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Yamareco

記録ID: 2020941
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鳳凰三山【夜叉神峠登山口BS→薬師岳→観音岳→地蔵岳→夜叉神峠登山口BS】

2019年09月14日(土) 〜 2019年09月15日(日)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
15:16
距離
25.6km
登り
2,343m
下り
2,343m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:36
休憩
0:04
合計
4:40
距離 8.0km 登り 1,234m 下り 177m
10:51
64
11:55
3
11:58
12:00
78
13:18
55
14:13
14:14
49
15:03
15:04
27
2日目
山行
7:56
休憩
2:24
合計
10:20
距離 17.6km 登り 1,112m 下り 2,170m
5:18
49
6:07
6:08
5
6:13
6:18
9
6:27
6:30
25
6:55
7:00
19
7:19
38
7:57
8:27
35
9:02
9:03
27
9:30
26
9:56
10:11
7
10:18
5
10:23
36
10:59
12:15
41
12:56
29
13:25
13:26
38
14:04
14:08
49
14:57
14:59
2
15:01
35
15:36
15:37
1
15:38
ゴール地点
天候 ■9/14→晴れのち曇り
■9/15→晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
■山梨交通 甲府駅・竜王・芦安駐車場 ⇔ 夜叉神峠登山口 〜 広河原 ルート
http://yamanashikotsu.co.jp/route_bus/route_sp_info/hirogawara/
■写真1 - 夜叉神峠登山口BS
甲府駅発のバスは20分ほど遅れて着きました。
ここから登り始めるには、最も遅い時間かと。
2019年09月14日 10:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/14 10:51
■写真1 - 夜叉神峠登山口BS
甲府駅発のバスは20分ほど遅れて着きました。
ここから登り始めるには、最も遅い時間かと。
■写真2
木漏れ日の斜面を、緩やかに登り上げます。
ウォーミングアップには、丁度いい勾配です。
2019年09月14日 11:12撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
9/14 11:12
■写真2
木漏れ日の斜面を、緩やかに登り上げます。
ウォーミングアップには、丁度いい勾配です。
■写真3 - 夜叉神峠
森の中に佇む、宿泊地というより休憩地か。
テントも張れますが、水は担ぎ上げる必要があります。
2019年09月14日 11:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/14 11:59
■写真3 - 夜叉神峠
森の中に佇む、宿泊地というより休憩地か。
テントも張れますが、水は担ぎ上げる必要があります。
■写真4 - 夜叉神峠
小屋の前には白峰三山の眺望地が作られています。
農鳥岳だけ、ガスが掛かってしまったか。
2019年09月14日 12:00撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
9/14 12:00
■写真4 - 夜叉神峠
小屋の前には白峰三山の眺望地が作られています。
農鳥岳だけ、ガスが掛かってしまったか。
■写真5
大崩頭山の西側斜面を、緩やかに登り上げます。
景色の変化がないので、変に疲れます。
2019年09月14日 12:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/14 12:37
■写真5
大崩頭山の西側斜面を、緩やかに登り上げます。
景色の変化がないので、変に疲れます。
■写真6 - 杖立峠
実際の杖立峠は、大崩頭山の真西にあります。
地図では、ここから10分ほどトラバースした何もない場所。
2019年09月14日 13:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/14 13:18
■写真6 - 杖立峠
実際の杖立峠は、大崩頭山の真西にあります。
地図では、ここから10分ほどトラバースした何もない場所。
■写真7
所々に開けた休憩適地があります。
小屋泊で16:00過ぎるなら連絡せよとの看板もありました。
2019年09月14日 14:14撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/14 14:14
■写真7
所々に開けた休憩適地があります。
小屋泊で16:00過ぎるなら連絡せよとの看板もありました。
■写真8
