大池地獄谷 / 温泉リバーを右往左往
- GPS
- 04:50
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 570m
- 下り
- 572m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
地獄谷:高巻きやへつり、急斜面の登降などデンジャラスな場所多し 西尾根:急坂の下りと道迷いさえ気を付けていれば問題なし |
写真
感想
夫婦で休みが取れたのでどこか歩きに行こうという話になる。しかしひるねは晩から会議で休日出勤らしく、あまり遠くなくてCTも短めの場所ということで、裏六甲の名渓、大池地獄谷に行くことに。
連休明けの道路は混雑しており、中環と堺線で渋滞に巻き込まれ、予定よりだいぶ遅れて唐櫃(からと)へ到着。
石楠花谷入口付近に2〜3台の駐車スペースがあり、そこに車を置いて出発。神港学園のグラウンドへ向かって降りて行き、階段を下ってフェンスの間の狭い通路をくぐり抜け、阪神高速北神戸線の高架の下をくぐると大池地獄谷へと入っていく。案内板に「登山道水没のため通行不可」みたいなことが書いてありひるね大慌て。大丈夫、迂回路があることは調査済みっすよ。
沢を渡ってしばらく登ると西尾根との分岐が現れる。さらに進んでいくと再び沢と合流する。温泉の成分が流れ込んでいるのだろうか、沢からは硫黄の臭いが立ち上り、岩は赤茶色に変色している。どうやら昭和初期までは炭酸泉が湧出していたらしく、その名残なのだろうか、この先も何ヵ所かで赤茶けた岩と硫黄臭に出くわした。
さて沢の向こうにドド〜ンと巨大な構造物が見えてきたらそれが「泣き顔ダム」とも呼ばれているらしい水晶谷第4砂防堰堤である。地獄谷と水晶谷、呼び方ひとつでえらい印象の変わるものだ。この堰堤は右岸に渡渉して高巻くのだが、堰堤を越えて階段を下りていくと、その先の道がない。おおう、ここが噂の水没箇所か。確かにこれは通れない!
どこかに迂回路があるはずだと少し戻ると、堰堤のすぐ脇にさらに高巻く道がある。急ごしらえでルートを作ったのだろう、若干無理やりな感じの道を登って行くと、ちょっと見晴らしのいい高所に出る。そこからが大変。足元のボロボロ崩れる崖みたいな急斜面をトラロープや立ち木を掴みながら下りなければならない。ロープがなければここがルートとは思わないだろう。本日一番の難所だった。
やっとの思いで第4堰堤の高巻きを突破し、右へ左へと渡渉を繰り返しながら沢を詰めていく。澄んだ水の美しい場所が続いてやっぱこうでなくっちゃと思っていたらまた赤茶色と硫黄臭が呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ〜ンしてまったく油断ならない。
地獄大滝は下から眺めて写真を撮るのを楽しみにしていたのだが、どうやら分岐をスルーしたらしく、気付けば滝上部に来てしまっていた。残念極まる。
そこからも幾度となく渡渉を繰り返し、割と度胸のいる岩場のへつりなんかを突破して沢沿いの道を登って行く。また大きな堰堤があると思ったら、堰堤の上ではまたもや登山道が水没していた。またもや無理やり感の漂う迂回路を登って行く。木製階段の急登を登り切ると見晴らしの良い涼やかな風の渡る尾根道に出た。少し行くと整備された下りとワイルドな登りに分岐し、ここは登り一択でしょう!と尾根をガンガン登って行くとノースロードに出た。ショートカット道だったようだ。
ノースロードから舗装路に出てしばらく進み、12:15ダイヤモンドポイントに到着する。なかなかの展望。本来ならここで昼メシといきたかったのだが、休憩適地の割にベンチ等が見当たらない。なのでもうちょっと先に行ってみようということに。(結局ベンチは本日のコース中では地獄谷の入口に1ヶ所にしかなかった)
ダイヤモンドポイントから10分ほどで水晶山(715m)に到着。ちょうどいい感じに腰を下ろせそうな岩が2、3ヶあったので、ここでお昼にする。今日の昼メシは西宮名塩SAで購入したタコむす。タコめしのおむすびにタコ焼きが乗っているというもので、なかなか美味い。山の中で食うのでさらに美味い。
そこからは西尾根を下って行く。ところどころ分岐があるが、尾根筋を辿るように進んでいけば迷う事はない。少しずつ大池の町と高速の高架が近づいてきて、沢の音が近くなってきたと思ったら朝に通った分岐に合流した。
帰りはそこから車で10分くらいの場所にある鹿之子温泉からとの湯の立ち寄って汗を流して帰る。
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