富士山 五合目から【動画有】


- GPS
- 13:02
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,507m
- 下り
- 1,501m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
五合目広場→山頂 ○ 通常は吉田ルート→山頂→須走ルートですが6月30日は須走ルートが残雪で使えないため吉田ルートのピストンになりました。 ○ 広場のトイレは昨年に比べて内部が改築されており自動ドアに変更されています。売店の営業時間は4,5,6月 09:00〜17:00 7,8月 07:00〜18:00 9,10,11月 09:00〜17:00 とHPにありました。 ○ 携帯電話は山頂まで通話可能です。 山道危険箇所の詳細は山梨県警HP下記リンク 富士山危険箇所を御覧ください http://www.pref.yamanashi.jp/police/sangaku/documents/natuyamajoho.pdf |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
29日金曜日の午後十一時過ぎ、中央高速相模湖を河口湖インターに向けて車を走らせていた。
月末という事もあって週中から思ったように睡眠が摂れず、前夜は早めに帰宅して少しでも仮眠を取る予定だったのだがそういう時に限って駆け込みの仕事が入ったりするもの。
結局、軽くシャワーを浴びた後うどんを一杯すすってそのまま出掛けることにしたのだが談合坂を過ぎた頃、暗闇の中でボンネットを流れてゆく単調な白線を見ていると怒涛のような睡魔に襲われている事に気が付き、たまらず待避所に寄せてシートを倒すとそのまま昏々と眠りについた。
ふっと目が覚めたのは夜も白々と明け始めた四時頃、前日の予定では今頃は富士山頂より雲海から浮かび上がる御来光を拝ませていただく事になっていたのだがこうなっては仕方が無い、このまま富士山頂を目指すかもしくは今日は諦めて長野へ行って丸山か蓼科山に行くか、それとも帰るかの選択を迫られたのだが富士山は今日を逃すと明日から山開き、八月末までの週末停滞には昨年懲りているのでやっぱりこのまま冨士へ向かうことにした。
am6:32 スバルライン五合目駐車場は予想通りガラガラ、車を停めると直ぐに吉田登山口に向かって出発した。 すっかり日が昇ってしまった白昼の入山は初めてだ。
am7:56 花小屋で手洗いを借りようと思ったのだがポンプが故障していて月曜日まで使えないとの事だったのでその上の日の出館に上がった。チップ二百円也。
am11:18 白雲荘3200m地点、標高が高くなるに連れて酸素が薄くなってきたためか再び睡魔に襲われ体が重く感じ、目を開けていても認識出来ていない様子。
以前より高山病を患ったことは無いので恐らく寝不足からの疲労も重なっているのだと思う。
小屋の石段でザックを枕に二時間寝て起きてみると先程までの気だるさは消えていた。
pm13:08 九合目鳥居 3600mm 去年とは違い八合目より頂上までは残雪で須走りルート側は10cm程の積雪で覆われていて担ぎ上げたスキーやスノーボードで時折滑降しているのが見えた。(動画参照)
五合目からTシャツ一枚で雪面を吹き上げてくる気持ちの良いヒヤッした風を感じて登ってきたがこの辺から少し寒く感じられるようになった。
pm13:37 (久須志神社3725m)より登頂。
取り合えず四つ持って来たオニギリの内、‘おかか’と‘高菜’の二つを食べた。
山頂の山小屋も営業していると思っていたのだが予想に反してブリキの戸板で閉鎖されていたため飲み水に困る。
小屋は恐らく山開き以降も暫くの間は閉まったままだろう。
前の長椅子で10名程が寝ている。北側の成就岳まで上がって火口を覗き込むと火口の中に向かって降りたスキーのトレース跡があった。
後から一人が小屋側から上がってきたので御互い記念写真を撮り合って早々に下山を始める。
pm16:30 日も傾いた八合目でついに今年のツアー登山の大群第一波に出会ってしまった。
しかも登山ガイドが山道の真ん中で休憩させていたため左に交わすと擦れ違ったタイミングで三十歳前後のガイドが若いガイドに「此処ぐらいから気持ち悪いとか頭が痛いとか言うヤツがボロボロ出てくるからな」と直ぐ後ろに御客がいるにもかかわらず耳打ちしているのが聞こえた。
「こんな奴らにはタダでも着いて行きたくはないなっ!」。そう思いながら抜けようとした所、ブーツの底が滑って右足首が岩盤の間に挟まって挫いてしまった。
上体を起こして岩に座りその場にうずくまっていると大学生くらいと思わしき数名の女性の一人が「大丈夫ですか?」と気使って声を掛けてくれたのだがこんな時は本音を言ったところでどうなる事でもない。
「大丈夫ですから。。」と答えて暫く傷み穏やかになるのを待ち恐る恐る再び下山開始、幸い思ったよりも痛みは少なかったのだが変則歩行を余儀なくされたため駐車場に戻った時間はすっかり辺りが暗くなった午後七時半だった。
【関連動画】
http://www.youtube.com/watch?v=m_7oUvABYD8
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する