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Yamareco

記録ID: 2028837
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

怖いもの見たさで戸隠山へ。そして高妻山周回

2019年09月20日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
10:46
距離
17.2km
登り
1,746m
下り
1,750m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:24
休憩
1:20
合計
10:44
5:40
5:41
11
5:52
5:52
11
6:03
6:11
53
7:04
7:04
40
7:44
7:46
12
7:58
8:23
8
8:31
8:32
32
9:04
9:06
40
10:03
10:03
51
10:54
10:55
31
11:26
11:27
56
12:23
12:45
42
13:27
13:27
27
13:54
14:00
40
14:40
14:40
42
15:22
15:22
8
15:30
15:31
6
15:37
15:37
9
15:46
15:47
32
16:19
16:20
1
16:21
ゴール地点
天候 高曇り(気象協会の「山の天気」では終日快晴予報だったのだが・・)
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
高山アパート2:10発 → 戸隠奥社5:30着

戸隠牧場(キャンプ場)近くに登山者用の無料駐車場がある(道路の反対側)。
戸隠奥社の参道入り口(道路の反対側)に観光客用の駐車場がある。10時から16時は600円/台となっているが、到着は5時半ごろ、帰りは16時過ぎだったせいか、結局のところ駐車料金は請求されていないし、支払う先も分からなかった
コース状況/
危険箇所等
登山届:戸隠山は戸隠神社奥社すぐ下の登山口。高妻山は牧場入り口

戸隠奥社参道から登山道口:
参道を歩く。奥社のすぐ下の左手に登山道入口がある。登山ポストもある。

登山道口から八方睨:
登山道口から急登。しばらく登ると鎖場が出てくる。尾根を時計回りに回り込むように進む。蟻の塔渡りは緊張する。最初から戸隠牧場側をトラバースするルートや、途中からガリー状を牧場側に下りて、鎖を頼りに登り返すルートなどがあるが、個人的意見としては尾根伝いに歩いたほうが安全で速いと思う。尾根の50−70センチ下に足がかりがあるので、手で尾根を確保して進めばよいと思う

八方睨から一不動避難小屋:
何度も小刻みにアップダウンを繰り返し、何気に疲れる。最後に一不動に向けて大きく下る。危険個所はない

〜二釈迦、三文殊、四普賢:
急登。尾根に出ると二釈迦。以降も尾根やピークに出るたびに三文殊などのように続く。三文殊から一旦下って登り返す。

〜五地蔵、六弥勒、七薬師:
四普賢からちょっと長い。その分、六弥勒は拍子抜けするほどすぐ近くにある。その後少し下って七薬師に向けて登る

〜八観音、九勢至:
七薬師から下って八観音へ登り返す。ここも長い。

〜十阿弥陀、高妻山山頂
しばらく水平気味に進んだ後、山頂への急登が始まる。最後半分くらいはお助けロープの連続。特に下りで重宝する。十阿弥陀からは岩ゴロを山頂に向けて進む

六弥勒から弥勒尾根経由で牧場:
斜面が湿っていたため、はじめ半分の下りで2−3度すべってこけた。後半はブナ林の中を下る比較的気持ちの良い下り
その他周辺情報 コンビニ:
信濃町ICを下りてからは何もない。高速に乗る前か途中で調達が必要

