富士山 （剣ヶ峰 ”初挑戦” 、富士宮口五合目〜ピストン）
raku-inkyo
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 1,389m
- 下り
- 1,389m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 11:41
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 12:34
| 天候 | 晴れ、弱風 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
復：（往の逆） ※小田急ロマンスカー 平日、1日3本運行、全席指定：1330円 新宿〜御殿場間を乗り換え無しで行けるのが便利。 ※レンタカー トヨタレンタカーを利用 御殿場駅東口の駅前に有る。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■危険個所 特に無し。 ■コース状況 所々に小さな残雪あり。九合五勺の上に大きめの残雪あり。 何れも雪が緩んでいるので、アイゼン無しで歩ける。 私は軽アイゼンを持参しましたが、使いませんでした。 ■トイレ 富士宮口五合目のみ ※この時期は、全ての山小屋が閉まっていました。 ■登山ポスト なし ■携帯電話（au） 今回のコースは、時々確認しましたが、何処でも通じました。 |
| 予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
6合目までは入って良いとのことで、閉鎖されてない。
標高：2490m
※登山口から21分（CT:25分）、順調に進む
但し、締め切られている。
霧の向こうに山頂が見える。
凍ってはいないので、アイゼン無しで慎重に歩く。
これを渡り切ると・・・
標高：2780m
※六合目から63分（CT:60分）、ほぼCT通り
小屋に到着。しかし、表示が無い。
元祖七合目の山口山荘と思われる。
標高：3010m
※新七合目から60分（CT:50分）、CTをややオーバー
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しかし、表示が無い。
元祖七合目の山口山荘と思われる。
標高：3010m
※新七合目から60分（CT:50分）、CTをややオーバー
八合目の池田館に到着。標高：3250m
※元祖七合目から85分（CT:50分）、CTを大幅にオーバー。3100m辺りから軽い高山病症状が出て、ペースを落とした。
標高：3250m
※元祖七合目から85分（CT:50分）、CTを大幅にオーバー。3100m辺りから軽い高山病症状が出て、ペースを落とした。
標高：3460m
※八合目から58分（CT:45分）
山頂まで、あと1km。
何んとか山頂まで行けそうだ・・・
九合五勺の胸突山荘に到着。標高：3590m
※九合目から52分（CT:35分）、高山病症状は治まったものの、この遅れは疲労と思われる。
※山頂まであと550m。もう少しだ。
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標高：3590m
※九合目から52分（CT:35分）、高山病症状は治まったものの、この遅れは疲労と思われる。
※山頂まであと550m。もう少しだ。
※下山時、最後の10m程をシリセードーしてみた。
これを登り切ると・・・
富士宮口頂上に到達。これは「頂上浅間大社奥宮」。
二礼二拍手一礼をし、本日の安全祈願をする。
※九号五勺から65分（CT:45分）
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これは「頂上浅間大社奥宮」。
二礼二拍手一礼をし、本日の安全祈願をする。
※九号五勺から65分（CT:45分）
ここまで来たら、行くしかない。
これが剣ヶ峰。
最高地点：3776m
この右が・・・
最後の急登を力を絞り出す様に一歩一歩登って行く。
ここが日本一高い所だ。
それにしても、そこの外人さん邪魔だな〜
※奥宮から29分（CT:24分）
3776m、ヤッタ〜〜〜ッ！
気温：6℃、風も弱くて居心地良好。
記念写真外人さんが下山したので、山頂に居たもう一人の方とお互いに撮りあう。
※予定時間に30分程遅れている。約20分滞在して下山開始。
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外人さんが下山したので、山頂に居たもう一人の方とお互いに撮りあう。
※予定時間に30分程遅れている。約20分滞在して下山開始。
この辺りからガス発生。
と言うよりは、雲に突入したと言うことかも。
※この辺りでは、膝が完全に笑ってしまい、止まろうにもブレーキが利かない状態。
富士宮口五合目の登山口に到着。
兎に角、疲れた〜ッ！
※下山時点で撮り忘れたので、少し経ってから撮影。
感想
■山行計画
今回の富士登山は2回目。1965年の1回目は剣ヶ峰には登ってない。
年々体力が衰えていく中、やっぱり、日本一高い所に登っておきたいと思っていた。
時期としては、7月10日の開山前で、残雪が有る時期、そして、晴れ・弱風の日であれば理想的だ。
調べてみると、富士宮口五合目からだと往復距離が8�卍�で、私の体力の許容範囲内。ところが、高度差が1376mで許容範囲を遥かにオーバーしている。
