富士山(吉田ルート)
- GPS
- 22:35
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,781m
- 下り
- 1,798m
コースタイム
22:40 梅田シャトル
23:00 新大阪
23:50 京都(八条口)
24:40 草津
車中泊
■2日目
=サービスエリアにて各自朝食=
07:46 富士山河口湖口五合目
休憩・昼食
11:00 発
13:19 七合目 鳥居荘
14:16 3000m地点
16:27 八合目 富士山ホテル
16:54 八合目 御来光館
休憩・仮眠・夕食
■3日目
01:30 発
03:28 富士山山頂
04:40 ご来光
05:00 下山開始
08:48 富士山河口湖口五合目
10:00 発
11:10 御坂農園
11:20 石和温泉
入浴・昼食
12:20 発
16:11 恵那峡SA
18:23 草津PA
19:07 京都駅
20:20 近鉄難波駅
天候 | 7/16 晴時々霧 7/17 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
高山病注意 トイレ有料(5合目50円、6合目以降200円) 御来光館に態度1名最低な人がいるので注意 |
写真
感想
一生に一度は登りたい日本一の山、富士山。
3,000m級どころか2,000m級ですらまだ登れていないこと、高山病で諦めなきゃいけないのが嫌だったので今回は安全を取ってガイド付きのツアーにすることにしました。
深夜に大阪を出て、京都や草津で他のお客さんを拾いながら東へ。途中2回のSA/PAで休憩と朝食を取り、8時前に富士山河口湖口五合目に到着。
この時点で高度は2,300m。高度に慣れる意味合いを含め時間をかけて休憩と昼食を取ります。寝転ばない方がいいということでできるだけ立った状態で付近をうろうろ。慣らしも終わったところで着替え。車中で加圧タイツをはいたままというのはしんどいので脱いでいましたが、ここで装着し上は半袖シャツのみ。
着替えも終わり11時に再度集合、出発。少し進んだだけですごい眺め。ただ人の多さで砂が舞い上がり、口や目に入ります。特に復路の人たちは疲れで足が上がらず引きずってしまうよう。コンタクトの人はできるだけめがねにするかサングラスをかける、最低限ハードはやめてソフトにするなどの対応をした方がよいです。またマスクも有効だと思います。ただし変な日焼けにならないよう注意。
つづら折りが始まり単調な登りが続きます。ここはもう黙々と歩くだけ。六合目を越えたところでツアーのメンバーの一人が嘔吐。私は思い違いをしていたのですが、高山病は何mでもなるそうでこの時点で離脱するのかなと心配していたのですが何とか復活した様子。
道中先頭はガイドさん、最後尾に添乗員さんというサンドイッチ構成なのですが、数人が遅れ気味になってきます。私たちは遅れてではなく、遅れ気味の人を見ながらその最後尾側でのんびり歩いていました。
七合目の鳥居荘がようやく見えてきて、その後小屋がいくつか続きます。この辺りから岩場が増えてきます。七〜八合目間にある3,000m地点を越えたときは少し感動しました。
八合目に到着したのが16時30分頃。私たちが泊まる小屋は八合目の最後の小屋で、ほぼ九合目にあります。いくつもの小屋を横目にもう少し登ります。
ようやく宿泊する御来光館へ到着。まずは寝床の案内があったのですがウナギの寝床とはよく言ったもので、一人当たり畳を縦に半畳分しかありません。隣の人と肩があたるほど。
そして今でも思い出すだけで不愉快な出来事が。小屋の人に案内された寝床で荷物の整理をしていたら、先ほどとは別の若い小屋の人が別の人を隣のスペースに案内しに来ました。うなぎの寝床なのでザックや靴を置くところがないため、自分の上の梁に釘とS字フックがありここに荷物をかけます。私ももちろんそうしていたのですが、何を思ったのかその小屋の人は、
「お一人様一つでお願いします」
と言ってきました。釘orS字フックしか使えないのかと思った私は確認で指を指しながら
「S字一つですよね。釘のほうは使えないのですか」
と聞くと、
「使えます。だけど一人一つです」
