蒲田富士



- GPS
- 10:29
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,835m
- 下り
- 1,839m
コースタイム
天候 | 薄曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白出沢までは林道、蒲田富士への道は踏み跡が明瞭にあるが一部不明な部分あり |
写真
感想
この山は涸沢岳から派生する西尾根にあり、冬期に穂高に登るためのルートとなっており、積雪期意外は人が入らない山となっている。
前回の黒部で季節外れに行くものではないという教訓を得ているのだが、何とかなるだろうと思い挑戦してみました。
白出沢出合までは林道、白出沢を渡ってすぐに藪に入る。もう50メートルほどいくと目印がついた入り口があったが、とにかく尾根に乗り当面のポイントであるP2198を目指す。
明瞭な踏み跡が続いており、とにかく急な藪尾根をひたすら上がる。
途中にはちょっと開けたテント場があり、たわしが2つ落ちていたが、冬山ではタワシが必要なのかもしれない。
稜線へのジャンクションへ着くと一気に展望が開け、息を呑むような大パノラマが展開する。
周りの山々に見とれていると足元がおろそかになり危ない、稜線から山頂は登ることに集中しないと、とんでもないことになりそうなルートです。ザイルが何本も張ってあるがどれも安心して使えるようなものではない。ザイルがなくても充分登れます。
平らな部分になったところが山頂、前方には穂高の岩壁がそそり立ち、後方は笠ヶ岳の雄大な山麓が広がり、感動の大パノラマに見とれて1時間半も山頂で過ごしてしまった。
F沢のコルを見下ろすところまで行ってみたが、蒲田富士名物のナイフリッジも雪が溶け見るも無残だが、雪渓が右下に落ち込み足元が見えない箇所はピッケルがなければ行く気にならない。
前方の涸沢岳に続くルートを見ると、かなりの急こう配の岩壁だが、クライマーでなくても何とかなりそうに思えた。時間をかけて自分の足で登ってみたいルート。
いつまでも見とれていたいが、帰りの時間を考え下山する事する。
ロープのある箇所は下りはいやかなと思ったが、どうという事無くジャンクションまで、ここで誰もが間違うとおり直進してしまったが、すぐ気が付きもとに戻る。
下りはこんな間違いを数回繰り返し、その都度GPSでルート確認しながら長い下りをこなして白出沢出合に到着。
出合いから蒲田富士を見上げ良く歩きとおしたものと、我ながら感心する。
スケールの大きい景観で感動を与えてくれた蒲田富士に感謝しつつ、右俣林道を下り駐車場へ急いだ。
コメント
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全く同じルートでした。場所によっては夏道のような明瞭な踏跡だったり、笹で全く踏跡が無かったりと斑模様でした。だらっとした山頂部で展望がよかったのを覚えていますが、当時はまだ北アの経験が浅く山岳同定はできなかったような記憶も。錫杖岳、大木場の辻は全く目に入っていなかったような。
下山時、笹を分けて登山道に出たら人がいて、熊が出てきたのかと思われてしまいました(笑)
gekiyabuさん こんにちは
蒲田富士 なかなかいい山でした。
山岳同定は難しいですね。
特に穂高方面は長野県から見るのと正反対ですから、ちょっと面喰います。
薮山は登山道に出る時気をつけないと、人をびっくりさせてしまいますね。
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