日帰り温泉:
周辺の日帰り温泉は以下のURL参照
https://togakushi.org/hotsprings/onsen_all/

戸隠神告げ温泉
私はここを利用し、戸隠そばも食べた。中社の鳥居前から奥へ進む。一番奥に立っている。登山口から数分なので便利。600円。10−20時。026-254-1156。内湯のみ。加温循環
https://togakushi-21.jp/spot/367/
奥社の参道に入る。帰りは牧場から遊歩道を歩き、写真右手からここに戻ってきた
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奥社の参道に入る。帰りは牧場から遊歩道を歩き、写真右手からここに戻ってきた
厳かな杉並み木を進む
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厳かな杉並み木を進む
奥社に参詣して登山道の急登を上がってきた。修験の雰囲気満載
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奥社に参詣して登山道の急登を上がってきた。修験の雰囲気満載
尾根を時計回りに巻くように進む
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尾根を時計回りに巻くように進む
高曇り。気象協会の山の天気では、終日快晴予報なんだけど・・
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高曇り。気象協会の山の天気では、終日快晴予報なんだけど・・
通過してきた岩壁を削って作られた道
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通過してきた岩壁を削って作られた道
ダイモンジソウ。終わりかけ
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ダイモンジソウ。終わりかけ
鎖の連続
ノコンギク
ミヤマコゴメグサ
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ミヤマコゴメグサ
手掛かり足掛かりの小石はあるが、ポコっと壁から抜けそうで、念のため鎖を握る
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手掛かり足掛かりの小石はあるが、ポコっと壁から抜けそうで、念のため鎖を握る
眼下には鏡池
ついに現わる。蟻の塔渡り
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ついに現わる。蟻の塔渡り
まず立ち上がるのに30秒くらい、最初の一歩を踏み出すのにさらに30秒くらい。自分の意思に反して体が動かない(笑)
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まず立ち上がるのに30秒くらい、最初の一歩を踏み出すのにさらに30秒くらい。自分の意思に反して体が動かない(笑)
八方覗きから後続のご年配の方を撮影。私も部分的に四つん這いで進んだ
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八方覗きから後続のご年配の方を撮影。私も部分的に四つん這いで進んだ
ご年配の方は途中で下りて、鎖を利用して斜めに進まれた。鎖が見えるとそちらに行きたくなるが、あの下りはかなり危険。写真で尾根の左下にトラバース路が見えるが、こちらも危険だと思う
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ご年配の方は途中で下りて、鎖を利用して斜めに進まれた。鎖が見えるとそちらに行きたくなるが、あの下りはかなり危険。写真で尾根の左下にトラバース路が見えるが、こちらも危険だと思う
鎖で斜めに登り返す。個人的には尾根を進む方が安全だと思う
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鎖で斜めに登り返す。個人的には尾根を進む方が安全だと思う
この八方覗きから前の写真のように蟻の塔渡りを見られる
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この八方覗きから前の写真のように蟻の塔渡りを見られる
周回する高妻山。予報が外れて高曇り
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周回する高妻山。予報が外れて高曇り
槍穂が見える
後立山の奥に剱岳(中央奥)
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後立山の奥に剱岳(中央奥)
西岳。上級者オンリーとのこと。どんな感じなんだろう
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西岳。上級者オンリーとのこと。どんな感じなんだろう
蟻の塔渡りの奥に鏡池
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蟻の塔渡りの奥に鏡池
そのすぐ左に富士山
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そのすぐ左に富士山
八方覗きから戻る若者。尾根を二足歩行。あっという間に通過。素晴らしい!
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八方覗きから戻る若者。尾根を二足歩行。あっという間に通過。素晴らしい!
登山道に咲くウメバチソウ
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登山道に咲くウメバチソウ
ハクサンボウフウっぽいけど・・?
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ハクサンボウフウっぽいけど・・?
八方覗きから10分ほどで戸隠山山頂。
八方覗きからは危険箇所なし
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八方覗きから10分ほどで戸隠山山頂。
八方覗きからは危険箇所なし
オヤマリンドウが登山道沿いに一杯咲いている
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オヤマリンドウが登山道沿いに一杯咲いている
戸隠スキー場
所々右側が切れ落ちている
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所々右側が切れ落ちている
牧場が綺麗だ
日が当たりオヤマリンドウが開き始めた
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日が当たりオヤマリンドウが開き始めた
何度も小刻みにアップダウンを繰り返し、最後に大きく下ってコルにある一不動の避難小屋の到着。ここから高妻山に登り返す
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何度も小刻みにアップダウンを繰り返し、最後に大きく下ってコルにある一不動の避難小屋の到着。ここから高妻山に登り返す
一不動、二釈迦、三文殊のように十阿弥陀まで続く
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一不動、二釈迦、三文殊のように十阿弥陀まで続く
五地蔵まできた。オヤマリンドウが添えられた花のように咲いていた
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五地蔵まできた。オヤマリンドウが添えられた花のように咲いていた
弥勒尾根の登山道と合流する
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弥勒尾根の登山道と合流する
六弥勒。五地蔵のすぐ上。ここが弥勒尾根との分岐点
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六弥勒。五地蔵のすぐ上。ここが弥勒尾根との分岐点
妙高、火打には低い雲がかかってきた
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妙高、火打には低い雲がかかってきた
七薬師から下って八観音に登り返す。帰りは七薬師へ登り返すことになる
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七薬師から下って八観音に登り返す。帰りは七薬師へ登り返すことになる
九勢至。山頂への急登が待っている。ところで勢至(せいし)って何?
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九勢至。山頂への急登が待っている。ところで勢至(せいし)って何?
いよいよ最後の登り
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いよいよ最後の登り
お助けロープを頼りにやっと十阿弥陀に到着。山頂は少し先
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お助けロープを頼りにやっと十阿弥陀に到着。山頂は少し先
北アをバックに山頂標
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北アをバックに山頂標
白馬三山
不帰の劍の左奥に剱岳
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不帰の劍の左奥に剱岳
鹿島槍の右奥に立山三山
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鹿島槍の右奥に立山三山
槍(右)から前穂(左)
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槍(右)から前穂(左)
南アルプス。快晴だったらすごい眺めだろうな
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南アルプス。快晴だったらすごい眺めだろうな
富士山もまだ見える
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富士山もまだ見える
頚城山塊の焼山が見えてきた
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頚城山塊の焼山が見えてきた
十阿弥陀の方向
中央左奥に黒部五郎岳など黒部源流の山たち
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中央左奥に黒部五郎岳など黒部源流の山たち
山頂にいた方に撮っていただきました
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山頂にいた方に撮っていただきました
妙高が雲間から現れた
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妙高が雲間から現れた
帰りは弥勒尾根を下りたが滑りやすく難儀した。中間付近にあるブナ仙人
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帰りは弥勒尾根を下りたが滑りやすく難儀した。中間付近にあるブナ仙人
本当に綺麗なブナ林
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本当に綺麗なブナ林
牧場まで下りた
牛がいたら長閑かな牧場風景だろうな
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牛がいたら長閑かな牧場風景だろうな
下ってきた弥勒尾根を振り返る。この後牧場でソフトクリームを食べた。美味しかった
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下ってきた弥勒尾根を振り返る。この後牧場でソフトクリームを食べた。美味しかった
見事なトリカブト
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見事なトリカブト
車道と並行している遊歩道を奥社まで歩き車を回収
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車道と並行している遊歩道を奥社まで歩き車を回収
何でしょう?(後記ミゾソバ)。無事に帰ってこれたことに感謝!
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何でしょう?(後記ミゾソバ)。無事に帰ってこれたことに感謝!