と。はい? 何を言っているのか訳が分かりません。もう一度指を指して、
「これとこれ、一つずつ使えるんですよね」
と聞くと、
「使えます。だからそれ一つだけにしてください」
さすがに何言ってるか分からない上にすごく偉そうに言ってくるのでだんだん腹が立ってきて、
「はぁ? 何を言ってるか意味が分からない。私はこれとこれを使えばいいのでしょう?」
と強めに言うと、ようやく隣を指して
「だからそれ使わないでください!」
と言ってきました、同僚のバックをさして。
「それ、連れのですけど」
と言うとようやく理解したのか
「すみません」
と一言だけ謝ってきました。完全な勘違い。これで終わればよかったものの、その小屋の人の暴走は続きます。ようやく他の人の案内をしようとしたのですが、位置を確認しながら私に向かって
「どちらを利用していますか」
と聞いてきたので
「連れの分含めこのピンクのまくら二つと言われましたが」
と言ったら、
「違いますね、こっちとこっちですから」
とこちらが間違ったかのように言い放ちました。
「いや、他の小屋の人が案内されたんだけど」
と語気強めに言ったら小声になって
「…すみません」
とようやく自分が色々やってしまっていることに気づいた様子。とは言え真剣に謝ってくるわけでもない態度に本当に気分が悪い。すぐさま添乗員に報告。会社から苦情を入れておくように依頼。
気分の悪いことがあったせいではないけれど仮眠を取ろうとすると軽い頭痛。これはちょっとしんどい…。なんとか少し寝て、少しでも慣れさせようと人より早めの12時に起床。ご飯を食べて出発準備。
ここからは寒さがきついのですが登っていると汗をかくので、登山用の長袖シャツと登山パンツに加圧タイツ、そして上から上下の雨具。
山小屋が一番上というのはつらいのですがここで唯一の利点が発動。平日を絡めたこともあったのですが山頂までが混まないのです。予定していた時間よりずいぶん早く山頂へ。
山頂に着いてすぐに着込めるだけ着込みます。長袖シャツの上からフリース、ウィンドブレーカー、雨具。これにネックウォーマーをしていても5度以下にかなりの強風、そして動かずにじっとまっているだけという状態では冷え切ります。缶コーヒーや豚汁で体を温めながらご来光を待ちます。
そして待ちに待ったご来光。少し雲があって真っ赤なものは見られませんでしたが、雲から出てきたきれいなご来光を拝むことができました。
ご来光を眺めていたのもつかの間。下山の時間です。登山道とは別の下山道を下ります。登山道とは違い大きなつづら折りなため結構な斜面でかなりすべります。それに疲れた足には堪えます。
単調な道を下り、須走ルートと吉田ルートの分岐で少し休憩。そこからまた単調なつづら折りの下り道をたんたんと下ります。
六合目の安全指導センターを越え、なんとか富士スバルライン五合目に到着。すぐさま自販機を探してコーラをぐびぐび。
全員が下山するのを着替えとお土産を見ながら待ち、富士山を出発。途中御坂農園で山梨のお土産屋さんへ。
そして登山のご褒美、石和温泉へ。露天風呂も広くきれい。サウナと水風呂もあって最高の温泉でした。
ふと思ったのですが、ツアーメンバーに調子乗りというかあまりガラのよくない若者メンバーがいたのですが、最近何かと話題のタトゥーをしてました。もちろん温泉には入れ墨の人禁止の案内。ツアーではここまで事前に注意してなかったけどどうなんだろう? まあ結果的にはそんな悪い人たちでもなかったのでなんとも思わなかったんですが、ちょっと気になりました。
あとはひたすら寝るだけの帰路。行きの昼間は賑やかだったのにみんな爆睡。ようやく最寄り駅についてはじめての富士山は終了。
帰ってきて思ったのは荷物の再考が必要ということ。やっぱりユニクロのフリースではかなり嵩張ります。飲み物は1l用意で高いけど各小屋なりで買う方がいいこと、一眼は本当にかさばるがあった方がやっぱりいいと言ったところ。
サンシャインツアーを利用しましたが価格も安く、添乗員さんもガイドさんも最高によかった。御来光館を除けば大満足なツアーでした。
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