記録ID: 1956360
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
感動の滝雲とご来光と南ア大展望(塩見岳東峰にて)
2019年07月30日(火) 〜
2019年08月01日(木)


体力度
8
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 40:52
- 距離
- 29.7km
- 登り
- 2,984m
- 下り
- 2,958m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:41
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 5:39
距離 7.9km
登り 1,318m
下り 405m
13:06
宿泊地
2日目
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 6:06
距離 7.7km
登り 776m
下り 613m
天候 | 晴れ、曇り、雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
日帰り登山も普通に行われている塩見岳へ2泊3日のゆっくり登山。アクセスの不便なエリアに行く折角の機会でもあり、時間に余裕をもったスケジュールにして、初日は三伏峠小屋、2日目は塩見小屋泊、としました。 特に感動的だったのが、8月1日(木)の早朝登山で塩見岳山頂からの眺め。生きているかのように雲が仙塩尾根を越えて流れ落ち(これが滝雲、という現象ではないかと)、爽快なご来光、日が昇るとともに刻々と変化する大展望に、腰が抜けてしまい(笑)、塩見岳東峰での滞在時間は3時間。いよいよ下山開始しようと西峰に向かったところ、ひょっこり登山道横断中の雷鳥の親子にも遭遇し、初挑戦で堪能できた塩見岳山頂での滞在を締めるにふさわしい演出となりました(日の出前の塩見岳東峰からの展望の動画、粗いですが載せてみました)。 日が高くなるとともに必ずガスが上がってきて、場合によっては午後に雷雨となります。この日は、下山して、鳥倉登山口に着いたところで豪雨にやられました(@_@。この時期に絶景を堪能するにはとにかく早朝の行動が必須だと実感しました。 このルートの核心部は、最後の岩稜帯になります。鎖や鉄梯子はなく、両手両足でしっかり登れば、見た目厳しい山頂へのルートをクリアできます。ここでは、途中のマーキングも頼りになります、特に、ご来光登山を目指す場合には、暗いうちに通過することになり、このマーキングの存在が非常に重要になります。明るいときには何でもないルートを見失い、時間をロスして、焦ってしまうと事故にもつながりかねませんので、時間に余裕を持って臨まれることをお勧めします。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は、信州まつかわ温泉 清流苑へ。受付が20時まで(20時30分終了)と下山がやや遅くなっても入浴可能。値段は500円とお手頃で設備は十分。高速道インターも近いです。 |
予約できる山小屋 |
塩見小屋
|
写真
【1日目 7/30(火)】
鳥倉駐車場には30台ほど。月曜日でしたが、さすが塩見、思ったより多い印象です。多くは前日から泊まっていたようです。1キロ余り手前に第2駐車場があります。
鳥倉駐車場には30台ほど。月曜日でしたが、さすが塩見、思ったより多い印象です。多くは前日から泊まっていたようです。1キロ余り手前に第2駐車場があります。
三伏峠から烏帽子岳方面に少し進んだあたりのお花畑がきれいでした。フェンスに覆われているエリアだけ黄色のシナノキンバイ?が一面に咲いています。よく見るといろいろな花が見られます。遠景は塩見岳です。
三伏峠小屋近くの水場に寄ってみました。小屋からのルートはしっかりしています。現地には誰もいないのに、NHKのラジオの音声が流れ、風鈴の音色が響く、ちょっと不思議な空間。聞けば、クマよけ、とのこと。ここでかき氷でも売ったらいい感じ、と第1印象で思っていましたが、そんなことしたら氷みつを求めて、クマとスズメバチに襲われますね( ゜Д゜)。小屋、テン場から往復20分程度なので、時間があれば、水を小屋で買わずに済ますことができます。小屋ではここの水をくみ上げて使っています。
3年ほど前の建て替えられていて小ぎれいな小屋です。こちらは受付や食堂です。水は500m400円、2L900円とかなり高いですが、水場は往復40分と遠く、水が購入できるのはありがたいことです。
寝室スペース。1区画に3人がシュラフを使用して寝ます。満員ですとちょっと窮屈な感じ。こちらの棟でMAX30人でしょうか。サンダルが40人分ほどあり、別棟があるようです。この日は1区画二人の利用でしたので余裕がありました。
小屋のトイレでは、各人に渡される非常用のトイレを便器にかぶせて使用(男性1枚、女性3枚は料金内、追加分は200円で購入)。因みに男性小用は、離れたところにあり、眼前に、木々の間から間ノ岳や塩見岳を見ながら用を足すことができる、豪華なトイレです。ただし、ハエと臭いがひどいですが( ゜Д゜)
【3日目 8/1(木)】
午前3時半、満天の星空を仰ぎながら小屋を出発。岩場のマーキングをヘッドライトの光で探しながら慎重に進みます。前日に一度登ってルートの状態を予習しておいたのが役に立ちました(^-^)
午前3時半、満天の星空を仰ぎながら小屋を出発。岩場のマーキングをヘッドライトの光で探しながら慎重に進みます。前日に一度登ってルートの状態を予習しておいたのが役に立ちました(^-^)
東峰から日の出前の仙塩尾根。西から雲が沸き上がり、尾根を越えて東へ下りながら消えていく、幻想的な光景でした。
日の出のころは、仙丈ヶ岳や甲斐駒ヶ岳は山頂付近だけが、雲の上。正面、雲の先が白峰三山。
日の出のころは、仙丈ヶ岳や甲斐駒ヶ岳は山頂付近だけが、雲の上。正面、雲の先が白峰三山。
雷鳥の親子が登山道横断中のため、一時停止。雛は2羽。警戒のオーラ出しまくりの親鳥が、雛の渡り切るのをじっと待っていました。昨日は、北俣岳方面で見たという方がおられました。このエリアが生息域のようです。無事に大きくなって世代を繋いでほしいですね。
鳥倉登山口に付いたところで雨模様に。ちょうど登山バスの発車時刻でした。途中で降りることはできないとその時は思い込んでいました。バス利用の皆さんは濡れずに済んでよかったですね、と思いつつお見送りした後、ふと、「やっぱり区間乗車が出来たんじゃないの?」と気になったのも後の祭り(駐車場まで390円で乗れたらしい)。
撮影機器:
感想
2019年8月1日 日の出前の塩見岳東峰からの展望
#仙塩尾根で発生した滝雲が幻想的で見事でした!
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:275人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する