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記録ID: 209835
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

【長野県】ラクではなかった栂池ルート・白馬岳 (栂池〜白馬大池〜白馬岳往復)

2012年07月21日(土) 〜 2012年07月23日(月)
 - 拍手
GPS
48:44
距離
18.5km
登り
1,525m
下り
1,517m

コースタイム

■1日目:栂池→白馬大池山荘(約3時間30分)
13:36栂池登山口 - 14:59天狗原 - 16:30白馬乗鞍岳山頂 - 17:13白馬大池山荘

■2日目:白馬大池山荘→白馬山荘(約5時間)
6:23白馬大池山荘 - 7:22船越の頭 - 8:47小蓮華山山頂 - 9:47三国境 - 10:56白馬岳山頂 - 11:25白馬山荘

■3日目:白馬山荘→栂池(約8時間)
6:10白馬山荘 - 6:26白馬岳山頂 - 7:12三国境 - 8:00小蓮華山山頂 - 9:53白馬大池(昼食休憩)10:35 - 11:14白馬乗鞍岳山頂 - 12:41天狗原 - 14:20栂池登山口
天候 7月21日(土):雨
7月22日(日):曇り一時晴れ
7月23日(月):晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・新宿駅〜白馬駅(特急あずさ)
・白馬駅〜栂池高原(バス)
・栂池高原〜栂池自然園(ゴンドラ/ロープウェイ)
コース状況/
危険箇所等
・白馬岳へ登るルートとして、大雪渓コースよりラクそうな栂池コースを選んだのですが、結構きついコースでした。特に、栂池〜白馬大池の間は悪路つづきで嫌になります。
・ところどころ残っている雪田はアイゼンなしでも渡れますが、白馬乗鞍岳への斜面は一面の積雪で、アイゼンが必須です。

■栂池〜天狗原
・岩と石だらけの急坂で、足場が悪い上に、泥で滑りやすい部分があり、注意が必要です。大した距離ではないのですが、登りも下りもストレスのたまる道です。特に雨が降ったあとは、泥水の中を歩いているようになり、足元は泥だらけになります。

■天狗原〜白馬乗鞍岳
・今の時期にしては、白馬一帯は残雪がかなりあるようです。特に、白馬乗鞍岳の東側急斜面は一面の積雪で、ロープが張ってあります(7月23日現在)。ちょうど雪が溶けかけているのか、嫌な感じのシャーベット状になっていて、下りはアイゼンがあってもずるずる滑り、危険な箇所がありました。

