記録ID: 2023465
全員に公開
沢登り
飯豊山
飯豊山 タカツコ沢遡行〜三国岳〜本山
2019年09月14日(土) 〜
2019年09月16日(月)
Luske
体力度
6
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 49:35
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 2,220m
- 下り
- 2,217m
アクセスを調べる
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2日目
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 8:00
9:08
92分
おっかえし沢出合
10:40
11:04
80分
20m空滝
17:08
3日目
- 山行
- 3:51
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 4:34
11:07
駐車場所
| 天候 | 14日：晴れ 15日：晴れ 16日：曇りのち雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
●タカツコ沢 渓内は白い花崗岩が多く、フリクションは概ね良好。 アクアステルス系のラバーソールが良く効いた。 滝は多く、容易に越えられる小滝も含めると、30位は滝がある。 そのうち、ロープを使用しそうな滝は8つ程あった。 それら滝の中には、ラバーソールであれば有利に登れる滝があり、その意味でも、 使用する沢靴はラバーを勧める。 滝の登攀グレードは、概ね2級〜2級上程度と思われる。 だが、最後に登場する核心の20m空滝だけ群を抜いて難しく、この滝だけは3級位 はあるように感じた。 20m空滝の登攀ルートは幾つか考えられるが、記録によると、左カンテと 中央スラブ（滝身の左側）が主に登られている。 今回は中央スラブを選択。 水流の無い空滝なので滝壺は無く、もし登攀に失敗すれば大怪我は避けられない。 よって、このルートの登攀においてはロープを使用し、リードクライミング形式で 行った。 （今回はソロなので、正式なリードクライミングとは一部システム・手法が 異なるが、原理は一緒である。） 中央スラブの登攀は、乾いた岩がルートとなる為、沢登り、と言うよりも、 フリークライミングに近い。 中間部まではホールド、スタンスがしっかりしており登りやすいが、 そこから上が難しく、ホールド、スタンスが細かくなり、傾斜が立ってくる。 足場の保持はフリクション頼りとなる為、フェルトの沢靴でリードを行うのは 不可能に近い。 リードにおいては、ラバーの沢靴、もしくはクライミングシューズを使用する事が 前提条件と言える。 滝の中間部で足場が安定する箇所があり、そこで支点を設置できるが、しっかりした 灌木は無く、頼り無い草しかないので、ハーケンを打つ以外に有効な支点は得られない。 今回は、中間部でハーケンを打って1つ目の支点とし、最上部手前に残置ハーケンが あったので、それを2つ目の支点とし、終点へと登り詰めた。 尚、「20m空滝を巻いて通過した」という記録は見た事が無いが、周囲の地形を 観察したところ、左岸側の藪から巻いて通過出来そうに見えた。 もし、左カンテも中央スラブの登攀も無理だと感じるようであれば、こちらの巻きを 検討してみるべきかもしれない。 20m空滝を越えると、沢の景色は一変し、その先には広大なスラブ帯が広がる。 視界が良ければ、遠方に三国小屋が見えるので、それを目指してスラブ帯を登って行く。 スラブの傾斜はそれなりにあり、高度感を感じさせるものがあるが、特に難しい箇所は無い。 例え難しい箇所が有ったとしても、ルート選択の幅が広く、如何様にも回避できる ので、あまり神経質にならず、好きなように登るのが良いだろう。 最後、三国岳の直下部分にのみ藪が残るが、三国小屋の南側にはカンテ状の岩場 が続いており、それを登る事で藪漕ぎ無しで三国小屋の前、やや弥平四郎コース側 の登山道へと抜けることが出来る。 沢のボリュームとしては、それほど長い沢では無いので、早出すれば日帰りでも 遡行は可能。 だが、標高1100mのおっかえし沢出合は野営地としては中々良い場所で、ここで 1泊すれば、核心の20m空滝に時間、体力、精神的に余裕を持って挑む事が出来る。 よって、私としては1泊2日の行程をお勧めしたい。 |
写真
14日の9時頃に御沢野営場に到着。3連休の初日で、多くの登山者が訪れており、駐車場は満車。
