また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 2026368
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

飯豊縦走⭐飯豊温泉〜弥平四郎

2019年09月14日(土) 〜 2019年09月16日(月)
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
21:55
距離
34.5km
登り
2,940m
下り
2,905m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:20
休憩
0:06
合計
6:26
8:29
102
スタート地点
10:11
10:16
162
12:58
12:59
70
14:09
14:09
46
14:55
2日目
山行
6:42
休憩
1:17
合計
7:59
5:33
2
5:35
5:37
57
6:34
6:45
17
7:02
7:03
34
7:37
7:48
21
8:09
8:09
67
9:16
9:16
107
11:03
11:28
8
11:36
11:43
15
11:58
11:58
15
12:13
12:13
17
12:30
12:44
19
13:03
13:09
16
13:25
13:25
7
13:32
3日目
山行
6:54
休憩
0:33
合計
7:27
5:32
15
5:47
5:48
12
6:00
6:01
7
6:08
6:08
16
6:24
6:30
20
6:50
6:50
4
6:54
6:54
15
7:09
7:09
24
7:33
7:33
36
8:27
8:27
51
9:18
9:18
11
9:29
9:30
15
9:45
9:50
38
10:28
10:34
82
11:56
11:56
62
12:58
12:59
0
12:59
ゴール地点
天候 9/14 晴れ 9/15晴れ 9/16曇り後雨
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
弥平四郎集落まで歩き、そこからデマンドバス利用。
飯豊温泉の先でゲート。
2019年09月14日 08:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 8:30
飯豊温泉の先でゲート。
橋を渡ると、いきなり急登か始まる。
2019年09月14日 08:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 8:30
橋を渡ると、いきなり急登か始まる。
飯豊本山が見え出す。
2019年09月14日 10:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 10:13
飯豊本山が見え出す。
石転び雪渓。
2019年09月14日 10:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 10:57
石転び雪渓。
急登を終えて振り返るとだいぶ標高も上がって来た。
2019年09月14日 12:12撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 12:12
急登を終えて振り返るとだいぶ標高も上がって来た。
梶川峰まできましたから、あとはだらだらと高度をかせぐ。
2019年09月14日 13:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 13:02
梶川峰まできましたから、あとはだらだらと高度をかせぐ。
稜線目指して、ゆっくり高度を上げる。
2019年09月14日 13:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 13:51
稜線目指して、ゆっくり高度を上げる。
胎内岳到着。南側。
2019年09月14日 14:12撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 14:12
胎内岳到着。南側。
こちらは北側稜線。
2019年09月14日 14:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 14:19
こちらは北側稜線。
門内小屋へ。
2019年09月14日 14:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 14:20
門内小屋へ。
北股岳への稜線。
2019年09月14日 14:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 14:40
北股岳への稜線。
春は良いバーンでしょう。
2019年09月14日 15:31撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 15:31
春は良いバーンでしょう。
秋のキリンソウが最盛期。
2019年09月14日 15:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 15:39
秋のキリンソウが最盛期。
夕暮れ時の胎内岳。
2019年09月14日 17:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 17:13
夕暮れ時の胎内岳。
日没間近、日本海。
2019年09月14日 17:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 17:19
日没間近、日本海。
北股岳、梅花皮岳。
2019年09月14日 17:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 17:19
北股岳、梅花皮岳。
夕方胎内岳方面に散歩。
門内岳、北股岳。
2019年09月14日 17:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 17:20
夕方胎内岳方面に散歩。
門内岳、北股岳。
日の入りを迎えます。
2019年09月14日 17:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 17:25
日の入りを迎えます。
北方稜線。
2019年09月14日 17:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 17:25
