記録ID: 2019998
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈
幌尻岳 楽しくて終わるのが淋しい渡渉を越えて
2019年09月11日(水) 〜
2019年09月12日(木)


体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 13:16
- 距離
- 32.7km
- 登り
- 2,572m
- 下り
- 2,544m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 9:25
距離 20.4km
登り 1,949m
下り 1,481m
4:56
28分
スタート地点
14:21
天候 | 第二ゲート⇒幌尻山荘:曇り 幌尻山荘⇒山頂:ガス 山頂⇒幌尻山荘:雨 幌尻山荘⇒第二ゲート:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ニッポンレンタカーの千歳空港営業所でバーナーのガスカートリッジを購入。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
取水施設から渡渉開始地点までの間に、川に迫った険しい断崖「へつり」を行くところが何ヶ所かありますが、危険そうなところには鎖を掛けてくれているので、通過するのに困ることはありません。登山靴でも沢靴でもOKです。 渡渉中の登山道には、ホントに厳しいところには梯子がかけられていてラクに通過できるようになっています。渡渉個所にはピンクのリボンがかけられているので、見失わなければルートを誤ることもないと思います。 幌尻小屋から山頂は、一転して急登に次ぐ急登で、ここからやっと登山開始。よく整備されていて歩きやすくなっています。 登山ポストはひっそりと第二ゲートのバス乗り場にありますが機能しているのか疑問。登山届はとよぬか山荘で記入したものを幌尻山荘で小屋番に提出。ここまでの道のりで事故があった場合を想定しコンパスでも提出。 |
その他周辺情報 | 登山後は一番近くの「びらとり温泉ゆかり」¥500に。 「びらとり」とは町の名前「平取」のことです。施設は立派で温泉も気持ちよく、レストランは地元の食材、特に牛肉のメニューが中心で、和牛100%ハンバーグ180g定食¥1350がご飯や付け合わせの野菜も含めてとても美味しかったです。 |
写真
前泊したとよぬか山荘。シャトルバスはここから出ますが、ここに泊まるかどうかは自由です。が、1泊2食¥5000円はお得かと。部屋は2段ベッド×6×2部屋で、この日は、後泊組3名と前泊組4名が2部屋に分けられました。こうした配慮もうれしいです。受付のお姉さんも親切でした。
シャトルバスの乗車券はとよぬか山荘のエントランスにあるこの自販機で購入し、乗車するときに提示します。帰りも乗車時にチェックされるのでなくしてはいけません。幌尻山荘利用料の振込が間に合わなかった場合もこの自販機で購入すれば大丈夫のようです。私は数日前に予約しメールで振込確認の返事ももらっていたにもかかわらず、とよぬか山荘、幌尻山荘それぞれの受付時に記録がないと言われたので、直前予約の場合、振り込むよりもこちらで購入した方がカンタンのようです。
この第2ゲートの場所は、2019年9月15日現在、山と高原地図電子版では大幅に誤っています、正しくはこの場所で3キロ程度離れています。行きはまだしも、帰りには着いているはずなのになかなか乗り場が現れないという現象があるかもしれません。
ここに着いたら、
①とよぬか山荘で書いた入山届を小屋番さんに提出、②沢靴を脱いで脚を拭いて(小屋の中を濡らしちゃダメ)、③宿帳に記入して、④寝場所の確保(小屋の毛布とちょっとした小物で)をして、⑤登山靴に履き替えて、⑥ザックを小屋の下に収納(小屋内には入れられません)して、⑦沢靴を小屋の外に干して(乾かないけど)、⑧アタックザックで山頂に向けて身軽でgo
①とよぬか山荘で書いた入山届を小屋番さんに提出、②沢靴を脱いで脚を拭いて(小屋の中を濡らしちゃダメ)、③宿帳に記入して、④寝場所の確保(小屋の毛布とちょっとした小物で)をして、⑤登山靴に履き替えて、⑥ザックを小屋の下に収納(小屋内には入れられません)して、⑦沢靴を小屋の外に干して(乾かないけど)、⑧アタックザックで山頂に向けて身軽でgo
翌朝。昨晩ビールとワインとウイスキーで少し二日酔い気味。
雨で増水した沢。
心配で心配で心配だったけど、ポトフをごちそうくださったガイドさんが大丈夫と助言してくださり9時半便を目指して余裕をもって5時に下山開始。その前にSさんが昨日釣ったイワナを煮汁にして飲ましてくれました。熱さがシャキッと目を覚ましてくれる。やさしさに満ち溢れた幌尻小屋でした。
雨で増水した沢。
心配で心配で心配だったけど、ポトフをごちそうくださったガイドさんが大丈夫と助言してくださり9時半便を目指して余裕をもって5時に下山開始。その前にSさんが昨日釣ったイワナを煮汁にして飲ましてくれました。熱さがシャキッと目を覚ましてくれる。やさしさに満ち溢れた幌尻小屋でした。
最初の渡渉ポイントで増水割合がわかる。増水しててもイワナの棲む透き通った水。どこをたどるべきか川底まで見えるから慎重に進めば大丈夫。逆に言うと、川底が見えない濁流の時は絶対に進むべきではないでしょう。
行きは容易だったルート取りも、帰りには1ヶ所迷うところがありましたが、探せばちゃんとピンクのリボンが見つかります。もちろんリボンはピンポイントの渡渉個所を示すわけではないので自分で判断が必要だけど、透き通ってるから容易にできました。
渡渉が終わり長い林道に。その前の北電取水施設が実質的な下山道の終わり。でもエピローグは長い。
沢靴を帰りにはどこで脱ぐか。
濡れた靴をザックには入れたくないし、ザックの外につなぐとぶらぶら触れて邪魔。へつりも何ヶ所か通過しなくてはいけないので、ムダでも取水施設までは沢靴で、そのあとの林道はビニール袋に入れて手持ちで、というのが正解かと感じました。
沢靴を帰りにはどこで脱ぐか。
濡れた靴をザックには入れたくないし、ザックの外につなぐとぶらぶら触れて邪魔。へつりも何ヶ所か通過しなくてはいけないので、ムダでも取水施設までは沢靴で、そのあとの林道はビニール袋に入れて手持ちで、というのが正解かと感じました。
この日は実はとよぬか山荘発の第一便は増水のため取りやめになってました。小屋番さんが昨夜のうちに連絡を入れてしまったようです。実際には普通に行ける渡渉でした。
第二便のバスが9時に到着してからここを出るまで30分待ちます。
第二便のバスが9時に到着してからここを出るまで30分待ちます。
感想
半分ワクワク、半分ビクビクで決行したものの、超楽しかったです。特に渡渉。楽しくて楽しくて行きも帰りも終わるのが淋しかったです。カールの雪解け水のない9月で好天続きの後がおススメです。
日本百名山とはいえ入山者が極めて少ないので、濃厚な時を過ごすことができました。
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