八ヶ岳初めは天狗岳−硫黄岳

2019年09月14日(土) 〜 2019年09月15日(日)

• GPS: 10:16
• 距離: 17.1km
• 登り: 1,723m
• 下り: 1,758m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:42
• 休憩: 0:14
• 合計: 2:56

8:14 桜平駐車場（中）
8:31 8:31 桜平
9:01 9:02 夏沢鉱泉
9:58 10:12 オーレン小屋
11:03 11:03 箕冠山
11:16 根石岳山荘

2日目

• 山行: 4:29
• 休憩: 2:33
• 合計: 7:02

5:35 根石岳
5:43 7:17 根石岳山荘
7:21 7:23 箕冠山
7:46 7:46 夏沢峠
8:48 9:21 硫黄岳
9:46 9:51 赤岩の頭
10:44 10:45 赤岩の頭と峰の松目分岐
10:59 11:13 オーレン小屋
11:54 11:56 夏沢鉱泉
12:18 12:19 桜平
12:28 12:32 桜平駐車場（中）
12:41 ゴール地点

天候

1日目も2日目も基本は快晴。
1日目：快晴で登り、根石岳山荘に荷物をデポした途端にガス。
天狗岳手前でまた晴れる。
山荘まで帰る寸前にまたガス。消灯前はガスのため星の観察はできなかったが、明け方前は晴れたため星を見たかったが、満月のためほとんど見られず。
2日目：快晴、夏沢峠手前でガスに巻かれるが、上は快晴でした。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

桜平中駐車場は7時半の段階で満車。路肩に駐車。
下山後に確認すると中駐車場から1キロぐらいしたまで路駐車あり。

コース状況／危険箇所等

夏沢鉱泉まで：時々コンクリ道の歩きやすい道。下りは膝に来る。
オーレン小屋まで：沢沿の良く整備された道。
根石岳山荘まで：箕冠山まで良く整備された林。ここまで時々縞枯れあり、苔ありの北八ヶ岳らしい道。
天狗岳まで：箕冠山を超えると林はなくなり岩山の様相に急変。東天狗岳手前は特に岩山感満載。頂上付近は火口壁が切れ落ちていて高度感もあります。この区間のGPSデータはうまく取れておらずカットしています。
根石岳山荘から夏沢峠まで：箕冠山の中なので、苔と縞枯れの林。
硫黄岳まで：天狗岳とも異なる火山らしい道。爆裂火口壁近くはちょっと怖いぐらいの高度感。火口壁の上を歩いて行けます。立ち入り禁止前まで行くと横岳の左に富士山の左側が見えます。
赤岩の頭経由オーレン小屋まで：赤岩の頭までは景色も良く難所もなし。そこから下は森歩きです。赤岩の頭から直下は少し急登ぎみ。

