飯豊縦走⭐飯豊温泉〜弥平四郎
- GPS
- 21:55
- 距離
- 34.5km
- 登り
- 2,940m
- 下り
- 2,905m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 6:26
- 山行
- 6:42
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 7:59
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 7:27
天候 | 9/14 晴れ 9/15晴れ 9/16曇り後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
シェラフ
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感想
9/14 夜行バスを利用する事を考え予約サイトを何度か覗いたが、米沢駅経由の便のキャンセルはなく、夜の新幹線で米沢まで入り、そこで前泊して翌朝の始発で小国駅へ向かった。タクシーも前日に予約を入れてなんか確保できが、この時期もうすでに送迎で忙しようだ。手前のカイラギ荘まではシーズンを通してバスが運行しているようだが、積雪期はここからは徒歩となる。それでも1時間強で飯豊温泉まで行けるので比較的アプローチは良い。
飯豊温泉の少し先で行き止まりとなるが、かなりの車がすでに駐車している。登山客:釣り客半々といったところか。登山道は橋を渡った直ぐのところから始まるがいきなりの急登でこれが石転び沢の展望台近くまで続くので一気に標高があがるが、登り始めが450mと低いので1000mまでの上るのが結構きついく、この日は日差しが強く気温も高いので汗だくとなる。一旦緩やかになるが、展望台を過ぎ、水飲み場、そして梶川峰までは再び急登が続くが、だんだんと展望が開け、飯豊本山から北股岳までが見渡せるようになる。梶川峰から稜線まではだいぶ傾斜も緩み、見晴らしも良くなるのだが、この頃から雲が上がりだし残念ながら視界を遮る。
ただ、稜線に到達(胎内岳)すると雲が切れだし、雲間に飯豊本山への稜線が見え隠れするようになる。門内岳へ到着する頃には、かなり雲が切れ、夕方には青空が広がり夕日が殊の外素晴らしかったが、明日以降の天気が少し気がかりであった。夜半台風の影響か風が若干強い時があったが、明け方には風も弱まった。
9/15 台風の影響で東方面は雲海が立ち込めているが、西側は雲がなく日本海が見渡せる。快晴ではないものの、日の出を拝んでのスタートとなる。朝から日差しが強いが、北股岳の頂きが太陽の影となりありがたく、また南に向かい歩くため首筋に日差しを受けずにすむ。直射日光にさらされると本当に体力の消耗が激しいので助かる。
北股岳そして梅花皮岳、烏帽子岳までは飯豊本山から大日岳までの稜線が雄大に連なりが見渡せていたが、やがて大日岳には残念ながら雲がかかりだす。烏帽子岳を過ぎると徐々に標高を下げ最低鞍部は1800mを切る位となる。雲がだいぶで出来てすでに大日岳はすっぽり雲に覆われてしまった。最低鞍部からは若干の昇降を繰り返しながら緩やかな登りが御西の避難小屋まで続く。それほどの高低差ではないが、それまで日差しが思いのほか強かったせいか、結構体力的に答える。もうすぐ60歳になる事考えると体力的な衰えもあるのだろう、以前に比べて登りだけで無く下りでもきつく感じる事があり、そんな時は無理せずに小まめに休憩をとるように心掛けている。10〜20分も休むと体力はかなり回復するものだ。そのような事を考えながら御西小屋までゆっくりと登った。
門内から御西までの縦走路では、すれ違う方(飯豊本山→北股岳方向)は多いが、逆方向は少なく感じる。初日に飯豊本山、大日岳を登り、その後北上すれば早朝日の出を拝み、順光に照らされた山稜を眺めながらの縦走が出来るので、確かに今回とは逆方向がお勧めと言える。但し、それだと電車、タクシー、バスを使用する場合のアプローチに難があるので、私の場合は致し方ない。(タクシー代金を気にしなければ良いのだが、なんかまだ気にしてしまう)
