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Yamareco

記録ID: 1994185
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

焼岳から西穂高独標越え 今夏の集大成

2019年08月24日(土) 〜 2019年08月25日(日)
 - 拍手
cham18 その他3人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
17:37
距離
15.0km
登り
1,875m
下り
1,393m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:47
休憩
2:25
合計
10:12
5:56
6:19
4
6:23
6:24
90
7:54
8:42
55
9:37
9:38
8
9:46
9:47
13
10:00
10:27
65
11:32
11:36
34
12:10
12:45
70
13:55
13:57
24
14:21
14:22
0
14:38
2日目
山行
3:30
休憩
3:37
合計
7:07
6:52
14
7:06
7:07
44
7:51
8:37
22
8:59
10:07
22
10:29
10:59
32
11:31
11:39
15
11:54
12:55
27
13:22
13:23
32
13:55
13:57
2
13:59
ゴール地点
天候 晴れ 
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高ロープウェイの鍋平駐車場と中の湯登山口にそれぞれ車を配置。
ロープウェイで下山後、中の湯の車を回収。
コース状況/
危険箇所等
中の湯登山口からは湿気が多くぬかるむ。
焼岳前後は石がごろごろ危険。ヘルメット着用推奨
焼岳小屋から西穂山荘までの縦走路は樹林におおわれ、前日の雨でぬかるみ多数。
西穂山荘からピラミッドピークまでは登山者が多くすれ違いに気をつかう。
その他周辺情報 ひらゆの森温泉に入浴(500円)
露天風呂の数が多く広くて楽しい。
森の中で日の出
2019年08月24日 05:46撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/24 5:46
森の中で日の出
朝日を受ける焼岳。森を抜けた広場で。
2019年08月24日 06:14撮影 by  X-T20, FUJIFILM
2
8/24 6:14
朝日を受ける焼岳。森を抜けた広場で。
今夏2度目の絶景。今回は雲の動きは遅い
2019年08月24日 06:46撮影 by  X-T20, FUJIFILM
1
8/24 6:46
今夏2度目の絶景。今回は雲の動きは遅い
広場から進む道では、山頂はずっと見えている。
2019年08月24日 07:32撮影 by  X-T20, FUJIFILM
3
8/24 7:32
広場から進む道では、山頂はずっと見えている。
陰陽の谷間
2019年08月24日 07:42撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/24 7:42
陰陽の谷間
いいペースで山頂に到着
2019年08月24日 08:22撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/24 8:22
いいペースで山頂に到着
風の向きがいつもとは逆だそうで、噴気孔がよく見える
2019年08月24日 08:25撮影 by  X-T20, FUJIFILM
1
8/24 8:25
風の向きがいつもとは逆だそうで、噴気孔がよく見える
正賀池もばっちり
2019年08月24日 08:25撮影 by  X-T20, FUJIFILM
2
8/24 8:25
正賀池もばっちり
今回も出迎えてくれた南峰
2019年08月24日 08:25撮影 by  X-T20, FUJIFILM
1
8/24 8:25
今回も出迎えてくれた南峰
山頂標識が倒れており、ある意味記念撮影には便利。
2019年08月24日 08:32撮影 by  X-T20, FUJIFILM
1
8/24 8:32
山頂標識が倒れており、ある意味記念撮影には便利。
山頂にあがると、前回と同じく曇ってきた。
2019年08月24日 08:33撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/24 8:33
山頂にあがると、前回と同じく曇ってきた。
西穂方面は雲がかかっている。
2019年08月24日 09:02撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/24 9:02
西穂方面は雲がかかっている。
雨は降らないものの慎重に下る
2019年08月24日 09:04撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/24 9:04
雨は降らないものの慎重に下る
中尾峠を越え、新中尾峠へ
2019年08月24日 09:45撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/24 9:45
中尾峠を越え、新中尾峠へ
軍艦のような威容の焼岳。かっこいい!
2019年08月24日 09:58撮影 by  X-T20, FUJIFILM
1
8/24 9:58
軍艦のような威容の焼岳。かっこいい!
ここからは道のルート。焼岳小屋分岐
2019年08月24日 10:09撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/24 10:09
ここからは道のルート。焼岳小屋分岐
ちょっと進むと、小屋と焼岳。
2019年08月24日 10:42撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/24 10:42
ちょっと進むと、小屋と焼岳。
5つの小ピークが立ちはだかるが、一番最初のピークへの巻道が荒れててつらかった
2019年08月24日 10:49撮影 by  X-T20, FUJIFILM
1
8/24 10:49
5つの小ピークが立ちはだかるが、一番最初のピークへの巻道が荒れててつらかった
2229mの最初のピーク手前の無名の池
2019年08月24日 10:52撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/24 10:52
2229mの最初のピーク手前の無名の池
上高地の門番、霞沢岳。
今回の縦走路では常に右側で存在感を示す。
2019年08月24日 11:05撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/24 11:05
上高地の門番、霞沢岳。
今回の縦走路では常に右側で存在感を示す。
しかし展望がなかなか開けない縦走路。
2019年08月24日 11:46撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/24 11:46
しかし展望がなかなか開けない縦走路。
中間の池にようやく到着。
2019年08月24日 12:22撮影 by  X-T20, FUJIFILM
1
8/24 12:22
中間の池にようやく到着。
中間の池で昼食。
2019年08月24日 12:33撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/24 12:33
中間の池で昼食。
中間の池を越えると、穂高方面の眺望が一気に開ける。
2019年08月24日 13:09撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/24 13:09
中間の池を越えると、穂高方面の眺望が一気に開ける。
穂高の山肌が見える位置まで近づいた
2019年08月24日 13:09撮影 by  X-T20, FUJIFILM
1
8/24 13:09
穂高の山肌が見える位置まで近づいた
上高地もこの角度はめずらしい。
2019年08月24日 13:12撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/24 13:12
上高地もこの角度はめずらしい。
