飯豊山連峰縦走(川入から飯豊山荘 テント泊)


- GPS
- 17:06
- 距離
- 34.7km
- 登り
- 3,167m
- 下り
- 3,230m
コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 6:41
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 5:59
天候 | 10日 晴れ(登山口) 11日 晴れ 夕方から濃霧 12日 晴れたりガスったり 13日 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:山形県側 飯豊山荘(13:10発)のバスにて小国駅迄。そこから米坂線で米沢駅(15:35着)。山形新幹線15:40発にもホームがほぼ同じなので乗り換え可能ですが、余裕見て16:23発の指定席を取っていたのでしばらく待ってから乗車しました。駅改札構内にはお弁当屋以外の売店がないので一旦改札外に出て軽食やジュース等を購入しました。有名な”牛肉ど真ん中”弁当は至るところで売っています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
飯豊山に登る途中(三国小屋手前)の剣が峰はストックは閉まったほうが無難。鎖等も殆どないので意外とスリリングな岩場です。他には御秘所の辺りは道の両サイドが切れ落ちており、一部鎖場もあります。 下りで使った丸森尾根は足場がザれているところが多く滑りやすい上に斜度がキツく、その割にはロープ等も殆どかかっていないので神経を使います。またこの日は猛烈に暑く、あまり木陰もない尾根で熱中症一歩手前状態だった為、フラフラになりながら降りてきました。途中の夫婦清水の水場がなかったらどうなっていたか。しかも最後まで急峻な尾根なので気が抜けません。それでももう一つの尾根、梶川尾根よりは降りやすい(短い)そうです。 |
その他周辺情報 | 御沢キャンプ場および川入宿また山都の駅も何も売っていないので、途中の駅(郡山等)で飲食類は買わないとビールも飲めません。御沢テント場は広く張りやすいテント場で、炊事場およびトイレは完備。ただアブ等の攻撃は結構あります。 飯豊山荘は食事はありません。ビールやジュース、アイスなどは売っています。温泉(入浴料500円)は小さいながらも最高でした。宿のおじさん達は優しいです。 |
写真
感想
飯豊山連峰縦走路。とても暑い日々でしたが素晴らしい路でした。
行きは新幹線と磐越西線を乗り継ぎ山都駅より市営バス(ワンボックスカー)にて川入へ。そこから歩いて20分少しぐらいで御沢テント場です。1日目はここで終了。
管理人が当初はいなかったため、名前とテント代(1000円)をポストに入れてテントを張りました。(夕方少し前に管理人さんは来ました)同じ所で入山届も出せます。
しかしここは何も売っていない。暑いのにビールが飲めない(持ってきませんでした)のはショックでした。水とトイレは完備です。
あと噂通りアブやら蚊やらの攻撃は結構あります。私は虫よけスプレーで何とか対処しました。
翌日、テントの数も結構増え、すぐ横にある駐車場も夜中のうちに来たであろう車で結構一杯に。飯豊山迄のピストンの方も多いようでした。私は5時少し過ぎたあたりで出発しました。
最初はいきなりの急登で堪えます。これは横峯小屋跡まで続きます。しかし急登はここまででそこからはしばらく快適な縦走路。この辺りから森林限界を超え、景色も一望。剣が峰は少し緊張しますがきちんと3点支持をして登れば問題なし。落石が怖いですが。
切合小屋は水場が小屋目の前なので是非ここで補充をしたほうが良いでしょう。
本山テント場手前の登りは堪えましたが、それを過ぎるとテント場着。時間的にもう一つ先の尾西避難小屋も目指せましたが、無理は禁物と自戒しここで幕営。このテン場は広いのですが、なにせ小屋まで少し離れており、しかも登り基調なのでトイレ等は結構大変。ロケーションは最高なのですが。あと風の通り道なのか夜は結構吹かれました。
翌日の飯豊山頂まではガスっていましたが登りきるとガスも晴れ、雄大な景色が望めました。そこからはなだらかなこれこそ飯豊連峰と詠えるような縦走路が尾西小屋迄
続きます。お花畑と雪渓のコントラストが見事でした。
ここから門内小屋まではアップダウンが多く結構キツくなります。烏帽子岳と北俣岳の登りは見ただけでげんなりしたほどです。
門内小屋のテント場は狭く15張ぐらいが限度。水場のほうにも少し張れますが早めの着が良いかと思います。私は12時ちょい過ぎで1番乗りでした。
因みにテント場はどこも幕営代1000円でした。ビールは350mlで本山小屋が800円、門内小屋は350mlで700円、500mlで1000円。
最終日の下山ルートは梶川尾根か丸森尾根か迷ったのですが、先行者の多くが丸森尾根に向かっていたのと、経験豊富そうな方が丸森尾根のほうが降りやすい(短いのと梶川尾根ほど急峻ではない)と仰っていたのでそちらを選択。
しかしながら、この尾根での降下は思っていた以上に斜度がキツい(道の長年の使用でいたるところに大きな段差がついています)のに加え、折からの猛暑で大変厳しいものとなりました。昭文社の地図にある危険マークの岩場も確かに降りにくいですが、最後まで滑りやすいザラ地と斜度もキツさから、それ以外のところも同様に滑落に注意が必要です。その上、太陽を遮る大きな木も尾根上にはあまりなくまさに灼熱で、最後は熱中症気味でぼろぼろになりながら下山しました。水はかなり飲みながら降りてきたハズでしたが、それ以上に暑さは厳しかったです。同じように降りて来られた多くの方が暑さが堪えたと口々に述べてました。
飯豊山荘は500円の入浴料で宿のオジサンはとても親切。ボロボロで降りてきた私に冷たい水を差しだして下さり大変助かりました。
温泉は熱めですが気持ちよく入れます。ただ洗い場が一つしかないのが難点。またビールやジュース、アイスはありますが食事はありません。
ここからの小国駅のバスは13:10発を使いましたが、小さなバスの為この日は立ちっぱなしの方もいました。座りたければ早めの行動が肝心のようです。
小国駅は常駐の駅員もおり、あの辺りでは大きな駅ですが、バスを降りた方が一気にひとつだけある窓口に来るので、切符等は事前に購入しておいたほうがイライラしないとは思います。
飯豊連峰はアルプスにも劣らない素晴らしい縦走路です。それほど厳しい岩稜が多いわけでもありませんし、どちらかと言うとお花畑を歩いている感じです。登山口までのアプローチは遠方の者からすると少々大変ですが、時間があれば是非行ってみるべき山稜かと思います。
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