月山
- GPS
- 12:13
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 547m
- 下り
- 548m
コースタイム
天候 | はれときどきガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪渓が何ヵ所かあります、今年は残雪が多いとのこと。特に下山で使用した牛首下は斜面もきつく、軽アイゼン・ストック使用しました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
食器
地図(地形図)
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ 軽アイゼン
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感想
関東はずっと梅雨空なので、またもや東北へ。今回は日帰り史上最北です。
朝3時に仲間の車がわが家に到着、一路北を目指します。
途中、交代で少しでも寝ておこうと先にわたしが眠りました。そして目が覚めるとそこは郡山。しかも、郡山から先が通行止めとのことで、出口へと向かわされます。
調べると、朝の6時までが通行止めだそう。今の時間5時半。。先に言ってよお。。。。
次のインター本宮までは下道を走り、本宮についたのは6時でした。なんかくやしい(笑)。
気を取り直して再び山形を目指します。
晴れ予報のはずが、なかなか青空が見えてこないことに不安を感じながら、終点の月山インターを下ります。
インター下りてからは山道で、高度をあげていきます。曇り空どころか、ガスがどんどん濃くなり、白い世界に包まれていました。
姥沢駐車場に到着して、隣の車が宮城ナンバーだったので、朝はいつもガスるのかをきいてみました。「今日は晴れ予報だから、はれんじゃないのかな」とのお言葉、とりあえず上に行こうと支度をはじめました。
リフト乗り場までは、車道を緩やかに登り、途中で入山協力金500円を支払います。
あいかわらずのガスに心は折れかけていますが、チケットを購入しリフトへ。
ペアリフトには、一人ずつ乗せてもらいました。久々のリフト、タイミングよく乗るのに少しドキドキ。
無事に乗れたリフトはガスの中を登っていきます。
足下にはニッコウキスゲがラッパのように開いて咲き濡れていました。
そしてしばらく登っていると、奇跡のようにガスが薄くなっていきました。
と同時に、目の前に山のかげが見えてきました!
「わーっ♪」と、思わず歓声を上げてしまいます。青空のした、残雪の白と緑の山がはっきりと見えてきました。
大興奮で写真を撮影。そして、振り返ると後ろも絶景!雲海が広がっていました。
その雲海の向こうに、頭だけ山並みが見えています。
天空の楽園とはまさにこのこと!登っていくリフトがまた、さらに眩しい景色を届け、息をのむばかりでした。
リフト終点、の看板が見えるとすぐ、山頂駅へと到着。月山のモニュメントが迎えてくれました。
雪を抱いた山はそれだけで自然の芸術のよう。
ぬけるような青空をキャンバスにした贅沢な絵画の世界が広がります。
また、振り返れば雲海!特に、雲海から生まれでるようなリフトがとても不思議な画でした。
登山道脇の安全地蔵に無事山行を祈り、登り始めます。
所々木道が整備された歩きやすい道です。
ほどなく分岐に着き、向かう月山を目の前に気合いがみなぎります。
ここからはいきなり雪渓の登り。ストックを取り出して、足元を固めながら登りました。
スキー板をもって登る人も多く、さすが夏スキーのメッカです。
また、三脚を立てて広がる景色を撮影している人たちもいました。 「こんな雲海はめずらしいんだよ」と、教えてくれました。
そんな会話をきっかけにお二人と仲良くなり、一緒に写真をとったりと楽しい時間を過ごしました。
お二人は山頂へは行かないというので、私たちとはここでお別れです。
雪渓を登りきると、木道が続くお花畑が待っていました。地糖が空をうつし、お花たちは咲き誇る。楽園という言葉以外、見つかりません。
その緩やかに楽園を歩いていく先の頂上は、姥ヶ岳です。
姥ヶ岳の奥が遊歩道になっていたので、足早に見て楽しみました。
眼下に広がる雲海がほんとうにきれいでした。
そこからは月山山頂を目の前に見ながらの稜線歩きです。沿道には花々が咲いて、登山者を励ましています。
空、雲、緑、花、山と自然を存分に楽しみました。
鞍部に下りると、そこから山頂への登り。雪渓を横切り、登りはじめました。
道はやや急坂の岩場に変わり、いよいよ登山らしくなってきました。
山頂はすぐ上に見えているのに、なかなか到着できないなあ、としんどい登り。暑さも手伝い、ペースが落ちていくのが自分でもわかりました。
時折振り返って、登ってきた高さを確認します。高さに加えて、歩いてきた稜線まで見下ろせるのはとても気持ちのいいものでした。
そして、山頂手前でお地蔵さまが出迎えてくれました。その横には、小さな神社があります。
息を整えるべく小休止。石碑を見上げて「あそこまで登れば、あとは平らだから」と、通りすがりの方が教えてくれました。
気合いを入れ直し踏ん張って石碑までいくと、そびえる月山神社をとらえることができました。
天空の神社に続く階段が、なんとも神々しいではありませんか!!