勾配が増すと同時に、足元も悪くなってきます。
なるべく足を上げなくて済むルートを探りながら歩きます。
2019年09月14日 14:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/14 14:19
■写真8
勾配が増すと同時に、足元も悪くなってきます。
なるべく足を上げなくて済むルートを探りながら歩きます。
■写真9 - 苺平
勾配が収まってくると、見慣れてきたオブジェの立つ苺平に。
辻山と千頭星山へのVRの交差点でもあります。
2019年09月14日 15:03撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/14 15:03
■写真9 - 苺平
勾配が収まってくると、見慣れてきたオブジェの立つ苺平に。
辻山と千頭星山へのVRの交差点でもあります。
■写真10
docomoなら大丈夫だろうと思ったら、小屋から少し離れたら圏外でした。
山に強くないdocomoなど、契約する価値が無いのですが。
2019年09月14日 15:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/14 15:28
■写真10
docomoなら大丈夫だろうと思ったら、小屋から少し離れたら圏外でした。
山に強くないdocomoなど、契約する価値が無いのですが。
■写真11 - 南御室小屋
宿泊客で賑わう小屋前のベンチ。
ベンチが多く、みなさん宴会モードです。
2019年09月14日 15:32撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
9/14 15:32
■写真11 - 南御室小屋
宿泊客で賑わう小屋前のベンチ。
ベンチが多く、みなさん宴会モードです。
■写真12 - 南御室小屋
連休初日なので警戒するも、意外と平地に張れました。
きちんと詰めれば、50張ほどは頑張れそうです。
2019年09月14日 18:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/14 18:09
■写真12 - 南御室小屋
連休初日なので警戒するも、意外と平地に張れました。
きちんと詰めれば、50張ほどは頑張れそうです。
■写真13 - 南御室小屋
お早うございます。2日目の朝です。
ピストンなので、空身で地蔵岳まで行って帰ってきます。
2019年09月15日 05:15撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 5:15
■写真13 - 南御室小屋
お早うございます。2日目の朝です。
ピストンなので、空身で地蔵岳まで行って帰ってきます。
■写真14
朝日に照らされて、オレンジ色に輝く樹林帯。
まるで紅葉しているかのようです。
2019年09月15日 05:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
9/15 5:30
■写真14
朝日に照らされて、オレンジ色に輝く樹林帯。
まるで紅葉しているかのようです。
■写真15
2日目にして、やっと森林限界を超えました。
一気に視界が開けて、テンションも上がります。
2019年09月15日 06:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 6:02
■写真15
2日目にして、やっと森林限界を超えました。
一気に視界が開けて、テンションも上がります。
■写真16
先ずお目見えするのは、白峰三山の大きな山容。
国内No.2とNo.3タイの、南ア北部の主脈となる稜線。
2019年09月15日 06:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
9/15 6:02
■写真16
先ずお目見えするのは、白峰三山の大きな山容。
国内No.2とNo.3タイの、南ア北部の主脈となる稜線。
■写真17
国内No.1は、雲海に飲まれず屹立します。
遠目からでも一目で分かる、その姿は流石の存在感です。
2019年09月15日 06:07撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
9/15 6:07
■写真17
国内No.1は、雲海に飲まれず屹立します。
遠目からでも一目で分かる、その姿は流石の存在感です。
■写真18
一旦、赤い屋根の薬師岳小屋まで下りて登り返します。
これからの稜線歩きに、期待が寄せられる瞬間でもあり。
2019年09月15日 06:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 6:09
■写真18
一旦、赤い屋根の薬師岳小屋まで下りて登り返します。
これからの稜線歩きに、期待が寄せられる瞬間でもあり。
■写真19 - 薬師岳小屋
2年前に建て替えられたので、まだまだ綺麗です。
ただし、水場もテン場もないのですがご利用は計画的に。
2019年09月15日 06:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 6:18
■写真19 - 薬師岳小屋