■白馬乗鞍岳〜白馬大池
・大小さまざまな岩がゴロゴロしていて歩きづらいです。雨が降ったあとは滑りやすいので注意。

■白馬大池〜白馬岳
・全体的にゆるやかな稜線歩きですが、三国境と白馬岳のあいだに急な岩場が2〜3箇所あります。
あいにくの雨の中を、栂池自然園ビジターセンター横の登山口からスタート。
2012年07月21日 13:26撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/21 13:26
あいにくの雨の中を、栂池自然園ビジターセンター横の登山口からスタート。
天狗原に向かう途中。雨と雪解け水のせいか、登山道が沢のようになっている。
2012年07月21日 14:40撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/21 14:40
天狗原に向かう途中。雨と雪解け水のせいか、登山道が沢のようになっている。
天狗原に向かう途中。ここの雪田は短く傾斜もゆるやかなのでアイゼン無しでも大丈夫。
2012年07月21日 14:48撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/21 14:48
天狗原に向かう途中。ここの雪田は短く傾斜もゆるやかなのでアイゼン無しでも大丈夫。
天狗原から見た白馬乗鞍岳。雪がけっこう残っている。
2012年07月21日 15:05撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/21 15:05
天狗原から見た白馬乗鞍岳。雪がけっこう残っている。
天狗原から白馬乗鞍岳に向かう途中。大きな岩がゴロゴロしていて歩きにくい。
2012年07月21日 15:10撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/21 15:10
天狗原から白馬乗鞍岳に向かう途中。大きな岩がゴロゴロしていて歩きにくい。
アイゼンを着用して、白馬乗鞍岳の急斜面を登る。予想以上の傾斜と積雪でちょっとビビる。ロープも張ってある。
2012年07月21日 15:47撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/21 15:47
アイゼンを着用して、白馬乗鞍岳の急斜面を登る。予想以上の傾斜と積雪でちょっとビビる。ロープも張ってある。
最後の雪上トラバース。
2012年07月21日 16:05撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/21 16:05
最後の雪上トラバース。
白馬乗鞍岳の山頂にたどりつく。だだっ広くて、どこが山頂かわからないが、遠くに見えるケルンを目指す。
2012年07月21日 16:23撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/21 16:23
白馬乗鞍岳の山頂にたどりつく。だだっ広くて、どこが山頂かわからないが、遠くに見えるケルンを目指す。
ケルン横にある、白馬乗鞍岳頂上の標識。
2012年07月21日 16:30撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/21 16:30
ケルン横にある、白馬乗鞍岳頂上の標識。
白馬乗鞍岳の頂上から歩き始めるとすぐに、白馬大池と山荘の赤い屋根が見えてくる。目の前に見えるのに岩が歩きにくくてなかなか近づけない。
2012年07月21日 16:42撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/21 16:42
白馬乗鞍岳の頂上から歩き始めるとすぐに、白馬大池と山荘の赤い屋根が見えてくる。目の前に見えるのに岩が歩きにくくてなかなか近づけない。
白馬大池山荘のテント場には、20弱のテントが張ってあった。山荘の方の宿泊客は、半分強の埋まり具合だった。
2012年07月21日 17:12撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/21 17:12
白馬大池山荘のテント場には、20弱のテントが張ってあった。山荘の方の宿泊客は、半分強の埋まり具合だった。
翌日、曇り空の下を白馬大池山荘から白馬岳へ向けて歩き出す。
2012年07月22日 06:44撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/22 6:44
翌日、曇り空の下を白馬大池山荘から白馬岳へ向けて歩き出す。
明るくなったので、ふと右をみると、空を覆っていた雲の一部がぽっかり穴があいたようになり・・・
2012年07月22日 06:55撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/22 6:55
明るくなったので、ふと右をみると、空を覆っていた雲の一部がぽっかり穴があいたようになり・・・
みるみるうちに青空が広がってきた。向こうに見える雪倉岳の山肌はクレヨンで描いたように緑と白のコントラストが映える。
2012年07月22日 07:11撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/22 7:11
みるみるうちに青空が広がってきた。向こうに見える雪倉岳の山肌はクレヨンで描いたように緑と白のコントラストが映える。
船越ノ頭という小ピークで、突然の眺望を満喫している人たち。天気予報は「曇りのち一時雨、ときどき雷雨」だったので、はずれてくれて大喜び。
2012年07月22日 07:18撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/22 7:18
船越ノ頭という小ピークで、突然の眺望を満喫している人たち。天気予報は「曇りのち一時雨、ときどき雷雨」だったので、はずれてくれて大喜び。
船越の頭から小蓮華山へ向かう。くっきりと、これから向かう登山道が見えていて、気分がよくなる。
2012年07月22日 07:37撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/22 7:37
船越の頭から小蓮華山へ向かう。くっきりと、これから向かう登山道が見えていて、気分がよくなる。
ほとんど快晴状態。翌日、ここの小さな雪田で、雷鳥の親子と遭遇することになる。
2012年07月22日 08:27撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/22 8:27
ほとんど快晴状態。翌日、ここの小さな雪田で、雷鳥の親子と遭遇することになる。
チングルマ。ようやく花の写真を撮る余裕が出てきた。
2012年07月22日 08:46撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/22 8:46
チングルマ。ようやく花の写真を撮る余裕が出てきた。
刀剣のモチーフが突き刺さっている、小蓮華山の山頂に到着。新潟県最高峰。
2012年07月22日 08:47撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/22 8:47
刀剣のモチーフが突き刺さっている、小蓮華山の山頂に到着。新潟県最高峰。
ミヤマダイコンソウ。
2012年07月22日 09:04撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/22 9:04
ミヤマダイコンソウ。
チシマギキョウ。
2012年07月22日 09:07撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/22 9:07
チシマギキョウ。
徐々に前方に雲が出てきたが、まだ稜線は見える。
2012年07月22日 09:16撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/22 9:16
徐々に前方に雲が出てきたが、まだ稜線は見える。
タカネツメクサ。
2012年07月22日 09:59撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/22 9:59
タカネツメクサ。
ウルップソウ。そろそろ花も終わり頃。
2012年07月22日 10:04撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/22 10:04
ウルップソウ。そろそろ花も終わり頃。
白馬岳へ向かう最後の稜線。東側はもう真っ白。
2012年07月22日 10:41撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/22 10:41
白馬岳へ向かう最後の稜線。東側はもう真っ白。
白馬岳に到着した頃には、ガスっていて残念ながらほとんど眺望は望めなかった。
