駐車した岩屋谷橋から岩屋谷を見下ろす。護岸で固められ,水量も少なく,大丈夫かいなと不安になる見た目だが,上流に行けばちゃんと水が出てくるのでご安心を。
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10/5 5:56
駐車した岩屋谷橋から岩屋谷を見下ろす。護岸で固められ,水量も少なく,大丈夫かいなと不安になる見た目だが,上流に行けばちゃんと水が出てくるのでご安心を。
左岸沿いの林道を進み,林道終点から踏み跡を辿って沢床に降り立つ。強雨による増水で敗退した3年前に比べて,水量は見違えるほど少ない。これならいけそうだ。
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10/5 6:11
左岸沿いの林道を進み,林道終点から踏み跡を辿って沢床に降り立つ。強雨による増水で敗退した3年前に比べて,水量は見違えるほど少ない。これならいけそうだ。
最初の滝。左岸から簡単に越えていく。
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10/5 6:22
最初の滝。左岸から簡単に越えていく。
この谷の岩はいちいちやたらと大きい。それがたくさん谷底につっかえて複雑な迷路を作っている感じで,ちょっとしたところでも通行に時間がかかることが多い。
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10/5 6:26
この谷の岩はいちいちやたらと大きい。それがたくさん谷底につっかえて複雑な迷路を作っている感じで,ちょっとしたところでも通行に時間がかかることが多い。
しばらく進むと,第一の核心の5m斜滝。前回は左岸側のバンドをへつって越えたのだが,スタンスが外傾しているうえにぬめって神経をすり減らされる感じで,二度とやりたくないと思った記憶があったため,今回は左岸から巻いてみることに。まあ,別ルートの研究ということで…(言い訳)。
※なお、釜を泳いで滝に取り付けないかも試してみましたが、側壁がつるつるなうえ足も立たず、水流に押し流されて取り付けませんでした。
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10/5 6:47
しばらく進むと,第一の核心の5m斜滝。前回は左岸側のバンドをへつって越えたのだが,スタンスが外傾しているうえにぬめって神経をすり減らされる感じで,二度とやりたくないと思った記憶があったため,今回は左岸から巻いてみることに。まあ,別ルートの研究ということで…(言い訳)。
※なお、釜を泳いで滝に取り付けないかも試してみましたが、側壁がつるつるなうえ足も立たず、水流に押し流されて取り付けませんでした。
少し戻ったところにあるガレた枝沢の左壁をよじ登り,高巻き開始(写真が取りつき部分。古いトラロープあり。)。しかしこの巻きも,かなりの急斜面のうえルート取りがわかりにくく,結構大変。というか,落ちた場合のダメージはさっきの滝のへつりよりこっちのほうが確実にでかいだろう。これでルートが合ってるのか疑念にさいなまれると思いますが,とにかく高いところを目指して左上すれば安定したところに出られるので頑張ってください。
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10/5 7:08
少し戻ったところにあるガレた枝沢の左壁をよじ登り,高巻き開始(写真が取りつき部分。古いトラロープあり。)。しかしこの巻きも,かなりの急斜面のうえルート取りがわかりにくく,結構大変。というか,落ちた場合のダメージはさっきの滝のへつりよりこっちのほうが確実にでかいだろう。これでルートが合ってるのか疑念にさいなまれると思いますが,とにかく高いところを目指して左上すれば安定したところに出られるので頑張ってください。
安定した斜面に出てから上流方向に向かって巻いていくと,谷に降りるルンゼがあるので,そこから谷に復帰。こちらもかなり急斜面ですが,懸垂なしで降りられます。
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10/5 7:30
安定した斜面に出てから上流方向に向かって巻いていくと,谷に降りるルンゼがあるので,そこから谷に復帰。こちらもかなり急斜面ですが,懸垂なしで降りられます。
これは無理。右岸を巻く。
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10/5 7:44
これは無理。右岸を巻く。
これも無理。右岸を巻く。
とにかく,「巨岩」そして「深い淵」の直進不能コンボが続く感じ。
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10/5 7:46
これも無理。右岸を巻く。
とにかく,「巨岩」そして「深い淵」の直進不能コンボが続く感じ。
右岸を巻く途中から。手前の岩はちょっとした一軒家くらいあります。
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10/5 7:51
右岸を巻く途中から。手前の岩はちょっとした一軒家くらいあります。
久しぶりに普通の滝が出てきた…。嬉々として直登。
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10/5 8:11
久しぶりに普通の滝が出てきた…。嬉々として直登。
と思ったらまたCS滝。写真だと岩の巨大さがうまく伝わらないのが歯がゆい。
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10/5 8:13
