黒部五郎岳・のんびり日帰り


- GPS
- --:--
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 2,257m
- 下り
- 2,257m
コースタイム
寺地山 05:30
北ノ俣避難小屋06:05−06:30
北ノ俣 08:20−08:30
黒部五郎 12:00−12:30
北ノ俣 10:55−11:15
北ノ俣避難小屋15:20−16:10
寺地山 16:50
飛越トンネル 18:50
天候 | 晴れのち濃霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
北ノ俣避難小屋の水場は枯れてます。 北ノ俣〜黒部五郎はアイゼン使わなくても大丈夫です。 |
写真
感想
飛越新道、あんな泥んこ道二度と行かないと誓ったのは数年前。
登山道のど真ん中に沢山の水芭蕉が生えてるほどの道で
注意してたにも関わらず登山のスタートでハイカットの靴の上から水が浸入した!!
その後2日間は濡れた靴で黒部五郎〜三俣蓮華〜鷲羽〜
雲ノ平〜太郎平でつらい登山でしたよ・・・・・
でも最近、北ノ俣岳から黒部五郎って静かだし
歩いてみたいなぁという思いが強くなってきて
(これを山に呼ばれてるというのかな?)
飛越新道悪路対策に長靴を購入して出かけました!
前日、飛越新道登山口で車中泊して3:00より登り初める。
駐車場は、私の車一台だった。
今回は特に急ぐ訳でもないので、計画は全て標準タイムで
浮いた時間は、のんびり休む計画で出発した。
購入した長靴は、クロックスの素材に似ていて
ゴム臭くなくて超軽量で歩きやすい。
(市内のワークショップで購入)
路面のギャップも靴底からはあまり感じずいい感じ。
http://item.rakuten.co.jp/kamejitu/10000979/
なんと片足300gなんだって!
登山道をぼちぼち歩いていくと、すぐにぬかるみが出てくるが
何も躊躇する事無く直進!長靴いいぞ!
でも、困るのは長靴は完全防水であるために内側の湿気も逃さない事だ。
その辺の対策は、休憩の時に中の結露を拭くのが一番。
インナーが何も無いので拭けばドライで快適そのもの!
靴下との相性もあるが、毛100%の靴下との相性はいい。
蒸れた汗でベタベタになることもなく飛越新道を歩いていけた。
次第に、明るくなる登山道。
気持ちに余裕があるので、水芭蕉を楽しむも
途中、熊のウ○チを発見して、ちょっと不安がよぎる・・・
でも、それも想定内。
この辺りは、熊の多い場所だし入山者も少くないだろうなと。
そこで今回はちょっとした新兵器を極秘に投入したのだ。
それは、おもちゃの拳銃!
(ちなみにダ○ソーの中国製は16発目で壊れました。
日本製の物じゃないといざという時に使い物になりません)
鈴やラジオと違い、おもちゃでも結構響くんですよね〜
鳴らすと耳がキーンってなります。
これで、周りの熊たちに警告するのです。
獣臭のする所や見通しの悪い場所なんかで鳴らします。
鳴らすと結構、カ・イ・カ・ンです。
寺地山を抜け下ると、一気に森林限界を超え
草原地帯が広がってきます。
一部、木道で整備された道を歩くと避難小屋があったので
そこで、長靴から登山靴に履き替えました!!
やっぱり登山は登山靴がいいかな?
ここからは、池塘の点在する急登で高度をあげます。
雲海からが剱、立山、薬師、御嶽、乗鞍、笠ヶ岳が見えてきて
梅雨の合間の澄んだ朝の空気がとても気持ちよよかった・・・・
そして、稜線に出ると
黒部源流雲ノ平を囲む北アルプスの名峰達が私を迎えてくれました。
沢山の名峰を眺めながら、すぐそこの北ノ俣へ。
景色は、ここまでが一番良かったかな?
ここから、黒部五郎へ脚をのばすのですが
とにかく急激にガスに包まれて眺望は望めませんでした。
でも、雷鳥の活性が高かったです。
至るところで、雷鳥の砂あびをした窪みがあり10羽以上と遭遇しました。
多かったのはオスで、どうやら縄張りのパトロールをしていたようです。
途中、時間もあるので休憩を多くとりながら黒部五郎岳に登頂。
やはりガスで景色は見られませんでしたが
カールのガスが一瞬薄くなり、景色が見られたのは嬉しかったですね。
帰路も、雷鳥を眺め、昼寝をしたり、のんびりした山旅を楽しめました。
そーいえば他の登山者と会わない登山でした。
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コメント
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raichouさん、いえ、長靴を履いた猟師さん、
こんにちわ
のんびり日帰りって26km オーバーではないですか
その間誰にも会わなかったんですか
歩けども歩けども、一人。
なんか不思議の世界に入ってしまうような
感覚になりそう
おもちゃのピストル、買ったんですね。
しかも日本製とは恐れ入りました。
これは心強いですね。
☆sakusakuさん
こんにちは。
長靴、なかなかいいでしょ?
のんびりといっても、やはり30km弱あるので
最後のあたりは、なかなかツライものがありました。
こんなロングコースで誰にも会わなかったのは
初めてじゃないかなぁ?
百名山でも、こんな事ってあるんですね!