2年前に建て替えられたので、まだまだ綺麗です。
ただし、水場もテン場もないのですがご利用は計画的に。
■写真20 - 薬師岳
薬師岳小屋から10分も掛からない、広い山頂。
星空撮影とか最高のロケーションですよ。
2019年09月15日 06:26撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 6:26
■写真20 - 薬師岳
薬師岳小屋から10分も掛からない、広い山頂。
星空撮影とか最高のロケーションですよ。
■写真21 - 薬師岳
もう、ずっと左手に存在感をアピールする白峰三山。
こうして見ると、三兄弟のように似たような山容か。
2019年09月15日 06:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
9/15 6:28
■写真21 - 薬師岳
もう、ずっと左手に存在感をアピールする白峰三山。
こうして見ると、三兄弟のように似たような山容か。
■写真22
鳳凰三山と言えば、風化した花崗岩の稜線歩きですよね。
北アだと燕岳で見られる、白と緑のコントラストが印象的です。
2019年09月15日 06:32撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
9/15 6:32
■写真22
鳳凰三山と言えば、風化した花崗岩の稜線歩きですよね。
北アだと燕岳で見られる、白と緑のコントラストが印象的です。
■写真23
雲海に浮かぶ、要塞のような八ヶ岳。
その肩から顔を覗かせるは、再び立入禁止の浅間山。
2019年09月15日 06:36撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 6:36
■写真23
雲海に浮かぶ、要塞のような八ヶ岳。
その肩から顔を覗かせるは、再び立入禁止の浅間山。
■写真24
この光景、北アだと燕岳が思い浮かびます。
コマクサとか咲かないので、人気はイマイチなのですが。
2019年09月15日 06:41撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 6:41
■写真24
この光景、北アだと燕岳が思い浮かびます。
コマクサとか咲かないので、人気はイマイチなのですが。
■写真25 - 観音岳
鳳凰三山の最高地点は、マイナーな観音岳に。
ご存知の通りですが、薬師岳、観音岳、地蔵岳の総称です。
2019年09月15日 07:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 7:01
■写真25 - 観音岳
鳳凰三山の最高地点は、マイナーな観音岳に。
ご存知の通りですが、薬師岳、観音岳、地蔵岳の総称です。
■写真26
項垂れるほどのアップダウンの先に地蔵岳。
南ア前衛峰の甲斐駒ヶ岳も、やっとお目見えです。
2019年09月15日 07:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 7:02
■写真26
項垂れるほどのアップダウンの先に地蔵岳。
南ア前衛峰の甲斐駒ヶ岳も、やっとお目見えです。
■写真27
タカネビランジ。
砂礫の場所を好む、まるでコマクサのような生息域です。
2019年09月15日 07:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 7:49
■写真27
タカネビランジ。
砂礫の場所を好む、まるでコマクサのような生息域です。
■写真28
ヤマハハコ。
高山でよく見る野草ですが、岩稜地帯の離合待ちで発見。
2019年09月15日 07:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 7:51
■写真28
ヤマハハコ。
高山でよく見る野草ですが、岩稜地帯の離合待ちで発見。
■写真29 - 地蔵岳
だいぶ登りの足を使い切って、オベリスクの麓に。
登頂を目指すのは自由ですが、残置ロープは頼らずに。
2019年09月15日 08:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3
9/15 8:05
■写真29 - 地蔵岳
だいぶ登りの足を使い切って、オベリスクの麓に。
登頂を目指すのは自由ですが、残置ロープは頼らずに。
■写真30 - 地蔵岳
その名の通り、幾多の地蔵が奉納されています。
その背景には、甲斐駒ヶ岳が静かに見下ろしていました。
2019年09月15日 08:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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9/15 8:06
■写真30 - 地蔵岳
その名の通り、幾多の地蔵が奉納されています。
その背景には、甲斐駒ヶ岳が静かに見下ろしていました。
■写真31
コバノコゴメグサ 。
これも山で良く目にする、ポイントの色使いが可愛い花です。
2019年09月15日 08:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 8:28
