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記録ID: 2068307
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ハイキング
六甲・摩耶・有馬

六甲の小笠峰(エデンの園〜小笠峠〜小笠峰〜外れ峰〜キジ谷〜鷲林寺)【六甲、兵庫県】

2019年10月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:24
距離
5.2km
登り
250m
下り
281m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:08
休憩
0:16
合計
2:24
11:59
28
スタート地点
12:27
12:31
5
12:36
12:37
10
12:47
12:47
28
13:15
13:23
42
14:05
14:08
15
14:23
ゴール地点
● コースタイム
エデンの園 1159 ― 登山道 1203 ― 縦走路への道分岐点 1212 ― 砂素地 1215 ― 車道口 1224 ― 小笠峰への道入口 1227 ― 小笠峰 1235/1237 ― 尾根上の外れ峰分岐点 1240 ― 外れ峰 1247 ― キジ谷分岐点 1251 ― 最初の石積み堰堤 1257 ― 二番目の堰堤 1305 ― 三番目の堰堤 1307 ― 社家郷大滝 1320/1321 ― 巨大な石積み堰堤下1333/昼食/1343 ― 堰堤巻き道 1348 ― 広場 1405 ― キャンプ場 1407 ― キャンプ場入り口(車道)1409 ― 甲寿橋 1412 ― 鷲林寺BS 1423

● 行動時間 2:24

天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
○エデンの園
・阪急今津線「逆瀬川」駅からバスにて約17分。便数は休日で時間2本。料金は大人220円

○社家郷山キャンプ場
・バス停では盤滝口が近いのだが、便数が日に数本と少ない。7〜8分ほど歩く西宮甲山高校前まで行くと時間一本以上はある
(2019.10現在)

コース状況/
危険箇所等
○エデンの園〜小笠峠
・山道に入ってからは樹間の道。縦走路への分岐を経て砂素地を通る。そこから車道までは、また樹間の道となる
・全般に道筋は明瞭

○小笠峠〜小笠峰〜外れ峰
・車道から小笠峰までは急登だが、距離はない。尾根道は眺めの良いところもある。分岐ごとに標示があるのだが、文字は読み取りにくいものもある
・外れ峰は、眺望がありかと期待したが、樹林の中だった

○キジ谷(外れ峰手前の分岐〜社家郷山キャンプ場)
・沢筋を黙々と進む道。沢始点や堰堤などにはロープや鎖も設置されている
・コースには、お手製の“キジ谷”標示と、結構頻繁なテープ標示がある
・社家郷大滝は左岸側に巻き道があるが上流から来た場合には、テープをよく見ていると気がつくことが出来るかもしれない
(2019.10時点)
その他周辺情報 ●買う、食べる
○コンビニエンスストア
・エデンの園や社家郷山キャンプ場まで来てしまうとコンビニはない

○食事
・エデンの園方面には飲食は見当たらないが、その手前、あるいは鷲林寺付近にはカフェはいろいろ

●日帰り温泉
・神戸市、芦屋市、西宮市には銭湯がいくつかある。日帰り入浴施設もある。「鳴尾浜温泉」「潮芦屋温泉」など
・有馬温泉にも遠くない。日帰りを含め多数
(いずれも2019.10現在)