と思ったらまたCS滝。写真だと岩の巨大さがうまく伝わらないのが歯がゆい。
左岸巻きしようとしたのだが,巨大ゴーロの迷路に迷い込んだ挙句,出口がないことに気が付いて引き返し,右岸から巻いていく。同行者がいればショルダーとかで乗り越せるかもしれないが,単独だとこういう時に弱い。
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10/5 8:15
左岸巻きしようとしたのだが,巨大ゴーロの迷路に迷い込んだ挙句,出口がないことに気が付いて引き返し,右岸から巻いていく。同行者がいればショルダーとかで乗り越せるかもしれないが,単独だとこういう時に弱い。
谷に戻ろうとしたところで,見覚えのある光景にはっと立ち止まる。ここだ!3年前に増水で撤退した地点は。この同じ個所から谷に戻ろうとして,水が濁ってどんどん増水してきていることに気づき,悩んだ挙句,そのまま斜面を稜線までエスケープしたのだ。
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10/5 8:35
谷に戻ろうとしたところで,見覚えのある光景にはっと立ち止まる。ここだ!3年前に増水で撤退した地点は。この同じ個所から谷に戻ろうとして,水が濁ってどんどん増水してきていることに気づき,悩んだ挙句,そのまま斜面を稜線までエスケープしたのだ。
懐かしいな…。今回はためらうことなく沢に降り立つ。ここからあの日の自分が見ることができなかった風景の続きが始まるのだ。
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10/5 8:38
懐かしいな…。今回はためらうことなく沢に降り立つ。ここからあの日の自分が見ることができなかった風景の続きが始まるのだ。
美しい釜と左右から覗く小滝たち。
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10/5 8:52
美しい釜と左右から覗く小滝たち。
轟音とともに巨大な白いものが一閃,谷の奥に現れる。
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10/5 9:18
轟音とともに巨大な白いものが一閃,谷の奥に現れる。
美しい40m滝。一糸乱れぬ真っすぐな姿が清々しい。
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10/5 9:25
美しい40m滝。一糸乱れぬ真っすぐな姿が清々しい。
この滝はルート本には左手のスラブを登るとあるが,これがそのスラブ。傾斜は強くないので登ろうと思えば登れそうだが,結構ぬめっている。安全第一で高巻きルートを探すことに。
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10/5 9:28
この滝はルート本には左手のスラブを登るとあるが,これがそのスラブ。傾斜は強くないので登ろうと思えば登れそうだが,結構ぬめっている。安全第一で高巻きルートを探すことに。
右岸から高巻いている記録がよく見られるが,右岸から巻こうと思うと直前の4m滝を下りて少し戻らないといけない。この直前の4m滝を降りるのが少し厄介なので,ものは試し,左岸側から巻いてみることにした(左岸からなら,直前の4m滝を下りなくても比較的簡単に巻きに入ることができる)。
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10/5 9:38
右岸から高巻いている記録がよく見られるが,右岸から巻こうと思うと直前の4m滝を下りて少し戻らないといけない。この直前の4m滝を降りるのが少し厄介なので,ものは試し,左岸側から巻いてみることにした(左岸からなら,直前の4m滝を下りなくても比較的簡単に巻きに入ることができる)。
すぐ壁に阻まれるので,右手(下流方向)から回り込んで上へ。
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10/5 9:49
すぐ壁に阻まれるので,右手(下流方向)から回り込んで上へ。
高巻き途中から見た40m滝。
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10/5 10:02
高巻き途中から見た40m滝。
ある程度登ってから上流方向へトラバースしていくと,獣道が出てくるのでそれを辿る。急斜面と壁の間の,ここしかない!という箇所を縫うように獣道は続いていく。
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10/5 10:05
ある程度登ってから上流方向へトラバースしていくと,獣道が出てくるのでそれを辿る。急斜面と壁の間の,ここしかない!という箇所を縫うように獣道は続いていく。
40m滝を越えると斜面はゆるやかになり,40m滝の落ち口のすぐ上辺りに簡単に降りることができた。しばらく穏やかな流れが続く。
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10/5 10:20
40m滝を越えると斜面はゆるやかになり,40m滝の落ち口のすぐ上辺りに簡単に降りることができた。しばらく穏やかな流れが続く。
いくつか小滝を越えていくと,写真の10m位の滝。滝の中ほどの左上バンドを滝裏くぐりして抜けることもできるそうだが,おもいっきり水をかぶりそうなうえ、ザックが引っ掛かりそうなため,滝の左手の斜面を木の根を頼りにモンキークライムした。
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10/5 10:35