これまで何度かこの駐車場を利用した事はあったが、ここまで混み合うのは初めて見た。
9/14 9:42
14日の9時頃に御沢野営場に到着。
3連休の初日で、多くの登山者が訪れており、駐車場は満車。
これまで何度かこの駐車場を利用した事はあったが、ここまで混み合うのは初めて見た。
3連休の初日で、多くの登山者が訪れており、駐車場は満車。
これまで何度かこの駐車場を利用した事はあったが、ここまで混み合うのは初めて見た。
出合が幾つかあった。
水量が多い方へ進めば良いので、分岐に迷う事は殆ど無かった。
水量が多い方へ進めば良いので、分岐に迷う事は殆ど無かった。
飯豊の沢なだけあって、水流は綺麗。
でも、全体的に地味で、前回訪れた朝日連峰出合川に比べると見劣りしてしまう。
でも、全体的に地味で、前回訪れた朝日連峰出合川に比べると見劣りしてしまう。
長いゴーロが続いた後で、ようやく滝らしい滝が登場。
中央の岩から登る。
容易。
中央の岩から登る。
容易。
8m滝
巻く事も出来そうだが、ここは登攀で行く事にした。
右側の水流を登る。
巻く事も出来そうだが、ここは登攀で行く事にした。
右側の水流を登る。
短時間だが、シャワークライムになる。バンドに乗り上れば、あとは容易だが、スタンス、ホールドが滑っているのでラバーソールだと少し怖い。
3
9/14 11:16
短時間だが、シャワークライムになる。
バンドに乗り上れば、あとは容易だが、スタンス、ホールドが滑っているのでラバーソールだと少し怖い。
バンドに乗り上れば、あとは容易だが、スタンス、ホールドが滑っているのでラバーソールだと少し怖い。
重荷では越えられそうにないので、空身で登って荷物はロープで吊り上げた。これ以降も幾つか難滝が現れるが、殆どはこの方法で通過した。
5
9/14 11:33
重荷では越えられそうにないので、空身で登って荷物はロープで吊り上げた。
これ以降も幾つか難滝が現れるが、殆どはこの方法で通過した。
これ以降も幾つか難滝が現れるが、殆どはこの方法で通過した。
先の8m滝を皮切りに、この先、滝場が連続する。容易な滝が殆どだが、中には手強い滝も現れる。
この2段滝は容易な方。
右のスラブ状を登る。
4
9/14 11:41
先の8m滝を皮切りに、この先、滝場が連続する。
容易な滝が殆どだが、中には手強い滝も現れる。
この2段滝は容易な方。
右のスラブ状を登る。
容易な滝が殆どだが、中には手強い滝も現れる。
この2段滝は容易な方。
右のスラブ状を登る。
7m2条滝左壁を登る。
ここは荷物を背負ったままで登ったが、腕力で体を持ち上げる箇所があり、結構厳しかった。
先の8m滝と同じく、空身で登った方が良かったと思う。
2
9/14 11:51
7m2条滝
左壁を登る。
ここは荷物を背負ったままで登ったが、腕力で体を持ち上げる箇所があり、結構厳しかった。
先の8m滝と同じく、空身で登った方が良かったと思う。
左壁を登る。
ここは荷物を背負ったままで登ったが、腕力で体を持ち上げる箇所があり、結構厳しかった。
先の8m滝と同じく、空身で登った方が良かったと思う。
このスラブはフリクションが良く、アクアステルス系のラバーソールだと容易に登れる。が、フェルトだと、たぶんここは登れない。
右岸側から巻けそうなので、フェルトの場合はそちらを行くのも手だ。
3
9/14 12:17
このスラブはフリクションが良く、アクアステルス系のラバーソールだと容易に登れる。
が、フェルトだと、たぶんここは登れない。
右岸側から巻けそうなので、フェルトの場合はそちらを行くのも手だ。
が、フェルトだと、たぶんここは登れない。
右岸側から巻けそうなので、フェルトの場合はそちらを行くのも手だ。
3m位の小滝。
右壁をへつって滝身に近づき、水流右を登る。
難しくは無いが、腰まで水につかるへつりになる。
右壁をへつって滝身に近づき、水流右を登る。
難しくは無いが、腰まで水につかるへつりになる。
この滝はどう登ったかよく覚えていない。たぶん、右のバンドを伝って登ったと思う。
難度も良く覚えていないが、覚えていない、という事は容易だったのだろう。
1
9/14 12:37
この滝はどう登ったかよく覚えていない。
たぶん、右のバンドを伝って登ったと思う。
難度も良く覚えていないが、覚えていない、という事は容易だったのだろう。
たぶん、右のバンドを伝って登ったと思う。
難度も良く覚えていないが、覚えていない、という事は容易だったのだろう。
4m程度の滝
高さは大したこと無いが、滝まで近づけない。
この滝は巻くしかなさそうだ。
高さは大したこと無いが、滝まで近づけない。
この滝は巻くしかなさそうだ。
