山行記録: 南ア縦走(仙丈ヶ岳&#12316;三伏峠）TJAR試走も、実力不足が露呈

記録ID: 1986459

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トレイルラン

塩見・赤石・聖

南ア縦走(仙丈ヶ岳〜三伏峠）TJAR試走も、実力不足が露呈

2019年08月21日(水) ～ 2019年08月22日(木)

山梨県長野県静岡県

curryrice2

GPS: 32:00
距離: 108km
登り: 5,977m
下り: 6,134m

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コースタイム

1日目

山行: 15:30
休憩: 0:00
合計: 15:30

3:30

240分

駒ヶ根ＩＣ

7:30

690分

柏木登山口

19:00

熊の平小屋

2日目

山行: 14:45
休憩: 0:00
合計: 14:45

2:40

885分

熊の平小屋

17:25

伊那大島駅

トランスジャパンの試走のために、南アルプス縦走を計画。
計画は2泊3日で駒ヶ根IC〜仙丈ヶ岳〜聖岳〜平岡駅の計130km強だった。
しかし、毎年のごとく、計画通り行かず、三伏峠で下山。
レギュレーションの4泊のうち2泊確保も、1泊のみ。
実力的にもそうだが、2020年のトランスジャパンは完全にスルー。

今回は1泊2日のロード含めて110km弱。（ロード27kmトレイル42kmロード39km)
実力不足が露呈し、よい勉強になった。そして、ステキな出会いも！

【反省点】
　①胃腸の弱さによる難補給＝巡航速度減＝テンション↓
　　ここ2年、普段から胃が弱っている感じが（気のせいかもしれんが）。
　　健診では問題ないが。もっと頑丈な胃にしていかないと。
　　吐くことはないにしても、カレー大盛＋カップラーメン難なくたべれる
　　胃にしていかないと。（胃薬もっていけばよかった）

　②補給計画
　　胃腸弱いにも関わらず、補給タイミングをさぼった。
　　分水嶺時のように、前半でバクバク食べておけばよかったが、
　　スタート前にちょっと無理して気持ち悪くなり、引きずってしまった。

　③ツエルト全般
　　予定では雨とわかっていたにも関わらず、その対応をせず。
　　唯一昨年の反省から、濡れないダウンを着こんで寒さを防げたが…
　　張り方は0点。雨風で？足元のペグが取れてた…
　　中での過ごし方も×××。だからか、一切眠ることができなかった。
　　カフェインタブの影響もあるか？
　　
　　雨・風など最悪の状況を想定し過ごし方を考えないと。
　　パッキングも、いつ、何を使うかを想定して、何処にしまうかも。
　　でないと、ものを探す時間で余計なものが濡れ、そこが原因となり
　　寒さに影響する。
　
　【課題】　
　　よく食べて、よく寝る。これができないと、トランスジャパンは×。　

　　走力は基準値を超えれば問題ないが、食べれること、寝られることは基準が
　　ない。当然だが。しかし、何でも平地にいるときと同等に食べれて、雨嵐で　
　　体が多少濡れてもぐっすり眠られる能力？を鍛えないと。
　　
　　一方で、より快適に睡眠がとれる戦術も。今回は戦術0。なので当然2日目の
　　ビバークしなくてよかった。もしやっていたら、再び寝れず、低体温になってい
　　たかもしれない。（Mさんはさすが全コース試走してるだけあって、また、
　　報告書もしっかりと読み込んでいるようで、戦術がきちんとなされていた。）
　　※100均のエアクッションは良かった
　　
　　①丈夫な、頑丈な胃腸へ（胃薬）
　　②眠れる環境づくり（睡眠導入剤も？）
　　　※薬漬けだな…
　　（逆説的だが、分水嶺のように、自分はほかの方よりも、寝ずに進める能力あるのかも？スタート前3時間体を横にし、3:30に出発。計画通り熊の平小屋に19:00に到着したが、正直まだ行けた。無理に眠るのではなく、眠くなったら寝ればいい、という考えもあるな。）
　　③より細かな、具体的な計画
　　（いつ・どこで・何をどのように使うか。だからどれとどれを一緒に
　　パッキングし、バッグのどこにしまうか。また、それをきちんと記憶しておく）
　　④ストック（どこで使って、何処でしまうか）

　　初日のツエルト内では、眠れずテンションマックスで下がっていたが、
　　こうして客観的に課題を挙げると、モチも上がってくる。
　　
　　秋に、もっと寒い環境でビバークするための準備を始めないと。
　　（家の庭でのビバークもするか。でも近所の手前妻から絶対止められそう）