ここからバスにて「エデンの園」に向かいます【阪急逆瀬川駅前バス停にて】
2019年10月20日 11:41撮影 by  ,
10/20 11:41
ここからバスにて「エデンの園」に向かいます【阪急逆瀬川駅前バス停にて】
辛うじて、12時前には出発です【エデンの園バス停にて】
2019年10月20日 11:59撮影 by  ,
10/20 11:59
辛うじて、12時前には出発です【エデンの園バス停にて】
バス停からはさほどの距離なく山道へ。写真上方へとまっすぐ進むてと、以前降りてきた道【エデンの園の先にて】
2019年10月20日 12:02撮影 by  ,
10/20 12:02
バス停からはさほどの距離なく山道へ。写真上方へとまっすぐ進むてと、以前降りてきた道【エデンの園の先にて】
左に入ってすぐに山道になります【エデンの園〜小笠峠】
2019年10月20日 12:03撮影 by  ,
10/20 12:03
左に入ってすぐに山道になります【エデンの園〜小笠峠】
手書き感ありありの看板が現れます【エデンの園〜小笠峠】
2019年10月20日 12:04撮影 by  ,
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10/20 12:04
手書き感ありありの看板が現れます【エデンの園〜小笠峠】
この辺りの河原の道と同様の植生です【エデンの園〜小笠峠】
2019年10月20日 12:05撮影 by  ,
10/20 12:05
この辺りの河原の道と同様の植生です【エデンの園〜小笠峠】
なんとこんな山奥に廃棄自動車。不法投棄だ。しかしどうやって運んできたのだろう【エデンの園〜小笠峠】
2019年10月20日 12:05撮影 by  ,
10/20 12:05
なんとこんな山奥に廃棄自動車。不法投棄だ。しかしどうやって運んできたのだろう【エデンの園〜小笠峠】
わかりにくいですが右手に分かれていく道があります。これは東六甲縦走路に直接登る道のようです【エデンの園〜小笠峠】
2019年10月20日 12:12撮影 by  ,
10/20 12:12
わかりにくいですが右手に分かれていく道があります。これは東六甲縦走路に直接登る道のようです【エデンの園〜小笠峠】
その方を見ます。踏み跡はあるようです【エデンの園〜小笠峠】
2019年10月20日 12:12撮影 by  ,
10/20 12:12
その方を見ます。踏み跡はあるようです【エデンの園〜小笠峠】
ほどなく小笠峰付近が眼前に現れます【エデンの園〜小笠峠】
2019年10月20日 12:13撮影 by  ,
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10/20 12:13
ほどなく小笠峰付近が眼前に現れます【エデンの園〜小笠峠】
すぐに砂素地になります。周りは緑ですが、部分的に荒々しい様相です【エデンの園〜小笠峠】
2019年10月20日 12:15撮影 by  ,
10/20 12:15
すぐに砂素地になります。周りは緑ですが、部分的に荒々しい様相です【エデンの園〜小笠峠】
アキノキリンソウでしょうか【エデンの園〜小笠峠】
2019年10月20日 12:17撮影 by  ,
10/20 12:17
アキノキリンソウでしょうか【エデンの園〜小笠峠】
最後はやや急な登りとなり、車道に到着します【エデンの園〜小笠峠】
2019年10月20日 12:24撮影 by  ,
10/20 12:24
最後はやや急な登りとなり、車道に到着します【エデンの園〜小笠峠】
ガードレールの切れ目には、申し訳程度の手書き標示があります【小笠峠〜小笠峰】
2019年10月20日 12:24撮影 by  ,
10/20 12:24
ガードレールの切れ目には、申し訳程度の手書き標示があります【小笠峠〜小笠峰】
そこから下ると、ほんのちょっと先に小笠峰へのコースの入口があります。こちらには2本も標示がありますが、どちらも判読不能です【小笠峠〜小笠峰】
2019年10月20日 12:27撮影 by  ,
10/20 12:27
そこから下ると、ほんのちょっと先に小笠峰へのコースの入口があります。こちらには2本も標示がありますが、どちらも判読不能です【小笠峠〜小笠峰】
急な根曲り道を進みます【小笠峠〜小笠峰】
2019年10月20日 12:30撮影 by  ,
10/20 12:30
急な根曲り道を進みます【小笠峠〜小笠峰】
この界隈、西宮市は”リス”のようです【小笠峠〜小笠峰】
2019年10月20日 12:34撮影 by  ,
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10/20 12:34
この界隈、西宮市は”リス”のようです【小笠峠〜小笠峰】
小笠峰に着きました。当初この標示には気がつかず、出発してから振り返ってようやく気がつきました。文字も消えかけ、人工物感が薄らいでいます【小笠峰にて】
2019年10月20日 12:36撮影 by  ,
10/20 12:36
小笠峰に着きました。当初この標示には気がつかず、出発してから振り返ってようやく気がつきました。文字も消えかけ、人工物感が薄らいでいます【小笠峰にて】