4m滝を巻いて先へ進むと5m位の滝があり、先行の3人パーティが通過中だった。3人パーティはロープを張って通過しており、なかなか難しい滝のようである。
懸垂で降りて、この滝を登るか、それとも高巻きを続けるか…
悩んだ結果、結論は、
3
9/14 13:03
4m滝を巻いて先へ進むと5m位の滝があり、先行の3人パーティが通過中だった。
3人パーティはロープを張って通過しており、なかなか難しい滝のようである。
懸垂で降りて、この滝を登るか、それとも高巻きを続けるか…
悩んだ結果、結論は、
3人パーティはロープを張って通過しており、なかなか難しい滝のようである。
懸垂で降りて、この滝を登るか、それとも高巻きを続けるか…
悩んだ結果、結論は、
巻く事にした。
灌木が多く、なかなかきつい巻き。
降下点を探しつつ、先へ進むと、
灌木が多く、なかなかきつい巻き。
降下点を探しつつ、先へ進むと、
支沢は、最後で傾斜が強まる。
残置スリングがあったので、それを利用し懸垂下降で降りた。
残置スリングがあったので、それを利用し懸垂下降で降りた。
越えた直後に、また滝。
7m程の滝だが、さっきのよりも手強い。
7m程の滝だが、さっきのよりも手強い。
この7m滝は、右岸の支流から登ろうとしたが、重荷を背負った状態では登れなかった。
荷物を降ろして空身で登る。
荷物を降ろして空身で登る。
吊り上げが困難な地形のように感じたので、懸垂下降で降りて、ザックを背負って登り返す、という方法を取った。下降点周辺には懸垂用の木が無かったので、ハーケンを打って支点を作った。
3
9/14 14:05
吊り上げが困難な地形のように感じたので、懸垂下降で降りて、ザックを背負って登り返す、という方法を取った。
下降点周辺には懸垂用の木が無かったので、ハーケンを打って支点を作った。
下降点周辺には懸垂用の木が無かったので、ハーケンを打って支点を作った。
樋状の滝を巻いて越えると、その先には7m位の斜滝が見えた。
ここで沢床に降りて、
ここで沢床に降りて、
7m斜滝の左側にあるチムニーを登る。チムニーとは、煙突状の岩の割れ目で、人が入り込める位の幅があるものを指す。
この割れ目に体を捻じ込み、全身突っ張りで越える。
3
9/14 14:22
7m斜滝の左側にあるチムニーを登る。
チムニーとは、煙突状の岩の割れ目で、人が入り込める位の幅があるものを指す。
この割れ目に体を捻じ込み、全身突っ張りで越える。
チムニーとは、煙突状の岩の割れ目で、人が入り込める位の幅があるものを指す。
この割れ目に体を捻じ込み、全身突っ張りで越える。
私はチムニー通過が結構好きで、昔、宮城に住んでいた頃、丸森のクライミングゲレンデでよく練習したものだった。練習場にしていた見晴岩に大きなスズメバチの巣が出来てから、行かなくなってしまったが…
あの岩場、今はどうなっているのだろうか？
気になるところである。
3
9/14 14:23
私はチムニー通過が結構好きで、昔、宮城に住んでいた頃、丸森のクライミングゲレンデでよく練習したものだった。
練習場にしていた見晴岩に大きなスズメバチの巣が出来てから、行かなくなってしまったが…
あの岩場、今はどうなっているのだろうか？
気になるところである。
練習場にしていた見晴岩に大きなスズメバチの巣が出来てから、行かなくなってしまったが…
あの岩場、今はどうなっているのだろうか？
気になるところである。
まぁ、そんな昔話はおいといて、とりあえずチムニー通過。ここも荷物デポし、空身で通過。
荷物はロープで引き上げる。
今日、何度目の荷上げだろうか。
難所の通過では効果的だが、ザックが痛むのが辛いところだ。
3
9/14 14:29
まぁ、そんな昔話はおいといて、とりあえずチムニー通過。
ここも荷物デポし、空身で通過。
荷物はロープで引き上げる。
今日、何度目の荷上げだろうか。
難所の通過では効果的だが、ザックが痛むのが辛いところだ。
ここも荷物デポし、空身で通過。
荷物はロープで引き上げる。
今日、何度目の荷上げだろうか。
難所の通過では効果的だが、ザックが痛むのが辛いところだ。
チムニーを通過すると、沢は開けたゴーロとなる。ゴーロを少し進むと、標高1100m地点のおっかえし沢出合に至る。
ここが今日の目的地。
ここには、良い野営地がある。
1
9/14 14:46
チムニーを通過すると、沢は開けたゴーロとなる。
ゴーロを少し進むと、標高1100m地点のおっかえし沢出合に至る。
ここが今日の目的地。
ここには、良い野営地がある。
ゴーロを少し進むと、標高1100m地点のおっかえし沢出合に至る。
ここが今日の目的地。
ここには、良い野営地がある。
