[初沢] 松倉川

- GPS
- --:--
- 距離
- 5.5km
- 登り
- 435m
- 下り
- 14m
コースタイム
1=1時間 0.5=30分 +=15分
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ミズノ川林道始点に駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
対処が必要なのはco400釜持ちの滝・co570三段の滝・co700大滝 沢に慣れてないものがいたらホールドの足しロープを出したりするのがよいという感じ。 三段の滝は大巻きで掴むものはしっかりあるが、足元は急なので注意。 しっかし見通しをつけるのがいいだろう。 上部の方は特のもろいので慎重に。 |
写真
感想
久々の函館。長距離運転だが、勝手知ったる道なのでは苦にはならない。
中山峠から見えた雲海に浮かぶ羊蹄が綺麗だった。
函館でローションと合流して松倉川の入渓点を目指す。
ちょっと道から外れると砂利道になる。意外と市街から時間かかった。
アヤメ谷地に車をデポ。ちょっとネタバレっぽいのが残念。
久々の入渓。沢足袋に入ってくる冷たい感覚にテンションが上がる。
少し歩くと、早速な綺麗な滝が迎えてくれてテンションが上がる。
この沢は滝はちょくちょく出てくるが、概ね簡単で3点必要ないくらいの物が多い。
全体的に岩盤質の沢で、ナメなどもところどころに出てきて飽きさせない。
ところどころ花も咲いている。時期的には早春の花が終わり、初夏の花が咲き始めるあいだくらいといったところか。
タチカメバソウやちょっと最盛期は過ぎたかなといったニリンソウがよく見られた。
ナメを歩き、簡単な滝をこなし、花や新緑を眺めとこれぞ初沢というような感じだ。
地図に出ている支沢もしっかり確認できる。
支沢も滝だったりナメだったりで結構きれい。
途中の釜にはけっこう魚影があり、釣竿を忘れたのが悔やまれる。
co400付近に3mほど釜持ちの滝が現れる。
右岸からサクッと巻けそうだは、頑張れば登れそうなので挑戦してみる。
切り込み隊長はミソパン。右岸からへつりにかかるが、あえなくドボン。続いてローションも同ルートに挑むもホールドが取れてドボン。
濡れて寒そうだが、悔しいのかまた挑んでいく。ミソパンは今度は左岸から細かいホールドスタンスを使って突破。
右岸を行っていたローションはまたもドボン。
samoaも右岸ルートに挑戦。水際をへつっていって、細かいスタンスを使って慎重に体重移動。無事突破した。
つづいてどっこいも、へつりからアクロバティックに突っ張りに変えて突破。
結局登れなかったローションとtentyoは右岸から巻く。降りるところは少しホールド少なめ。
慣れてないものなら、細引きなどで足しにしてもいいかもしれない。
この滝を過ぎると、両岸とも緩くなり沢が広くなる。
そろそろご神木が近いので、踏跡を探しながら行く。
このあたりから、日が射し始め明るくなってきた。ブナの緑が青空と陽の光によく映える。
鬱蒼とした緑は、本州を思い起こすような力強い森といった感じだ。
オオバミゾホオズキやシラネアオイなども見られる。
山菜もちょこちょこあり、アイヌネギやアズキナ、ウドもある。
スルーしないようにと慎重に歩いていたが、実際にはデポ旗がありご神木をスルーすることはなかった。ご神木はただのブナの巨木ではなく、なるほどという造形をしていた。
co465二股(1:1)は非常にわかりやすい。
右股に入ると天女の滝という大滝があるらしいが、今回は左俣を行く。
再び沢は狭まり、岩盤質のU字型の沢となっていく。
下流のほうとは少し岩質が変わり、粘土質で脆い。
また、ワンゲル内で「お父さん」と呼ばれている、よく滑る藻が岩に生えており飛び石に苦労する。
何人か「お父さん」の猛威の犠牲となっていた。
co570には3段の滝がある。とりあえずみんなで記念撮影。
これは直登不可能で、巻くなら左岸。
松倉川は人が多いから巻き道もぱっと見で分かるかなと思っていたが、それらしきものはない。
3段目の手前から巻くか、2段目の手前から巻くかという感じ。
前者は、つかむもの少なくこころもとない。
後者は、微沢をつめていくもので、最初こそホールド少なめだが、上部はありそう。しかし、少し大巻きかという感じだ。
いろいろ話し合って後者になった。
下部はホールドの足しのために細引きをはり、10mくらい登ったところから3段目の滝上に向けてトラバース。
足元は急だが掴むものはしっかりしているので慎重に行く。
滝上からはしっかりとした踏跡があり、沢身には簡単に下ろすことができた。
先行してルートを見ていたどっこいは結構上まで行き巻いてていたが足元が急なのは変わらないようだ。
3段目の真下からくるルートは上からはよく見えなかった。
その少し上にも幅広の滝がある。
右岸を上るが、脆いので慎重にという感じだ。
ところどころ、フキノトウが出ていたり、キクザキイチゲなどの早春の花が咲いているところが見られ、つい最近まで雪渓があったことが分かる。
相変わらず歩きづらいお父さん混じりの飛び石をこなすのにも飽きたきたくらいにco700付近に15mほどの大滝が現れた。
なかなかいい形の滝だ。
巻きはすぐ右手にある小さな滝を使う。
小滝の左岸側のガレをつかって近づき、バンド状を経て滝を登る。
難しくはないが、かなり脆いので細引きもだしたりもした。
これを超えると、沢も緩くなりいかにも湿原へと出そうという感じになる。
しかし、ところどころゴミが落ちてる。中には車のバッテリーも落ちていた。松倉川の美しさのために回収する。
そして、ササの段差を超えるとそこは湿原だった。う〜ん、広くて気持ちがいい。
みんなで記念撮影してお疲れさんといきたいところだったかが、ここでローションの衝撃の告白。
下においた車に配車した車の鍵を忘れたらしい。なんてこったい。
とりあえず下まで12kmくらい。頑張って走ってみることに。
1/4くらい進んだところで幸いにも山菜採りの方に拾ってもらい事なきを得た。
しかし、あんなに山菜採りに車が入っていたのに、残っていたのは拾っていただいた方のみだった。
もし拾ってもらえなかったらどうなっていたことやら。ありがとうございました。
車回収して、湯の川温泉の熱いお湯で汗を流し、北大前のラッキーピエロで太っちょバーガーや函館山バーガーなどを食し、ローションと別れ札幌へ。
札幌へついたのは1時半くらいだった。
こうして、満足の初沢は幕を閉じた。
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