北方稜線。
日の出の迎え、さあっ飯豊を目指す。
2019年09月15日 05:21撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 5:21
日の出の迎え、さあっ飯豊を目指す。
御来光を拝み、出発。
2019年09月15日 05:21撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/15 5:21
御来光を拝み、出発。
今日は暑くなりそうだ。
2019年09月15日 05:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 5:36
今日は暑くなりそうだ。
飯豊本山へ連なる稜線。
2019年09月15日 05:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 5:36
飯豊本山へ連なる稜線。
季節はとうに過ぎましたがハクサンイチゲが咲いてました。
2019年09月15日 05:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/15 5:45
季節はとうに過ぎましたがハクサンイチゲが咲いてました。
コウメバチソウが最盛期でした。
今回、至る所で見かけました。
2019年09月15日 05:46撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 5:46
コウメバチソウが最盛期でした。
今回、至る所で見かけました。
それと、このトリカブトが最盛期でした。
2019年09月15日 06:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 6:02
それと、このトリカブトが最盛期でした。
トリカブト。
2019年09月15日 06:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 6:02
トリカブト。
北股岳より1。
2019年09月15日 06:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 6:35
北股岳より1。
北股岳より2。
2019年09月15日 06:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 6:35
北股岳より2。
北股岳から西側への稜線はロープか張られてますが、興味がそそられます。
2019年09月15日 06:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/15 6:35
北股岳から西側への稜線はロープか張られてますが、興味がそそられます。
石転び雪渓。
2019年09月15日 06:47撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 6:47
石転び雪渓。
梶川峰稜線。
2019年09月15日 06:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 6:48
梶川峰稜線。
北股岳を振り返る。
2019年09月15日 07:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 7:42
北股岳を振り返る。
行くては飯豊山。
2019年09月15日 07:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 7:43
行くては飯豊山。
大日岳。
2019年09月15日 07:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 7:43
大日岳。
烏帽子岳より、大日岳。
2019年09月15日 08:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 8:23
烏帽子岳より、大日岳。
みやまコウゾリナ。
2019年09月15日 09:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 9:00
みやまコウゾリナ。
ウサギギク。
2019年09月15日 09:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 9:22
ウサギギク。
ミヤマリンドウ。
2019年09月15日 09:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 9:23
ミヤマリンドウ。
雲がだんだん低く垂れ込んできた。
2019年09月15日 10:01撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 10:01
雲がだんだん低く垂れ込んできた。
コゴメグサ。
2019年09月15日 10:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 10:32
コゴメグサ。
御西小屋に向けて。
2019年09月15日 10:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 10:43
御西小屋に向けて。
飯豊本山。
2019年09月15日 10:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 10:43
飯豊本山。
御西岳頂上は縦走路から少し離れたところにあります。
2019年09月15日 11:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 11:37
御西岳頂上は縦走路から少し離れたところにあります。
だいぶ雲が出てきて視界も悪くなる。
2019年09月15日 11:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 11:37
だいぶ雲が出てきて視界も悪くなる。
1時間ほどすると雲が再び薄くなる。
2019年09月15日 12:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 12:41
1時間ほどすると雲が再び薄くなる。
飯豊到着。
2019年09月15日 13:07撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/15 13:07
飯豊到着。
飯豊より会津方向。