写真

9/14 8:19

桜平中駐車場。満車でした。

9/14 8:33

いきなりシカさんのお出まし。近いです。

9/14 8:35

夏沢鉱泉までは送迎車も通るため、コンクリートの路面がチラホラ。登りはとても良い。

9/14 8:48

クマさんの証！

9/14 9:02

夏沢鉱泉に到着

9/14 9:02

振り返ると槍ヶ岳が見えます。

9/14 9:12

橋も渡ります

9/14 9:12

小さな滝がいっぱいあります

9/14 9:16

ホタルブクロ

9/14 9:19

ガケ崩れの跡

9/14 9:30

木のアーチ

9/14 9:50

明日目指す硫黄岳が見えてきました。オーレン小屋に到着です。

9/14 9:54

オーレン前で小休止。

9/14 10:07

トリカブト

9/14 10:10

箕冠山方面を目指します

9/14 10:13

人があまり通らない割に綺麗な道。さすがは八ヶ岳。

9/14 10:45

縞枯れが所々あります

9/14 11:04

八ヶ岳1座目？箕冠山登頂！

9/14 11:10

箕冠山頂上を超えてすぐに森から抜けます。下には根石岳山荘が見えます

9/14 11:17

山荘にチェックイン

9/14 12:07

荷物をデポして根石岳、天狗岳を目指します。さっきの天気が嘘のようにガス。

9/14 12:15

八ヶ岳2座目？根石岳です。ガスに巻かれています。

9/14 12:25

何も見えないままお昼ご飯。

9/14 12:49

東天狗岳を目指して駆け抜けます。彼の中ではグレートトラバースのHigher,higherがかかっているようです。

9/14 12:53

根石岳を振り返って。憎たらしいガス。

9/14 12:55

コケモモが実っています

9/14 12:58

ガスが引いてきました！

9/14 13:01

ガス引きに期待大！東天狗岳と西天狗岳が見えてきました！

9/14 13:05

まもなく頂上。少年は待ちきれない様子。

9/14 13:08

赤天狗こと東天狗岳に到着。八ヶ岳3座目？

9/14 13:42

青天狗こと西天狗岳に20分程で到着。眺望は東の方が良いです。八ヶ岳4座目？

9/14 13:55

西天狗岳の二等三角点

9/14 14:10

南八ヶ岳も晴れて来ました。

9/14 14:35

真ん中右下に見えるでしょうか、ブロッケン出現です。ガスと晴れのご褒美。

9/14 16:56

根石岳山荘の夜ご飯。肉はほとんど少年のお腹に消えました。

9/14 19:06

満月。ガスの中だったので肉眼では月の周りに虹色のリングが見えて幻想的。

9/15 5:24

ご来光。やっぱり素晴らしい瞬間。

9/15 5:27

こちらはご来光時の満月。雲海の上には左から中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、穂高岳、槍ヶ岳が見えています！

9/15 5:29

モルゲンロートの西天狗岳と左にはちょこっと見える先週の蓼科山。右奥は槍ヶ岳など北アルプス。

9/15 5:45

遅咲きのコマクサ

9/15 7:28

夏沢峠に向かう道すがら。雲が上がってきて嫌な予感

9/15 7:47

夏沢峠は案の定ガスの中。

9/15 8:18

と、嘆いていたら上は抜けていました！

9/15 8:29

爆裂火口壁まで登ってきました。際まで行くと怖い。

9/15 8:47

硫黄岳に登頂！八ヶ岳5座目？

9/15 8:54

火口壁は雲の上。

9/15 8:58

硫黄岳から見る天狗岳方面。東からの雲が西側の晴れ間と闘います。

9/15 9:02

横岳の横には富士の山がわずかに見えます

9/15 9:07

今度は横岳や赤岳に行きたい、と申す少年。体力とテクニックを磨きましょう。

9/15 9:28

赤岩の頭方面に下りてきて振り返る硫黄岳。

9/15 9:43

赤岩の頭から南八ヶ岳の峰々。

9/15 9:51

八ヶ岳6座目？赤岩の頭。

9/15 9:52

シラタマノキの実

9/15 9:52

ゴゼンタチバナの実

9/15 10:20

ここは「赤岩の頭急登手前のトラバース」。確かに！

9/15 10:44

赤岩の頭と峰の松目分岐

9/15 11:00

オーレン小屋近くの百葉箱。

9/15 11:01

オーレン小屋まで帰って来ました

9/15 11:30

木のアーチを潜ります

9/15 11:35

伸びきったギンリョウソウ。

9/15 11:52

夏沢鉱泉まで帰って来ました

9/15 12:18

ゲートまで帰って来ました

9/15 12:45

マリモのような苔。癒されます。

撮影機器：

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

感想

Jeanken

初めての八ヶ岳。横岳や赤岳に行ってみたいものの、息子含めて素人の体力と技術を考えて今回は天狗岳と硫黄岳を縦走することにしました。
時間に余裕があることもあり、全体的にのんびりペースで楽しめました。
北八ヶ岳らしい苔の森、縞枯れの木々、南八ヶ岳らしい岩と昔々の火口が両方堪能でき、八ヶ岳の奥深さの入り口を見た感じです。
快晴で登り始め、そのままを期待していましたが、まさかの小屋チェックイン&ガスイン。このままガスの中を進まざるを得ないのかと思いましたが、目的の一つである天狗岳の手前で晴れ始めて結果オーライでした。これは2日目も同じく硫黄岳登り始めでガスに巻かれる儚い展開に泣きそうでしたが、上に登るに連れて晴れ渡り、2日間を通して素晴らしい天気と言えるでしょう。ちなみに子どもも夢見たブロッケン現象や満月に照らされる雲海、360°の北八ヶ岳、蓼科山、浅間山、南八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、北アルプスまで見えるご来光の雲海など空のマジックも堪能。何もかも楽しめた山行になりました。
少年も随時楽しそうに歩き、色々と得るものがあったようです。今回の最高イベントはブロッケン現象とのことでした。また行こう！