本仁田山、川苔山 (熱中症になっていたようです)
- GPS
- 07:46
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,999m
- 下り
- 2,014m
コースタイム
天候 | 曇り、下り終わって鳩ノ巣駅につく頃には晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
鳩ノ巣15:46-16:17青梅16:19-16:48立川(青梅で乗り換え) |
コース状況/ 危険箇所等 |
奥多摩駅−安寺沢 駅前の通りを路線バスが進んで行く方向と反対方向へ進み、採石製造の奥多摩工業氷川工場の入口手前を左へ曲がり氷川を渡たると石垣に本仁田山(”ほにたやま”と読みます)方向をしめす小さな道標があります。更に進んで再び氷川を渡り、食事処を見ながら左方向へ進み、民家に挟まれたそこそこの勾配の車道を進むとやがて”本仁田山へは右方向に進め”の道標がありますので道標に従って、舗装された車道を更に進みます。駅から40分ほど舗装の車道歩きますが、それなりに高度を上げて(約180m程)行きますので夏場は汗をかきます。車道から”右へ進むと本仁田山、川苔山+乳房観音へ”の道標が安寺沢の分岐です。 安寺沢−大休場尾根(”おおやすんば”と読みます) 安寺沢分岐を進むとすぐに民家があります。まっすぐ進むと民家の玄関です。(笑)石垣のところで左に進みます。すぐに"乳房観音50m"という道標がありますので道標に沿って進むと小さな社の乳房観音です。観音様の言われが掲示してあります。最近は乳癌防止や 乳癌治癒の祈願に訪れる女性の方も多いようです。さて、いよいよ急登の始まりです。すぐに杉の植林地の中の急な九十九折りが続きます。ルートははっきりしていて、危険なところは有りませんが、急勾配をひたすら登ります。林の上方が明るくなるとようやく大休場尾根です。ここで一服。 大休場尾根ー本仁田山 尾根の登り始めは緩やかですが、すぐに急登が現れます。辛抱して登ると再び登りが緩やかになりますが、ホッとする間もなく再び急登。こんな感じで短い緩坂と長い急登を何度か繰り返します。 やがて上方が明るくなり花折戸尾根からのルートに出会います。尾根を進むとすぐに本仁田山頂です。 奥多摩三大急登の一つとされているルート、やはりイジメられました。(笑) こじんまりとした山頂には 東屋がありますが、朽ちかけていて使用に耐えませんが、5、6グループがシートを広げて休むほどの広さはあります。 本仁田山ーコブタカ山ー大ダワ 道標に従い大ダワ方面へ緩やかに下ります。10分ほどで小さな登り返しを進むとコブタカ山頂です。小さな石造りの社がチョコンと置いてあります。鳩ノ巣からの杉ノ殿尾根のルートがスーッと延びています。 引き続き下って行くと五つのルートが出合う日当たりの良い鞍部の大ダワです。 疲れたので巻き道で舟井戸へ向かうつもりでしたが、巻き道は途中の桟橋が崩落していて通行止め。意を決して”悪路注意”と警告掲示がしてある鋸尾根を登ります。 大ダワー舟井戸 鋸尾根は急登あり、岩場あり、ルートの不明瞭なところありですのでよく周りの状況を確認する必要があります。岩場はしっかりと3点支持する必要があります。足掛かりをよく確認しないと滑落しそうな場所もありますので慎重に登りましょう。 ロープ補助の急坂もあります。ルートが複数あるように見える場所もありますが、進んでいくとルートが消えてしまうこともあります。その場合は無理して進まず、ルートのはっきりしたところまで戻った方が安全です。急な悪路をなんとか登りすごすと鋸尾根のピーク(鋸山と書いてある地図もあります)です。登りで疲れてますのでピークを過ぎるとホッとします。後は舟井戸へ一気に下ります。舟井戸は広々とした鞍部で、ベンチが2基あります。樹木に囲まれていて直射日光が遮られていますので、夏場の休憩にはうってつけです。ここで疲れを癒して川苔山へ向かいましょう。 舟井戸ー川苔山 舟井戸から緩やかに登っていくと曲り谷北峰へ向かう尾根道との分岐があります。どちらからでも川苔山へは進めますが、曲り谷北峰へ経由は少し遠回りです。川苔山への道標に従い進むと水場への案内がありますが疲れていたのでどんな水場かは確認していません。