■写真31
コバノコゴメグサ 。
これも山で良く目にする、ポイントの色使いが可愛い花です。
■写真32
イワインチン。
小さいので寄って見ると、まるで小さなミツマタのよう。
2019年09月15日 08:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 8:31
■写真32
イワインチン。
小さいので寄って見ると、まるで小さなミツマタのよう。
■写真33
これを登り返す…だと…!?
もう無心で登る、それに尽きます。
2019年09月15日 08:38撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 8:38
■写真33
これを登り返す…だと…!?
もう無心で登る、それに尽きます。
■写真34
タカネビランジ。
もう花期的にも終盤ですが、頑張って咲いていました。
2019年09月15日 08:39撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 8:39
■写真34
タカネビランジ。
もう花期的にも終盤ですが、頑張って咲いていました。
■写真35
ピストンなので、観音岳から南方への眺望も堪能できます。
行きも帰りも、十二分に楽しめる稜線歩きでした。
2019年09月15日 09:35撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 9:35
■写真35
ピストンなので、観音岳から南方への眺望も堪能できます。
行きも帰りも、十二分に楽しめる稜線歩きでした。
■写真36
薬師岳の近くより、天空の砂浜歩きを振り返って。
何度でも歩きたくなる魅力が、山梨にあります。
2019年09月15日 09:56撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 9:56
■写真36
薬師岳の近くより、天空の砂浜歩きを振り返って。
何度でも歩きたくなる魅力が、山梨にあります。
■写真37
砂払岳を登り返して、樹林帯に潜る直前の一枚。
ここから登山口まで、長い樹林帯歩きに戻ります。
2019年09月15日 10:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 10:28
■写真37
砂払岳を登り返して、樹林帯に潜る直前の一枚。
ここから登山口まで、長い樹林帯歩きに戻ります。
■写真38 - 南御室小屋
テントを撤収して、ランチがてら足を休めます。
早くも到着したハイカーがテントを設営していました。
2019年09月15日 11:00撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 11:00
■写真38 - 南御室小屋
テントを撤収して、ランチがてら足を休めます。
早くも到着したハイカーがテントを設営していました。
■写真39 - 南御室小屋
ここの水は冷たくてスッキリしていて、美味しいと思います。
小屋前まで引いている水と、味が違うような?
2019年09月15日 11:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 11:01
■写真39 - 南御室小屋
ここの水は冷たくてスッキリしていて、美味しいと思います。
小屋前まで引いている水と、味が違うような?
■写真40
辻山へのVRは、私設の指導標が目印です。
でも、鳳凰三山から見える眺望と同じなので…。
2019年09月15日 12:43撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 12:43
■写真40
辻山へのVRは、私設の指導標が目印です。
でも、鳳凰三山から見える眺望と同じなので…。
■写真41
変化に乏しい、ダラダラした下りが続きます。
難易度より、折れない心を養うには丁度いい試練か。
2019年09月15日 14:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 14:30
■写真41
変化に乏しい、ダラダラした下りが続きます。
難易度より、折れない心を養うには丁度いい試練か。
■写真42 - 夜叉神峠登山口BS
下山したら、そのまま夜叉神ヒュッテの日帰り入浴にダイブ。
浴槽は微妙に小さくて、先着1名様程度かと。
2019年09月15日 15:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
9/15 15:37
■写真42 - 夜叉神峠登山口BS
下山したら、そのまま夜叉神ヒュッテの日帰り入浴にダイブ。
浴槽は微妙に小さくて、先着1名様程度かと。
■写真43 - 夜叉神峠登山口BS
バス待ちの間、冷えたビールで一人乾杯です。
復路の終バスも満員御礼で、辛うじて乗り込めました。
2019年09月15日 16:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
2
9/15 16:30
■写真43 - 夜叉神峠登山口BS
バス待ちの間、冷えたビールで一人乾杯です。
復路の終バスも満員御礼で、辛うじて乗り込めました。
撮影機器:

感想

週末は天気が荒れる法則が発動する年のようで。
全然テント担いでないので、いい加減に鈍ってきたような気がします。

秋の行楽シーズンも始まるので、そろそろ担ぎ慣れておかないと。
近くて良い山、南ア北部の鳳凰三山の天空の砂浜歩きを堪能しましょう。


■夜叉神峠登山口BS→南御室小屋
甲府駅発9:05の広河原行きは、定刻に出たらラッキーくらいに延発します。
芦安までにリカバリできなければ、そのまま延着すると覚悟して下さい。


夜叉神峠登山口バス停から夜叉神峠までは、広い道幅の緩やかな登り。
それなりに距離はありますが、ウォーミングアップで夜叉神峠へと至ります。

夜叉神峠小屋は、目の前に白峰三山を仰げる絶好のロケーション。
ですが、登山口から近すぎて此処に泊まるのは難しいところ。

南北に大きな山容を持つ大崩頭山の、西側斜面をトラバース気味に登ります。
杖立峠まで標準CTは2:00とありますが、甘いので1:30くらいで着けるかと。

地図上の杖立峠は、トラバースの中途半端な位置にあります。
指導標の位置から10分ほど歩くので、計算違いされませんよう。

トラバースが終わると、樹木の背が低くなり徐々に空が見え始めます。
が、眺望はないので黙々と歩くことに変わりはありません・・・。

杖立峠から苺平までの間も、2:00とありますが1:30あれば着くでしょう。
登り一辺倒ですが、緩急を織り交ぜてくるので柔軟に対応したいところ。


苺平から辻山と千頭星山へのVRが伸びていて、双方とも踏み跡は明瞭な感じ。
辻山は白峰三山への眺望がいいのですが、鳳凰三山に登れば同じ光景が見られます。

その辻山をトラバースしつつ標高を落とし、賑やかな南御室小屋に至ります。
三連休の初日でしたが、意外にも呆気なく平地にテントが晴れました。

たまたま隣り合った大型テントが、母校の山岳部で驚きです。
あの頃は廃部か否かの瀬戸際でしたが、何とか盛り返してくれたようです。

南御室小屋テン場は小屋のWebサイトだと500円ですが、800円取られました。
それでも標準的な料金ですが、改訂したなら更新して欲しいですね。


■南御室小屋→薬師岳→観音岳→地蔵岳→夜叉神峠登山口BS
テン場は早朝から騒がしく、目覚まし時計が要らないほど。
いつも思うのですが、ヘッデンでテントを直射するのは勘弁して下さい。


夜明けとともに小屋裏の急峻な樹林帯に取り付き、森林限界を目指します。
薬師岳小屋に泊まれば余裕な行程ですが、テン泊禁止なので止むを得ず。

足元がザレてきたと感じたら、砂払岳から森林限界に飛び出します。
一気に開放感が溢れるので、それまで樹林帯を我慢して歩いた甲斐があります。

薬師岳小屋から山頂まで10分ほどと、この上ない好アクセス。
月明かりが邪魔しない日は、星空撮影の拠点にも打ってつけです。

夜叉神峠ピストンの鳳凰三山がけは、結構キツいと思います。
体力的に不安があるのなら、観音岳で止めておいた方が無難でしょう。


もっとも、夜叉神峠から韮崎方面への縦走が人気なのでピストンは少数派か。
ただ韮崎方面は風呂事情が厳しくて鉱泉はハード面に難あり、日帰り入浴は駅から遠く。

他方、夜叉神峠は日帰り入浴が出来るのでピストンも有力候補に。
バスも座れない可能性大ですが、1時間に1本ほど来るので悪くありません。


幾多のアップダウンを繰り返して、折り返し地点の地蔵岳に至ります。
登りの足も、下りの足も使ってしまった感があるので、復路に一抹の不安を抱くほど。

そうは言っても空身で来てしまったので、ピストン以外の選択肢は無く。
ヘロヘロになりながら南御室小屋に戻り、テントを撤収してランチにします。

小屋のランチメニューはおでんかカップ麺ですが、準備ができていればカレーも食べられるようです。
担ぎ上げた食料があったので注文しませんでしたが、なかなか美味しそうでした。


さて、昨日も歩いた道を粛々と下りる時間になりました。
苺平までの登り返しで、早くもココロが折れてしまいそうになります。

基本的に緩やかな下り一辺倒なので、技術的な要素は一切不要です。
ただただ、折れない強いココロを持って登山口を目指しましょう。


夜叉神ヒュッテは16:00まで日帰り入浴可ですが、空いていれば以降でも入れます。
浴槽は夜叉神の森を流用したのか、とても小さく1人が寛いだら埋まります。

湯上りにビールなどを頂き、終バスで甲府駅まで戻りました。
バスの配車が甘く、立ち乗りの人数も相当いたので覚悟しましょう。

復路も、繁忙期だと甲府駅に延着するのは当然と思って下さい。
特急への乗り換えは、30分ほど余裕を持たせたほうが精神衛生上も宜しいです。

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技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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