いくつか小滝を越えていくと,写真の10m位の滝。滝の中ほどの左上バンドを滝裏くぐりして抜けることもできるそうだが,おもいっきり水をかぶりそうなうえ、ザックが引っ掛かりそうなため,滝の左手の斜面を木の根を頼りにモンキークライムした。
斜面の上に登りついて手をついた横を見ると,カエンタケ!危ない,もう少しで触るところだった…。
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10/5 10:45
斜面の上に登りついて手をついた横を見ると,カエンタケ!危ない,もう少しで触るところだった…。
地形図上の二俣は,美しいナメ滝地帯となっている。左側が本流。
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10/5 11:11
地形図上の二俣は,美しいナメ滝地帯となっている。左側が本流。
このナメ滝も美しい。直登可能である。
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10/5 11:19
このナメ滝も美しい。直登可能である。
一箇所,壁が異様に赤い箇所が。同じ白川又川の奥剣又谷で見たものと同じものだ。こうなるメカニズムが知りたい…。
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10/5 11:20
一箇所,壁が異様に赤い箇所が。同じ白川又川の奥剣又谷で見たものと同じものだ。こうなるメカニズムが知りたい…。
やがて再び谷の中に巨岩が詰まり始める。ゴルジュの右岸側を巻いていく。
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10/5 11:23
やがて再び谷の中に巨岩が詰まり始める。ゴルジュの右岸側を巻いていく。
気が付いたら,左岸側は100m以上はありそうな圧倒的な岩壁が屹立している。
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10/5 11:26
気が付いたら,左岸側は100m以上はありそうな圧倒的な岩壁が屹立している。
その岩壁の足元には深いゴルジュが続き,トラック大や一軒家大の巨岩が詰まり連瀑を落としている。すごい眺めだ。とても沢床に戻る気にはなれない…。右岸を巻き続ける。
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10/5 11:26
その岩壁の足元には深いゴルジュが続き,トラック大や一軒家大の巨岩が詰まり連瀑を落としている。すごい眺めだ。とても沢床に戻る気にはなれない…。右岸を巻き続ける。
右岸側は意外にしっかりした踏み跡(獣道?)が続いており,沢床からそれほど離れずにゴルジュの縁をトラバースしていくことができる。一部,靴幅サイズの切り立ったところもあるので注意。
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10/5 11:30
右岸側は意外にしっかりした踏み跡(獣道?)が続いており,沢床からそれほど離れずにゴルジュの縁をトラバースしていくことができる。一部,靴幅サイズの切り立ったところもあるので注意。
降りられそうなところがあったため,降りてみたが…うん,やっぱり無理。すごすごと巻き道に戻る。
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10/5 11:34
降りられそうなところがあったため,降りてみたが…うん,やっぱり無理。すごすごと巻き道に戻る。
左岸は相変わらず圧倒的な岩壁が続く。
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10/5 11:39
左岸は相変わらず圧倒的な岩壁が続く。
と,出た!これが名物の巨大CS(チョックストーン)か…。写真だとわかりにくいが,一つの大きさが2階建ての家くらいある巨岩が3つ重なって谷に詰まり,その間から一つ10mくらいある滝が数段落ちている。紀伊半島の著名なCSとしては,東の川本流の通称「巨岩三兄弟(ラオウ・トキ・ケンシロウ)」があるが,あれは谷を横にふさいでいるのに対して,こちらは同じ規模で谷を縦にふさいでいると考えていただければよろしいかと思う。
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10/5 11:44
と,出た!これが名物の巨大CS(チョックストーン)か…。写真だとわかりにくいが,一つの大きさが2階建ての家くらいある巨岩が3つ重なって谷に詰まり,その間から一つ10mくらいある滝が数段落ちている。紀伊半島の著名なCSとしては,東の川本流の通称「巨岩三兄弟(ラオウ・トキ・ケンシロウ)」があるが,あれは谷を横にふさいでいるのに対して,こちらは同じ規模で谷を縦にふさいでいると考えていただければよろしいかと思う。
巨大CSの横を通るときに撮影したもの。巨大すぎてもうスケール感が分からなくなってしまっているが,左下に見えている小滝みたいなものは,実際には10m位あります。岩の上,森になっているな…。
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10/5 11:51
巨大CSの横を通るときに撮影したもの。巨大すぎてもうスケール感が分からなくなってしまっているが,左下に見えている小滝みたいなものは,実際には10m位あります。岩の上,森になっているな…。
ゴルジュの中もすごいが,行く手もすごいことになっている。木の間一面に水しぶきが…雌滝か?
