平ヶ岳 残暑と秋の空〜鷹の巣登山口から
- GPS
- 10:50
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 1,778m
- 下り
- 1,757m
コースタイム
- 山行
- 9:48
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 10:48
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
急な斜面も多いが基本的によく整備されている。白沢清水と台倉清水は枯れている。平ヶ岳から玉子石の途中にある水場は可。 |
その他周辺情報 | 温泉:桧枝岐温泉温泉 燧の湯500円 食事:あした天気(レストラン)美味しかった。 |
写真
感想
一説では平が岳は日本百名山の中で日帰り最難関の山と言われているとか。
実際には水晶や南アルプス南部・飯豊山など日帰り困難な山はたくさんあるが、山小屋もテント場もなく、日帰り対象の山なのに優しいルートがないという解釈でしょう(プリンスコースを除く)。
この平ヶ岳に残暑厳しい9月7日にチャレンジ。
平ヶ岳は福島県と新潟県にまたがり利根川水系の源流部の山々にも近く、中央分水嶺にある最奥の山である。この為アクセスが非常に悪く、これがまた困難さに重なってくる。
前日深夜登山口の鷹の巣駐車場に到着。車は20台ほどかな。ほぼ満車。
車中で仮眠の後4時30分ごろ登山開始。辺りは真っ暗ですが、コースタイムは12時間ほど。急がないと日が暮れます。
ただ、当日は各地で35度以上を記録し猛烈な残暑。ペース配分を考え、ゆっくり上りる。また持参した水は2.5ℓ+スポーツドリンク1.5ℓの合計4ℓ+α。(水の補給は出来ない計算)。結果としてこのペース配分と多めの水分補給で楽に登れました。
下台倉山までは、急登が続き痩せ尾根・傾斜面・ロープ場など続くが、この山に来るような人(ある程度経験がある人)にはペース配分に気を付ければ問題はないはず。
下台倉山から台倉山池ノ岳手前の急登までは樹林帯の標高1700m前後の微妙なアップダウンが続き、苦しいところです(暑い)。ここで慌てないで余裕をもって歩ければ、最後の急登を越えれば池ノ岳の頂上。
ここからは姫ノ池と平ヶ岳の美しい姿が望めます。プリンスルートからの団体さんに囲まれてゆっくりできませんでしたが、今日一番の眺望です。
池ノ岳から少し下って、頑張って登り返すと平ヶ岳頂上。周りは草原なのになぜか三角点は木々に囲まれています。ただすぐそばの木道のデッキでの眺望は素晴らしく、遠く後立山や富士山まで見ることができた。かなりの残暑だったが、上空はもう秋の空なので遠望が利くのでしょうね。
この後最高点に行って折り返し。最高点はその先にも道が続いているのだけれどその先に行けないもどかしさが、人生のようで哲学的であった。この感じをいい写真に撮れる人は腕がいい人なのでしょう(^-^)
帰路は玉子石経由で。平ヶ岳の頂上部はその名の通りたいらなので、玉子石はいいアクセントなのだろう。平と突起。そして玉子石の背景の池塘群が素晴らしい。一眼レフを構えている人が多かった。
許されるなら日帰り最難関とか最長とか気にせずに、ゆっくり歩いてコーヒーのんで昼寝でもして(笑)できるだけのんびりしたいそんな山なんだな。
しかし、帰りも10Km以上だよ〜ぼちぼち下ります('ω')
途中劇下り最中に安全第一と思っていたのにアクシデント。あまりの気持ちよさに、フラフラと歩いていたらコケてトレッキングポールが身体の下敷きに。ぐにやっと根元から折れました。ブラックダイヤモンドのカーボン。高かったのに(泣)
まあ、これ以上何も無く無事に下山。ロングコースですが楽しく歩けました。
普段は記入しないのですが平ヶ岳で「百名山80座目」でした。一応節目なので。
実はGWなどの残雪期に至仏山から平ヶ岳に雪上を稜線伝いにテントを持って歩く方の記録が多数ありますが、近い将来あの魅力的な稜線を残雪期に縦走したいと思っています。今回は夢が広がる良い山行でした。
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