ついに西穂の核心部が!
2019年08月24日 13:58撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/24 13:58
ついに西穂の核心部が!
きぬがさの池を越えると、西穂山荘までの最後の登り。
2段構成がきつかった。
2019年08月24日 14:01撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/24 14:01
きぬがさの池を越えると、西穂山荘までの最後の登り。
2段構成がきつかった。
焼岳がうっすら。あそこから歩いてきたんだなぁ
2019年08月24日 14:37撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/24 14:37
焼岳がうっすら。あそこから歩いてきたんだなぁ
西穂山荘に初宿泊。
部屋もトイレもきれいで、飯もうまい!!
2019年08月24日 17:08撮影 by  iPhone 8, Apple
8/24 17:08
西穂山荘に初宿泊。
部屋もトイレもきれいで、飯もうまい!!
4:15発、真っ暗な道を登り、丸山手前で日の出をまつ
2019年08月25日 05:09撮影 by  X-T20, FUJIFILM
1
8/25 5:09
4:15発、真っ暗な道を登り、丸山手前で日の出をまつ
マジックアワーはじまる
2019年08月25日 05:11撮影 by  X-T20, FUJIFILM
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8/25 5:11
マジックアワーはじまる
岐阜側は雲のモルゲン
2019年08月25日 05:28撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/25 5:28
岐阜側は雲のモルゲン
西穂と赤い雲
2019年08月25日 05:33撮影 by  X-T20, FUJIFILM
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8/25 5:33
西穂と赤い雲
秋の雲だなぁ
2019年08月25日 05:35撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/25 5:35
秋の雲だなぁ
刻一刻と雲の雰囲気がかわる
2019年08月25日 05:39撮影 by  X-T20, FUJIFILM
1
8/25 5:39
刻一刻と雲の雰囲気がかわる
明るくなり穂高の山肌も鮮明に
2019年08月25日 05:40撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/25 5:40
明るくなり穂高の山肌も鮮明に
西穂もうっすらとモルゲンロート
2019年08月25日 05:54撮影 by  X-T20, FUJIFILM
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8/25 5:54
西穂もうっすらとモルゲンロート
焼岳もモルゲンロート
2019年08月25日 05:56撮影 by  X-T20, FUJIFILM
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8/25 5:56
焼岳もモルゲンロート
もうちょい。どこから上がるか、太陽。
2019年08月25日 05:59撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/25 5:59
もうちょい。どこから上がるか、太陽。
でたぁ!!ダイヤモンド穂高!!!
2019年08月25日 06:03撮影 by  X-T20, FUJIFILM
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8/25 6:03
でたぁ!!ダイヤモンド穂高!!!
小屋で朝食をとって登りなおし。気分は最高!
2019年08月25日 07:07撮影 by  X-T20, FUJIFILM
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8/25 7:07
小屋で朝食をとって登りなおし。気分は最高!
笠ヶ岳は雲の中。このあと晴れる
2019年08月25日 07:09撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/25 7:09
笠ヶ岳は雲の中。このあと晴れる
独標までの急登の迫力
2019年08月25日 07:16撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/25 7:16
独標までの急登の迫力
丸山はあっさり通過。しかし空が青い
2019年08月25日 07:19撮影 by  X-T20, FUJIFILM
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8/25 7:19
丸山はあっさり通過。しかし空が青い
独標までのこの急登が一番落石怖い。
2019年08月25日 07:30撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/25 7:30
独標までのこの急登が一番落石怖い。
ものすごいスピードでガスが湧いては消える。
去年の槍を思い出す。
2019年08月25日 07:43撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/25 7:43
ものすごいスピードでガスが湧いては消える。
去年の槍を思い出す。
並び立つピーク群。
右が独標、中央が8峰のピラミッドピーク
2019年08月25日 07:46撮影 by  X-T20, FUJIFILM
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8/25 7:46
並び立つピーク群。
右が独標、中央が8峰のピラミッドピーク
独標到着!!
ピラミッドに西穂、そして間ノ岳!!
2019年08月25日 08:09撮影 by  X-T20, FUJIFILM
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8/25 8:09
独標到着!!
ピラミッドに西穂、そして間ノ岳!!
奥穂とジャンダルム
2019年08月25日 08:13撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/25 8:13
奥穂とジャンダルム
11峰である独標山頂
2019年08月25日 08:32撮影 by  X-T20, FUJIFILM
3
8/25 8:32
11峰である独標山頂
岐阜県側アルプスは壁のようだ。
2019年08月25日 08:39撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/25 8:39
岐阜県側アルプスは壁のようだ。
9峰と焼岳。
2019年08月25日 08:57撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/25 8:57
9峰と焼岳。
ピラミッドピーク到着。
今回はここまで!
2019年08月25日 09:03撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/25 9:03
ピラミッドピーク到着。
今回はここまで!
ブロッケン現象が散見された
2019年08月25日 09:22撮影 by  X-T20, FUJIFILM
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8/25 9:22
ブロッケン現象が散見された
吊り尾根の雄姿
2019年08月25日 09:42撮影 by  X-T20, FUJIFILM
1
8/25 9:42
吊り尾根の雄姿
岩場のすれ違いに難儀しながら、西穂山荘へ戻ってきた。
岩場のすれ違いに難儀しながら、西穂山荘へ戻ってきた。
昼食後、45分ほどでロープウェイ駅へ
昼食後、45分ほどでロープウェイ駅へ
下りがない登山はなんと楽なことか…
お疲れさまでした!
下りがない登山はなんと楽なことか…
お疲れさまでした!