感想

台風の影響であてにしていた三連休の天気が良くない。気象協会の「山の天気」では戸隠、高妻あたりは木曜と金曜は快晴予報。ということで、休暇を取って金曜日に両山を周回することに

ところが出かけると雲が広がっている。青空も出かかったが、高曇りの一日だった。先週の三連休は「山の天気」をみて晴れ/曇りの予報だったので、山行を断念したのに、レコを見れば土日は快晴。絶好の登山日和をみすみす逃した。気象協会さん、2回続けて予報が外れてますよ。当てにしてるんだから頼みますよ

前から怖いもの見たさに行ってみたいと思っていた妙義山と戸隠山。今回は戸隠山の蟻の塔渡りへ出かけることにした。鎖場はどうってことはないのだが、塔渡りは短いながらも本当にインパクトがある。まず、痩せ尾根に上がり、ハイハイ状態で水平部分まで進む。そこで立とうとするが体が勝手に動かず立てない。やっとのことで立ち上がり、一歩を踏み出そうとしても意思に反して足が全く動かない。30秒くらいしてやっと一歩踏み出すと、二歩目以降は普通に足が動き出した

考えてみれば、1mほどの高さの平均台の上ですらまともに歩けないのだから、両側が切れ落ちたあの痩せ尾根をすいすいと歩けるはずがない。しかも微妙に上下してくねっている。3分の1ほどを立って歩いただけでも奇跡的(笑)

岩場に対する恐怖心はあまり無い方なんだが、3点支持ができる岩場と、手掛かりがなくバランスを取って二足歩行だけで進む塔渡りは全く別物だと改めて痛感。ビビりの本性全開状態に思わず自分でも笑ってしまった。修験者が己の心を克服するために修行に用いたのも頷ける

今度は妙義山。高山の単身赴任も年内に終えるつもり。完全引退したら、平日の空いているときに千葉から出かけることにしよう

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コメント

岩場+高妻山、いいですね
蟻の塔渡り、いつか行きたいなと思っていましたが、やはり結構怖いんですね。
ちょっと遠いので二の足を踏んでいるのですが、百名山の高妻山とセットで行けるなら、どこかのタイミングで行きたいなと思っています。
妙義山も行きたいと思いつつ行けていないので、両方行かれたら、どちらが楽しいか比較して教えて下さい。

また、高山勤務も年内で終了なんですね。
お疲れさまでした!
地の利を生かした北アルプス登山のレコ、お待ちしております。
2019/9/22 11:28
eurekapapaさん、ありがとうございます
いつになるか分かりませんが、妙義に行ったら比較レコを上げます
鎖場だけを取れば、恐らく妙義の方が面白いのだろうなと予測しています
塔渡りがあと2か所くらい出てきたら、戸隠でしょうね

地の利を生かした北ア、あと1回行けたらラッキーというところでしょうか
引退すれば夜中に車を走らせて朝早くから登る必要もないので、人も羨む余裕の日程で北アや他の山域に出かけるつもりです
2019/9/22 21:25
精神統一
ピンさんこんにちは!

高山からだと北陸道から糸魚川ですかね?それとも新穂高上高地・・・名だたる登山基地一笑に付して通過して松本からですかね。精神が鍛えられそうですね。

アプローチもさることながら、修験の塔渡り。ソロで行くとコワそうですねぇ。精神統一しないと落ちてしまいそうです。すり減っている分、慣れるまでは奥穂→ジャンダルムの馬の背より怖いんじゃないでしょうか。精神統一の日ですねこれは。

戸隠未踏で妙義も1回だけなのですが、妙義は傾斜が強いような・・・写真11の傾斜がずっと続くのが妙義、細尾根の戸隠、というイメージです。マムシとかヒルが多いのですが秋に行く場合はマムシですね。日向ぼっこしに出てくるようなのでロープと間違えて掴まないようにご注意くださいませ。
2019/9/24 17:23
Re: 精神統一
50分で着くアカンダナ、65分で着く沢渡をいつもやり過ごして松本まで行き、八ヶ岳や中ア、頚城に出かけています。相当な精神修養です(笑)

妙義のヒルには着目していましたが、マムシですか・・・
世の中で一番苦手な生き物がへび類です
あえて妙義に行くこともないかなと思い始めてしまいました
鎖もない岩稜登りをできればそれで十分かと・・・

サングラス残念でしたね。相当思い入れのある代物だったんですね
高速代、ガソリン代、時間、体力などなど、新調した方が安上がりですもんね
トムさんもコメントしていましたが、サングラスも感謝していることでしょう
2019/9/26 20:12
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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