茨木山〜四阿山〜浦倉山 未踏のコースで

2019年08月10日(土) [日帰り]

• GPS: 06:39
• 距離: 18.5km
• 登り: 1,223m
• 下り: 1,215m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:50
• 休憩: 0:55
• 合計: 8:45

7:15 駐車場所
7:20 7:20 茨木山登山口
8:35 8:45 茨木山
11:00 11:00 鬼石分岐
11:20 11:35 四阿山
13:00 13:00 パルコールつま恋ゴンドラ駅
13:05 13:30 浦倉山
14:20 14:20 野地平入口
14:50 14:55 野地平登山口
16:00 駐車場所

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

湖畔の湯向かいの駐車スペースに駐車

コース状況／危険箇所等

・登山口〜茨木山
茨木山の尾根に取り付く急登迄は、ほぼ平坦で幅の広い登山道
途中まで笹も広く刈り払いされています
・茨木山〜鬼石分岐
茨木山を過ぎると、徐々に笹が登山道を覆い始めており、
朝方は露で濡れるので、レインウェア着用がお薦めです
笹の下の踏み跡は明瞭なので、迷う心配はありません
また、まだ新しそうなピンクのテープも目印になりました
分岐に近い2100m〜2150m付近が最大の急坂、滑落注意です
・四阿山〜浦倉山
良く踏まれ、ほぼ平坦、登山者の行き交うメジャーなコース
ゴンドラ駅を過ぎると途端に人影がなくなります
・浦倉山〜駐車場所
笹が広く刈られ、緩やかな下り
野地湿原はほぼ平坦地、のんびり周回して30分、紫ギボシが花盛りです
古い木道の通過時、腐った板の踏み抜き、釘のつまずきに注意

その他周辺情報

湖畔の湯
https://tsumagoi-kankou.wixsite.com/lakeside-onsen
夏休み、お盆の連休の始まり、しかも土曜日で
滅茶苦茶混んでいました(/_;)
でも、リーズナブルでこじんまりした雰囲気の良い日帰り温泉♪
平日を狙って、また訪ねたくなりました

写真

8/10 7:15

「湖畔の湯」の向かいに縦列駐車10台程可能な駐車スペースがあり、駐車して出発

8/10 7:22

ふっくら可愛いホタルブクロ

8/10 7:23

茨木山登山口
うっかり車道を歩いていると見落としそう(^^ゞ

8/10 7:23

でも、広く笹の刈られた登山道が続きました

8/10 7:29

吊橋を渡ります

8/10 7:31

振り返った木橋
昨日雨が降ったのか、濡れていて滑りそう！慎重に通過！

8/10 7:47

ほぼ平坦な歩き易い道

8/10 7:56

雨が降ったら川になりそうな、窪んだ道

8/10 8:02

渡渉点

8/10 8:03

水量は少なめ
えいやっ！と飛び越えました(^^;