【以下備忘録】
前日は、20時頃に家を出発。駒ヶ根ICには深夜割引の0時過ぎにちょうど到着。
駐車場は余裕。トランスジャパンと同じように、0時に出発しようかとも思ったが、ノー睡眠は後々響くと思い、3時間ほど仮眠。しかし、興奮しているのか、車中泊のエアマットのせいかなかなか寝付けない。（基本どこでも寝れるタイプだが）

3時に起床も、寝た感じなし。しょうがない。
支度はすでに完了して家を出発しているにも関わらず、出発が3:30前。
仙丈の登りまではロード27km。ルートは駒ヶ根の町中心から中沢峠までの一本道に入るところでマップをチェック。長谷方面に行けばOK。
時間的に真っ暗。新聞配達のカブのエンジン音とライトが唯一の生活感を漂わせる。

27kmだから、荷が7.5㎏だけど3時間ぐらいで行けるっしょ！と高をくくっていた。しかし、だんだん登りが出てきて、10％の看板も。マジ？
結果的に、駒ヶ根ICから、200m↓750m↑400m↓250m↑なかなかのスパルタ教育。
柏木登山口につくと、一台車が。運転席に女性と、男性。
”それ”関係とすぐわかる、シロッコのヘルメットをザックにくくってる。

平日なのにいるんだなー、さすが都会と思いつつ、あいさつして登山口へ。
しかし、いたるところに入山禁止の文字。どこだろう？と一旦戻り、先ほどの男性がまだいたので、聞いてみると出発するとのこと。

てっきり仙丈から降りてきたかと思ったが、これから登るとのことで、ご一緒に。
結果、この方（Mさん）と三伏までご一緒に。
Mさん、昨年に引き続き、10日ほどかけてトランスジャパンのコースを完コピしている超超超つわもの。ここで出会えたのはすごい偶然。いろいろと勉強になりました。

柏木登山口でビバークし、女性からのサポートを受け、ちょうど出発しようとしていたところだったみたい。
まさか1日半もご一緒するなんて。Mさんもテンション↓のときに、自分が現れたから助かったといっていた。

ここから仙丈までは破線ルート。危険な箇所はないが、林道と並走している道。
2、3回ルート外れるも、よく見ればテープあり問題なし。
仙丈の稜線に出ると、予定通りのガス・風。南アルプスを堪能できず。
小屋にてランチ。水は枯れているとのことで、500ml100円で2リットル購入。
始めのロードで結構消費。自分としては珍しい。

その後も、ガスで稜線見えずも、Mさんのルート解説で、登りなのか下りなのかがわかるので、助かった。6:00柏木登山口出発の19:25熊の平小屋着の予定も、2時間短縮の19:00に小屋到着。案の定到着遅れのご注意を受け、受付をする。
受付表に今後の予定。明日が百間洞家と記入すると、今日のような受付はNG。
同じ系列の小屋なので、言っておきます！！！！と（先生に言います、と学級委員長的な感じ）。

山小屋の受付が16時頃までの慣例？ルール？は知っている。一方でそれを承知でこちとらトレーニングをしているのだ。また、レギュレーションは、午前0時を含めた4時間以上のビバークとビバーク場所も指定されている。
せめて、トランスジャパンのコース上の小屋でビバーク指定のところは、そういったことを「慮った」うえでの受付対応をしてもらいたい。（きっと心の広いかたも多いと思うが）頭ごなしに、遅い受付＝NGではなくて。

（やばい、この件も含めて山のルールなどすげー言いたいことが湯水の如く湧きまくってきた…。うん、とりあえずしまっておこう。）

寝入りやすいように、氷結を購入し、テン場へ。先着は2組。
雨は小降りのような、今にも降り出しそうな感じ。場所は若干かしがっているが問題なし。お湯を沸かし、アルファ米とカップうどんに投入。Mさんと乾杯も、静かにそれぞれディナー。翌日起床2時。2:30出発の確認をし、就寝。

うどんは完食。アルファ米は3割程度。氷結も3割程度。胃腸が弱っておりなかなか食が進まない。しょうがないが明日2時起きのタイマーセット。余計な荷物はごみ袋に
INして外へ。だんだん雨、風も。

さて、アルコールも飲んだし、ぐっすり。と思いきや、全然寝れない。。。。。。
今回マットを頭から腰までの長さに切断。足元に本来はザックを置いておくべきであったが、それをせず。雨脚が進み、足元が冷たい。体を丸めて寝る。上半身はダウン。下半身は半パンでもエスケープビビーならOk。しかし、濡れてくると話は別。
また、ツエルトの張り方が甘かったので、雨の重さで崩れてきた。でも外出ると体が濡れるからと、そのまま。目は閉じるも、眠りに入れない。眠気覚ましにカフェインタブを飲んだせいもあるのだろうが、うーん、困った。当然脳は動いているので、このまま低体温になったらどうしよう、とかネガティブになり余計寝れず。

