遠征二日目 快晴の白馬岳
富山県
長野県
mamepyon
- GPS
- 16:00
- 距離
- 28.2km
- 登り
- 3,733m
- 下り
- 3,724m
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| 天候 | 前日の夜までは雨（山頂は雪）当日は朝から快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
駐車場は結構な台数が停められそうですが、それでもピークシーズンは埋まってしまうのかな？今の時期はガラガラです。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険と感じるところはありませんが、雪渓はいつどこで落石等があるか分かりませんので注意。 日々状況は変わると思いますが、この日は大雪渓は終始腐れ雪で足を取られ非常に難儀した。前日の夜は雪だったようで頂上宿舎から上は新雪で膝ぐらいまで潜る。 |
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感想
5月29日は予定外の一山追加で体力を使ってしまったけど、今回の遠征のメインはこちら。十数年ぶりの白馬岳です。
乗鞍下山後、松本あたりでネットカフェにでも泊まろうかなぁと思ってたんだけど、ちょうどいいところで見つからず、結局北上してたらいつの間にか白馬に。
道の駅白馬で車中泊することにします。
明日の予報は晴れなんだけど、この日の午後からずーっと雨が降ってる・・・。ホントに止むのかな？？
30日4：00起床。
曇っていますが雨は止んでいます。
パーキングで軽い朝食やトイレなどを済ませ、登山口へ向かう。
道中朝靄が晴れて行き、猿倉に着く頃には青空が広がっていました。
猿倉荘手前の登山者用駐車場に車を停め支度。
車は5〜6台停まっていて、準備してる方もいました。
5：30に駐車場を出発し、猿倉荘で登山届けを記入し提出。
早速登り始めます。
しばらくして、ハッ！サングラスが無い！と気付く。
これからずーっと雪の中を歩くのでサングラスは必須。
取りに戻ります。相変わらず学習能力無いですw
車まで戻り、今度はサングラスと日焼け止めをしっかり用意し、5：50再出発。
新緑の登山道を歩き始めます。10分程で工事用の林道に出てしばらくは林道歩き。左手に鑓温泉方面の道があります。ちょっとした渡渉もあります。目の前には青空の中に白馬岳がどーん！右手側には沢。気持ちイイ〜。
しばらく進み山道に入ります。
林道から分かれるとすぐに雪道で、ほんの少しして早速雪渓の入り口。
ここからはずーっと雪渓が続きます。
今は何も無いけど、白馬尻小屋が出来る辺りでアイゼンを装着します。
スキーを履いた先行者が二名ほどちっちゃく見えました。
雪渓は腐れ雪でズボズボ、ズルズルです。
思った以上にこの雪の状態はキツイ！
ひたすら雪の中を歩き続ける訳ですが、楽しいのは最初のうちだけでしたw
落石や雪の塊がところどころにあります。
雪が緩むとそういうものが転がってきたりすることもあるので注意。音はしませんしね。
9時前ぐらいに雪渓の最後の胸を突くような急斜面に差し掛かるところでスキーを履いた先行者に追いつき追い越しました。が、後ろから来たスキーを履いた方2名に追い抜かれました。
あの板の浮力は魅力だな・・・。
なんて楽そうなんだろう。
斜面に足を蹴り込み、ピッケルを差し、ぐっと力を入れるとズルッと滑り・・・。
その繰り返しが延々3時間。前日の疲れもあり、ぐったり。
9：45ようやく雪渓上部の葱平に出ました。手ごろな岩を見つけ休憩。
振り返ると急斜面と登ってきた長い長い雪渓。その先には雲海。その景色で元気が出ます。
左手の白馬鑓も格好イイし、正面の杓子は真っ白。
ここからの眺め好きだな。
さて一息ついたところで再び歩き始めます。
昨日の雨は当然山の上では雪だったようでこのあたりからは新雪です。
これがまた厄介。天気がいいので雪が緩みまくりで足をとられます。
汗ダクで白馬岳頂上山荘まえ通過。
ルートはここから斜めに登っていく感じですが、どうせきついなら最短で登れるよう直登することにしました。
踏み跡のない雪面にトレースを付けて行く。
ラッセルとまでは行かないけど新雪は膝ぐらいまで潜ります。
あと少しで白馬山荘というところで短パン、Tシャツの浅黒く日に焼けた若い男性が平地を歩くようなペースで追いついてきて、さわやかに挨拶して追い抜いて行きました。スゲーな。
11：30白馬山荘。
この上は岩が出ているところが多いのでアイゼン外して一息。
少し歩くと雷鳥ちゃん登場。かなり近くまで来ましたが全然逃げません。
12：00山荘から15分程で山頂到着
スキーの方も板を脱いだ途端ペースダウンしたので追いつきました。
頭上は青空ですが、ガスが上がってきてしまってあたりの景色が隠れてしまいました。が、時折切れ間からイロイロな山が見えます。朝日岳の方への稜線が良かったな。風も少なく気持ちの良い山頂でした。
写真を撮ったり休憩したりした後、山荘まで下山。
山荘で登山バッジを購入し、外で湯を沸かしコーヒーを煎れ、食事を摂る。
風が吹くと少し肌寒いけど、今日の天気だったら気持ちいいテラスです。
13：20下山開始。
さぁ〜一気に下ります。
シリセード、グリセード、場所によっては走るように。
下りはあっという間。
14：20一時間程で白馬尻小屋のところまで降りてきました。
除雪作業していたのでもうすぐ小屋が建つのかな。
雪渓が終わり、新緑の登山道を歩き猿倉荘へ。
15：00下山完了。
周辺を車でグルグル走り、倉下の湯という白馬三山を眺めながら入れる温泉に浸かり、休憩を取った後帰路につきました。
23：00自宅着。
十数年ぶりの白馬。
前日の疲労と雪の状態が思った以上に悪く登りはかなり苦戦しました。
スキー履いてる人は楽でいいなぁ〜と羨んでいたところで、走るように追い抜いていった若者がいたのを見て道具じゃなくて若さと体力が大事だと思い知らされました。
本当はテントを担いで白馬三山縦走したかったところだけど、天気予報から計画変更しました。
今回のように二日に分けてイロイロな山を楽しむのもありかなと思いました。
二日間で別々の山域で三つの山。大満足です。
今回は日焼け対策もしていったので顔はやられませんでした。が、腕まくりしていた腕と、首の一部は真っ赤になってしまいましたw
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