しかし、日本一高い所に登りたいし、さてどうするか？
考えた末の結論は、行ける所まで行き、無理と思えば潔く途中で断念すればよい。ということでトライすることに決定。
御殿場に前泊し、レンタカーで登山口まで行き、夜明けと同時にスタートし、合計時間は12時間という、かなり緩い計画だ。
■結果
結論から言えば、計画に対して約35分オーバーの12時間35分であった。恐ろしい程に時間のかかった山行になってしまった。
登り途中の3100m辺りから、軽い高山病の様な症状が現れた。即ち、軽い頭痛と息苦しさである。但し、少し休めば回復するという程度であった。
ところが、山頂までは何とか辿り着くことが出来たものの、下りがきつかった。
これは、高度差が自分の実力を遥かにオーバーしているのが原因だが、最後は膝が笑ってしまって、富士山特有のザラザラした小石の上を歩くとストップがかからない状態。即ち、ブレーキを踏んでいるつもりがアクセルを踏んでしまっている感じなのである。
結局のところ、超緩い計画であったにも拘わらず、四苦八苦の末、何とか下山できたという次第。
■感想
日本一高い所に到達した瞬間は、感動ものでありました。
しかし、富士山は風景が下から上まであまり変化が無いというのが特徴。「富士山に登るのは1回で良い。2回登るものでは無い。」と言われるのはその為か。
この日は周辺に雲が発生して、眺望が損なわれたことと、疲労困憊であったことで、下山後の感想は「もういいか」というのが実感。
この歳で、日本最高地点に到達できたということで、記念になる山行になったことは間違いない。
眺望が良い状況であったら、また違った印象になったかとも思う。
■笑える話
私は歩くのが遅いので、追いつかれると端に停まってスルーしてもらうことにしている。その際、会話することもあるのですが、今回のは笑ってしまうものでした。
相手「山頂まで行かれるのですか？」
私「行くつもりでいます。」
相手「お元気ですね〜ッ！、ところで、おいくつですか？」
私「きじゅ（喜寿）です。」
相手「え〜ッ！ 90〜ッ、全然その様には見えませんね〜。」
※それはその筈、77才ですから。
勘違いしているな〜と思い・・・
私「90才では無く、喜寿の77才です。」
相手「そ〜ですよね〜ッ！」
両者「アッハッハッハッハ〜ッ！」
※今日は、同じような会話が二度有った。
■お恥ずかしい話
登りの途中でシニアの方が私の後から登ってきた。ストックを持って、一歩一歩、如何にもご老人だな〜と分かる、ぎこち無い歩き方をしている。
歩くのが遅い私は、人様を抜くことは無く、抜かれるばかりで、そのことには何の抵抗感も無いのである。
私は、この方には抜かれることは有り得ないことだと楽観視していた。
ところが、この方は歩くのはぎこち無くて遅いのだが、休まずに歩き続けるのである。
結局のところ、私はこの方に抜かれてしまった。
ア〜、ナンテコッタ・・・
■驚いた話
六合目を過ぎた辺りで、トレランスタイルに近い装備の中年男性が凄いスピードで登ってきて、アッという間に抜かされた。
「早いですね〜ッ！」と声を掛けると、「いや〜ッ！」と言いながら、たちまち見えなくなってしまった。
その後、八合目付近を歩いていると、又もや凄いスピードの方が登ってきて、これまた、アッという間に抜かれてしまった。しかし、よく見ると六合目付近で抜かれた方とソックリなのである。双子かな〜？ いやそんな訳ない。そうか、途中で寄り道でもしていたのかもしれないということにして、私は得意のスローペースで登り続ける。
ところが、山頂直下の雪渓を登っている時、走る様にして雪渓を下って来る人が居る。よく見ると、正にそれは、あの凄いスピードの方なのである。すると、近くに居た友人らしき方が「今日は3度目は無いですよね〜？」と声掛けをしている。
何〜ッ！ と言うことは、本日二往復しての下りと言うことではないか。唖然としてしまった。
双子でも、寄り道でも無い、二往復していたのである。世の中には、凄い人が居るもんです。
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yurimuko さん
喜寿になっての富士山単独登頂おめでとうございます！！！
後期高齢者の仲間入りをしたものですが、一生に一度は富士山山頂に立ちたいと思い続けておりましたが、潔く断念することにしました。
rakuinkyo6さんの山行記録を毎回拝見させて貰っておりますが、いつも自分も一緒に山に行ったような気持になります。
今回も富士山山頂に登頂したような気持になりました。
有難うございました。
今後は安全第一をモットーに、末永く山行と写真撮りを楽しまれんことを祈っております。
我が実力を大きく上回る高度差に、敢えてトライしてみました。
しかし、富士山は喜寿爺さまには優しくありませんでした。
下山終盤は、これまでの人生で最高に笑いっぱなしでありました。膝が。
疲労感が半端では無く、どうしても風呂に入りたくて、御殿場でもう一泊し、ゆっくりと風呂 に入って、翌日、スッキリ気分で帰宅しました。
帰宅後、２日間は再び山に登りたいという気持ちが全く出て来ませんでしたが、今日になってみると、次は何処にしようかな〜と考える様になってきましたね。ハイ。
しかし、下界は暑いので、次の山行は涼しくなった秋ですかね・・・。
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