大朝日岳〜古寺鉱泉〜ヒメサユリロードとY字雪渓
meiken
- GPS
- 11:20
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,626m
- 下り
- 1,627m
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7：10 一服清水
8：40 古寺山山頂
9：40 小朝日岳山頂
10：10 熊越
11：10 銀玉水
11：50 避難小屋
12：15 大朝日岳山頂
12：45 下山開始
14：30 古寺山山頂
15：40 ハナヌキ峰分岐
16：40 登山口
| 天候 | 曇りときどき晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
（簡易トイレ二基あります。） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
古寺鉱泉〜ハナヌキ峰分岐 歩きやすい緩やかな登山道。泥濘個所は木の枝・木株などを置いて歩きやすくしている。 杉・ヒノキ・ヒメコマツ・ブナ・ナラなどの巨樹が多い。苦しくなった頃に一服清水の水場があるのでありがたい。 ハナヌキ峰分岐〜古寺山 急途が多く崩落個所も何箇所かあり、段差をよじのぼる感じ。展望開けてくると楽しい。 古寺山〜小朝日岳 一旦下りて樹林帯に入り展望地に出て分岐で残雪個所あるが問題なし。 また砂礫の急登を登る。 小朝日岳〜大朝日岳 熊越えまで急斜面を一気に下りる。 見晴らしのよい尾根道に出ると小朝日岳の断崖を見返してみたり�校�谷を見下ろしてみたり 何よりも目の前に見える大朝日のY字雪渓が素晴らしい。ヒメサユリロードが続く。 森林限界を超え朝日縦走ルートや遠くに障子岳、さらに奥に月山を展望できる。 銀玉水ではシナノキンバイが開花し、冷たい清水がとても美味しい。 急登な雪渓を超え尾根道に出るとヒナウスユキソウの広がる心地よい草原とお花畑が広がる。 （雪渓は雪が廃れてきたのでアイゼンなしで歩けました。7/8時点） 大朝日岳では大展望地。この日は雲が多くガスが出ては雲がくれになったりで遠望は叶わなかった。 帰りは熊越分岐〜小朝日岳のトラバースを通ったが、問題なく歩けた。 温泉は大井沢温泉ゆったり館。￥300 とろりとした温泉がなかなか快適です。 |
写真
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「大朝日に行くともっとヒメサユリあるよ」
とおっしゃるので行く事にしました。
ハクサンシャクナゲが葉っぱの陰に隠れていた。
大きな洞に花を飾りたくなるな〜。
沢水の音も近くになってきた。
もうすぐ古寺鉱泉。
感想
大朝日岳に続くヒメサユリロード。
どうしてもその風景を見たくてずっとそのチャンスを待ってた。
花の時期は6月下旬から7月上旬まで。こちらの都合と天気がマッチする日が来なくて半ばあきらめかけていた。
前日の大雨。しかし、翌日は警報注意報もない穏やかな小雨と曇り。天気は快方に向かう。
ヒメサユリに出会える最後のチャンス！月曜日は仕事なので日帰りで行こう！
日帰りするなら朝5：00に登山口、と予めmokkedanoさんに聞いていたのでいざ実践！
当日朝、5：10に古寺鉱泉の登山口。
食欲なくて無理やりおにぎりを朝ごはんに食べあれこれ用意して準備して…出発したのは5：30でした。(>_<)
温泉旅館の裏を登り巨樹の連なる樹林帯を歩くと湿度が高くて汗が噴き出す。
緩い登りのはずなのにどうしてこんなに苦しいんだろうと思っていると一服清水が見えてきた。
喉をうるおして向かいの景色はガスが覆いちらほらと濃い緑の樹肌が見えるのみ。
お花にはほとんど出会えず単調な登りが続くとハナヌキ峰分岐。ここから急登。
覚悟していたがやはり苦しい…この時点で5人の方に追い越され、もはや日帰り大朝日は無理だと諦めてきた。
ミツバオウレン、イワカガミなどのお花たちが現れてくるとそれなりに気持ちも変わる。
展望も開けてきたものの周囲はガスに隠れて朦朧としていたが
時折見せる谷筋の残雪がそこにある大きな山の存在を捉えられる。
下りてきた女性二人が「ヒメサユリきれいですよ〜」と声かけてくれたので一気にテンションアップ！ヒメサユリ〜(^O^)／
この方たちは古寺山で折り返しだそうだが私は昨年行った小朝日岳までは何とか行こうと決めた。
