、一番の眺望でした。苗場山頂から見る、赤城山の景観は、新たな発見でした。また、鳥甲山の奥に聳える、後立山連峰の景観は、特に印象的でした。