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 調理器具 ライター 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ヘルメット

感想

前書き

7月8月、今年はたくさんの山に登った。その最後を飾るのが、北アルプスの小屋泊だ。たまたま7月に焼岳を登ったが、今度はそこを起点に西穂高を目指す、北アルプスの主稜線を縦走する。そして北アルプスの盟主、穂高連峰の一角に手をかける意欲的なルートだ。しかもおいしいことにロープウェイを使い下りの負担を軽減。不安だったのは天気はもちろんのこと空振をともなう地震で活発化が懸念される焼岳だ。前回のぼり下山後すぐに地震が起きたようだが、今回も8月21日に観測。念のため、西穂高でもかぶる予定があるのでヘルメットを全行程かぶれるように全員分を確保して臨んだ。

1日目 

焼岳登山

東京を8時にでて、鍋平園地で車2台で集合し、片方に乗り込み安房峠の焼岳登山口へ。2時間の仮眠(楽しみと不安で全然眠れなかったが…)ののち、4:30に入山。前回と同じ時間帯だったので暗くても先を知っている安心感。しかも天気は良さそうだ、森の中でもすぐに足元が見えるようになり、木がなくなり開けた広場では焼岳のモルゲンロートが。やがて噴気漂う焼岳核心部へ。メンバーは初めての火山接近を体験するものを多く、これから移り変わる北アルプスの風景の中で、強めの第一インパクトを楽しむ。自分もつい一か月前にここにいたが、やはりその威容に息をのむ。何度きても感動するだろう。前回はこの山頂から雨だったが、今回は曇りでとどまってくれて、軍艦のような巨大な焼岳の山容を下りでもみることができた。