2019年09月15日 13:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 13:08
飯豊より会津方向。
テント場より大日岳。
2019年09月15日 14:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 14:02
テント場より大日岳。
テント場より飯豊本山。
2019年09月15日 14:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 14:02
テント場より飯豊本山。
テント場はとても気持ちが良い。
この日は10張り程度。
2019年09月15日 14:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/15 14:02
テント場はとても気持ちが良い。
この日は10張り程度。
しばらくすると大日岳は再び雲の中へ。
2019年09月15日 14:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 14:45
しばらくすると大日岳は再び雲の中へ。
夕陽がきれいでした。
2019年09月15日 17:53撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 17:53
夕陽がきれいでした。
翌日も朝は雲がそれほど出てませんでした。
朝の大日岳。
2019年09月16日 05:21撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 5:21
翌日も朝は雲がそれほど出てませんでした。
朝の大日岳。
飯豊山。
2019年09月16日 05:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 5:22
飯豊山。
切合小屋にむけて。
2019年09月16日 05:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 5:33
切合小屋にむけて。
会津側は雲が低く垂れ込む。
2019年09月16日 05:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 5:33
会津側は雲が低く垂れ込む。
出発すると、大日岳もあっという間に雲に覆われる。
2019年09月16日 05:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 5:36
出発すると、大日岳もあっという間に雲に覆われる。
再び雲がなくなり大日岳だげが現れる。
2019年09月16日 06:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 6:24
再び雲がなくなり大日岳だげが現れる。
飯豊山への走路を振り返る。
2019年09月16日 06:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 6:24
飯豊山への走路を振り返る。
切合小屋間近。
2019年09月16日 06:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 6:34
切合小屋間近。
やがて吾妻連峰も雲の中に。
2019年09月16日 07:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 7:41
やがて吾妻連峰も雲の中に。
三国岳より。
2019年09月16日 08:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 8:26
三国岳より。
疣山へ向かう途中から大日岳。
2019年09月16日 08:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 8:35
疣山へ向かう途中から大日岳。
弥平四郎への尾根。
2019年09月16日 08:53撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 8:53
弥平四郎への尾根。
獅子沼へ立ち寄る。
2019年09月16日 09:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 9:24
獅子沼へ立ち寄る。
ここで稜線から離れる。
このあたりで若干雨脚は強まる。
2019年09月16日 10:31撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 10:31
ここで稜線から離れる。
このあたりで若干雨脚は強まる。
弥平四郎林道終点。
2019年09月16日 11:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 11:57
弥平四郎林道終点。
磐越西線野沢駅。
2019年09月16日 14:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 14:34
磐越西線野沢駅。
この電車で会津若松へ。
2019年09月16日 15:06撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 15:06
この電車で会津若松へ。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール シェラフ

感想

9/14 夜行バスを利用する事を考え予約サイトを何度か覗いたが、米沢駅経由の便のキャンセルはなく、夜の新幹線で米沢まで入り、そこで前泊して翌朝の始発で小国駅へ向かった。タクシーも前日に予約を入れてなんか確保できが、この時期もうすでに送迎で忙しようだ。手前のカイラギ荘まではシーズンを通してバスが運行しているようだが、積雪期はここからは徒歩となる。それでも1時間強で飯豊温泉まで行けるので比較的アプローチは良い。
 飯豊温泉の少し先で行き止まりとなるが、かなりの車がすでに駐車している。登山客:釣り客半々といったところか。登山道は橋を渡った直ぐのところから始まるがいきなりの急登でこれが石転び沢の展望台近くまで続くので一気に標高があがるが、登り始めが450mと低いので1000mまでの上るのが結構きついく、この日は日差しが強く気温も高いので汗だくとなる。一旦緩やかになるが、展望台を過ぎ、水飲み場、そして梶川峰までは再び急登が続くが、だんだんと展望が開け、飯豊本山から北股岳までが見渡せるようになる。梶川峰から稜線まではだいぶ傾斜も緩み、見晴らしも良くなるのだが、この頃から雲が上がりだし残念ながら視界を遮る。
