猿倉〜白馬岳〜栂池



- GPS
- 16:50
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,916m
- 下り
- 1,275m
天候 | 1日目 曇り後雨 2日目 雨時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
栂池〜(TAXI)〜八方第2駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
温泉:「みみずくの湯」へ。100円の割引券を利用。ぬるぬるで最高! 食事:本格手打ちそば「膳」 そば茶で歓待。決行大きい店。ミニ天丼+ざるそば大盛りで「1,450円」。ざるそばが本当に大盛りで腹一杯。最後のそば湯も濃厚で美味しかった。 |
写真
感想
【19日】
前日より「晴れときどき曇り」→「雨ときどき曇り」と天候悪化するも計画決行。
21時05分。待ち合わせ場所にて同行者を乗せる。
24時頃。九州からの2人と梓川SAにて合流。豊科ICを降り八方を目指す。
【20日】第1日目
1時20分、八方第2駐車場着。
1時40分頃就寝。さすがに4人で車中泊は苦しい。
寝返りできない閉塞感で熟睡感は皆無。トイレついでに外のベンチで寝たら短い時間ながらも熟睡できた。身体を伸ばすのは大事であると実感。
5時10分起床。もそもそとパンを3つ食べ、女史2名のアイゼンを借りに白馬駅に。5時40分頃、列車が到着し、登山者が下りてくる。
6時00分。八方バスターミナルに戻り、猿倉行きに乗車。あまりにも狭い道+雪渓要注意の注意喚起の山紹介の放送にて寝られず。
6時45分登頂開始。林道に出るや小雨。すぐに止む。
8時20分、白馬尻小屋に到着。雪渓横で涼しい。ぱっとみ狭い雪渓に見え、写真ほどすごくないなーという印象。
8時40分、雪渓に取りつく。ひさびさのアイゼン装着。ここに来ると改めて雪渓のでかさを実感。
時折、小雨降る中、歩を進める。ほとんど直登のため結構きつい。
緩やかな斜面で、落石を気にしながらも座って休憩。お尻が冷たい!
結構、大きい岩が歩行ルートのそばにあり、これを受けたらひとたまりもないな と思いつつも、登るのがしんどく下を向くことが多い。
11時30分。全長4km、高低差500mの雪渓を終える。
11時50分、昼食。たまたま雨ふらずスパを食す。
12時30分、出発。徐々に雨脚が強くなる。小雪渓、ガイドのお兄さん、大きなナマコのような岩等を超え、きつくもないがゆるくもない登りをひたすら登る。
13時55分。皆が少々疲れ苛立ちかけた頃、白馬頂上宿舎が見えてくる。
あまりの土砂降りに新テントでの宿泊意欲は霧消し、宿泊へ変更。朝食なし8,000円。宿泊客は少なく、片側4人×2段の向かい合わせ2セットの16人部屋「浅間」を男4人で貸し切り。女史2名も2人部屋確保。濡れたものをすべて乾燥室へ。
15時。生ビールやケーキ(S女、K女、TK氏)、Y氏選のとうもろこしを堪能。
17時、バイキングの夕食。味噌汁とシュークリームが抜群!
17時30分〜20時20分。携帯に得体の知れないマークが出現。麓の長野市では豪雨による洪水警報のようだ。雨をよそに、ブランデーと焼酎を飲みながら部屋で楽しく会話。早くも寝るY氏。女史退室。21時。さんざんしゃべくり回し就寝。
【21日】第2日目
4時20分。起床。なんとY氏。14時30分からケーキタイムと夕食タイムを除き、約12時間、寝っぱなし。
5時。食事。3名は宿食。朝飯も豪華だったらしい。
6時30分。完璧に乾いた服、装備にて出発。外は明るいながらも雨。
当初予定の鑓温泉、不帰ノ嶮ルートを止め女史2名と一緒に下山することとする。
6時50分。白馬山荘到着。広いテラスレストランを見学し出発。
7時30分。白馬頂上。時折小雨降るあいにくの天候で視界は悪い。
三国峠を通過。
9時30分。小さなピークを繰り返す稜線歩きを経て小蓮華山到着。時折、神様のプレゼントか視界が少し開き、美しい景観を堪能する。山の緑、残雪の白、青い空のコントラストが非常に美しい。
時折晴れる雲間、雷鳥の親子、小さく降る雨などを楽しみ、11時20分、白馬大池山荘に到着。奥のテーブルを確保し、雨が本降りになったところで一気に混み合う。食事、トイレを済ませ出発。
池を右に見ながら、回り込んでいく。大きな石、岩を乗り移りながら楽しく歩く。
透明度が高く周囲2kmの大きな池。池を後ろにピークを登る。K女、初の先頭ながらも足取り軽く乗鞍岳へ。
足元悪い下りのあとに雪渓出現。2つのゆるい雪渓はアイゼンなしで通過したが、その後の急な雪渓は途中岩もあり、滑ったらアウトだ。アイゼンを装着し、下る。
ここで結構な時間を様子も皆、無事に頑張って通過。
ここを過ぎれば2,400mで森林限界を超え、徐々に松の低木が多くなり、雨の流れ道となった登山道を下る。
天狗原に入り、楽しい木道歩き。初めて見た水芭蕉が美しい花。
ふたたび下りとなる。小雨による湿気と少々の疲れ、上気した顔、時折の楽しい会話が織り交ざりながらくだり続ける。S女、少し足がつらそう。斜面に向かって転ぶもやぶに助けられる。K女は事前特訓の成果か楽にくだり続ける。
いい加減!と思った時、栂池自然園のロッジが霧の中見えてくる。足場の悪い、木道を下り到着。おばさんを引き連れていた格好いいおじさんガイドさんに教えてもらった「野イチゴソフトクリーム」のご褒美。とても美味しい。
16時20分。天上界と下界との橋渡しとなるロープウェー、ゴンドラと乗り継ぎ、下界へと戻る。タクシーを呼び美しいあじさいを眺めながら駐車場へ戻る。
梅雨明け10日にも関わらず、残念ながら2日間ともに雨であった。しかしながら、時折雲間が晴れ、晴天であればそれはそれは美しいコースであろうことも伺いしれた上、曇り、つかの間の晴れ、小雨、本降り、岩場、雪渓登り下り、稜線歩き、岩場、木道とたった2日間でほとんどの山の要素を楽しめ、思いの他楽しく、記憶に焼きついた山となった。
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