8/10 8:06

この木橋もつるつる滑りそうでしたので、警戒し、渡渉しました

8/10 8:06

涼しげなミニ滝
この後急坂になり、笹が両脇から少し伸びてきています

8/10 8:25

木漏れ日は尾根の近い印

8/10 8:25

尾根に到達
七合目って四阿山の七合目と考えるのが妥当？

8/10 8:25

しばらく平坦な尾根歩き、そして急坂（僅か）で山頂

8/10 8:35

茨木山に到着
ここで本日初の休憩♪

8/10 8:45

三角点を探しましたが見つからず、山頂を後にしました

8/10 9:01

清々しいダケカンバの林

8/10 9:08

笹原の向こうに見えているのはパルコール妻こい嬬恋スキー場？日当たりの良い場所は笹が勢いよく茂り、圧倒されます

8/10 9:17

急坂にもダケカンバの林
登山道を覆い隠さんばかりの笹の朝露でびしょ濡れ(/_;)茨木山でレインウェアのズボンに履き替えるべきでした。

8/10 9:41

クルマユリが鮮やか

8/10 9:43

急坂を終えると快適な散歩道にしばし癒されます♪

8/10 9:44

コメツガの樹林帯
尾根で出会える典型的な風景なのですが、尾根歩きの楽しさが味わえ、大好き

8/10 9:46

垂直の大岩の脇を巻いて通過

8/10 9:49

再び尾根上に出ると「鬼岩」の標識がありました。地理院地図の場所とちょっと違うようですが、登山道からは見えない位置にあるのかも…

8/10 9:54

イチヤクソウ
もう花の時季は終わっているのに

8/10 9:56

ウスユキソウ

8/10 9:57

ツリガネソウも咲き出していました

8/10 9:57

もうすぐ咲きそうなウメバチソウ

8/10 9:58

シオガマの仲間と思うのですが…

8/10 9:59

鳥居峠方面

8/10 9:59

ネバリラン

8/10 10:07

カモシカさんと遭遇
好奇心旺盛なカモシカさんとしばらくお見合いしてしまいました(^.^)

8/10 10:16

ロープのついた急坂

8/10 10:23

オミナエシも鮮やか

8/10 10:24

ヤマハハコ
開花寸前、山はもう秋

8/10 10:24

展望台の岩

8/10 10:25

過ぎてきた尾根が見えました。晴れていれば、大展望台でしょう。

8/10 10:28

ガレ地を通過

8/10 10:28

これはシャジン？

8/10 10:29

2000m付近から上は雲の中

8/10 10:30

オミナエシの群生地

8/10 10:35

ツルリンドウ

8/10 10:35

オトギリソウ

8/10 10:51

岩稜の脇を巻いて通過
この辺りが本日の最も急坂

8/10 10:58

主尾根に合流
三時間以上かかってしまいました(*_*)茨木山経由の四阿山登山は結構長丁場！ここ迄、カモシカさんに会ったきり、人には行き会いませんでした。

8/10 11:15

四阿山三角点
山頂神社のある岩稜より手前の尾根の脇にあります。鳥居峠や根子岳方面から来ると、岩稜を通り過ぎないと三角点にお目にかかれません。

8/10 11:15

美しい笹原と四阿山

8/10 11:21

四阿山山頂
相変わらず、大勢の登山者で賑わっています

8/10 11:22

懐かしい神社
前回訪れたのは二年前の9月、膝痛に悩まされていた時期で、ゴンドラで登山、浦倉山の緩やかな下りさえ膝に響き、辛かった記憶があります(/_;)

8/10 11:35

浦倉山目指して出発

8/10 11:39

道脇の三角点
さようなら、もう来る機会はないでしょう

8/10 11:41

雲の切れ目に一瞬、根子岳へ続く笹原の道が見えました

8/10 11:51

鬼石分岐
最初は緩やかな登りでしたが、分岐に近づくにつれ、急坂が現れたので、時計回りの周回にして正解でした。下りの急坂は足に尚更応えます(/_;)

8/10 12:11

ちらり絶壁

8/10 12:24

雲の上に夏空
雷鳴が聞こえないので、雷雨の心配はなさそう

8/10 12:55

ゲレンデに出ました

8/10 12:55

ここからは広いスキー場内の道

8/10 12:58

晴れると日差しが暑く、曇っている方がむしろ涼しくて歩き易い感じです

8/10 12:59

左奥で頭を隠しているのは、草津白根？

8/10 12:59

浦倉山に向かいます

8/10 13:07

浦倉山に到着
いつも通り、誰もいません。

8/10 13:07

稜線の通過点のような山頂は見向きもされないような寂しさが漂いますが、静けさが気に入っています。また来てしまいました♪

8/10 13:08

三角点は三等です

8/10 13:08

乱舞する蝶を眺めながら一人宴会♪蝶も求愛の季節なのか、激しく飛び交っています。「戯れに恋はすまじ」なのか「命短し恋せよ乙女」なのか？短い命を燃焼し尽くすような蝶の舞いに見とれるのみ。