焼岳小屋〜西穂山荘への縦走路

焼岳小屋では上高地の反対側に進んでいく。小屋越しの焼岳も絵になる。そしてここからは未知の道。地図で入念に確認し、西穂山荘まで5つのピークがあると自分の中で設定。長い森の道なのでどこか目印をきめて進むと少しは気が楽になるかと思い。
焼岳小屋から巻道で樹林の稜線にでて、割谷山(これを2個目のピークとした)手前の2229m標までが、岩と土交じりで、急で荒れており、振り返ってみれば一番きつかった。割谷山をまき、気持ちいい森ではあるが、前日の雨でぬかるみ気味のだらっとした道を過ぎると中間の池(この先を第3ピークとした)。ここで昼食。メンバーは疲労困憊気味だが、食事で若干回復。さらに、池の先の稜線からしばらく見えなかった穂高連峰がドンと現れ、かなり近づいてきたことがわかった。ここで一同の気分が一新。2181mのピークを越え、登りに入る。きぬがさの池を右手眼下に最後の登り、丘程度の起伏ながら、疲れた体にはとどめ。ヘロヘロになりながら上高地分岐を越えると、道は一気にやさしくなり、西穂山荘へ到着。夕食の5時半までの数時間の充実感。焼岳登山と主稜線の縦走という日帰り登山ではできない豪華な1日だった。西穂山荘は初めての小屋泊の人にも丁寧に案内してくれるし、設備もきれい、本のコーナーも充実、あっという間に消灯時間が近づいた。明日のアルプス感を最高に味わえる岩稜が楽しみでまた眠れぬ夜はすぐ明けた。

2日目

日の出

3:30起床。4:15には丸山にむけて軽装で登山開始。前日のオーナーの気象予報ではご来光はガス次第となっていたが、ガスは少なめ。丸山の手前の好展望地で日の出をまつ。東側の雲が気になるが、次第に赤くなる。地平線からの日の出は見えなかったが、代わりに前穂高と明神の間からピカッと太陽が顔を出す。ダイヤモンド穂高だ。その前の刻一刻とかわる西側の空、西穂高・焼岳のモルゲンロートも息をのむ。すばらしいトワイライトを堪能し、いったん小屋へ。朝食後、不要な荷物をサブザックにまとめ、装備を整え、西穂高へといよいよ進む。

ピラミッドピークへ

明るい道を上々の気分で丸山をあっさり通過。青い空に雲、動きの速いガスが穂高連峰の景色を飽きさせない。独標手前の急登はさすがに前日の疲労と睡眠不足で息を切らされたものの、高度を上げてからの絶景で一気に疲れを忘れる。独標直下の岩場は多少緊張したもののすぐに独標に到着。笠ヶ岳方面の岐阜県アルプス、穂高連峰の核心部、西穂高へのギザギザ稜線、焼岳からたどった稜線と西穂山荘、360度の展望は素晴らしかった。しかしギザギザの稜線、これをみて一同怖くなった。というよりも集中力が続くか不安になった。おそらく全員西穂高岳の頂上まではいけるだろう。問題は戻りだ。登りより下りの岩場は神経を使う。それがここから往復3時間。うーん…ということで判断基準を8峰のピラミッドピーク、4峰のチャンピオン、ここで戻るかを協議しようということで先に進む。
独標までは初心者okといわれているが、たしかに拠り所のある岩場。しかし独標から先はやせ尾根や足のかけ場に困る斜めに切り立つ岩をはじめ、難易度が変わった気がする。楽しいが、帰りのこともよぎる。10峰・9峰を越え、ついに形の整ったピラミッドピークに。景観は変わった、独標が足元に。しかしそれ以上に西穂高がまだまだ上に…。一同で決断。もう十分、ここまで。これだけの天気と景色に恵まれ、いい意味で気持ちが切れたというか充足したというか…この8峰までで3分の1、この2倍岩場があると思うと、やはり戻りが心配。全会一致で引き揚げた。そのかわり独標とピラミッドピークでは考えられないくらい長い時間、絶景を堪能できた!!

帰路

決断は正しかった。そう思わざるえないほど、独標は混雑していた。すれ違いは困難を極め、独標までの急登ですら、ロープウェイから続々と登ってくる日帰り組とのすれ違いで待ち時間が発生。これが昼をすぎたらもっと混雑するだろう。おまけにガスがしつこくとどまるようになってきた。まぁ登れなかったことへの合理化かもしれないが、引き返したことへの後悔はメンバーにはなかったと思う。大満足で山荘へ戻り、名物のラーメンを食べ、余裕の下山。ロープウェイも中途半端な時間ということで空いており、だんだんと近づく下界を楽しんだ。
車を回収後、名湯平湯温泉を楽しみ、もう一台も回収し、関東へ帰還。

天気に恵まれ最高の縦走となった。焼岳への再訪、稜線の縦走、そして岩稜帯、北アルプスの魅力をあますところなく味わえた、この夏の集大成となった。
また行こう、そして形を変えて。もう一度西穂高へアタックするもよし、季節を変えてもよい。ちょっとコースを変えてもきっとまた感動するだろう。まだ見ぬ北アルプスの別の顔が私たちをまっている。

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技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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