樫ヶ峰方面へと行く前に、「外れ」が気になります…【小笠峰〜外れ峰】
2019年10月20日 12:40撮影 by  ,
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10/20 12:40
樫ヶ峰方面へと行く前に、「外れ」が気になります…【小笠峰〜外れ峰】
前の写真の見えていない方角には「外れ」とあるのです【小笠峰〜外れ峰】
2019年10月20日 12:40撮影 by  ,
10/20 12:40
前の写真の見えていない方角には「外れ」とあるのです【小笠峰〜外れ峰】
外れへと進むと、すぐにこの標示が現れます。「外れ峰」「休憩所」があるようです【小笠峰〜外れ峰】
2019年10月20日 12:41撮影 by  ,
10/20 12:41
外れへと進むと、すぐにこの標示が現れます。「外れ峰」「休憩所」があるようです【小笠峰〜外れ峰】
外れ峰に着きました。広がりがあったようですが、廃れています。休憩所の感もありません。眺望もありません【外れ峰にて】
2019年10月20日 12:47撮影 by  ,
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10/20 12:47
外れ峰に着きました。広がりがあったようですが、廃れています。休憩所の感もありません。眺望もありません【外れ峰にて】
外れ峰方向を振り返ります【外れ峰〜外れ峰支尾根上の分岐点】
2019年10月20日 12:51撮影 by  ,
10/20 12:51
外れ峰方向を振り返ります【外れ峰〜外れ峰支尾根上の分岐点】
遠くには大阪ベイエリアが見えます【外れ峰〜外れ峰支尾根上の分岐点】
2019年10月20日 12:51撮影 by  ,
10/20 12:51
遠くには大阪ベイエリアが見えます【外れ峰〜外れ峰支尾根上の分岐点】
4枚前と同じ標示です。じっくりと読むと、ここからもキャンプ場付近に下降出来るようです。元には戻らず、ここから下山することにします【外れ峰支尾根上の分岐点にて】
2019年10月20日 12:52撮影 by  ,
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10/20 12:52
4枚前と同じ標示です。じっくりと読むと、ここからもキャンプ場付近に下降出来るようです。元には戻らず、ここから下山することにします【外れ峰支尾根上の分岐点にて】
人工的な石積みが現れました。この沢の最上部のようです。この下から水流が始まっていました【外れ峰支尾根上の分岐点〜社家郷大滝】
2019年10月20日 12:57撮影 by  ,
10/20 12:57
人工的な石積みが現れました。この沢の最上部のようです。この下から水流が始まっていました【外れ峰支尾根上の分岐点〜社家郷大滝】
鎖も置かれています。確かにガレた急坂は歩きにくい【外れ峰支尾根上の分岐点〜社家郷大滝】
2019年10月20日 12:58撮影 by  ,
10/20 12:58
鎖も置かれています。確かにガレた急坂は歩きにくい【外れ峰支尾根上の分岐点〜社家郷大滝】
途中で名札が現れました。キジ谷とあります。そういえば、そんな名前のルートがあったような…【外れ峰支尾根上の分岐点〜社家郷大滝】
2019年10月20日 12:58撮影 by  ,
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10/20 12:58
途中で名札が現れました。キジ谷とあります。そういえば、そんな名前のルートがあったような…【外れ峰支尾根上の分岐点〜社家郷大滝】
ずっと岩岩の枯れ沢を下ります。歩きにくい上に、結構蜘蛛の巣が多いです。つまりはあまり歩かれていないようです【外れ峰支尾根上の分岐点〜社家郷大滝】
2019年10月20日 13:04撮影 by  ,
10/20 13:04
ずっと岩岩の枯れ沢を下ります。歩きにくい上に、結構蜘蛛の巣が多いです。つまりはあまり歩かれていないようです【外れ峰支尾根上の分岐点〜社家郷大滝】
石積み堰堤が現れます【外れ峰支尾根上の分岐点〜社家郷大滝】
2019年10月20日 13:05撮影 by  ,
10/20 13:05
石積み堰堤が現れます【外れ峰支尾根上の分岐点〜社家郷大滝】
またです【外れ峰支尾根上の分岐点〜社家郷大滝】
2019年10月20日 13:07撮影 by  ,
10/20 13:07
またです【外れ峰支尾根上の分岐点〜社家郷大滝】
またまたです【外れ峰支尾根上の分岐点〜社家郷大滝】
2019年10月20日 13:12撮影 by  ,
10/20 13:12
またまたです【外れ峰支尾根上の分岐点〜社家郷大滝】
その先で滝の真上に出てしまいました。巻き道を目で探すと、左岸側にありそうですので…【外れ峰支尾根上の分岐点〜社家郷大滝】
2019年10月20日 13:18撮影 by  ,
10/20 13:18
その先で滝の真上に出てしまいました。巻き道を目で探すと、左岸側にありそうですので…【外れ峰支尾根上の分岐点〜社家郷大滝】