 ただ、稜線に到達(胎内岳)すると雲が切れだし、雲間に飯豊本山への稜線が見え隠れするようになる。門内岳へ到着する頃には、かなり雲が切れ、夕方には青空が広がり夕日が殊の外素晴らしかったが、明日以降の天気が少し気がかりであった。夜半台風の影響か風が若干強い時があったが、明け方には風も弱まった。
9/15 台風の影響で東方面は雲海が立ち込めているが、西側は雲がなく日本海が見渡せる。快晴ではないものの、日の出を拝んでのスタートとなる。朝から日差しが強いが、北股岳の頂きが太陽の影となりありがたく、また南に向かい歩くため首筋に日差しを受けずにすむ。直射日光にさらされると本当に体力の消耗が激しいので助かる。
北股岳そして梅花皮岳、烏帽子岳までは飯豊本山から大日岳までの稜線が雄大に連なりが見渡せていたが、やがて大日岳には残念ながら雲がかかりだす。烏帽子岳を過ぎると徐々に標高を下げ最低鞍部は1800mを切る位となる。雲がだいぶで出来てすでに大日岳はすっぽり雲に覆われてしまった。最低鞍部からは若干の昇降を繰り返しながら緩やかな登りが御西の避難小屋まで続く。それほどの高低差ではないが、それまで日差しが思いのほか強かったせいか、結構体力的に答える。もうすぐ60歳になる事考えると体力的な衰えもあるのだろう、以前に比べて登りだけで無く下りでもきつく感じる事があり、そんな時は無理せずに小まめに休憩をとるように心掛けている。10〜20分も休むと体力はかなり回復するものだ。そのような事を考えながら御西小屋までゆっくりと登った。
門内から御西までの縦走路では、すれ違う方(飯豊本山→北股岳方向)は多いが、逆方向は少なく感じる。初日に飯豊本山、大日岳を登り、その後北上すれば早朝日の出を拝み、順光に照らされた山稜を眺めながらの縦走が出来るので、確かに今回とは逆方向がお勧めと言える。但し、それだと電車、タクシー、バスを使用する場合のアプローチに難があるので、私の場合は致し方ない。(タクシー代金を気にしなければ良いのだが、なんかまだ気にしてしまう)
御西小屋より大日岳を往復する事も当初考えていたが、天候も悪く体力的にもちょっときつ、サブザックも持ち合わせておらず今回は諦めたが、テント場に到着後天候の回復があったので若干後悔した。御西岳から飯豊本山までは雄大な斜面の中、登山道が緩やかなうねりを描きながら頂上へと続き、紅葉の季節はさぞかし良い美しい事かと想いを馳せながら頂上を目指すが、テント場を切合小屋から飯豊本山に変更する予定(明日の行動時間とバスの時刻を考慮して)であったので、だいぶ気持ちも緩まり途中細かく休息を入れた。
飯豊本山は信仰の山でありまた100名山であるため、多くの登山者で賑わっているが、飯豊山稜での主役は圧倒的に大日岳の気がする。山の大きさ風格が断然優れており、それゆえ往復3時間をかけてでも、かなり多くの方が大日岳を目指していた。
飯豊は三国小屋以外はどこもテントを張れるようであるが、¥1、000/人と結構テント場代金が高い。また、素泊まりの山小屋が充実しているためか、小屋泊まりの方が圧倒的に多く、前日の門内は2張り、飯豊本山(ここはかなり広いテント場で40張程度は可)も10張り程度とガラガラ状態だったが、飯豊本山小屋は結構混んでいた。
テント場は眼前に大日岳そして、飯豊本山、吾妻連峰、磐梯山を見渡す事ができ、朝夕は大日岳の絶好のビュースポットとなる素晴らしいい場所にある。当日も夕方には雲がすっかりの取り除かれ、夕日に染まる大日岳が素晴らしかった。
その日は夜半まで月空が綺麗であったが、日を超えると予報通り次第に雲が発生し始めたようで、明け方前にはテントに雨音が聞こえ出し、憂鬱な気分となったが、その後テントを片付ける時には運良く雨も上がっており、出発時(日の出の17:30)には大日岳から飯豊本山もかろうじて見渡す事が出来た。
9/16 出発時に上げっていた雨も、切合小屋到着前に霧雨となって現れ一時雨具を装着したもののすぐに上がり、この後疣岩山をすぎるまではなんとか持ち堪えてくれて助かった。切合小屋、そして三国小屋を過ぎると徐々に登山者も少なくなる。大日杉、川入、飯豊トンネルの登山口へとおりる登山者が多く、弥平四郎へ向かう登山者は全くいない。(途中会ったのは、抜かれた下山者1名、登山者8名程の1パーティーだけ)だが、このルートは天候がよければ大日岳から飯豊本山の展望が素晴らしい。紅葉の時期はここを登りに選ぶ事はお勧めである。ただし、林道終点駐車場からの急斜面はかなり堪えるだろう。
さて予報通り天候は最後まで持ちこたえてくれなかった。その前の汗でかなり上着が濡れており、さらに蒸し暑かったたが、着なければずぶ濡れ状態となるので致し方なく雨具を装着。足元がだいぶ滑りやすく、また体力的にもきつくなったのでペースダウン。時間もだいぶ余裕があったので尾根からはずれたところで雨の中休息をとっていると、下から8人程のパーティーが登ってきおり、よく雨の中をと感心する。今夜は三国小屋泊まりとの事、混雑を避けてとの事だが、確かに明日は天気が回復との事なので正解かもしれない。すでに標高が1000mを超えた場所であるので、思った以上に三国小屋までは近いのかもしれない。
あとは下りのみと思いきや、結構登り返しが続き一向に降る気配がない。地図をみると、しばらく尾根が続き1000mをキープし、最後は急坂となり林道終点へと降りるようだ。その下りの途中で休憩してると、上から元気に駆け下りてくる1名に抜かれる。
再び急坂を降りるとやがて林道終点の駐車場に到着。途中の登山者の数からする10台程度と結構な数が駐車していた。ここからは5km程の単調な林道を弥平四郎へと向かう。
さて弥平四郎にある唯一の民宿では風呂も入れなない事はある程度覚悟の上だった。それでも、ビールを購入しようと立ち寄ると、すでにお店は商いをやめているらしく販売はしていないとの事だった。しかし、お宅のビールを譲って頂き(お金は支払った)その上、おにぎりと胡瓜の漬物をご馳走になり、ついでに着替えをさせてもらい助かった。
弥平四郎(ここは典型的な限界集落です)からは依頼していたデマンドバス(¥500と安価)で1時間かけて野沢駅(磐越西線)へ、1時間かけて会津若松へ、さらに1時間かけて郡山へ向かった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:590人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 飯豊山 [2日]
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら