記録ID: 191526
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
八ヶ岳(赤岳、天女山から周回、キレットを越えて残雪豊富な県界尾根を下降)
2012年05月16日(水) [日帰り]


- GPS
- 12:05
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,990m
- 下り
- 1,990m
コースタイム
天女山駐車場6:20 - 天の河原6:32 - 前三ッ頭8:04 - 8:34三ッ頭8:46 - 権現岳・ギボシ分岐9:25 -
10:14ツルネ10:28 - キレット10:54 - 12:17赤岳12:43 - 県界尾根分岐13:12 - トラバ-スル-ト -
直登ル-ト合流13:40 - 大天狗14:34 - 15:20小天狗15:27 - 登山口15:54 - 羽衣池16:57 - 八ヶ岳横断歩道 -
天女山18:24 - 天女山駐車場
赤岳まで 5時間57分
行動時間 12時間4分(休憩含む)
10:14ツルネ10:28 - キレット10:54 - 12:17赤岳12:43 - 県界尾根分岐13:12 - トラバ-スル-ト -
直登ル-ト合流13:40 - 大天狗14:34 - 15:20小天狗15:27 - 登山口15:54 - 羽衣池16:57 - 八ヶ岳横断歩道 -
天女山18:24 - 天女山駐車場
赤岳まで 5時間57分
行動時間 12時間4分(休憩含む)
天候 | 晴れのちくもり、やがて穏やかな晴天に包まれる 駐車場 14℃ 三ッ頭 6℃ ツルネ 7℃ 赤岳 5℃ 小天狗 12℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
天女山駐車場 → 延命の湯 → 小淵沢IC → 八ヶ岳PA → 高尾山IC → 町田 ※双葉SAで車中泊 ※天女山駐車場へは長坂ICが近い(考え事をしていて通り過ぎてしまった) ※駐車可能台数は20台ほど |
コース状況/ 危険箇所等 |
★駐車場〜権現岳 前三ッ頭の手前から積雪あり。三ッ頭は積雪なし。 権現岳直下のトラバ-スは地肌が露出しており問題ない。 ★権現岳〜キレット〜赤岳 残雪は旭岳〜ツルネ、キレット前後で顕著。 キレット手前の樹林帯はトレ-スがはっきりしなかった。 なんとか辛うじて顔を出している夏道を見付けて事なきを得た。 赤岳のルンゼのガレ場は全く雪が残っていない。 上部の文三郎との合流付近に凍結箇所がある。クサリがなかば埋まっていて そこは下降できない。左側に迂回して下降した。 ★県界尾根 直登ル-トを下降せず赤岳天望荘まで下降してトラバ-スル-トに入る。 ル-トはまだまだ残雪豊富。雪質はザラメ雪で足がほどよく食い込む感じ。 トレ-スをありがたく追わせてもらった。おかげでアイゼンは使用せず。 滑落の心配はなかったが少し緊張した。西穂で滑落した時と違って雪質が全く 異なりピッケルがよく刺さった。 直登ル-トに合流後、急斜面の下降が待っている。途中、あまりの急斜度に アイゼン装着を余儀なくされた。登高はアイゼンなくてもいいが下降は 装着しないとちょっとキツイ。 その急下降が終わると今度はクサリの岩場が出現。 幸いなことにまったく雪がついていなかった。とてもラッキ-だった。 この岩場にまともに雪が残っていたら下降できたかわからない。 ここから先はなだらかな尾根の下降だったのでほっとひと安心した。 結局、残雪は小天狗の手前あたりまで続き、ようやくアイゼンを外した。 清里方面(サンメドウズ)への下降路は残雪なし。 ★八ヶ岳横断歩道(羽衣池〜天女山) 道標多数あり。 途中、広大な県営八ヶ岳牧場のなかを通り抜ける。 間近に牛を見ることができる。 ★装備 アイゼン(エバニュ-10本)・・・県界尾根急斜面の下降から小天狗まで装着 ピッケル・・・トラバ-スル-トから使用 ストック・・・使用せず ★温泉 スパティオ小淵沢 延命の湯 600円 「道のえき」こぶちさわに併設 |
写真
撮影機器:
感想
今度の山行は天女山から赤岳までのピストン。
もしツルネ東稜にトレ-スがあれば下降に利用するつもりでした。
山頂で県界尾根を登ってきた方にお会いした。
アイゼンは使わなかったとのこと。
そうかトレ-スがあるなら県界尾根を下降するのもいいなあ。
八ヶ岳横断歩道で天女山へ戻ってこられるし。
よし予定変更。
直登ル-トはトレ-スがあるらしいが下降は少し不安がある。
山頂でお会いした方はトラバ-スル-トを利用してきたのでそちらで
行くことにしよう。
トラバ-スル-トには赤岳天望荘まで下りてから入る。
一人分のはっきりとした踏み跡を忠実に追わせていただきました。
西穂での滑落のこともあって少し緊張しました。
アイゼンをつけなかったので一歩一歩慎重に進みました。
このトラバ-スル-ト、下降で使うにはトレ-スがないとわかりにくいです。
そういう意味でトレ-スに感謝ですね。
途中、急斜面の下降に面喰いましたがクサリの岩場はまったく雪がなく安心
して下降できました。
ちょっぴりスリリングな県界尾根を楽しむことが出来ました。
確か過去に残雪期の県界尾根では事故が起きていると聞いたことがあります。
そのことが思いおこされて心配はありましたが何とか無事に下降出来ました。
単なるピストンではなく周回で八ツを楽しむのがいい。
今後は阿弥陀南稜、赤岳天狗尾根、また真教寺尾根やツルネ東稜を組み合わせて
周回してくるのもいいですね。
出合小屋にも泊まってみたいなぁ。
八ツの東面は楽しみが尽きません。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2333人
展望荘と同じくらいの高さから県境に移るんですね。
自分が下ったときは鎖がもっとしたまであったから、展望荘を斜めに見上げるくらいまで降りてからトラバースしました。
展望荘へのトラバースもあの斜面では怖そうですが。
Bus-climbさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
トラバ−スル−トは天望荘のすぐそばまで延びています。
今回はトレ−スがあったので助かりました。
トレ−スがないと下降で使うにはわかりにくいかと思います。
逆に天望荘へ向かってトラバ−スする方が少しはマシかなと感じました。
まあ、確かに仰る通りあの斜面には少し腰が引けますよね。
それにしても少し緊張しました。
あの雪の状態なら滑落は大丈夫だろうとわかってはいたんですけどね。
3月に西穂でトラバ−ス中に滑落したのでその時のトラウマがありました。
早く克服しなければと思ってます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する