ヒメサユリがちらほらと見えてくると嬉しくていろんな角度から写写写！！！
こっちにもあっちにもヒメサユリ。今日はヒメサユリが主役他のお花には悪いけど素通りさせてもらおう！
なのに、ヒメサユリだけに留まらずやっぱり目に入るいろんなお花たちを撮ってしまいました。(^^ゞ
古寺山山頂で、山小屋関係者の方が荷物の引き渡しに待っていらっしゃって
「ヒメサユリなら大朝日岳の方がいっぱいある、こんなものじゃないよ」と伺った。
ここで私のヒメサユリ見たいテンションがヒートアップ！大朝日岳に行こう。
古寺山がルートの半分だからあと3時間かけて大朝日まで歩いて行こう。
昨年の秋に見た小朝日岳〜のルートを今回は歩こう。
急登を喘いで登り小朝日岳頂上はそのまま素通りし、そして急登を下り熊越へ。
せっかく登ったのにまた下るなんて高度を稼いだのに勿体ないと思うところだが
それは熊越に下った地点で愚鈍な考えだとわかった。
小朝日岳の急峻な断崖絶壁と真下に広がる�校�谷に残る氷河のような残雪。
山奥のそのさらに奥深くにしか見られない景色。ここまで来て良かったと思う。
でもさらに感動的だったのがヒメサユリロード。
登山者を優しい色で優しく俯き姿勢で迎えるその姿がなんとも言えず、
さらに開花してきたニッコウキスゲの黄色とオオバギボウシの白が彩りを添えて素晴らしい風景を作り出していた。
きっとこの時期のここの場所にしか見られない一瞬をしっかりと目に焼き付ける。
ヒメサユリロードはどこまでも続き、合間合間にシロバナクモマニガナ、ミヤマクルマバナ、アカモノ、ウラジロヨウラク、アザミ、マルバシモツケなどが見え
朝日の雄大な山容と稜線と雪渓と雪解けと沢の音、そしてホトトギス、ツツドリ、ビンズイやイワヒバリなどの鳥たちの囀りがさら美しい風景に音の効果を添える。
銀玉水はとても美味しい。
ここでシナノキンバイを初めて山で見た。蕾がほとんどだったのでこれから開花すると見栄えするに違いない。
雪渓をおどおどしながら渡り（アイゼンなしで何とか歩けた）山小屋目指して歩いて行くのみ。
気持ちよさそうな草原を見ながら中岳からの稜線を辿り、さらにその遠くへのルートを展望する。
あいにくガスがかかったり晴れたりでなかなか朝日連峰を全周囲眺望するところまではいかなかったが
垣間見えた稜線とその先は新たな目標と希望を抱かせる。
山小屋の親父さん、親切な方でお花の咲き具合を教えていただいたり、
そのうちこの周辺はフウロとナデシコが満開になるよと言っていただき
またまた私の意欲に拍車をかけていただいてしまいました。ありがとう<(_ _)>
小屋の周辺にウズラバハクサンチドリがあるよと教えていただいたのに
食べたり飲んだりして体力回復をしている間に、見るのも撮るのも忘れてしまいました…(>_<)
山頂では銀玉水ですれ違った若者二人がトレイルランニングの合い間にくつろいでいた。
7月下旬には富士山トレランに参加するとのこと。頑張ってください。
ヒナウスユキソウの咲くなだらかな斜面に続く視線の先に…縦走ルートがいくつも浮かんでくる。
何人かのパーティが山小屋泊のようで結構シニアの方々が多い。
ここに来るまで自分の足で奥へ奥へと歩き続けなければならない。皆様の体力に感服します。
帰路はただただヒメサユリ達にお別れを告げ、悲しく後ろ髪引かれる思いで下るのみ。
古寺山から吸い込まれるように樹林帯に戻って行き
ブナ林の明るい緑に入ったかと思うと薄暗くなりまた日が射して日の長さに有り難さを感じ
ひたすら古寺鉱泉までの長い長い道のりを戻って行きました。
ヒメサユリに会えただけでなく、山で出会った、すれ違った人たちとの簡単な挨拶や一言二言に有り難さを感じ、笑いあい、頑張って気をつけてと簡素な言葉で勇気づけられた山行でした。行って戻れた事に本当に感謝します。
今度朝日に行く時は山小屋泊まり、ゆっくりと山の時間を過ごそうと思います。
朝日のモルゲンロート、アーベントロート機会があれば是非見て見たい。
※写真は1000枚以上に及びました。
厳選するのに2日かかりレコをアップするのに3日を要しました。
ヒメサユリが主役なので紹介できなかった花たち、泣く泣く割愛しました。<(_ _)>
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POYON_AKIRA さん
やりましたね、大朝日のヒメサユリ
長い長い一日、おつかれさまでした。
すごいです
満開のヒメサユリと素晴らしい根性に乾杯
大朝日登頂おめでとうございます。
