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Yamareco

記録ID: 2017232
全員に公開
ハイキング
八ヶ岳・蓼科

横岳(桜平から硫黄岳経由で三叉峰まで往復)

2019年09月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:47
距離
15.1km
登り
1,302m
下り
1,301m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:09
休憩
0:34
合計
6:43
6:51
6:51
22
7:13
7:17
38
7:55
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21
8:16
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3
8:19
8:20
46
9:06
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20
9:26
9:27
23
9:50
9:51
15
10:06
10:15
3
10:18
10:21
6
10:27
10:29
5
10:34
10:37
4
10:41
10:46
11
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11:01
18
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22
11:41
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47
12:36
12:37
25
13:02
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14
13:16
13:16
9
13:25
13:25
1
13:26
ゴール地点
天候 はれ
https://tenki.jp/past/2019/09/14/satellite/japan-near/
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央道を諏訪南ICで降りて、ズームラインを東へ。「深山」交差点を左折してエコーラインを北上、「尖石考古館西」交差点を右折して、三井の森別荘地を制限時速50kmを順守して走行します。やがて現れる唐沢鉱泉との分岐を右へ。車を宥めつつ(「ご免ね、もうここは最後にするからね」)凸凹道約4kmのろのろ走ると、「桜平中」駐車場、さらに進んで、夏沢鉱泉への分岐(=登山口)を右に見て、左に登ると、「桜平上」駐車場があります。:http://www.o-ren.net/news/entries/2017/000271.php
am630、「桜平中」に駆け込みラスト3台でありがたく駐車

登山口から少し登った左の建機置き場に、きれいな簡易wcがあります。紙もあります。
夏沢鉱泉に登山届用紙、筆記具、ポストあります。蛇口から出てる水を無料でいただけます(ありがたや!)
コース状況/
危険箇所等
私の山行記録のなかでは、昨年8月18日の浅間山第一外輪山と双璧をなす、パノラマ展望コースです^^

●桜平中〜夏沢峠〜硫黄岳(往路)
オーレン小屋までは8月17日の往路と同じなので、8月17日山行記録を参照。
オーレン小屋の分岐を「←夏沢峠」に進みます。よく整備された大変歩きやすい路面です(ありがたや!)夏沢峠から、しばらくは樹林帯を登ります。樹林を抜けると、両側這松の岩屑の登山道を九十九で登ります。東北西の開けた、超絶展望が楽しめます。
ケルンに導かれて登ると、ひろーい硫黄岳山頂です。それまで全く見えなかった南側の展望が正面に、どーん。横赤阿弥陀が迎えてくれます。よくがんばったね、みんな待ってたよー、って感じ。頂上手前の赤岩の頭で見えちゃう赤岩経由コースより、ええよ^^

●硫黄岳〜奥の院〜無名峰〜三叉峰(往復)
ケルンに導かれて、河原のような大石を踏んで下ります。鞍部にあたる硫黄岳山荘辺りは、火山によくあるザレた滑る路面です。台座ノ頭まで登ると、それまで山影だった富士山が、いきなり、どーん、と現れます。思わず、「よっ、日本一」と叫んだわたくし^^周囲の暖かい笑いを誘いました。。でも、帰路、通りかかったら、やっぱり、叫んでる人いましたよ、偶々かもしれんがw
奥の院の基部から鎖場が始まります。目に入る梯子はすべて使います(横鎖は、一箇所、冬季用の横鎖で、使わない(ってか、使うと、宙ぶらりんになります)ものがあります。山と高原地図では「カニの横ばい」と称してますが、ぼろぼろ崩れたり割れたりする岩場でないし、鎖もしっかりしてるし、距離も短いです。
奥の院から少し歩くと、正面に岩がありますが、そこは、巻かずに岩を乗り越えます。無名峰まで、感覚的には水平移動です。そこから岩屑の道を少し下って、登り返すと、杣添尾根が接着する三叉峰です。