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10/5 11:50
ゴルジュの中もすごいが,行く手もすごいことになっている。木の間一面に水しぶきが…雌滝か?
そして気が付いたら足元もやばいことに…。危機感が伝わりにくいと思うが,足元の岩がすべて谷側に外傾しており,その上に薄く泥が乗っているいやらしい状態。足を滑らせたらゴルジュの底にダイブだ。慎重にトラバースしていく。
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10/5 11:53
そして気が付いたら足元もやばいことに…。危機感が伝わりにくいと思うが,足元の岩がすべて谷側に外傾しており,その上に薄く泥が乗っているいやらしい状態。足を滑らせたらゴルジュの底にダイブだ。慎重にトラバースしていく。
これは…懸垂支点?しかしこの木自体が盛大に谷に向かって横倒しになっており,あんまり気持ちの良い支点ではない感じ…。
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10/5 11:54
これは…懸垂支点?しかしこの木自体が盛大に谷に向かって横倒しになっており,あんまり気持ちの良い支点ではない感じ…。
やはり雌滝だ!岩壁にふんわりと掛けられた巨大なレースのような優美なお姿。
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10/5 11:55
やはり雌滝だ!岩壁にふんわりと掛けられた巨大なレースのような優美なお姿。
いやらしいトラバースの後は急な泥溝登り。この泥溝を登り切ってしまえば,あとは安定した斜面を歩いて雌滝の前まで降りることができる。(写真は登った後で見下ろしたところ)
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10/5 12:06
いやらしいトラバースの後は急な泥溝登り。この泥溝を登り切ってしまえば,あとは安定した斜面を歩いて雌滝の前まで降りることができる。(写真は登った後で見下ろしたところ)
雌滝70m。ミスト状になって広がりながらゆっくり落ちてくる水が裳裾のように風に揺れて,確かに女性的な印象。雌滝とはよく言ったものだ。
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10/5 12:13
雌滝70m。ミスト状になって広がりながらゆっくり落ちてくる水が裳裾のように風に揺れて,確かに女性的な印象。雌滝とはよく言ったものだ。
周りの岩壁がすごいことになっている。
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10/5 12:09
周りの岩壁がすごいことになっている。
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10/5 12:15
一見優美なこの滝だが,滝下に近づくと暴風雨のようになっており,一瞬にしてびしょぬれになる。これだけの大きさの滝だ,当然そうなるよな…。
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10/5 12:17
一見優美なこの滝だが,滝下に近づくと暴風雨のようになっており,一瞬にしてびしょぬれになる。これだけの大きさの滝だ,当然そうなるよな…。
そしてこの滝,裏見ができる。滝の裏側に回ると,先ほどの暴風雨が嘘のような静かな空間。光る水のレースを通して眺めると,風景の輪郭がぼんやりと曖昧になって幻想的な世界が広がる。
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10/5 12:22
そしてこの滝,裏見ができる。滝の裏側に回ると,先ほどの暴風雨が嘘のような静かな空間。光る水のレースを通して眺めると,風景の輪郭がぼんやりと曖昧になって幻想的な世界が広がる。
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10/5 12:23
滝裏に咲いていた花。ダイモンジソウ?
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10/5 12:21
滝裏に咲いていた花。ダイモンジソウ?