そちらを下降すると、鎖も設置されていました【外れ峰支尾根上の分岐点〜社家郷大滝】
2019年10月20日 13:18撮影 by  ,
10/20 13:18
そちらを下降すると、鎖も設置されていました【外れ峰支尾根上の分岐点〜社家郷大滝】
降りたところに滝の解説標示板。「社家郷大滝」とあります。とはいえ、滝はたかだか2,3mの落差です【社家郷大滝にて】
2019年10月20日 13:20撮影 by  ,
10/20 13:20
降りたところに滝の解説標示板。「社家郷大滝」とあります。とはいえ、滝はたかだか2,3mの落差です【社家郷大滝にて】
ただし、岩面が美しい【社家郷大滝にて】
2019年10月20日 13:21撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
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10/20 13:21
ただし、岩面が美しい【社家郷大滝にて】
やがて、巨大な石積み堰堤が現れます。それを越えて河原に下降しようとすると、前方が小規模崩壊のために樹木により谷筋が閉塞しているのが見えてきました【社家郷大滝〜社家郷山キャンプ場】
2019年10月20日 13:32撮影 by  ,
10/20 13:32
やがて、巨大な石積み堰堤が現れます。それを越えて河原に下降しようとすると、前方が小規模崩壊のために樹木により谷筋が閉塞しているのが見えてきました【社家郷大滝〜社家郷山キャンプ場】
背後には、今、巻いて降りてきた巨大な石積み堰堤が隙間に見えます【社家郷大滝〜社家郷山キャンプ場】
2019年10月20日 13:41撮影 by  ,
10/20 13:41
背後には、今、巻いて降りてきた巨大な石積み堰堤が隙間に見えます【社家郷大滝〜社家郷山キャンプ場】
ハナニガナでしょうか【社家郷大滝〜社家郷山キャンプ場】
2019年10月20日 13:42撮影 by  ,
10/20 13:42
ハナニガナでしょうか【社家郷大滝〜社家郷山キャンプ場】
お昼を食べた、前の写真のところから、蜘蛛の巣に苛まれながら下降してきました。キャンプ場施設のような広場に来ました。こういうのが出てきたら、後は大丈夫そうです【社家郷大滝〜社家郷山キャンプ場】
2019年10月20日 14:05撮影 by  ,
10/20 14:05
お昼を食べた、前の写真のところから、蜘蛛の巣に苛まれながら下降してきました。キャンプ場施設のような広場に来ました。こういうのが出てきたら、後は大丈夫そうです【社家郷大滝〜社家郷山キャンプ場】
(振り返って撮影)来たほうを見ています。見えにくいですが、赤テープが木にぶら下がっています。こういうのがずっと設置してあります【社家郷大滝〜社家郷山キャンプ場】
2019年10月20日 14:05撮影 by  ,
10/20 14:05
(振り返って撮影)来たほうを見ています。見えにくいですが、赤テープが木にぶら下がっています。こういうのがずっと設置してあります【社家郷大滝〜社家郷山キャンプ場】
キャンプ場まで来ました。山に入って以後、本日始めて人に会いました【社家郷山キャンプ場にて】
2019年10月20日 14:07撮影 by  ,
10/20 14:07
キャンプ場まで来ました。山に入って以後、本日始めて人に会いました【社家郷山キャンプ場にて】
あっさりとキャンプ場から退出します。ほんとうは、もう一度樫ヶ峰に登ろうとは思っていましたが、予定時間を大きく越えそうなので止めることにしました【社家郷山キャンプ場にて】
2019年10月20日 14:09撮影 by  ,
10/20 14:09
あっさりとキャンプ場から退出します。ほんとうは、もう一度樫ヶ峰に登ろうとは思っていましたが、予定時間を大きく越えそうなので止めることにしました【社家郷山キャンプ場にて】
車道です【社家郷山キャンプ場にて】
2019年10月20日 14:10撮影 by  ,
10/20 14:10
車道です【社家郷山キャンプ場にて】
ほんとうは一つ前の「西宮甲山高校前」で乗るつもりでしたが、バス停の所在が判りませんでした。県道から高校側に入り込んだ所にあるようです【鷲林寺バス停にて】
2019年10月20日 14:22撮影 by  ,
10/20 14:22
ほんとうは一つ前の「西宮甲山高校前」で乗るつもりでしたが、バス停の所在が判りませんでした。県道から高校側に入り込んだ所にあるようです【鷲林寺バス停にて】
遅れ運行でした。ようやくやってきました【鷲林寺バス停にて】
2019年10月20日 14:33撮影 by  ,
10/20 14:33
遅れ運行でした。ようやくやってきました【鷲林寺バス停にて】
苦楽園口で疾走した結果、バスの遅れをものともせず、元の電車に乗れました。今日はこれにて帰ります【苦楽園口駅にて】
2019年10月20日 14:48撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
10/20 14:48
苦楽園口で疾走した結果、バスの遅れをものともせず、元の電車に乗れました。今日はこれにて帰ります【苦楽園口駅にて】
撮影機器:

