六甲の小笠峰(エデンの園〜小笠峠〜小笠峰〜外れ峰〜キジ谷〜鷲林寺)【六甲、兵庫県】
- GPS
- 02:24
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 250m
- 下り
- 281m
コースタイム
- 山行
- 2:08
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 2:24
エデンの園 1159 ― 登山道 1203 ― 縦走路への道分岐点 1212 ― 砂素地 1215 ― 車道口 1224 ― 小笠峰への道入口 1227 ― 小笠峰 1235/1237 ― 尾根上の外れ峰分岐点 1240 ― 外れ峰 1247 ― キジ谷分岐点 1251 ― 最初の石積み堰堤 1257 ― 二番目の堰堤 1305 ― 三番目の堰堤 1307 ― 社家郷大滝 1320/1321 ― 巨大な石積み堰堤下1333/昼食/1343 ― 堰堤巻き道 1348 ― 広場 1405 ― キャンプ場 1407 ― キャンプ場入り口(車道)1409 ― 甲寿橋 1412 ― 鷲林寺BS 1423
● 行動時間 2:24
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
・阪急今津線「逆瀬川」駅からバスにて約17分。便数は休日で時間2本。料金は大人220円 ○社家郷山キャンプ場 ・バス停では盤滝口が近いのだが、便数が日に数本と少ない。7〜8分ほど歩く西宮甲山高校前まで行くと時間一本以上はある (2019.10現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○エデンの園〜小笠峠 ・山道に入ってからは樹間の道。縦走路への分岐を経て砂素地を通る。そこから車道までは、また樹間の道となる ・全般に道筋は明瞭 ○小笠峠〜小笠峰〜外れ峰 ・車道から小笠峰までは急登だが、距離はない。尾根道は眺めの良いところもある。分岐ごとに標示があるのだが、文字は読み取りにくいものもある ・外れ峰は、眺望がありかと期待したが、樹林の中だった ○キジ谷(外れ峰手前の分岐〜社家郷山キャンプ場) ・沢筋を黙々と進む道。沢始点や堰堤などにはロープや鎖も設置されている ・コースには、お手製の“キジ谷”標示と、結構頻繁なテープ標示がある ・社家郷大滝は左岸側に巻き道があるが上流から来た場合には、テープをよく見ていると気がつくことが出来るかもしれない (2019.10時点) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ○コンビニエンスストア ・エデンの園や社家郷山キャンプ場まで来てしまうとコンビニはない ・ ○食事 ・エデンの園方面には飲食は見当たらないが、その手前、あるいは鷲林寺付近にはカフェはいろいろ ●日帰り温泉 ・神戸市、芦屋市、西宮市には銭湯がいくつかある。日帰り入浴施設もある。「鳴尾浜温泉」「潮芦屋温泉」など ・有馬温泉にも遠くない。日帰りを含め多数 (いずれも2019.10現在) |
写真
感想
10月もまたばたばたしている上に、先週の台風襲来が響いて山に行く時間が取れない。やむなく、今日の短時間コースとなった。久しぶりに樫ヶ峰周りに行って未踏の道を歩いてみることにした。
エデンの園までのバス接続がよく、遅い出発だったが、どうにか昼にはバスを降りることが出来た。バス停からは、わずかに歩いたところから山道へ。しばらくは樹間の道を進む。途中、脇の流れの上には投棄された自動車が見える。とんでもないことだが、ここまでどうやって運んできたのだろうか。
暫く乾いた樹間を進むと、分岐らしきところに来る。国土地理院の地形図上は、縦走路への直登の道があるようだ。そちらを横目に、前へと進む。樹木が切れると小笠山付近が目の前に現れる。続いて、道は茶色い素地に出る。突き出た尖峰に登れば眺めが良さそうだ。
ごく部分的には荒野のような景色の中を進む。六甲の原風景とも言える眺めの中を進むが、やがてふたたび樹間に戻る。最後はやや急な傾斜となって、車道に飛び出した。かつては西宮と有馬を結ぶ道であったが、トンネルが出来たことで今では車通りも少ない。
しばらく南下すると、ガードレールの切れ目に小笠峰への登り口がある。急坂を登り続けると、小さなピークが目に入る。登ってみると「小笠峰」と書かれた標示がある。
そこからは主尾根上の道となる。ほどなく次の標示が建つ分岐点。「外れ峰」への道のようだ。標示の文字だけだと“外れ”にしか見えない。外れと言われると行ってみたくなる。蜘蛛の巣を振り払いながら進んでみたが、眺めのない荒廃した小さな広場があるばかりであった。
戻って尾根上の分岐よりも手前にあるもう一つの分岐で折れることにする。この道も社家郷山キャンプ場に行けるようだ。しばらく降りていくと、沢筋が始まる。そこに「キジ谷」と書かれた標示がぶら下がっている。進んでいくと更に「キジ谷」とある。手作りだが、同じ仕様のものだ。沢筋は流れこそ大したことはないのだが、岩を敷き詰めた急な坂道となっており、歩きにくい。
それに加えて、蜘蛛の巣が次々に襲ってくる。小枝を持って振り払いながら進むのだが、ちょっと高いところのものには頭を引っ掛けてしまう。背が高いのはこの場面ではいいことではない。
やがて、滝音が聞こえる。上部の間際まで行ってみるが、そのままでは下降出来ない。よく見ると視界左手、左岸に巻き道らしき鎖が見える。そちらに戻って下降する。降りてみると、「社家郷大滝」と標示が出ている。大きくはないが、きれいな岩面だ。
滝からは、先ほどよりも道筋が見やすくなったように感じる。水量の増えた流れに沿いながら下る。石積みとは思えない大きな堰堤が現れる。それを降りると、小さな崩壊があり、樹木が倒れ込んだ谷の中は歩けないように見える。
すでに車の音が聞こえているので、車道はすぐそこだ。それなのに、ここまで来て上まで戻るとなるとたまらない。自分を落ち着かせるつもりで、お昼にする。そそくさと食べて、降りてきた巻き道を途中まで戻る。すると、薄いが高巻きした踏み跡があることが判り、そちらへ。そのまま、崩壊樹木を越えたところで流れに戻る。続いて現れる最後の大きな堰堤を高巻き、いよいよ車道かと思いきや、車道沿いにハイキングコースは続いている。どうやらキャンプ場まではハイキングコースが続くようだ。
普段であれば、車道を歩くよりも気分がいいものだが、今日は違う。この道筋はあまり歩かれていないようで、蜘蛛が甚だしく棲み着いている。一歩進んでは蜘蛛の巣を払うような有様。
キャンプ場に着いた頃には想定時間を大きく過ぎており、今日はこれにておしまいとした。
網を張られて捕まって。
お代を取られるお店じゃなくて、まだよかった。
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