これが転落というものか−二子山(雌岳・雄岳)−武川岳ー前武川岳−天狗岩−名郷


- GPS
- 06:30
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 889m
- 下り
- 855m
コースタイム
−12:10前武川岳12:30−13:00天狗岩−13:50名郷バス停
天候 | 晴れ 18℃〜20℃ 遠くは青空というより空に少しかすみ さわやかな風 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
(復路)名郷バス停14:05発−飯能駅14:55着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
芦ヶ久保駅から二子山(雌岳・雄岳)、焼山までは登山道もしっかりしており問題なし。蔦岩山から武川岳の登りの岩稜が落葉で埋まり、ルートが取りづらい。 登山道は、今の時期良い季節だと思うのだが意外と人は少ない。 武川岳は一方だけ展望が開けており大休止には良いが、どういうわけかここだけ人が多い。前武川岳から天狗岩への下りは長い。さらに天狗岩からの下りは急だ。 気を抜かずに良く足元を見て降りてください。 さもないと私のように! |
写真
ストック跡がこんな感じに、たくさん見受けられました
ストック使用をを否定はしませんが
必ず山側につきましょう、崖側は登山道の
崩壊を早めるし、登山者自体が危険です。
1,000メートル程度の低山歩きにダブルストックは
必要ありません。雪のシーズンはいりますが。
繰り返しのアップダウン、木の根、岩りょう、岩場、
これでダブルストックをどう使うのですか?
でもこんなこと書いたら、炎上するのかな?
感想
武川岳は団体さんもおり20名ぐらいが昼食をとったり、休んでいたので写真をとってパスする。どこから登ってきたのかな?伊豆ケ岳からかな?二子山から登ってきた人は数人だったと思います。
前武川岳の見晴らしのないベンチでおにぎりをほおばり、しばし休憩。
前武川岳から名郷への下りは長いし、特に天狗岩を超えてからの下りはきつい。
「ここを登るは遠慮したいな」、いい加減飽きた「名郷はまだか」どんどん下って
「13時台のバスに間に合うかな」などと考えながら降りていると下に車道がちらりと見えた。
とその瞬間。
右足が枯れ葉の下に隠れていた枯れ枝を踏んだ。枯れ枝は「グルッ」と音をさせながら回転し登山靴のかかとを「ズルッ」と滑らせ、体が後ろ体重になるとともに右足が宙に。
左足は次のステップのためすでに地面から浮いておりなすすべがない。
でも体をひねりながら、左足つま先を地面につけてしりもちを着くだけで収まればと一瞬考えたのだが。
体をひねった拍子にザックの重みが自分の意思とは反対の方向へかかり、登山道から
・・・転落!!!
ザックから着地し回転しながら「崖を転げ落ちる」、と一回転したところに杉の木が!
その杉の木の幹に激突しないように、そしてここで止まるように必死に手で杉の木を押さえ踏ん張る。
止まった!
ザックを下に、斜めの崖に仰向けで止まった。体を元に戻そうと手足を動かすが、できない。
まるでカメが逆さまにされて手足をバタバタもがいてる状態になってしまった。
(あっ、笑い事ではないですよ!)
でも自分でもおかしく笑ってしまいました。苦笑いかな。
周りに人がいないのを確かめてから(何でだ!)って。恥ずかしいじゃないですか。
やっとさかさカメ状態から脱出し、登山道へ戻ろうとしたのだがこれが戻れない。
「ズルッ!ズルッズルッ!!ズルッー!!!」
斜めの湿ったがけ土が足を掛けるたびに滑ってもぐる。気を取り直して横へ移動して固めの崖を登る。
「フッー」登山道に復帰し、ケガやどこかに痛みが無いか確認するが
幸いにも杉の枯れ葉が帽子とザックとえり首にいっぱい付いている以外、異常なし。
教訓
考え事をしながらよそ見をして歩いてはいけない
下りは足にきているのだからさらに慎重に気を抜いてはいけない
枯れ枝には乗らない(今回のように枯れ葉に隠れているのはちとむずかしいが)
さかさカメ状態でもむやみに手足をばたつかせない
生涯初めての転落でした。
二子山から同ルートで3度お会いした人と前武川岳のベンチで、最近発生した伊豆ケ岳頂上での転落事故の話をしたばかりだったのに自分が遭遇するとは。
気をつけよう。
登山道からの1メートル転落記 読んでいただきありがとうございました。
私たちも先月逆コース名郷→天狗→武川に山行しました。
山行する人が少ないのか枯葉が結構積もってますね。
私も連れも何度か転げそうになりました。
枯葉と木の根には注意ですね。
長く伸ばしたダブルストックを持って岩場を歩くハイカーも良く見かけます。ハラハラしますね。私自身、50代になって山歩きの回数を増やしたときに、膝をよくいためるのでストックを使った時期がありました。使い方をマスターしきれず、岩場などで何回か折ってしまいました。費用も相当の上、山によっては邪魔に感じることも少なくないことから、2〜3年で使用を止めて、歩きの工夫をしてストックなしで歩くようになりました。また必要と思う場合は杖代わりの木を拾って使います。本当に必要と思うときは1000mクラスの積雪期でしょうか?
s-syuoichiさん、こんにちは。
逆ルートのヤマレコ拝見しました。
あの天狗岩までの登りは、できたら私は避けたいなと思いました。登り苦手なんです。
なんて言いながら、下りで枯れ枝に滑って転落してしまうなんて、情けないやら恥ずかしいやら。
これから気を抜かずに歩きなさいという戒めだと思って注意していきたいと思います。
hirokok510さん、こんにちは。
積雪期の低山は1000m以下でも必要な山はあると思います。でも日本の山はアップダウンがすぐに現われ、尾根道、岩場が連続して出てくる低山が多く、ダブルで両手がふさがるのはどう見ても安全性にかけると思うのですが。
また、狭い登山道の脇をドスドスとストックでついていくのは将来の登山道の崩壊につながらなければ良いけれどと考えてます。
でもストックの効用は大いに認めてます。冬はシングルストックを持って行こうと思ってますが、その使い方でしょうね。
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