キノコ求めて放浪のポンポン山


- GPS
- 04:43
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 842m
- 下り
- 840m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今日は白山の南竜でテント泊して雪渓スキーをするつもりで準備していたのですが、朝起きたら雨があがるのが14時以降〜という予報になって諦めて日帰り装備に戻してポンポン山にキノコ探しにしました。
先週末に見た幼菌はアカヤマドリと思っていたらハナガサイグチに育ってました。一週間もすると様変わりするので同じルートを歩いても飽きないのがキノコ山行の楽しいところです。
ポンポン山界隈は登山道も歩きやすいのでトレランされている方にはよく遭遇します。今日はシートラではありませんがそれでもずっしり無駄に重いザック(マイタケが入ってるわけでもないのに)と比べるとあの軽快さは羨ましい限りです。
物質の運動エネルギーは重さに比例し、速度の二乗に比例します。つまり走るということは相当な運動エネルギーを有しているわけで、転倒した時の衝撃は歩行中よりも激しくなります。しばしばトレランの方が血まみれで下山するのを見かけます。
スピードで言えば山スキーも相当なスピードで、立木に激突して骨折するという話はよく聞きます。
そういえば先日あるトレラン大会で、参加者が途中で道迷いして携帯から連絡してきたので捜索したにもかかわらず発見に至らず捜索は中止になったそうです。
公的な捜索というのは通常3日くらいで、それは登山道から手がかりを探すのが中心になります。道迷いによる遭難は無理に下山して斜面を滑落して骨折し、身動き取れないものの水切れの渇きは骨折の痛み以上で、這ってでも沢まで移動します。もしくは滑落時に頭部や頸椎を骨折するとそれが致命傷になるでしょう。
骨折していても水があれば二週間くらいは生き延びることができます。それなのに捜索が3日で終わるのは家族にとってはやるせない思いですが、公的な捜索は即ち税金で賄われており、また他の事件もありますから捜索を3日くらいで区切ることには合理性があります。
なので公的な捜索が終わったら次は民間による捜索に引き継がれます。それは山岳会に所属していれば仲間が時間を割いて対応してくれるものです。また家族は現地に入って情報提供を呼びかけたり、飲み物を用意したりと出来る範囲で出来る限りの協力をされることが多いです。
最近はヤマレコでもご家族の方が情報提供を呼びかけられたことがきっかけで、実力のある人がボランティアで現地入りして手がかりを探すこともあり、そこから解決するケースも多いです。
いずれにしても山で遭難するというのは、大地震で予想外の雪崩が発生して埋没するといった非常に運の悪いケースを除いては、本人あるいは同行者の知識、技術、装備、体力、経験、判断力で防ぐことができるものです。
登山というのは安全を最優先にするというのが大原則でしょう。なのでカッコよく滑ろうとか、意地でもピークを狙うとか、レースで競争するというのはその原則に反するもので、そういうことが事故を引き起こします。
少なくとも、いま自分がそういうリスクを背負っているのだ、この場面では特にそうだ、という意識を持つことが始まりでしょう。
コメント
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白山での雪渓スキーの話、ポンポン山のキノコの写真、そして「感想/記録」、楽しく拝読させていただきました。
六甲山系の麓に住んでいるので、昔から年に1回くらいは山歩きはしていましたが、昨年から少し頻度が上がりました(月2〜)。昨年の秋、山に行き、初めていろいろな種類のキノコを見て驚きました。花の方は歩くのが必死でなかなか楽しめていませんが、キノコには魅かれてしまい、道中、可能な限り写真を撮りましたが、帰宅後、インターネットで検索するものの「同定」に至るものはわずかでした。今も気になりつつ「同定」できないものが多数です。草木の名前もなかなか覚えられません。
誠に勝手、不躾申しますが、以下のページのキノコで名前がわかるものがあれば、教えていただきたく存じます。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1666032.html
特に写真「24」のキノコは、名前が気になって仕方がありません。
また、キノコや山の花の名前の覚え方、あるいは、おすすめの書籍があれば教えていただけませんでしょうか?
skiboyさん、コメントありがとうございます。
実はskiboyさんの夜光るキノコ山行を拝見してとても羨ましく思っているところでした
では早速同定を…これで30分くらいかかりました。
4はハイカグラテングタケ
6はヤブレベニタケ
7はタマシロオニタケ?
8はフクロツルタケ?
9はテングタケ?
10はキツネタケ?
11は傘しかないので不明ですがニガイグチの仲間かと
12はイタチタケ?
14はヒメベニテングタケ?
17はスエヒロタケっぽいですが?
20はテングタケ?
21はムジナタケ?
22は不鮮明なので…
23はダイダイガサかも
24はハナガサイグチ
25〜27、29はタマゴタケで合ってます
28はホコリタケ?
30はツガサルノコシカケ
写真だけだと間違いが多くなるのでご容赦ください。
愛用本は、小学館の図鑑NEO きのこ、これでほぼ足ります。
それから北陸のきのこ図鑑もたまに使いますが、これはプロ向けの本だと思います。難しい…
わっ! 同定ありがとうございます!!!
それも非常に丁寧に教えていただき大感激です!!!
忘れないうちにスレに「追記」しておきました!
光るキノコはkurokuwa65さんの案内によるものです。
発生のタイミングの把握が難しく、たわわに・・・という状態ではありませんでしたが、感動しました!
また、レコ楽しみにしています!
今後ともよろしくお願い申し上げます!!
六甲も京都も生えてるキノコは似てますね
タマゴタケがもう出てるんですね〜
私もナイトハイクで光るキノコ観てたらいいなぁ〜もし昼間にあのキノコがあれば三脚持って夜にも行ってみます!
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