雌滝の高巻きは,滝のすぐ右岸にある大きなルンゼから。最大の核心と聞いているため,少し緊張する。
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10/5 12:25
雌滝の高巻きは,滝のすぐ右岸にある大きなルンゼから。最大の核心と聞いているため,少し緊張する。
ルンゼの途中から,雌滝を振り返る。
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10/5 12:31
ルンゼの途中から,雌滝を振り返る。
ルンゼは最初はガレガレだが,次第にスラブっぽくなってくる。
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10/5 12:33
ルンゼは最初はガレガレだが,次第にスラブっぽくなってくる。
少し登ると,右手に小さな暗い枝ルンゼが見える。これが恐らく一般的に登られているルートだろう。
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10/5 12:35
少し登ると,右手に小さな暗い枝ルンゼが見える。これが恐らく一般的に登られているルートだろう。
枝ルンゼを覗いてみる。入り口からいきなり3m位の岩登りをさせられるようだ。うーん,確かに悪そう(≒面白そう)。しかし今回は,他にもっと安全なルートがないか探してみることに。もとのルンゼに引き返す。
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10/5 12:38
枝ルンゼを覗いてみる。入り口からいきなり3m位の岩登りをさせられるようだ。うーん,確かに悪そう(≒面白そう)。しかし今回は,他にもっと安全なルートがないか探してみることに。もとのルンゼに引き返す。
もとのルンゼは次第に急峻なナメ滝状になり,登りにくくなっていく。
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10/5 12:39
もとのルンゼは次第に急峻なナメ滝状になり,登りにくくなっていく。
適当なところでルンゼの左側の一段高いスラブ状の部分に上がり,さらに登っていく。
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10/5 12:48
適当なところでルンゼの左側の一段高いスラブ状の部分に上がり,さらに登っていく。
すると,右手に壁が途切れた部分があり,少し広めの枝ルンゼが見える。ここから巻けるのでは?
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10/5 12:50
すると,右手に壁が途切れた部分があり,少し広めの枝ルンゼが見える。ここから巻けるのでは?
枝ルンゼに乗り移り,振り返ったところ。手前の急傾斜部分は雌滝の右岸から続いているルンゼ。当該ルンゼはかなり急峻なスラブ滝になって落ち込んでおり,雌滝右岸ルンゼをそのまま詰める形で直接この枝ルンゼに入るのは難しいだろう。
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10/5 12:54
枝ルンゼに乗り移り,振り返ったところ。手前の急傾斜部分は雌滝の右岸から続いているルンゼ。当該ルンゼはかなり急峻なスラブ滝になって落ち込んでおり,雌滝右岸ルンゼをそのまま詰める形で直接この枝ルンゼに入るのは難しいだろう。
枝ルンゼを登っていく。急傾斜でガレているが,問題なく登っていける。この枝ルンゼは,雌滝を巻く際の安全ルートとしてお勧めです(もちろん,下のほうのルンゼをルートとしたほうが沢登り的には面白いと思いますが…)。
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10/5 12:56
枝ルンゼを登っていく。急傾斜でガレているが,問題なく登っていける。この枝ルンゼは,雌滝を巻く際の安全ルートとしてお勧めです(もちろん,下のほうのルンゼをルートとしたほうが沢登り的には面白いと思いますが…)。
枝ルンゼを登り切った突き当りにはちょっとした岩屋があった。中は四畳半くらいの広さ。ビバーク時に雨風くらいならしのげるかもしれない。
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10/5 13:03
枝ルンゼを登り切った突き当りにはちょっとした岩屋があった。中は四畳半くらいの広さ。ビバーク時に雨風くらいならしのげるかもしれない。
そこから右手に斜面を巻いていくと,眼下に轟音とともに巨大な水のほどばしりが。ついにたどり着いた。雄滝だ!
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10/5 13:08
そこから右手に斜面を巻いていくと,眼下に轟音とともに巨大な水のほどばしりが。ついにたどり着いた。雄滝だ!