やがて丸太で階段状に整備したルートを進むと百尋の滝からのルートと合流し川苔山頂への最後の登りの明るい尾根道に出ます。10分弱で山頂に到着します。山頂は広くベンチも有りますが、人気のある山ですので休日はそこそこに混み合っています。 足毛岩からのルートを息を切らして登ってこられる方も大勢いらっしゃいます。 山頂はハエやアブが多いので虫よけスプレーを顔や肌の露出したところに塗るのもいいでしょう。 川苔山−舟井戸−鳩ノ巣駅 舟井戸まで登ってきたルートを下ります。舟井戸の鳩ノ巣方面の分岐に従って進むとやがて木材で土の流れ止めをした階段状の下り坂が始まります。疲れた脚が下りで小さな悲鳴を上げ始めます。過去に土石流が発生した後なのか、ガレた急なくだりが現れます。足元をよく確認しながら下りましょう。引き続き整備された植林地の下りを延々と下ります。急な下りではないですが、延々と下ります。やがて未舗装の林道へ出ますので、そのまままっすぐ進むと鳩ノ巣方面を示す道標がありそのすぐ先が大根ノ山ノ神です。 大根ノ山ノ神から再びやや急な下り坂になります。やがて多摩川の支流と支流に沿った車道が下方に見え、最後の急坂を下ると熊野神社の境内に隅っこにある本仁田山、川苔山登山口に出て長い下りの終わりです。駅まで5分ほどで到着します。 |
写真
感想
梅雨明け間近の三連休の中日の晴れた日に、奥多摩三大急登で歩いていないルートに挑戦してきました。
このルートは「山と渓谷」の7月号の日本の急登特集に急登100選で82番目の急登(順位付け判断基準は編集者の討議で決定したようですが)として挙げられていたルートです。
2週間前にはやはり急登100選に選ばれた奥多摩湖から三頭山へ登るヌカザス尾根からのオツネの泣き坂でくたくたになったのですが、今回のルートも奥多摩三大急登の一つとされているルート、やはりイジメられました。(笑)
乳房観音を過ぎて始まる急登ですぐに息が上がってしまい、標高を上げるのに苦労しました。スントの高度計で高度の変化を頻繁に確認してしまうのですが、なかなか増えないのでますます辛くなります。
やっとの思いで大休場尾根までたどり着き、給水で体を休め、尾根を引き続き登りますが、心肺が急坂に慣れた頃から太腿が辛くなってきました。歳というよりも鍛え方が足りませんね。
それにしても余りに鈍足だったもので、後から来られた方に迷惑にならないように追い越していただきました。見晴らしのない急登のきついルートなので余り人気がないのか、本仁田山までの間この方にしかに会いませんでした。
本仁田山頂からは東の方角に高水三山越しに所沢から東京へ広がる関東平野が望めます。多摩湖や西武球場の屋根が白く光って見えました。
大ダワへ向かう頃からなんだか疲れが激しいし、頑張る意欲が湧かないのでおかしいなぁと思いながらノロイ歩を進め、大ダワで巻道が使えないことで更に気持ちが萎えてしまいましたが、意地で鋸尾根を超え舟井戸を過ぎてなんとか川苔山まで登りつきました。
山頂は西が開けており、以前急登で苦労して登った天祖山の先に雲取山が望めます。大勢の人で賑わう山頂で立ち休みをした後、再び舟井戸へ向かいます。尾根道から整備された山道を下り始めるとすぐに太腿が辛くなります。どうも辛くなるのが早すぎるし、頭は重いわ、気分は優れないはといつもと違います。
延々と続く下りにうんざりしながら、最後の急な下りになる大神ノ山ノ神から先の山道に思わずブツブツ言い、熊野神社手前の急坂に憤り、ようやく鳩ノ巣駅に到着しました。
いつもなら達成感でいい気分になるのですが、どうも気分が優れない。
あとで気づいたのですが、どうも軽い熱中症になっていたようです。
水は1.5L、ポカリ0.9Lで水分補給は行っていたのですが、発汗量に比べ補給量が少なかったようです。
今後の反省をしながら、帰路の電車に乗りました。
それにしてもレコのアップが遅いのぉ。これも反省。
あっ、私は歳でしかも体力のない鈍足で、決して急登を楽しむMではない筈ですが、奥多摩の急登を完歩しつつあるのは一体どういうことだろう!!!。
やっぱりMなのかなぁ。急登制覇で満足しているということは…。
一日中山中に聞こえていた鶯の鳴き声が疲れた心を癒してくれました。
スタートからしばらくのGPSログが暴れてますが、ご勘弁を。
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