記録ID: 2003902
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
奥穂高岳 風雨で断念です
2019年09月01日(日) 〜
2019年09月03日(火)
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 50:46
- 距離
- 46.9km
- 登り
- 2,556m
- 下り
- 2,548m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 6:07
14:03
2日目
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 5:58
天候 | 曇,雨,風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
涸沢からザイディンクラート取付まではガレ道,ザイディンクラートは時折3点支持を要する。注意すれば危険な登山道ではないとされるも,一昨年3名が事故死されているとのことで山小屋では注意喚起しています。 |
その他周辺情報 | ひらゆの森を利用。 |
写真
Sガレと呼ばれているところ。新しい木橋が掛けてありますが,土石流の箇所のようです。この前にも,もっと大きな落石地帯があり,止まるなとの警告がありました。もうひとつ落石地帯があり,整備された有名登山ルートでも,自然の営みは止められないのですね。
ようやく涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐点。今日は涸沢ヒュッテの予約をしています。だいぶ前に電話でしましたが,名前聞かれただけでOKでした。それだけでいいのと思ってたら,当日いきなり予約でも全然OKだったんです。実は山小屋を自分で予約するの初めてなんで。
パノラマコースは熟達者しか通れないとか,午前9時までに入ることとか,びっくりするような注意書きが。え,何で。後でわかったことですが,この入口は,横尾経由で上高地へ入る通常道のショートカットコースで(実際に時短になるか不明ですが),出口は徳澤園の北にある新村橋のようです。
午後2時に涸沢ヒュッテに。まずは宿泊申込後,有名なおでんをいただきました。これで生ビールを飲むのが今回の山行の目的みたいなもんです。具は全部で6種類くらいあるのですが,大根としらたきをいただきました。評判どおり,味付けが素晴らしいの一語です。薄味ですが,絶妙です。ヒュッテの朝夕の食事も概ね美味しかったです。普段しないごはんのおかわりをしてしまいました。ということで,以下の記録は適当になってきます。申し訳ありません。
おでんを食べてから涸沢の周辺の景色を眺めました(笑)。まずはテン場。少ないです。天候はよくないですからね。遠くに涸沢小屋。左へ行くと奥穂高道,右は北穂高道は有名な話ですよね。2年前初めてツアーで北穂高登ったとき,小屋の休憩時間が15分しかなく,足をつってしまいました。その教訓があり,今回はソロなんで,2日目は涸沢で泊まるという軟弱な計画を立てた次第です。
景色を見ていると雨が降り出しました。テラスから北東の眺望が可能です。ですが,ここから見えるのは,遠方の山の中央付近,東天井岳のみです。左端に大天井岳がありますが,ガスっています。先月表銀座縦走路を歩いてきたばかりです。
写真中央右の三角形が涸沢槍。左横が涸沢岳。稜線の一番くぼんだところに穂高岳山荘があります。ヒュッテからも微かによく見えます。左端が奥穂高(だと思います)。曇りですが,ガスがかからず,すべて見えました。見えたのは初日だけで,登頂予定の翌日,帰宅日の翌々日は真っ白でした。ですから,初日のこの時だけがハイライトとなってしまいました。
いつの間にかザイティングラート取付。GPSで確認。現地に道識はなかったような。ここまでで出会った下山者は数組。上の情報を聞いて回っています。この方々は多分昨日天気が良かったので登頂できた方と思います。
ホタカ小や20分の表示。たいていこの手の励ましの表示はあてにならないことが多いのですが,ほんとにその程度で小屋にたどり着きました。登るだけなら奥穂高は体力の消耗はあまりありません。私が言うのもなんですが。通常3時間とされていますが,小屋で若いご婦人が2時間で登れたと言っておられるのを聞きました。
雨,風の中ようやく穂高岳山荘へ。自分にとっては夢の実現です。だけど感動は今ひとつ。天候が悪いと,不安で一杯ですから。小屋では下山してきた方数名がおられ,お一人が体調不良と言っておられました。風雨は強まるばかりで,回復する気配もなく,1時間くらいしてから下山することに。その前に腹ごしらえ、カレーがまた抜群にうまい。スープに近いとろみ感、肉、人参等の具材の形、量センス最高。カレーでこんなに感動するとは。その日はヒュッテ連泊。
感想
北アルプス4回目です。これまではツアーでしたが,今回は初めてソロで。だいたいのイメージングができましたから。
一番検討したのは,2泊3日か3泊するか,名古屋方面からなんで,松本経由か高山経由か。
年なんでゆっくり登ろうと3泊することにし,高山観光ができ,温泉地帯もある平湯温泉が利用できる高山経由を選択しました。高山からは濃飛バスの路線バスが利用でき,終点平湯温泉からも上高地への路線バスで30分程度で着くので便利かと判断しました。
ですから,初日は高山の市街地観光をし,夜は平湯温泉の旅館に。翌朝午前7時30分発のバスで上高地へは午前8時につき,すぐ出発です。後の行程は写真の説明のとおりです。
登山に詳しい知人に3泊したというとせせら笑いされました。彼なら,横尾山荘で一泊し,翌日日帰りで奥穂高に登り,横尾山荘で2泊して戻るのがベストだと。横尾山荘なら風呂に入れて二段ベッドがあてがわれて少しは快適だと。(馬鹿な年寄の戯言)
登頂は断念して残念でしたが,奥穂高へのイメージが一層具体的になった経験は大きく,次回の楽しみが増えて3泊した甲斐がありました(笑)。
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