●硫黄岳〜赤岩の頭〜桜平中(復路)
8月17日山行記録を参照。その後の風雨で少し荒れたようですが、早速、倒木処理の手が入ってました(ホント、ありがたいです)
その他周辺情報 たてしな自由農園原村店(530pmまで):https://www.tateshinafree.co.jp/haramura/
米、白桃、大蒜、トマト、バジル、ルッコラを買って、かみさんへのみやげにしました^^隣で、パンも買いました
おはようございまーす、夏沢峠から硫黄岳に元気よく登りました。快晴です^^
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おはようございまーす、夏沢峠から硫黄岳に元気よく登りました。快晴です^^
これから、横岳に向かいます。赤岳を添えて、パチリ
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これから、横岳に向かいます。赤岳を添えて、パチリ
麓の野辺山高原の奥には、金峰山、小川山、三宝山といった奥秩父の主役が勢揃い
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麓の野辺山高原の奥には、金峰山、小川山、三宝山といった奥秩父の主役が勢揃い
硫黄岳山荘まで下って、右奥の岩峰、奥の院に登ります。ほな、行こか
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硫黄岳山荘まで下って、右奥の岩峰、奥の院に登ります。ほな、行こか
展望を楽しみながら、台座の頭へと登ってます。右手前、大同心の背中がすぐそこに。表側には登攀者がいました
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展望を楽しみながら、台座の頭へと登ってます。右手前、大同心の背中がすぐそこに。表側には登攀者がいました
浅間連峰に背中を押されて、標高2,800m圏へ一歩一歩進みます
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浅間連峰に背中を押されて、標高2,800m圏へ一歩一歩進みます
台座の頭を右に巻いて稜線に立つと、奥の院、無名峰、三叉峰が揃い踏み。そして、
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台座の頭を右に巻いて稜線に立つと、奥の院、無名峰、三叉峰が揃い踏み。そして、
奥には富士山が、どーん。「よっ、日本一」
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奥には富士山が、どーん。「よっ、日本一」
そうそう、槍穂、常念その他飛騨山脈の高峰も、夏沢峠からの登りで樹林帯抜けてから、ずうっと応援してくれてます
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そうそう、槍穂、常念その他飛騨山脈の高峰も、夏沢峠からの登りで樹林帯抜けてから、ずうっと応援してくれてます
奥の院の基部にとうちゃこ、いよいよです♪
広島の若者と話してるうちに鎖場を通過して、
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奥の院の基部にとうちゃこ、いよいよです♪
広島の若者と話してるうちに鎖場を通過して、
すんなり奥の院にとうちゃこ。日本一と三叉峰の並びがええな、杣添尾根分岐道標も見えてるし
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すんなり奥の院にとうちゃこ。日本一と三叉峰の並びがええな、杣添尾根分岐道標も見えてるし
ええ眺めやなあ、こちらを「代表写真」にします。画面左端、三叉峰に向かいます。
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ええ眺めやなあ、こちらを「代表写真」にします。画面左端、三叉峰に向かいます。
北、駒、仙丈の手前に、双耳峰の権現岳と愛くるしい編笠山が覗いてます
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北、駒、仙丈の手前に、双耳峰の権現岳と愛くるしい編笠山が覗いてます
阿弥陀もいれて、一家団欒風に、パチリ
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阿弥陀もいれて、一家団欒風に、パチリ
と言ってるうちに、三叉峰にとうちゃこ、すごぉく嬉しい!
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と言ってるうちに、三叉峰にとうちゃこ、すごぉく嬉しい!
赤、阿弥陀に向かうという若者と別れて、硫黄岳にゆるゆる戻ります
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赤、阿弥陀に向かうという若者と別れて、硫黄岳にゆるゆる戻ります
一応、「カニの横這い」にいます。鎖を下りたテラスで荷解きして食パンにバタ塗ってるおじさんがいたりして、緊張感に欠けますw
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一応、「カニの横這い」にいます。鎖を下りたテラスで荷解きして食パンにバタ塗ってるおじさんがいたりして、緊張感に欠けますw
画面左端の赤ゾレが赤岩の頭、そこで霧晴れ待ちして硫黄岳を仰いだのが、8月17日山行記録の「代表写真」でした
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画面左端の赤ゾレが赤岩の頭、そこで霧晴れ待ちして硫黄岳を仰いだのが、8月17日山行記録の「代表写真」でした
白馬その他後立の展望を楽しみながら、岩屑の道をゆるゆる歩きます
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白馬その他後立の展望を楽しみながら、岩屑の道をゆるゆる歩きます
宿願叶って、楽しくゲザーン。横岳、ありがとねっ^^
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宿願叶って、楽しくゲザーン。横岳、ありがとねっ^^