8/10 13:28

随分のんびりしました。そろそろ下山開始！

8/10 13:56

笹が幅広く刈られ、歩き易い緩やかな下りが続きます

8/10 14:07

土鍋山方面

8/10 14:08

微かに横手山

8/10 14:08

土鍋山に至る「ぐんま県境稜線トレイル」が見えているのですね

8/10 14:10

振り返った浦倉山方面

8/10 14:20

野地平入口
前回は通過してしまったので、今日は周回していきます

8/10 14:21

ヤマアジサイ？
群生地は見事な花盛り

8/10 14:22

木道独り占め
ここでも人と会うことはありませんでした

8/10 14:24

広い湿原をのんびり歩き♪

8/10 14:26

樹林帯も混在し、変化に富んだ湿原

8/10 14:27

アジサイ花盛り

8/10 14:27

ギボシも花盛り
蕾は特に紫が濃く、印象的

8/10 14:28

クガイソウ

8/10 14:49

ランの一種だと思うのですが？

8/10 14:52

新しい木道も設置されていました。古い木道は、腐りかけていたり、釘が出ていたりする箇所があり、要注意！釘につまずいて転倒しかけました。

8/10 14:57

周回終了
登山道に戻りました。前回は膝の痛みに耐えかね、周回は思いもよりませんでしたから、今日、苦もなく歩けたことが、本当に嬉しいです。

8/10 14:59

もうマツムシソウも咲き始めていました！山は秋ですね！

8/10 15:28

どうやら雷雨に遭わずに済みました

8/10 15:38

キャベツ畑の向こうにサッカー練習場

8/10 16:03

駐車場所に帰還
道の反対側の日帰り温泉に寄って帰ります。近くて便利♪でも、滅茶苦茶混んでました(/_;)

8/10 16:51

キャベツ畑と浅間山

8/10 16:54

浅間山の上に微かに噴煙が見えました。先日突然噴火して以来、噴煙が上がり続けているのでしょうか？

感想

kyom4

四阿山山頂に到るコースは、前回で全て踏破した積りでしたが、
先日、茨木山経由のコースは未踏のままだったと気づきました。
未踏のコースだけを往復するのは物足りなく、
計画を立てる段で、yas11さまの周回記録を参考にさせて頂きました。
この回り方だと、下りが緩やかで膝に優しく、
計画時よりも、実際に歩いた後に、有難さを深く感じています。

地図で見ても、長丁場になりそうと薄々感じていました。
登り始めが緩やかな巻道で、尾根も長く、最後が急坂のコースは
分岐迄3時間以上も時間を要しましたけれど、
登山道に沿う木々の変化していく様、道端の高山植物が楽しめました。

茨木山を過ぎると笹が登山道を覆わんばかりで、朝露にびしょ濡れ(/_;)
出会う人が皆無なのに、カモシカさんに逢ったのにはびっくり(*_*)
まあ、登山者がいない故、のんびり尾根を散策しているのでしょう。
顔つきも黒々とした夏毛で、好奇心の目を向けられてしまいました。

カモシカさんに出会ったすぐ後の急坂ではカモシカの蹄の滑った跡があり
四輪駆動の動物でもきつい個所なのかと妙に納得！
分岐直前、木の根を掴むような急坂が数箇所あり、滑落注意です。
急坂を下らなくて済むと気づき、周回にして良かったと、ここで実感。

分岐からの主尾根は、天気が不安定にも拘らず、大勢の登山者が往来、
先刻までの静けさは嘘のようで、つい静寂が懐かしくなります。
四阿山頂で一息入れ、浦倉山目指して尾根を行くと次第に人影は減り
今日も全く人の気配のしない浦倉山でゆっくり休憩。

浦倉山の緩やかな下りさえ、膝が猛烈に痛み、辛かった二年前の記憶が
下山中、不意にまざまざと甦ってきました。
そんなにも、足の具合が悪かったのかと思い出すに連れ、
今日は何とか諦めていた野地湿原の周回も果たせて、無事下山、
完治とは程遠いとはいえ、しみじみ嬉しくなりました。