巻機山 魚野川水系登川 米子沢
- GPS
- 08:30
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,319m
- 下り
- 1,320m
コースタイム
06:30 桜沢駐車場
06:45 入渓
07:35 滑ノ沢出合
07:50 40m大滝 落ち口
08:10 栂ノ沢出合
09:15 ゴルジュ入口
09:50 大ナメ
10:45 二俣(昼食)
11:35 巻機山避難小屋
12:00 御機屋(おはたや)巻機山頂標識
12:10 巻機山(1967m)最高点
12:55 巻機山避難小屋
13:15 前巻機山(ニセ巻機)
14:25 五合目(焼松)
15:00 桜沢駐車場
天候 | 晴れ のち 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
巻機山 魚野川水系登川 米子沢 《桜坂駐車場〜入渓〜40m大滝〜栂ノ沢出合》 米子沢沿いの林道から入渓。堰堤は伏流。ゴーロをしばらく行くと正面上部にスラブ滝(滑ノ沢)。7〜8mが連続し滑ノ沢出合。米子沢本流は右でそのまま右岸尾根の巻道を行く(40m大滝 右岸:高巻き)。大滝上はインゼル。大釜10mは右壁(左岸:巻き道あり) 《燕岩〜ゴルジュ〜大ナメ〜巻機山避難小屋》 やがて左に燕岩とすだれ滝。本流右すぐに左曲がりでゴルジュ入口。右から越える。残置あり。ゴルジュ出口から明るく美しい大ナメ帯。上部まで続くナメ滝は圧巻。やがて二俣。源流部の自然保護のため右俣NG(ロープ)。左俣に進めば巻機山避難小屋で遡行終了。 米子沢 2級。ラバー有効 でも滑るところは滑る。滑落危険箇所は多数あり。ロープお助けスリングなど事故が起こる前に早めに出す気構えは大切。紅葉の季節にまた訪れたい。 《巻機山 (標高1967m)》 巻機山の標柱があるのは標高1962m地点 御機屋(おはたや)。御機屋を山頂とするのは信仰上の理由によるもの。最高点は更に東に歩いた1967地点。一般的に巻機山本峰(御機屋)とニセ巻機と呼ばれる前巻機山,割引岳(われめき)と牛ヶ岳を含め,その総称を巻機山。 下山は登山道 井戸尾根。天狗尾根の天狗岩や遡行した米子沢の眺望は見所。 割引岳からの下降、天狗尾根,割引沢・ヌクビ沢 共に下山禁止。 巻機山自身初登頂は ・朝日岳JP「難路・道ナシ」 ・魚野川水系登川 米子沢 どちらかで成し遂げる予定でした。 by AIKEN |
その他周辺情報 | 《土樽共同浴場 岩の湯》 湯沢温泉 外湯めぐり https://yuzawaonsen.com/ 《そば処中野屋》 へぎ蕎麦の有名店。天ぷらもおすすめ。 http://www.umaisoba.com/ 《越後湯沢駅構内(2F)》 お土産,食事処,日本酒の試飲など楽しめる要素満載。 |
写真
感想
久々に休日がAIKEN氏と合ったので、以前から行ってみたかった米子沢に誘ってみたところ、快諾を得て念願の秀渓を遡行することができました。いつもながら自分は車の中で寝てばかり、運転はAIKEN氏まかせで感謝多々。
米子沢は噂にたがわぬ素晴らしい沢でした。次々とかかる滝のほとんどが登れるし、その間に広がるナメ床も開放感抜群。ハイライトの大ナメの後もまるで庭園の中を歩いているような雰囲気だし、藪漕ぎなしで巻機山の稜線に飛び出せるという良いとこどり満載の巨大なアスレチック場。
心配していた雨にも降られず、標高差1200mを感じさせない日本100谷、上越を代表する沢に魅了された一日でした。
2019年09月10日
巻機山 魚野川水系登川 米子沢
登山を始めたばかりの頃、目標とする山、一度は登ってみたい山をリストアップするときの参考資料のひとつに「日本百名山」があった。馴染みのある土地以外の知識が浅かったこともあり「日本百名山 巻機山」に関しては巻機山?何て読むんだ?というアホすぎるところからスタート。
それから少し経ち脚力に自信がついてきたころ谷川連峰馬蹄形縦走に挑戦。縦走中眺めた巻機へ伸びる稜線 そして朝日岳JPの小さな道標「難路・道ナシ」に惹かれ 踏破された人の記録に心から称賛。いつか自分もと想う。
新たな目標を叶えながらも家族や仲間と山を楽しみ、そして「沢」へ入門。多くの沢登り愛好者が訪れる銘渓「米子沢」は当然自分にとっても憧れの対象となった。巻機山自身初登頂は『朝日岳JP「難路・道ナシ」、魚野川水系登川 米子沢 どちらかで成し遂げる』と心に決めた。
今年なかなか沢へ行く機会に恵まれなかったが 休みが合ったとSatwo3さんから沢のお誘いに「はい!よろこんで!」結果的にはソロも可かと思われるが、米子沢での滑落事故は後を絶たず先日も遭ったばかり。Satwo3さんとの遡行は正直心強くご一緒でき有難かった。そして聞きしに勝る美しさの ゴルジュ群・大ナメ・源流域大草原 には心を揺さぶられるものがあった。ここに来て本当に良かった。次にこの山の頂に立つときは『上越国境稜線「難路・道ナシ」から』と心に決め自分への覚書とする。
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