ピリカベツ川・ヘドロの先に幻の大滝を見た！とでも思わないとやってられないドゥルドゥル

2012年06月30日(土) [日帰り]

• GPS: 09:00
• 距離: 8.4km
• 登り: 769m
• 下り: 752m

コースタイム

07:00　岩尾別温泉・ホテル地の涯前駐車場　駐車
07:20　ピリカベツ川入渓点

15:00　羅臼岳登山道・弥三吉水
16:00　岩尾別登山口　

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

ヘドロみたいな苔が死ぬほど生えてて滑ります。
ラバーソールはもちろん、フェルトでも余裕で滑る。
キックステップよろしく、足でゴシゴシこすって岩肌出すと
それなりフリクション回復しますがめんどくせえ

写真

7/1 22:13

驚くべきことに今回は一人ではないです。高等遊民こと助六さんが金と暇を持って渡道されたため、今回はツーマンセルで行く。帰り運転してもらうので既にほろよいですヤッター！

7/1 22:13

岩尾別温泉に車を置き、岩尾別川をウトロ方面へ下る。出合いが見えたらそこがピリカベツ川、旧名ソウシペッ川。アイヌ語で「きれいな川」「滝の多い川」とのこと。界隈で今、かなりキてる川です。

7/1 22:13

スタート直後の堰堤がいきなり腰の深さのため、テンションが下が……いや上がった！上がったー！（体温は下がった

7/1 22:13

30分ほど河原歩きが続き愚痴も漏れ始めた頃、遂に現れる四段の滑滝。チドリ・フット・ムーブで越える。

7/1 22:13

しい☆たけ（多分（持って帰って今日の昼BBQでいただきました。なんか酸っぱかった

7/1 22:13

日も高くなり、渓に光が差し込む……美しいぜ！だがよく見るとヘドロのようなドゥルドゥルが全面を覆っている。滑る。そして屁のにおい。またかよ！
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-199251.html

7/1 22:13

今回は助六さんが写真を撮ってくれるため、不必要に大胆な動きでシャッターチャンスを提供する俺。普段山に行く友達がいない反動でテンションはMAXです。

7/1 22:13

「おい」と後ろから声がかかり、振り返ると「フキ（ニヤッ」（何故このタイミングでこのシチュでこのドヤ顔……？）と戸惑いつつ写真を撮る

7/1 22:13

釜が深いので泳いでへつって正面突破を試みるも、ホールド無くかつドゥルドゥルでつらい

7/1 22:13

この！木の棒でッ！つっかえ棒みたいな感じにしてやるゥ──ッ！と思いましたが、ひっかからないどころか溺れそうになったのでやめました

7/1 22:13

滝が現れ（だめだ巻こう）と思った直後、後ろから「シャ・ワ・ア、シャ・ワ・ア」というシャワークライミングコールが入ったため直登。途中まで登った先がパーム＋ドゥルドゥルというコンボ決まって終わったので、お助け紐で救助してもらいました

7/1 22:13

硫黄が溜まっている……若干冷泉も湧いているもよう。魚影がないのはそのためか。岩尾別川界隈は基本硫黄入ってる死の川と認識

7/1 22:13

2段20mぐらいの滝が出て詰んだため、左のザレを巻く。流心からなにから全部ドゥルドゥルに覆われているために、全体的に嫌な感じに難度が上がっている。タワシが欲しい。

7/1 22:13

ザレ巻いたらホールド無しの軟斜面で、今度は助六さん詰んだ。別に山菜取ろうと思ってたわけではないですが何故か俺山菜掘りナイフを持ってたので、バイル代わりに登ってロープ出す。いいですねこういう助け合い！

7/1 22:13

雪渓の先にまたでかい滝が。細い函から濁流が噴き出している。

7/1 22:13

函滝は無理なので左の枯れ滝から巻く。今回登ってて一番楽しかったのがここ。水何年も流れてないのか、ドゥルドゥルがないため、フリクションがビッキビキに効く。そうだよこういう爽快感が欲しかったんだよ俺は！

7/1 22:13

傾斜がきつくなり小滝の果てにまた大滝が。今回一番の大物。右から巻く。カムとかハーケンとか持ってきて挑戦してみたい

7/1 22:13

記念撮影。下のほう柱状節理っぽいというか、四角いブロック積み上げたような風になっててすげーいい。棄てられた古代遺跡の水路のような趣。

7/1 22:13

滝から振り返れば知床五湖が。高架木道まで見える。

7/1 22:13

巻いた上には鹿道が。ありがたくトレース泥棒。

7/1 22:13

沢に戻る。もう源頭が近いのか、空は開け気持ちのよい風景。樋状になった流れを更に詰める。最高。

7/1 22:13

途中ドゥルドゥルの元凶と思われる冷泉噴出口が。硫黄臭漂う中、ゴーストバスターズで見たことある藻というか粘菌というか的なものが生えている。

7/1 22:13

ゴールが見えた。あれが幻の大滝……！（矢印

7/1 22:13

のはずが間違って隣の俣を詰め上がる。こっちはこっちできれい。ラワン蕗に隠された岩の秘裂の先に

7/1 22:13

大河最初の一滴が！一滴っていうかおもっくそ噴き出てるけど！冷たくておいしい！

7/1 22:13

これまでドゥルドゥルでほとんど生えていなかった苔類が、ここ最源頭ではもうフッカフッカに生えている。水流でボヨンボヨン動いて生きているかのよう。つかここにはドゥルドゥルがない。楽園です

7/1 22:13

最後の大滝を見に行く。岩盤の樋から勢い良く直瀑キメている

7/1 22:13

滝に飛び込み「撮れ！俺を撮れ！」とテンションが振りきれた助六さん。

7/1 22:13

同様に俺。

7/1 22:13

ひとしきり浮かれたところで、登るのはあれなので右を巻く。画像、落ちる滝の向こうに見える尾根越えて藪こぎ、羅臼岳登山道へ出て下山。

撮影機器：

サイバーショット DSC-TX5 SONY

EXILIM G EX-G1 カシオ

感想

___

ピリカベツ川……4/119本目

知床の沢一覧
http://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-29241.html

コメント

kosakunin

貴様らｗｗｗ
なｗｗｗかｗｗｗよｗｗｗしｗｗｗかｗｗｗ

rae_u6

ともだち
1人より2人の方がさみしくないよねw

___

2
人だとやれること一気に広がりますよね、マジいいと思いましたよ今回。
ショルダー、ビレイ、お助け紐、誹謗中傷煽り。
さらに3人だと、1人なんかなっても2人いれば助けられる可能性超高い。
4人は多い

Obake

すげー楽しそう
すけろくさんのフキがかわいいw