沢から一段高い位置にあり、増水にも耐えられる良物件。最近、野営した人は居ないようで、薪も豊富。
豪華な焚火が楽しめそうだ。
12
9/14 15:43
沢から一段高い位置にあり、増水にも耐えられる良物件。
最近、野営した人は居ないようで、薪も豊富。
豪華な焚火が楽しめそうだ。
最近、野営した人は居ないようで、薪も豊富。
豪華な焚火が楽しめそうだ。
出合周辺は開けており、沢の圧迫感は無い。
なかなか雰囲気の良い野営地だ。
なかなか雰囲気の良い野営地だ。
時間もあるので釣りにでも、と思ったが、流石にこの時期になると夕方は寒い。再び沢へ入る気が起きず、持参した釣り具は出番無し。
だが、唯一、魚用に持参したネットは、酒を冷やすのに利用した。
3
9/14 16:25
時間もあるので釣りにでも、と思ったが、流石にこの時期になると夕方は寒い。
再び沢へ入る気が起きず、持参した釣り具は出番無し。
だが、唯一、魚用に持参したネットは、酒を冷やすのに利用した。
再び沢へ入る気が起きず、持参した釣り具は出番無し。
だが、唯一、魚用に持参したネットは、酒を冷やすのに利用した。
濡れた衣服は焚火で着干し。
午前中のシャワーで濡れた衣服もすっかり乾き、とても快適。
午前中のシャワーで濡れた衣服もすっかり乾き、とても快適。
今日は行動時間が短かったので、あまり疲れを感じず眠気も感じない。なので、遅い時間まで焚火した。
まぁ、どんなに疲れていても焚火はするけどね。
4
9/14 20:47
今日は行動時間が短かったので、あまり疲れを感じず眠気も感じない。
なので、遅い時間まで焚火した。
まぁ、どんなに疲れていても焚火はするけどね。
なので、遅い時間まで焚火した。
まぁ、どんなに疲れていても焚火はするけどね。
南方には、町の夜景が見えた。
町の規模からすると、喜多方市だろうか？
沢で夜景が拝めるとは珍しい。
町の規模からすると、喜多方市だろうか？
沢で夜景が拝めるとは珍しい。
天気は良くても、体調最悪。
飲みすぎた為、頭が痛くて吐き気がする。
これから先では核心部が待っている。
そんな体調で大丈夫か？
飲みすぎた為、頭が痛くて吐き気がする。
これから先では核心部が待っている。
そんな体調で大丈夫か？
大丈夫だ、問題ない。
綺麗な小釜で一風呂浴びたら、すっかり気分も良くなった。
綺麗な小釜で一風呂浴びたら、すっかり気分も良くなった。
しばらく進むと沢は狭まり、ゴルジュとなった。が、水量がかなり減って来たので、通過は楽。
泳ぎもへつりも無く、水面通しで快適に進む。
2
9/15 9:50
しばらく進むと沢は狭まり、ゴルジュとなった。
が、水量がかなり減って来たので、通過は楽。
泳ぎもへつりも無く、水面通しで快適に進む。
が、水量がかなり減って来たので、通過は楽。
泳ぎもへつりも無く、水面通しで快適に進む。
ゴルジュ内には幾つか滝がある。
この滝は水流左を登った。
ホールド、スタンスはしっかりしており難しくは無いが、やや滑る。
この滝は水流左を登った。
ホールド、スタンスはしっかりしており難しくは無いが、やや滑る。
お次はCS滝。
左岸中段のバンドを伝って滝身に近づき、水流右を登る。
左岸中段のバンドを伝って滝身に近づき、水流右を登る。
地蔵山の尾根の麓に、広い湿原が見える。なかなか雰囲気の良さそうな湿原だ。
支沢を辿ればあの湿原まで行けそう。
次回、タカツコ沢に訪れた際は、あの湿原にも寄ってみたいものだ。
1
9/15 10:03
地蔵山の尾根の麓に、広い湿原が見える。
なかなか雰囲気の良さそうな湿原だ。
支沢を辿ればあの湿原まで行けそう。
次回、タカツコ沢に訪れた際は、あの湿原にも寄ってみたいものだ。
なかなか雰囲気の良さそうな湿原だ。
支沢を辿ればあの湿原まで行けそう。
次回、タカツコ沢に訪れた際は、あの湿原にも寄ってみたいものだ。
やがて、枯れ沢となった。
そして、遠方には剣ヶ峰の岩稜が見えてくる。
そして、遠方には剣ヶ峰の岩稜が見えてくる。
水流が絶えた事で静寂が訪れる。聞こえてくるのは、岩を踏む乾いた音だけ。
嵐の前の静けさ、というヤツだろうか。
この先に控えるのは・・・
9/15 10:25
水流が絶えた事で静寂が訪れる。
聞こえてくるのは、岩を踏む乾いた音だけ。
嵐の前の静けさ、というヤツだろうか。
この先に控えるのは・・・
聞こえてくるのは、岩を踏む乾いた音だけ。
嵐の前の静けさ、というヤツだろうか。
この先に控えるのは・・・
20m空滝
タカツコ沢の最深部、大スラブ入口に門番のように聳え立つ。
この遡行の核心部だ。
タカツコ沢の最深部、大スラブ入口に門番のように聳え立つ。
この遡行の核心部だ。
20m空滝の登攀ルートは2つ考えられる。一つ目は左カンテ（写真中央）