感想

 10月もまたばたばたしている上に、先週の台風襲来が響いて山に行く時間が取れない。やむなく、今日の短時間コースとなった。久しぶりに樫ヶ峰周りに行って未踏の道を歩いてみることにした。
 エデンの園までのバス接続がよく、遅い出発だったが、どうにか昼にはバスを降りることが出来た。バス停からは、わずかに歩いたところから山道へ。しばらくは樹間の道を進む。途中、脇の流れの上には投棄された自動車が見える。とんでもないことだが、ここまでどうやって運んできたのだろうか。
 暫く乾いた樹間を進むと、分岐らしきところに来る。国土地理院の地形図上は、縦走路への直登の道があるようだ。そちらを横目に、前へと進む。樹木が切れると小笠山付近が目の前に現れる。続いて、道は茶色い素地に出る。突き出た尖峰に登れば眺めが良さそうだ。
 ごく部分的には荒野のような景色の中を進む。六甲の原風景とも言える眺めの中を進むが、やがてふたたび樹間に戻る。最後はやや急な傾斜となって、車道に飛び出した。かつては西宮と有馬を結ぶ道であったが、トンネルが出来たことで今では車通りも少ない。
 しばらく南下すると、ガードレールの切れ目に小笠峰への登り口がある。急坂を登り続けると、小さなピークが目に入る。登ってみると「小笠峰」と書かれた標示がある。
 そこからは主尾根上の道となる。ほどなく次の標示が建つ分岐点。「外れ峰」への道のようだ。標示の文字だけだと“外れ”にしか見えない。外れと言われると行ってみたくなる。蜘蛛の巣を振り払いながら進んでみたが、眺めのない荒廃した小さな広場があるばかりであった。
 戻って尾根上の分岐よりも手前にあるもう一つの分岐で折れることにする。この道も社家郷山キャンプ場に行けるようだ。しばらく降りていくと、沢筋が始まる。そこに「キジ谷」と書かれた標示がぶら下がっている。進んでいくと更に「キジ谷」とある。手作りだが、同じ仕様のものだ。沢筋は流れこそ大したことはないのだが、岩を敷き詰めた急な坂道となっており、歩きにくい。
 それに加えて、蜘蛛の巣が次々に襲ってくる。小枝を持って振り払いながら進むのだが、ちょっと高いところのものには頭を引っ掛けてしまう。背が高いのはこの場面ではいいことではない。
 やがて、滝音が聞こえる。上部の間際まで行ってみるが、そのままでは下降出来ない。よく見ると視界左手、左岸に巻き道らしき鎖が見える。そちらに戻って下降する。降りてみると、「社家郷大滝」と標示が出ている。大きくはないが、きれいな岩面だ。
 滝からは、先ほどよりも道筋が見やすくなったように感じる。水量の増えた流れに沿いながら下る。石積みとは思えない大きな堰堤が現れる。それを降りると、小さな崩壊があり、樹木が倒れ込んだ谷の中は歩けないように見える。
 すでに車の音が聞こえているので、車道はすぐそこだ。それなのに、ここまで来て上まで戻るとなるとたまらない。自分を落ち着かせるつもりで、お昼にする。そそくさと食べて、降りてきた巻き道を途中まで戻る。すると、薄いが高巻きした踏み跡があることが判り、そちらへ。そのまま、崩壊樹木を越えたところで流れに戻る。続いて現れる最後の大きな堰堤を高巻き、いよいよ車道かと思いきや、車道沿いにハイキングコースは続いている。どうやらキャンプ場まではハイキングコースが続くようだ。
 普段であれば、車道を歩くよりも気分がいいものだが、今日は違う。この道筋はあまり歩かれていないようで、蜘蛛が甚だしく棲み着いている。一歩進んでは蜘蛛の巣を払うような有様。
 キャンプ場に着いた頃には想定時間を大きく過ぎており、今日はこれにておしまいとした。
 網を張られて捕まって。
 お代を取られるお店じゃなくて、まだよかった。

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