御西小屋より大日岳を往復する事も当初考えていたが、天候も悪く体力的にもちょっときつ、サブザックも持ち合わせておらず今回は諦めたが、テント場に到着後天候の回復があったので若干後悔した。御西岳から飯豊本山までは雄大な斜面の中、登山道が緩やかなうねりを描きながら頂上へと続き、紅葉の季節はさぞかし良い美しい事かと想いを馳せながら頂上を目指すが、テント場を切合小屋から飯豊本山に変更する予定(明日の行動時間とバスの時刻を考慮して)であったので、だいぶ気持ちも緩まり途中細かく休息を入れた。
飯豊本山は信仰の山でありまた100名山であるため、多くの登山者で賑わっているが、飯豊山稜での主役は圧倒的に大日岳の気がする。山の大きさ風格が断然優れており、それゆえ往復3時間をかけてでも、かなり多くの方が大日岳を目指していた。
飯豊は三国小屋以外はどこもテントを張れるようであるが、¥1、000/人と結構テント場代金が高い。また、素泊まりの山小屋が充実しているためか、小屋泊まりの方が圧倒的に多く、前日の門内は2張り、飯豊本山(ここはかなり広いテント場で40張程度は可)も10張り程度とガラガラ状態だったが、飯豊本山小屋は結構混んでいた。
テント場は眼前に大日岳そして、飯豊本山、吾妻連峰、磐梯山を見渡す事ができ、朝夕は大日岳の絶好のビュースポットとなる素晴らしいい場所にある。当日も夕方には雲がすっかりの取り除かれ、夕日に染まる大日岳が素晴らしかった。
その日は夜半まで月空が綺麗であったが、日を超えると予報通り次第に雲が発生し始めたようで、明け方前にはテントに雨音が聞こえ出し、憂鬱な気分となったが、その後テントを片付ける時には運良く雨も上がっており、出発時(日の出の17:30)には大日岳から飯豊本山もかろうじて見渡す事が出来た。
9/16 出発時に上げっていた雨も、切合小屋到着前に霧雨となって現れ一時雨具を装着したもののすぐに上がり、この後疣岩山をすぎるまではなんとか持ち堪えてくれて助かった。切合小屋、そして三国小屋を過ぎると徐々に登山者も少なくなる。大日杉、川入、飯豊トンネルの登山口へとおりる登山者が多く、弥平四郎へ向かう登山者は全くいない。(途中会ったのは、抜かれた下山者1名、登山者8名程の1パーティーだけ)だが、このルートは天候がよければ大日岳から飯豊本山の展望が素晴らしい。紅葉の時期はここを登りに選ぶ事はお勧めである。ただし、林道終点駐車場からの急斜面はかなり堪えるだろう。
さて予報通り天候は最後まで持ちこたえてくれなかった。その前の汗でかなり上着が濡れており、さらに蒸し暑かったたが、着なければずぶ濡れ状態となるので致し方なく雨具を装着。足元がだいぶ滑りやすく、また体力的にもきつくなったのでペースダウン。時間もだいぶ余裕があったので尾根からはずれたところで雨の中休息をとっていると、下から8人程のパーティーが登ってきおり、よく雨の中をと感心する。今夜は三国小屋泊まりとの事、混雑を避けてとの事だが、確かに明日は天気が回復との事なので正解かもしれない。すでに標高が1000mを超えた場所であるので、思った以上に三国小屋までは近いのかもしれない。
あとは下りのみと思いきや、結構登り返しが続き一向に降る気配がない。地図をみると、しばらく尾根が続き1000mをキープし、最後は急坂となり林道終点へと降りるようだ。その下りの途中で休憩してると、上から元気に駆け下りてくる1名に抜かれる。
再び急坂を降りるとやがて林道終点の駐車場に到着。途中の登山者の数からする10台程度と結構な数が駐車していた。ここからは5km程の単調な林道を弥平四郎へと向かう。
さて弥平四郎にある唯一の民宿では風呂も入れなない事はある程度覚悟の上だった。それでも、ビールを購入しようと立ち寄ると、すでにお店は商いをやめているらしく販売はしていないとの事だった。しかし、お宅のビールを譲って頂き(お金は支払った)その上、おにぎりと胡瓜の漬物をご馳走になり、ついでに着替えをさせてもらい助かった。
弥平四郎(ここは典型的な限界集落です)からは依頼していたデマンドバス(¥500と安価)で1時間かけて野沢駅(磐越西線)へ、1時間かけて会津若松へ、さらに1時間かけて郡山へ向かった。
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