二つ目は中央スラブ（写真右）
ラバーソールの場合は、中央スラブをリードクライミングで登るパターンが多いようだ。
2
9/15 10:41
20m空滝の登攀ルートは2つ考えられる。
一つ目は左カンテ（写真中央）
二つ目は中央スラブ（写真右）
ラバーソールの場合は、中央スラブをリードクライミングで登るパターンが多いようだ。
一つ目は左カンテ（写真中央）
二つ目は中央スラブ（写真右）
ラバーソールの場合は、中央スラブをリードクライミングで登るパターンが多いようだ。
空滝を巻いた、という記録は見たことは無いが、左岸側の地形を見ると、巻きも可能のように思えた。
登攀が無理なようであれば、こちらの巻きを検討してみるべきかもしれない。
2
9/15 10:40
空滝を巻いた、という記録は見たことは無いが、
左岸側の地形を見ると、巻きも可能のように思えた。
登攀が無理なようであれば、こちらの巻きを検討してみるべきかもしれない。
左岸側の地形を見ると、巻きも可能のように思えた。
登攀が無理なようであれば、こちらの巻きを検討してみるべきかもしれない。
空滝の下に、サラダになったクライミングロープが落ちていた。ロープは束ねられておらず、端部はエイトノットのまま。
状況から考えるに、空滝の通過でロープを使用したが、登り切った後にうっかり落としてしまい回収不可能になった、と推測される。
長い間放置されていたようで、少し表面が劣化していたが、まだ使えそう。
2
9/15 10:44
空滝の下に、サラダになったクライミングロープが落ちていた。
ロープは束ねられておらず、端部はエイトノットのまま。
状況から考えるに、空滝の通過でロープを使用したが、登り切った後にうっかり落としてしまい回収不可能になった、と推測される。
長い間放置されていたようで、少し表面が劣化していたが、まだ使えそう。
ロープは束ねられておらず、端部はエイトノットのまま。
状況から考えるに、空滝の通過でロープを使用したが、登り切った後にうっかり落としてしまい回収不可能になった、と推測される。
長い間放置されていたようで、少し表面が劣化していたが、まだ使えそう。
空滝の登攀ルートを検討した結果、中央スラブを登る事にした。ここまでの滝より数段上の難度であり、フリーで行くのは極めて危険。
念入りにロープとギアを準備して、十分休んでから登攀を開始した。
5
9/15 11:04
空滝の登攀ルートを検討した結果、中央スラブを登る事にした。
ここまでの滝より数段上の難度であり、フリーで行くのは極めて危険。
念入りにロープとギアを準備して、十分休んでから登攀を開始した。
ここまでの滝より数段上の難度であり、フリーで行くのは極めて危険。
念入りにロープとギアを準備して、十分休んでから登攀を開始した。
中間部でハーケンを打って支点を設置し、更に上を目ざす。が、そこから上が難しく、最後の支点設置に難航する。
設置場所を探す中、右手の先に視線を移すと・・・
良い位置に残置ハーケンを発見。
少し表面が錆びていたが、まだ使用に耐えられそう。
念の為、何度か増し打ちし、これを最終支点として最上部へと登り詰めた。
4
9/15 11:19
中間部でハーケンを打って支点を設置し、更に上を目ざす。
が、そこから上が難しく、最後の支点設置に難航する。
設置場所を探す中、右手の先に視線を移すと・・・
良い位置に残置ハーケンを発見。
少し表面が錆びていたが、まだ使用に耐えられそう。
念の為、何度か増し打ちし、これを最終支点として最上部へと登り詰めた。
が、そこから上が難しく、最後の支点設置に難航する。
設置場所を探す中、右手の先に視線を移すと・・・
良い位置に残置ハーケンを発見。
少し表面が錆びていたが、まだ使用に耐えられそう。
念の為、何度か増し打ちし、これを最終支点として最上部へと登り詰めた。
空滝登攀は無事成功。あとは懸垂下降で降りて、支点とザックを回収する。
登攀終点から小段を上がった場所に良い岩があったので、それを懸垂下降の支点とした。
5
9/15 11:29
空滝登攀は無事成功。
あとは懸垂下降で降りて、支点とザックを回収する。
登攀終点から小段を上がった場所に良い岩があったので、それを懸垂下降の支点とした。
あとは懸垂下降で降りて、支点とザックを回収する。
登攀終点から小段を上がった場所に良い岩があったので、それを懸垂下降の支点とした。
支点を回収し、滝下に戻って来た。自分が打ったハーケンは抜いたが、最上部の残置ハーケンは現状のまま、その場に残しておいた。
あとはザックを背負って登り返し。
重荷でのクライミングなので大変だが、トップロープ状態なのでなんとか行ける。
3