雄滝への下りは急傾斜だが,歩いて下っていくことができる。おそらく稜線から滝を見に来た人が残したと思われるテープがあるので,それを辿るとスムーズです。
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10/5 13:12
雄滝への下りは急傾斜だが,歩いて下っていくことができる。おそらく稜線から滝を見に来た人が残したと思われるテープがあるので,それを辿るとスムーズです。
雄滝,落差100m。直下に立つと首が痛くなるほど見上げないと全貌が見えない。青空の下,まるで巨人が立っているかのような存在感だ。
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10/5 13:19
雄滝,落差100m。直下に立つと首が痛くなるほど見上げないと全貌が見えない。青空の下,まるで巨人が立っているかのような存在感だ。
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10/5 13:21
幾筋にも白く分岐して流れる水が美しい。
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10/5 13:21
幾筋にも白く分岐して流れる水が美しい。
到着時間は13時を少し過ぎたくらい。今から稜線に上がれば十分日帰りできる時間帯だが,せっかく泊まり装備を担いで来たのだ。今日は滝の下で泊まることにしよう。雨が降る心配はなさそうなので,タープは張らずに,オープンビバーク。
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10/5 15:09
到着時間は13時を少し過ぎたくらい。今から稜線に上がれば十分日帰りできる時間帯だが,せっかく泊まり装備を担いで来たのだ。今日は滝の下で泊まることにしよう。雨が降る心配はなさそうなので,タープは張らずに,オープンビバーク。
憧れの大滝の真下で,焚火をしながら星空を眺め,ウイスキーをちびちびと飲む。瀑水が間断なく巻き起こす風でちょっと寒いが,遡行者にとってはこの上なく豪華なホテルだ。滝の爆音も酔った頭には子守唄のように響くようになり,いつしか眠りに落ちていた。
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10/5 18:45
憧れの大滝の真下で,焚火をしながら星空を眺め,ウイスキーをちびちびと飲む。瀑水が間断なく巻き起こす風でちょっと寒いが,遡行者にとってはこの上なく豪華なホテルだ。滝の爆音も酔った頭には子守唄のように響くようになり,いつしか眠りに落ちていた。
谷の朝。シュラフに入って転がったまま,消えかけた焚火を掻き起しつつ,次第に明るくなっていく東の空を眺めていた。
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10/6 5:36
谷の朝。シュラフに入って転がったまま,消えかけた焚火を掻き起しつつ,次第に明るくなっていく東の空を眺めていた。
雄滝がモルゲンロートに燃える。
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10/6 6:08
雄滝がモルゲンロートに燃える。
日が高くなるにつれて,素晴らしい青空となった。昨日初めて見たときには威圧感を感じた雄滝も,その下で一晩を過ごした後は,親しみさえ感じられる。
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10/6 7:34
日が高くなるにつれて,素晴らしい青空となった。昨日初めて見たときには威圧感を感じた雄滝も,その下で一晩を過ごした後は,親しみさえ感じられる。
滝の足元に虹がかかった。荷物をまとめ,出発しようと振り返った私に挨拶してくれているかのようだ。
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10/6 7:35
滝の足元に虹がかかった。荷物をまとめ,出発しようと振り返った私に挨拶してくれているかのようだ。
雄滝にかかる虹。
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10/6 7:33
雄滝にかかる虹。
今日は下山するだけなのだが,その前に滝の落ち口を見に行こう。滝の右岸にある急なガレたルンゼを登っていく。
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10/6 8:35
今日は下山するだけなのだが,その前に滝の落ち口を見に行こう。滝の右岸にある急なガレたルンゼを登っていく。
どこまで登っても,滝から続く岩壁は高く屹立したままだ。
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10/6 8:37
どこまで登っても,滝から続く岩壁は高く屹立したままだ。
なかなか上流側に巻けそうな岩壁の切れ目が出てこない…。稜線近くまで登ってきて,やっと岩壁が途切れたので巻きに入る。
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10/6 8:47
なかなか上流側に巻けそうな岩壁の切れ目が出てこない…。稜線近くまで登ってきて,やっと岩壁が途切れたので巻きに入る。
斜面を巻いて,雄滝の上流側に降りていく。登ってきた距離からして沢床までかなりかかるのではないかと思ったが,意外なほどあっさりと沢に降り立つことができた。荒々しい滝の姿から想像できないほど穏やかな流れだ。
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10/6 9:00
斜面を巻いて,雄滝の上流側に降りていく。登ってきた距離からして沢床までかなりかかるのではないかと思ったが,意外なほどあっさりと沢に降り立つことができた。荒々しい滝の姿から想像できないほど穏やかな流れだ。
雄滝の落ち口に到着。絶景だ!
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10/6 9:07
雄滝の落ち口に到着。絶景だ!