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 ザック ザックカバー 行動食 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS 筆記用具 日焼け止め 保険証 携帯 タオル ストック ナイフ カメラ

感想

さて、私が通った中学では、毎年クラス替え。で、5月中旬に、「学級作り」を名目に、泊りがけで校外学習に出かけます。行き先は学年ごとに決まってたんですが、何をするかの決定は、担任団が相当の裁量を持ってたらしい。偶々山好きが揃ったわが担任団、隙あらば、行動予定に登山を盛り込みましたw
中二の行く先は野辺山という慣行でしたが、わが担任団、飯盛山引率くらいでは満足しません、何を血迷ったか、杣添尾根登って横岳三叉峰を目指します(「いいか、お前ら、去年より体大きくなってんだから、いけるぞー」)
ったって、5月中旬だよ、残雪のなか奮闘したものの、正午を前に、大勢は決します、「よーし、よく頑張ったが、ここまでだ、飯食って、帰るぞー」って運びで、1km近く伸びた隊列は、下半身雪に浸かったまま弁当立ち食いして、下山することにw

で、この失敗山行ですが、級友にも私にも、トラウマといった悪影響を残すことなくきれいに忘れられ、思い出すとしても、今の我々よりもたぶん若かった当時の担任団の愛すべき蛮勇(迷惑だけどねw)とか牧歌的昭和を語る懐かしい思い出となってます。なので、「リベンジ」といったことではないのですが、こうして週末に日帰りハイクをするようになってみると、行ってみたいのですよね、横岳、それも、三叉峰に(笑)
とはいえ、美濃戸に朝入って三座周って日帰りなんて、軟式ハイカーの私にはとても無理。現実無理だけど、あきらめきれんうち、いつの間にか、日帰りハイクをするうえで、(赤岳でなくてw)三叉峰到達が悲願となってました

さて、今年、8月17日の好天予報に誘われて、硫黄岳〜東天狗を歩くつもり(「プランA」)で桜平に向かいます。が、山頂で霧に巻かれて撤退、下山途中、赤岩の頭で霧晴れ待ちしてるうち、横岳奥の院が束の間姿を現します。あれっ、何だか、近いじゃん、美濃戸から周回しようとするからだめなんで、硫黄岳の延長としてなら登れるんでは?と気付きます(もっと早く気付けよw)

で、本日、二サイクル眠って、am3にはすっきり目が覚め、なんと、am4前に家を出ます。中央道韮崎辺りで、甲斐駒、鳳凰のモルゲンロートを仰ぎ、エコーラインの道中では槍穂の連嶺に目を奪われ、幸運にも桜平中の駐車に間に合います。
気力充実で、さくっと夏沢峠に到着し、高揚感(「今日はおれの日だ」w)のなか、大休止なしに硫黄岳、さらに横岳目指して進みます。好展望に恵まれ、台座ノ頭から三叉峰の往路では、広島から前日美濃戸入りした若者と話しながら(「でもさ、鎖場ったって、これだけ岩がしっかりしてれば、あまりこわくないよね」「そうっすね、俺、ときどき鳥取の大山に行って、北側から剣ヶ峰に登るんですけど、あそこは(以下、敢えて記さず。若者よ、命を大事にせないかんよw)」)、岩場をすんなり通過して、宿願の三叉峰杣添尾根分岐に到達することができました。何だかすごく嬉しかったです(〇岡教官、遂に登ったよー)

というわけで、暫く山はいいや、という心境です^^

fuji3d

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