9/15 11:42
支点を回収し、滝下に戻って来た。
自分が打ったハーケンは抜いたが、最上部の残置ハーケンは現状のまま、その場に残しておいた。
あとはザックを背負って登り返し。
重荷でのクライミングなので大変だが、トップロープ状態なのでなんとか行ける。
自分が打ったハーケンは抜いたが、最上部の残置ハーケンは現状のまま、その場に残しておいた。
あとはザックを背負って登り返し。
重荷でのクライミングなので大変だが、トップロープ状態なのでなんとか行ける。
落とし物のクライミングロープは、左カンテの基部に置いていく事にした。出来れば回収して三国小屋にでも預けたいところだが、これ以上積載が増えては行動に支障が出るので…
1
9/15 11:58
落とし物のクライミングロープは、左カンテの基部に置いていく事にした。
出来れば回収して三国小屋にでも預けたいところだが、これ以上積載が増えては行動に支障が出るので…
出来れば回収して三国小屋にでも預けたいところだが、これ以上積載が増えては行動に支障が出るので…
空滝を通過し、先へ進むと景色は一変。
渓谷状だった地形が劇的に開けた。
渓谷状だった地形が劇的に開けた。
傾斜はあるが、フリクションが良く、どこでも登れる。遡行終点は三国小屋なので、そちらへ向かえば良いのだが、別に最短距離で行く必要は無い。
6
9/15 12:15
傾斜はあるが、フリクションが良く、どこでも登れる。
遡行終点は三国小屋なので、そちらへ向かえば良いのだが、別に最短距離で行く必要は無い。
遡行終点は三国小屋なので、そちらへ向かえば良いのだが、別に最短距離で行く必要は無い。
スラブは広大。そして、ルート取りは自由。
自分が行きたい方へ、見たいものがある方へ。
好きに行けばよい。
真っすぐ三国小屋へは行かず、護摩壇方向へ進む。
8
9/15 12:17
スラブは広大。
そして、ルート取りは自由。
自分が行きたい方へ、見たいものがある方へ。
好きに行けばよい。
真っすぐ三国小屋へは行かず、護摩壇方向へ進む。
そして、ルート取りは自由。
自分が行きたい方へ、見たいものがある方へ。
好きに行けばよい。
真っすぐ三国小屋へは行かず、護摩壇方向へ進む。
剣ヶ峰を歩く登山者が見える。3連休の中日なので、往来する登山者は多かった。
時々、こちらに気付き、眺める素振りを見せる登山者も居られる。
人の視線に弱い私は、少し緊張した。
4
9/15 12:21
剣ヶ峰を歩く登山者が見える。
3連休の中日なので、往来する登山者は多かった。
時々、こちらに気付き、眺める素振りを見せる登山者も居られる。
人の視線に弱い私は、少し緊張した。
3連休の中日なので、往来する登山者は多かった。
時々、こちらに気付き、眺める素振りを見せる登山者も居られる。
人の視線に弱い私は、少し緊張した。
振り返り、タカツコ沢を眺める。最初は飯豊らしからぬ地味な沢だと思ったが、この壮大な大スラブを目の当たりして、印象がガラリと変わった。
5
9/15 12:26
振り返り、タカツコ沢を眺める。
最初は飯豊らしからぬ地味な沢だと思ったが、この壮大な大スラブを目の当たりして、印象がガラリと変わった。
最初は飯豊らしからぬ地味な沢だと思ったが、この壮大な大スラブを目の当たりして、印象がガラリと変わった。
剣ヶ峰、護摩壇の尖岩。
これまでは剣ヶ峰上からしか眺めた事がなかったが、横から見るとこんな姿をしていたのか。
これまでは剣ヶ峰上からしか眺めた事がなかったが、横から見るとこんな姿をしていたのか。
護摩壇を眺めた後は、素直に三国岳へとルートを取る。
時々、振り返り剣ヶ峰を眺めながら三国小屋へ向かった。
時々、振り返り剣ヶ峰を眺めながら三国小屋へ向かった。
最後は、踏み跡の付いた草を5m程掻き分けて、三国小屋の前に出る。
小屋の南側に出た。北鎌から登った槍ヶ岳みたいに、大勢の登山者から拍手喝采を浴びるかと期待してたが…
小屋の前には誰も居らず。
南側は日向で暑いので、登山者は皆、小屋裏の日陰で休憩していた。
誰にも認められる事無く、静かに遡行は幕を閉じた…
13
9/15 12:46
小屋の南側に出た。
北鎌から登った槍ヶ岳みたいに、大勢の登山者から拍手喝采を浴びるかと期待してたが…
小屋の前には誰も居らず。
南側は日向で暑いので、登山者は皆、小屋裏の日陰で休憩していた。
誰にも認められる事無く、静かに遡行は幕を閉じた…
北鎌から登った槍ヶ岳みたいに、大勢の登山者から拍手喝采を浴びるかと期待してたが…
小屋の前には誰も居らず。
南側は日向で暑いので、登山者は皆、小屋裏の日陰で休憩していた。
誰にも認められる事無く、静かに遡行は幕を閉じた…
タカツコ沢遡行は終わった。