落ち口から下をのぞき込む。一夜を過ごした滝下の河原が眼下に小さく眺められた。
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10/6 9:05
落ち口から下をのぞき込む。一夜を過ごした滝下の河原が眼下に小さく眺められた。
空中にぽっかりと開いた窓のような落ち口から景色を眺めながら,しばしパンやチーズを食べて休憩した。
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10/6 9:13
空中にぽっかりと開いた窓のような落ち口から景色を眺めながら,しばしパンやチーズを食べて休憩した。
落ち口で眺望を楽しんだ後,少し上流に歩いてみることに。
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10/6 9:30
落ち口で眺望を楽しんだ後,少し上流に歩いてみることに。
落ち口から上部は延々と白い一枚岩のナメが続いており,穏やかでしっとりとした美しさのある流れが続いている。雄滝に来たら,天気の良い日なら特に,ぜひ上流側も散歩してみてほしい。おすすめです。
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10/6 9:33
落ち口から上部は延々と白い一枚岩のナメが続いており,穏やかでしっとりとした美しさのある流れが続いている。雄滝に来たら,天気の良い日なら特に,ぜひ上流側も散歩してみてほしい。おすすめです。
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10/6 9:35
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10/6 9:39
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10/6 9:41
美しい瀞。周囲の樹林からの光が反映して様々な色彩を見せる。
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10/6 9:42
美しい瀞。周囲の樹林からの光が反映して様々な色彩を見せる。
こんな花が方々に咲いていた。何という花だろう。(トリカブト?にしてはやけに白いような…)
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10/6 9:47
こんな花が方々に咲いていた。何という花だろう。(トリカブト?にしてはやけに白いような…)
300mほど進むと,普通の河原状になるので,そこで引き返すことに。短いが素晴らしい散歩だった。(あと驚いたことに,淵を覗くとしっかり「彼ら」がいました。あんな大滝の上だというのに…。何がいるかは各自お確かめください笑)
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10/6 9:49
300mほど進むと,普通の河原状になるので,そこで引き返すことに。短いが素晴らしい散歩だった。(あと驚いたことに,淵を覗くとしっかり「彼ら」がいました。あんな大滝の上だというのに…。何がいるかは各自お確かめください笑)
適当なところから稜線に向けて斜面を登っていく。この辺りは樹林も清潔な美しさがあり,素晴らしい。
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10/6 10:06
適当なところから稜線に向けて斜面を登っていく。この辺りは樹林も清潔な美しさがあり,素晴らしい。
稜線に出た。稜線上は藪もなく歩きやすそうだ。沢装備を解除し,下山を開始する。
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10/6 10:15
稜線に出た。稜線上は藪もなく歩きやすそうだ。沢装備を解除し,下山を開始する。
稜線からは奥駈道方面の眺めがよい。こう見ると,大日岳ってものすごい尖ってるな…。槍ヶ岳みたいだ。
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10/6 10:33
稜線からは奥駈道方面の眺めがよい。こう見ると,大日岳ってものすごい尖ってるな…。槍ヶ岳みたいだ。
小峠山に到着。樹林に囲まれた静かな山頂だ。3年前,豪雨で敗退したときに斜面を必死でエスケープしてたどり着いたのがこの山頂だった。雨にびしょぬれになって震えながらパンをかじっているあの時の自分が目に浮かぶようだ。ちゃんと登ってきたよ,と声をかけてやりたい気がした。
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10/6 11:56
小峠山に到着。樹林に囲まれた静かな山頂だ。3年前,豪雨で敗退したときに斜面を必死でエスケープしてたどり着いたのがこの山頂だった。雨にびしょぬれになって震えながらパンをかじっているあの時の自分が目に浮かぶようだ。ちゃんと登ってきたよ,と声をかけてやりたい気がした。
P675から北に派生する尾根に入り,駐車地の岩屋谷橋を目指す。P675から先は小峠山の登山道から外れるため,踏み跡もマーキングもなく,地図を注視しながら進む。木の間から白川又川の白い河原が見えてくれば,駐車地は間近だ。
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10/6 12:04
P675から北に派生する尾根に入り,駐車地の岩屋谷橋を目指す。P675から先は小峠山の登山道から外れるため,踏み跡もマーキングもなく,地図を注視しながら進む。木の間から白川又川の白い河原が見えてくれば,駐車地は間近だ。
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