それよりもヒメサユリのピークに朝日主稜線を歩けたことの方が喜びが大きいでしょうか？
こんなに咲き誇っているのは初めて見ました。日頃の行いが良くないせいか、いつも咲き始めか終わりかけになってしまうので
写真1000枚ってすごい数ですね
その中から厳選された画像からmeikenさんの喜び様や充実感が伝わってくるようです。
何度もじっくり拝見させてもらいますね
来年のヒメサユリは、ぜひ以東岳日帰りでお楽しみください
大朝日岳への日帰り登山、お疲れ様でした
ヒメサユリロード堪能できて良かったですね
銀玉水の水の美味しさは、格別ですよね。
ちょうど１年前、同じコースを大朝日小屋泊りで行ったときのことが思い出されます。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-121019.html
それを日帰りで…
meikenさんの健脚ぶり、恐れ入ります。大したもんだ
この距離を日帰りするなんて、ほんとすごいです〜！
私だったらどこで折り返しているかな〜
ヒメサユリ、ほんと綺麗ですね
このぐらいアップしても、まだまだ足りないぐらいではないですか？
厳選する辛さ…分かりますわ
※Spring風って…(笑)
大朝日のヒメサユリ。ずっと夢見ていました。
7月に入ってとりつかれたように…
実現するのは
根性というのか人によっては“真面目”というのか“一途”というのか“執念”というのか“危ない人”というのか
いつも来年はない！という気持ちで山に行っているのに
山頂立つと来年はまた来たいになるんですよね
花見たさにそこまでするか！？
もう“山バカ”の粋ですね
月山に続いて大朝日岳にもmokkedanoさんを巻き込もうかと思いましたが
若い輩をのろまな亀につきあわせてはあまりにも罪だという天の声に従い単独行になりました。（笑）
小朝日岳下りて熊越分岐からの歩きがとても楽しかったです。
主稜線と枝線を目で追いながら指でつつつーっとなぞって歩きたいルートが増えました。
写真を選ぶのは大変な作業です
何でも撮ってしまう私も馬鹿なんですけど
来年？
“日帰りで 行こうよ行ける 以東岳
ヒメサユリと共に 我も歩かん♪”（笑）
まさに晴天の大朝日を楽しまれたのですね
日の出も日没も素敵ですね〜
山時間を少しでも長く楽しみたいので今度は山小屋泊まりを目指します。
健脚というより、根性だけなんです。ただ馬鹿なだけです
大朝日岳に着くまで丸一日かかるような…
それだけお花の誘惑と絶景が多いんですよ
心を鬼にして山屋になるか花屋でいるかのつらい選択です
ヒメサユリとニッコウキスゲとオオバギボウシのセットと雪渓というまさに絵にかいたような風景を
Springさんのカメラワークで撮ってほしいなぁ
※Spring風は…Spring風ですよ…（笑）
ヒメサユリにＹ字雪渓。尾根道も他の花々もお見事ですね。
長かった山旅と1000枚にわたる写真の厳選、大変お疲れ様でした。
こんなに贅沢な眺望があれば、クロワッサンは不要ですね。
それと、meiken さんは逆境に強い女性ですよ。
大朝日のヒメサユリロードを歩けたのでしばらく満足感に浸り今は脱力感です
梅雨時なのでお天気安定しなくて出かけられないのもありますが、そろそろ次の目標に行きたいな…
山靴もぼろぼろになってしまい、足が痛くなってきたのでバーゲンで新しい靴購入してデビュー待ちです
（それがめちゃ派手派手系なのに足にぴったり履き心地が良くて見た目より履き心地優先しました）
靴デビューのために山に行かなくては
yamaya７さんのロング＆コラボ or 家族deトレッキング 楽しみにしています
ヒメサユリがこんなに咲いているとはビックリです
大朝日は紅葉しか頭にありませんでした、、、
来年同じ時期に登ってみたいです
梅雨時期だけに天気が読めませんね〜
写真とても癒されました
ponsukeさんなら難なく朝日に行けると思います。
ヒメサユリのシーズンは梅雨時なので天気とにらめっこしながらチャンスを伺う状態ですね
これからも花のシーズンなので稜線上の高山植物見ごたえあると思いますよ。
山は奥深くてほんの小さな窓を垣間見たにすぎません。
もっともっと美しくてきれいな景色があるんでしょうね。
自分の体の状態と気力次第ですが、朝日の山々を歩き続けます
ponsukeさんのレコも楽しみにしております
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