時計は1時間おきに確認。21時、22時、23時、0時、0時30分、1時、と早く2時にならないかと願うばかり。1時50分に当然目覚ましなく起床。雨はまだ降っている。ずぶぬれのなか、冷たい靴下をはき、濡れたフリースを着、ツエルト、その他を効率よく格納。でも30分ほど要する。幸い寒さで震えることはなかったが、早く体を動かさないとまずい。体は7時間ほどの停滞でダイジョブだろうが、眠っていないこと（前日と合わせても）がどう影響するのか。

この日も前半は自分が先頭。体は大丈夫も。足元ふらつく。ペースは上がらず。
早く明るくなれば、まだ眠気は消えると、2時間モクモクと登る。稜線に出ると、一面ガスは当然だが、風がかなりつよい。初めて体を持ってかれそうになった。

塩見手前では、絶対に一人では難しい広場へ。でもMさんがいるので、問題なくハイマツのルートに乗れた。（一人だったら、いちいちジオグラフィカ出さなければならなかったであろう）晴れていたら絶景であろう塩見岳に到着。CTは60％代。
ただ、この時点で自分の中ではエスケープを決めていた。塩見小屋までは、結構なガレバで雨に濡れている岩が危険。無事小屋に到着し、情報を仕入れると、三伏経由でないと麓に下りられないとのことで、Mさんとは三伏までご一緒。

塩見小屋ではカップヌードル。完食はできたが、おいしく、とはならず。
CT70％弱でも胃が元気で2杯ぐらい食べられる状態でいたい。

ここから三伏までは、2か所ぐらい登りがあるも、そこまでの急登ではない。日が明け、補給も行ったので、体も復活してきた。体力的にはOkも、雨脚強くなる中でのもう1泊は今の自分の露営技術だとNG、と言い聞かせる。

三伏でカレーとも思ったが、カップ麺食べた後だったし、まだ早いようなので、外で小休止。Mさんと握手し、お互い怪我のないようと、お別れ。

ここから登山口までは、結構丸太の小橋的なところが危ないが、全般的には問題なし。10分50分ごろ？に登山口へ。水場がなく、簡易トイレのみ設置。

ここからのロードに備え、まずはバッグの整理。ツエルトなど乾かしたかったが、日が出てないので、時間かかりそう。なので、まずは足裏を乾かし、いまさらながらプロテクトJ1をぬる。今回珍しいところにマメができて、最後ロードで少し痛かったが我慢できるレベル。

11:20ぐらいに出発。前半の1/3はなかなか調子出ず。全然走れない。荷物も行よりも重く感じる。水分吸っているから？でも、補給や小休止を入れ、少しづつ走れる時間が長くなる。40km弱を継続して走れるようになるといいのだが、自分はメンタルも体力も×。なので、カーブミラーごとに走りと早歩きを繰り返し飽きないように。

16時台の電車は無理でも、17時台は行ける。17:27分って出てた気がしたので、何とかそれに間に合うように。10分余裕で到着、も17:18発の電車が目の前を出発。はじめわからなかったが、時刻表みて発覚。ショック！次まで50分あるので近くのセブンへ。長野で2件セブン行ったが、大好きなゆずレモンサイダーおいていない！マジっ！

飯田線、夕方は無人駅。切符は電車内で購入。また、2人いる車掌のうち一人は、駅到着後、駅を降りた人の切符のいわゆる”もぎり”もやっていた。元気なような、忙しない感じのような…。

駒ヶ根駅に到着したころにはすでに真っ暗。駐車場まで2.5km
前日走ったときは真夜中だったので、コンビニとすき家の光しかなかったが、
19時は明るいので、一瞬方向間違ったかな？とも。

3年連続のエスケープルートを終了。
こまくさにて汗を流し（610円は安い）スシローに行って食事。
10枚は完食、と思ったが、7皿＋パスタでギブ。その後セブンでアイス・チョコ・ヨーグルトなど1000円分購入。甘さは別腹。（風呂から数時間で2.0㎏増）

残り350kmを高速にて家路。途中1時間ほどこの旅初めての睡眠をとり3時に帰宅。
いつもなら片付けは後からだが、今回はほぼ完了。幸い雨が降っており、外で天然シャワーで洗濯。Tシャツの匂い半端なかった。これ7日間だと、殺人級の匂いか？

予定を1日短く、足もそれほど疲れていない。
いろいろ失敗あったが、110kmのトレはまずまずの満足感。
来週はOSJ安達太良50k。家に着いたら案内の封筒届いていた。
なぜかエントリーしたけど、あんまり興味なくなってる。

もっと、山の経験増やさないと。トレランレース出ている場合ではない。

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