だが、休みはまだ1日あり、今日は晴天。
このまま下山するのは勿体ない。
だが、休みはまだ1日あり、今日は晴天。
このまま下山するのは勿体ない。
折角なので、本山まで行ってみよう。
三国小屋を後にし、本山へ向かう。
三国小屋を後にし、本山へ向かう。
切合小屋のテン場は、ほぼ埋まっていた。
小屋もかなり混み合っていそうだった。
小屋もかなり混み合っていそうだった。
御秘所の岩場。
沢を歩いた後だと、スキップでも通れそうな気がする。
もちろん、ここでそんな事をすれば滑落死するが。
沢を歩いた後だと、スキップでも通れそうな気がする。
もちろん、ここでそんな事をすれば滑落死するが。
一ノ王子のテント場に到着。そこそこテントは多かったが、切合ほど混み合ってはおらず、快適に過ごせそう。
今夜の宿は、ここに決めた。
1
9/15 16:29
一ノ王子のテント場に到着。
そこそこテントは多かったが、切合ほど混み合ってはおらず、快適に過ごせそう。
今夜の宿は、ここに決めた。
そこそこテントは多かったが、切合ほど混み合ってはおらず、快適に過ごせそう。
今夜の宿は、ここに決めた。
ダイグラ尾根。もう何年も登っていない。
最近は、忍耐力が無くなったせいか、辛い登山道は歩く気が起きなくなってしまった。
今年も、この尾根は歩かずに終わるかな。
2
9/15 16:53
ダイグラ尾根。
もう何年も登っていない。
最近は、忍耐力が無くなったせいか、辛い登山道は歩く気が起きなくなってしまった。
今年も、この尾根は歩かずに終わるかな。
もう何年も登っていない。
最近は、忍耐力が無くなったせいか、辛い登山道は歩く気が起きなくなってしまった。
今年も、この尾根は歩かずに終わるかな。
一ノ王子のテント場へ戻り、テント設営。あとは夕日を眺めつつ、飲酒し過ごす。
持参した酒は前日の焚火でほぼ飲み尽くしたので、本山小屋で缶ビール2本を購入した。
350㎖で800円。
中々の御値段だが、タカツコ沢遡行達成記念、という事で奮発した。
11
9/15 17:50
一ノ王子のテント場へ戻り、テント設営。
あとは夕日を眺めつつ、飲酒し過ごす。
持参した酒は前日の焚火でほぼ飲み尽くしたので、本山小屋で缶ビール2本を購入した。
350㎖で800円。
中々の御値段だが、タカツコ沢遡行達成記念、という事で奮発した。
あとは夕日を眺めつつ、飲酒し過ごす。
持参した酒は前日の焚火でほぼ飲み尽くしたので、本山小屋で缶ビール2本を購入した。
350㎖で800円。
中々の御値段だが、タカツコ沢遡行達成記念、という事で奮発した。
夕日を眺める方々。
夕方を過ぎると稜線上は寒く、ビール2本は持て余す。
やはり、焚火が無いと酒は盛り上がらぬ。
夕方を過ぎると稜線上は寒く、ビール2本は持て余す。
やはり、焚火が無いと酒は盛り上がらぬ。
最終日の朝。
夜間、雨が降り、天気はあまり良くない。
早朝はまだ大日岳は見えていたが、また雨が降り出しそう。
夜間、雨が降り、天気はあまり良くない。
早朝はまだ大日岳は見えていたが、また雨が降り出しそう。
天気が悪そうなので、早めに下山。
昨日までは9時過ぎの遅出が続いていたが、この日は6時半と珍しく早めに出発した。
昨日までは9時過ぎの遅出が続いていたが、この日は6時半と珍しく早めに出発した。
剣ヶ峰の鎖場。
沢屋たる者、鎖を使用してはいけないらしい。
なので、練習がてら、クライムダウンをしてみる。
沢屋たる者、鎖を使用してはいけないらしい。
なので、練習がてら、クライムダウンをしてみる。
剣ヶ峰を過ぎると雨が本降りとなり、以降、下山するまでずっと雨。
感想
飯豊らしからぬ地味な沢。
初日にタカツコ沢を歩いた時に感じたのは、そんな印象だった。
易し過ぎず、難し過ぎず、程よい難度の滝が続き、登攀面では楽しめた。
だが、渓相の方はパッとせず。
水は確かに綺麗だが、これと言って印象に残る景色が無く、スケールの大きな
飯豊連峰にしては地味な感は否めなかった。
だが、翌日、核心となる20m空滝を越え、先へと続く光景を目にした時、
その印象は覆された。
世界が変わる。
まさに、そう言いたくなるような劇的な変化。
閉ざされた渓谷のような光景が一変し、そこには広大な岩の光景が広がった。
剣ヶ峰の大スラブ。
過去に、剣ヶ峰の岩稜上から遠目に眺めた光景が、今、その目の前にあった。
しばし、その場に立ちつくし、その光景を眺める。
これほど見事なスラブが広がる場所が、国内広しと言えど、どれほどあろう。
その壮大な光景に、圧倒された。
地味だと感じていたタカツコ沢の印象は、最後の最後で覆される。
この沢もまた、まごうことなき、飯豊の沢であった。
これから、このスラブを歩く。