一歩ずつ自分の足で近づいていく感覚に、気持ちが洗われていくようでした。
小屋の前を過ぎ、階段の手前で立ち止まります。
写真撮影をして、神社の中へ。
ちょうど居合わせた方が、はじめての私たちにいろいろ教えて下さり、一緒に中へ。
まずは入口で参拝料を奉納し、「かしこみかしこみー」と御祈祷を受けます。
そして人型の紙に願いをこめて、お水に浮かべます。
それから御札をいただき、中へと進んでいきました。
石の本殿にお参りをして、回りを一周。売店では登拝記念にと、バッヂを購入しました。
出口でその方とお別れをして、今回のお目当てクロユリを探しにいきます。
とはいえ、どの辺かも見当がつかないので近くの登山者にきくと快く教えてくださいました。
東北のひとは、みんなとてもあたたかくいい方です。
小屋の前の遊歩道を入るとすぐ、クロユリは咲いていました。
見過ごしてしまいそうなほど小さく、ひっそりと咲いていてとても可憐です。
4輪ほど見つけて、写真におさめて目的を達成できました。
最後に山頂碑を探しに、神社の裏手に進みます。
キョロキョロと探していると、さきほど神社にご一緒してくださった方がまた、教えてくれました。教えるどころか、山頂碑まで案内してくれました。
いつのまにかあたりはガスに覆われて、溶けきらない雪が足元に白い中、進んでいきます。
左手に登る道が見えて、ひと登りすると小さな山頂碑と三角点がありました。
もちろん、記念撮影です。あいにくのガスが残念でしたが、無事に登頂できた喜びに優るものはありませんでした。
神社のそばの広場に戻って、待ちに待ったお昼ごはん。カップスープとパンをさくっといただきました。
あとは下山のみ、再び来た道を戻ります。
下りはいつものペースで、急坂も難なく進みます。
あっというまに雪渓まで下ると、流れでそのまま姥ヶ岳の方へと歩いてしまいました。
帰りは周回しようと思っていたので、慌てて道を探します。
が、ここからの雪道がとても大変でした。
雪の斜面を下るのですが、緩い雪が滑りとても危険。丁寧に歩いているつもりでしたが、滑って転んでしまいました。
「さっき滑落した人いたから気をつけて」と、登ってきたおじさまに声をかけてもらいました。
大事をとり、軽アイゼンを履くことにします。
「それがいいよ、ないよりは全然いいよ」と、そのおじさまは言って、わたしの足場にストックを刺して支えてくださいました。
ほんと、東北の方の暖かさには胸を打たれます。
無事にアイゼンを履き、支えてくださった方にお礼を伝えて別れました。
アイゼンを履いた結果、歩きやすくなり再び元気に下ります。
下りきったところで、小学生の団体に遭遇し、彼らに続いていきます。
やはり雪が多いのでしょうか、トラバースする斜面に足をとられて滑っていく子もいました。
ふと振り返ると温められた雪原から水蒸気が舞う幻想的な風景が見られました。こうして見上げると、まるで雪山のようでした。
慎重に進み、最後の登り返しも雪道からスタートです。
豪快に雪解け水が流れているのを見つけたら、やっと地面が顔をだして、山道に変わりました。
ひと登りで分岐へ、多くの小学生が後の子供たちを待っているのを追い抜き、一気にリフト山頂駅へと向かいました。
リフトに座り、いよいよ天空の楽園ともお別れです。リフトは雲海の中へと吸い込まれ、やがて楽園は白い世界に巻かれて見えなくなりました。
リフトを下りると、天然水の水場があったのでいただきました。
駐車場までの歩き中、下界は曇っていて少し肌寒く感じました。
ますます山頂での好天が浮世離れに思えて、さっきまでの時間が夢のような一時に感じられます。
霊峰月山を感じるほんとうにすばらしい1日となりました。
yukorikaiさん はじめまして
埼玉のchiiと申します。初めてコメントさせていただきます。
この連休、妻のリクエストで月山に登る予定でした。諸事情のため
延期となってしまいましたが、月山のレコを探していると見慣れた
アイコンが…ふっかちゃんでした!自分もふっかちゃんのアイコン
を利用しています。ちなみに、もう1人?1匹?同じふっかちゃん
アイコンの方がいます。ご存知でしたか?
chii1961さん、はじめまして♪
コメントありがとうございます!
実はchii1961さんのことは存じ上げており、去年の苗場山周回のレコをお気に入りにさせていただいてました!
もちろん、ふっかちゃんがアイコン(///ω///)♪と、いうのにも気付いていました!
ふっかちゃんかわいいですよね(///ω///)♪
もう一人のかたは存じ上げないのですが、こんなにふっかちゃんが好きなのですから、きっといつか発見できると思います(笑)。
月山は想像以上にすばらしいお山で、オススメです!ぜひぜひ、奥さまとご一緒にお出掛けくださいませ(^^)
レコも楽しみにしております♪
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