祝瓶山〜大朝日岳〜以東岳 縦走往復?
- GPS
- 21:59
- 距離
- 50.5km
- 登り
- 4,690m
- 下り
- 4,685m
コースタイム
- 山行
- 8:29
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 9:01
- 山行
- 12:21
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 12:55
天候 | 1日目:快晴 2日目:晴れのち曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
祝瓶山の東側尾根:急登、岩登り。下りで使うのは不向き。 北大玉山〜大玉山:滑落の危険がある荒れ気味の道が長距離続く。尾根道に見えるがトラバース的。また大玉山直下は急登。 その他:よく整備されており特に危険か所なし。 |
写真
感想
数年前に行った秋の飯豊が忘れられず、再び秋の東北を来訪。
来るからには縦走したかったのですが、公共交通機関にせよタクシーにせよ時間の制約が大きく予定変更に対応できないので、あきらめて縦走路の往復としました。
仕事が終わってから出発、高速のPAで仮眠後、7:30頃に祝瓶山荘に到着。市街から山荘までは予想以上の難路。路面の荒れはゆっくり走れば車が傷つく程度で済みますが、崖沿いのくねくね狭路には山に入る前から滑落の心配をさせられました。あとで聞いたところによると一見さんがのこのこ来るような登山口ではないそうです・・・。
ともあれ無事到着したので気を取り直してまずは祝瓶山へ。つり橋を渡り濃い緑の中の道を進みます。道は明瞭ですが足元はそれほど良くありません。いくつか渡渉のあと大朝日との分岐があり祝瓶方向へ進みます。湿っぽさからは解放され本格的な登りになります。山頂に近づくにつれて険しくなり、砂礫地を這い登るようなか所も出てきます。下りで使わなくて良かったと思いました。特に天気が悪かったら危険なルートになりそうです。
山頂は360度の眺望でした。来た道、行く道がくっきり見えるのが面白い。ただ行く道は見えないほうが精神衛生上はよいかも・・・。ここまで700m上げたのに、400m下り、10kmかけて900m上げるわけで。実際大玉山までの登り返しはボディーブローでした。
大玉山〜北大玉山は他の区間とは危険性の度合いが明らかに違うと感じました。手持ちの山と高原地図では危険マークもついていませんが気持ちの準備をしたほうがよいです。今回復路は雨だったこともあり神経を使いました。
北大玉山以降は危険性はほぼなくなり体力勝負です。ただ遠くに見えても歩いているとほどなく着いてしまうのが不思議です。標高差がないからでしょうね。
紅葉は平岩山付近から顕著に色付いていました。全面真っ赤ではないけれど十分紅葉を楽しめます。
予定より早く大朝日岳に着いたので宿泊は竜門小屋まで行きました。空いていたのでのんびり過ごし19時前には横になってしまいました。気温は明け方でも高く、春秋用のシュラフでは暑いくらいでした。
翌朝は晴れ半分雲半分の空模様でした。懸念したよりは良かったということで本日中の下山を視野に入れた行程とします。まずはほぼ空身で以東岳を目指します。相変わらず道はよく思った以上にハイペースで進めます。荷物が軽いのも大きい。狐穴小屋を経て3時間ほどで以東岳に着きました。こちらの山頂も景色が良かったです。眼前に以東小屋、眼下に大鳥池という構図が箱庭のようでした。そして振り返るとはるか遠くに大朝日岳。やや残念なことに気持ちは大朝日岳の向こう側の下山路に飛んでしまいます。
結果的に大朝日岳へは13:20に着いたのでそのまま下山することにしました。北大玉山までは順調だったのですが・・・その後道が悪く懸念していた大玉山〜北大玉山間で雨が降り出してしまいペースダウン、雨具のために汗濡れ、靴にも浸水して18時前にやっとの思いで祝瓶山荘に着きました。
まあでも初日の快晴っぷりは見事だったし全体的には期待以上の経験ができたように思います。
余談ながら愛用してきたGOROのブーティエルは降りだして10分と持たずに靴下がじっとり。5年間で1500kmくらいは歩いただろうか。防水性って直せるのかなあ?
コメント
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こんにちは。
たぶん金玉水でお話させて頂いた者です。
お話しさせて頂いた通りの竜門泊まり、かつ1泊2日での祝瓶〜以東往復、頭が下がります。
こちらは自宅がわりと朝日に近いため、また次登ればで、いつも分割登山ばかりです。
レポに書かれていますが、大玉山付近の歩きにくい点、同感です。あの区間がもう少し整備されればよいのですが。もしかしたら、地元の山岳会さんの狭間のエリアなのかもしれません。
それはさておき、ロングコースお疲れ様でした。
こんにちは。
こちらでもお話しできるとは奇遇です。金玉水ではお世話になりました。竜門小屋までの時間の目安を教えていただけたので、あの後不安なく歩けました。初めての山だと時間が読めないのでとてもありがたかったです。
大玉山付近の道は他区間との落差が大きいですね・・・。数か所ロープを張ってくれるだけでもだいぶ楽になるのに、と歩いていて思いました。
ともあれ今回の朝日岳は天気にも恵まれ良い山行になったように思います。お疲れさまでした!
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