そう考えると、胸が高鳴る。
視線の先には、遡行の終点となる三国小屋が見える。
まだ、時刻は正午で、日は高い。
急いで遡行を終わらせる必要性は微塵も無く、
ゆっくりと時間をかけて、己が行きたい方へ、見たいものがある方へ。
足が向くまま、気が向くまま、スラブを登る。
沢は自由で良い。
今更ながら、そんな当たり前の事を感じつつ、遡行の最後の登りを楽しんだ。
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inaritozan さん
タカツコ沢遡行、本山登頂お疲れ様でございました。
タカツコ沢、少し前にその存在を知ってから色々調べていましたが、飯豊の沢に行く時はこの沢を始めとしようと思っておりました。
滝の連続と良場の幕営地、そして20m空滝にツメの大スラブととても魅力的な沢ですね。
Luskeさんの見解では２級上との事ですが、私にはまだまだ早い気がしております。もっと登攀能力をつけていつか挑戦したいと思います😁
大変参考になるレコありがとうございました！お疲れ様でした！
タカツコ沢、良い沢でした。
最も印象に残ったのは最後のスラブですが、滝も良かったです。
殆どの滝は登れますし、手強く感じる滝も有りますが、嫌な感じの滝は無し。
「もう２度と登りたくねぇ。。。」なんて思うような滝は一つもありませんでした。
２０ｍ空滝は流石に緊張させられるものはありましたが、楽しさも感じる良滝で、私の方法だと、この滝を１度登った後、懸垂で降りてもう１回登らなければならないのですが、それに加えて、趣味でもう１回、合計３回登ってます(笑)
確かに、沢登りを始めて間もないmooreeさんには、まだ少し厳しい滝かな、という気はします。
ですが、あと少し登攀技術を磨けば、きっと登攀可能な滝だと思いますので、ぜひいつか、このタカツコ沢を訪れてみて下さい。
その際は、おっかえし沢出合での野営をお勧めします。
山小屋と違って、何時まで騒ごうが、どれだけ焚火を焚こうが、気にする必要はありません。
（他パーティがいたら、そういう訳にも行きませんが・・・）
沢の楽しさと自由さに、きっと魅せられる事でしょう。
そして、「その日はそう遠くない。」と、私は思っております。
タカツコ沢が地味沢ですか
剣ヶ峰のスラブと稜線歩きも素晴らしかったですね。スラブと言えば、御神楽岳のスラブが個人的には、一番好きですね。登山道から遠巻きに見ただけですが、それでもアルパインで見た谷川岳烏帽子沢奥壁南稜、衝立岩中央稜よりは、迫力がありました
20m空滝ですが、右壁がII+ぐらいだと思って登ったら、IVぐらいでした
前回訪れた朝日連峰の出合川と比べてしまうと、どうしても水流の美しさが見劣りしてしまうので、地味だと感じてしまいました。
ですが、沢の美しさは水流のみに非ず。
岩の美しさも、見るべきものがありますね。
今更ながら先生に言われて、‟そう言えば白い花崗岩も綺麗だったなぁ”と、思い返している始末で、何とも審美眼に欠けた小生であります^^;
御神楽岳は訪れた事が無く、写真でしか見たことがありませんが、写真で見るだけでも迫力がありますね。
いつか、私も訪れてみたく思います。
今回のカタツコ沢遡行にあたり、NYAA先生とzappaさんの記録を参考にさせて頂きました。
御二人が登った２０m空滝の右壁ルート、私も眺めてみましたが、下から眺めると確かにそんなに難しそうには見えませんでした。
ですので、何も知らなかったら、私も右壁ルートを選んでいたかもしれません。
�犬箸覆襪函∋笋竜蚕僂任聾靴靴ぅ譽戰襪任垢里如△發形�んでいたら酷い目に遭うところでしたが、NYAA先生が身を持って経験し、記録を通して教えて下さった事で、そのリスクを避けられました。
そういう意味で、このタカツコ沢において貴殿は、私にとっての先生であります。
この場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました。
ちなみに、先生が、
「クサリを握ったら破門だにゃー(# ゜Д゜)」
と、仰るので、剣ヶ峰では鎖に頼らず頑張ってみました(笑)
また、高巻いて支沢を下降する際に、zappaさんが設置したと思われる残置スリングが残っておりました。
まだ状態が良く、懸垂下降の支点に利用させて頂きましたので、助かりました。
zappaさんにお会いする事があれば、Luskeが御礼申し上げていた、とお伝え頂ければ幸いです。
また先生方の記録を参考にさせて頂きたく思いますので、今後とも宜しくお願い致します。
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