ピストルですが、国内で密造されているようです
初めてのコメントにて失礼します。
山に呼ばれて・・・の気持ち、分かるような気がします。が、黒部五郎に呼ばれてしまうとは、なかなか大変ですね
この時期の黒部五郎のレコってなかなか目にすることがないので貴重ですよね!雪の残る北ア奥地の山々、素晴らしいです
ところでおもちゃの拳銃、以前sakusakuさんの日記でも拝見して護身に一つ身につけたいのですが、中国製と日本製があるんですね
お疲れ様でした
北アルプスを独り占めするとはワイルドだぜぇ
梅雨時期の
遭遇しお名前通りですね
☆Yamahiroさん
こんばんは。
はじめまして。
初コメントありがとうございます。
確かに、この時期の黒部五郎は
あまり、人が近づきにくいかもしれませんね。
でも、呼ばれたからには!笑
ちなみに、オモチャの拳銃は
525円で買いました。
中国製との違いは、火薬を詰めこむ所が
金属で出来てしっかりしてます。
ちゃんと、どこ国製か本体に表示してありますよ。
この拳銃は、あくまで熊とは出会わない事が
目的なので出会った場合の効果はどうでしょう?
☆sumimaruさん
こんばんは。
たしかに独り占めだったんですが
でも、駐車場に着いたら
和泉ナンバーの車が止まってました。
本当に、雷鳥が
あっちこっちにいてビックリの連続でしたよ。
黒部五郎岳って行けちゃうんですね
すごいなぁ・・・
黒部の源流付近も含め、いつか歩いてみたい場所です
raichouさんの拳銃捌きも見てみたいです
☆utaotoさん
おはようございます。
往復で16時間くらいかかってしまいますが
標準コースタイムで行けちゃうんですよ。
でも、一人だったから、行けるんでしょうね。
休みたい時に休み、寝たい時に昼寝する!
延べ1時間30分くらい寝たかな?
これが、のんびり黒部五郎の秘訣。
オモチャの拳銃は、子供達にバンバンやらせた
方が絵になりますね〜!
のんびり日帰りってって言ってしまうraichouさんってやっぱりすごすぎです
いくらのんびりでもこんな距離を一日で歩くのは、私には到底無理
ただ、今年こそ黒部五郎には行きたいと思ってます
当然、泊まりですよ
どこから、どのコースで行くかはまだ検討中ですが
鷲羽、水晶、雲ノ平もできたら織り交ぜて、お勧めなコースありますか
☆Q-chanさん
こんばんは。
荷物が軽いから可能なのかも?
自分からしてみると、マラソンとか
100Kmウォークを
やってる人の方が凄すぎだと思いますよ〜
黒部五郎は、鷲羽、雲ノ平、出来れば
赤牛、高天原を入れたら贅沢ですよね〜!
私は、赤牛に行ってみたいですよ。
黒部五郎は私も好きな山で特に雷鳥が多くて人が少ないのが魅力ですね。
実は再来週、私も飛越新道から入山予定です。
ちょっとお尋ねしたいのですが、
泥濘が酷いのはどのあたりですか?
寺地山山頂か北ノ俣避難小屋に長靴デポしようかと考えています。
それか、コンビニ袋でオーバーシューズですかね
☆MATSさUん
こんばんは。
こちらに、行かれるんですね。
私の行った時は、ちょっと道も乾き気味でしたよ。
でも、今夜から雨なので来週は
またまた、ぬかるむと思います。
デポ地点は、避難小屋がベストですね。
寺地山越えた辺りもしばらく、泥道です。
コンビニ袋より、やはり長靴の方が歩きやすいし
安心ですよ。
MATSUさんの場合は、黒部五郎+αありそうですね。笑
「とびこえ」で出るのですね。と変なところで感心している場合ではないのですが、
クマは、いるのですね。
ひとは、少ないのですね。
ちょっと怖いです。
☆Weepsさん
こんにちは!
とびこえでも変換できますね!
正式には『ひえつ』です。
略は飛騨と越中という昔の国境の意味なんですよ
熊は、お土産のウ◎コを置かれるとね・・・・
こわいですよ!
raithouさん こんにちは
raithouさんのこの記録を参考にいたしました。
ありがとうございました。
そう、かるかるを購入したのです。
北ノ俣避難小屋まで履いて行き、小屋にビニール袋で
くるんでデポし、そこからスニーカーで黒部五郎の
ピストンをしました。
小屋に戻ると、大勢の泊り客がいましたが、遠慮がちに
靴を回収し、また長靴で下山しました。
登山道を躊躇なく歩けると言うことは良いですね。
しかも、あの軽さには驚きました。
あまりの軽さに耐久性が心配になり、下山中に
長靴が裂けたり穴があいたりしないかと思いませいたが
思いのほか丈夫で何らの問題もありませんでした。
話は変わりますが「のんびり・・・」とは羨ましい。
私は黒部五郎の登りで完全にばてて参りました。
でも、稜線の素晴らしいさには来てよかったと大満足でした。
追伸
事後報告で申し訳ございませんがブログにリンクをはりました。
ご容赦くださいませ。
http://blog.goo.ne.jp/hino_ochan/e/e9b098274e0d7006e711f3a14d2d2e26
☆ochanさん
こんにちは!
こちらに頂いたコメントを見る前に
ochanさんの記録を発見して
私と同じコースを見て嬉しくなり
書き込んでしまいました。
あの長靴、いいでしょ?
軽いし、意外に踏ん張りも利くんですよ!
思ったより丈夫だし
それに内布がないので蒸れても拭けばOKだし
汗で臭くならないのがイイです。
私の記録が少しでも、お役に立ててうれしいです。
お疲れ様でした〜
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