2012年07月22日 10:56撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/22 10:56
白馬岳に到着した頃には、ガスっていて残念ながらほとんど眺望は望めなかった。
白馬岳から10分ほど下って、昼前に白馬山荘に到着。受付をすませる。
2012年07月22日 11:33撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/22 11:33
白馬岳から10分ほど下って、昼前に白馬山荘に到着。受付をすませる。
今回は、富山県側に建つ別館の方に宿泊する。
2012年07月22日 11:33撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/22 11:33
今回は、富山県側に建つ別館の方に宿泊する。
さっそく白馬山荘の展望レストランでラーメンの昼食。
2012年07月22日 11:58撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/22 11:58
さっそく白馬山荘の展望レストランでラーメンの昼食。
せっかくだからと、さらに欲張ってケーキセットも注文。曇ってきてしまって外の景色は望めなかったが、優雅な気分にひたれた。
2012年07月22日 12:11撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
7/22 12:11
せっかくだからと、さらに欲張ってケーキセットも注文。曇ってきてしまって外の景色は望めなかったが、優雅な気分にひたれた。
ここからは、白馬山荘周辺の高山植物のごく一部を紹介。タカネツメクサ。
2012年07月22日 14:01撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/22 14:01
ここからは、白馬山荘周辺の高山植物のごく一部を紹介。タカネツメクサ。
ミヤマキンバイ。
2012年07月22日 14:02撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/22 14:02
ミヤマキンバイ。
ハクサンイチゲ。
2012年07月22日 14:03撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/22 14:03
ハクサンイチゲ。
コマクサ。
2012年07月22日 14:06撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/22 14:06
コマクサ。
ミヤマオダマキ。
2012年07月22日 14:07撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/22 14:07
ミヤマオダマキ。
翌日も曇りの天気予報だったが、夜明けとともにぐんぐん青空が広がっていく。
2012年07月23日 05:55撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
7/23 5:55
翌日も曇りの天気予報だったが、夜明けとともにぐんぐん青空が広がっていく。
ブロッケン現象まで見ることができて、みんな大喜びだった。
2012年07月23日 05:57撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/23 5:57
ブロッケン現象まで見ることができて、みんな大喜びだった。
写真ではわかりにくいが、遠く、槍ヶ岳の先っぽもチョコンと雲の上から突き出ていた。
2012年07月23日 06:02撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/23 6:02
写真ではわかりにくいが、遠く、槍ヶ岳の先っぽもチョコンと雲の上から突き出ていた。
天候に恵まれた中、白馬山荘をあとにして白馬岳を目指す。
2012年07月23日 06:10撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/23 6:10
天候に恵まれた中、白馬山荘をあとにして白馬岳を目指す。
白馬岳山頂からの絶景。
2012年07月23日 06:30撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/23 6:30
白馬岳山頂からの絶景。
白馬岳から三国境へ向かう。
2012年07月23日 06:38撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/23 6:38
白馬岳から三国境へ向かう。
もくもくと沸騰しているかのような雲海。
2012年07月23日 06:43撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/23 6:43
もくもくと沸騰しているかのような雲海。
ふもとの方は曇り空だろうが、こういう景色を眺められるのも上まで登ってきた者の楽しみ。
2012年07月23日 06:44撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/23 6:44
ふもとの方は曇り空だろうが、こういう景色を眺められるのも上まで登ってきた者の楽しみ。
手前の雪が、雲海と地続きになっているよう。
2012年07月23日 06:44撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
4
7/23 6:44
手前の雪が、雲海と地続きになっているよう。
今日も、はっきりと登山道が見渡せる。
2012年07月23日 06:45撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/23 6:45
今日も、はっきりと登山道が見渡せる。
前方後円墳か鍵穴のような形の雪が残っている近くが、三国境。この手前はけっこう急な岩場で、慎重に下る。
2012年07月23日 07:03撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
7/23 7:03
前方後円墳か鍵穴のような形の雪が残っている近くが、三国境。この手前はけっこう急な岩場で、慎重に下る。
三国境から小蓮華山へ向かう途中のV字形。
2012年07月23日 07:17撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/23 7:17
三国境から小蓮華山へ向かう途中のV字形。
小蓮華山の前で、白馬岳を振り返ったところ。左側の杓子岳も見えてきた。
2012年07月23日 07:40撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/23 7:40
小蓮華山の前で、白馬岳を振り返ったところ。左側の杓子岳も見えてきた。
皮がやぶれた餃子のような形の雪。
2012年07月23日 07:57撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
3
7/23 7:57
皮がやぶれた餃子のような形の雪。
高山植物が登山道の両側に群生していて、滑走路の誘導灯のようだった。
2012年07月23日 07:58撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
2
7/23 7:58
高山植物が登山道の両側に群生していて、滑走路の誘導灯のようだった。
小蓮華山の山頂越しに白馬岳を見渡す。
2012年07月23日 08:01撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
7/23 8:01
小蓮華山の山頂越しに白馬岳を見渡す。
雷鳥を発見。ガスが出てきたなと思っていたら、目の前の雪田を、4羽のヒナを連れた雷鳥が横切って行った。
2012年07月23日 08:25撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/23 8:25
雷鳥を発見。ガスが出てきたなと思っていたら、目の前の雪田を、4羽のヒナを連れた雷鳥が横切って行った。
続いて白馬大池の手前でも、登山道に出てきた雷鳥の親子と遭遇。人間の気配に驚いたのか、親鳥が先を急ぎすぎ、一瞬はぐれてしまって途方にくれる3羽のヒナ。寄り添ってキョロキョロしている。驚かせてゴメンね。
2012年07月23日 09:35撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/23 9:35
続いて白馬大池の手前でも、登山道に出てきた雷鳥の親子と遭遇。人間の気配に驚いたのか、親鳥が先を急ぎすぎ、一瞬はぐれてしまって途方にくれる3羽のヒナ。寄り添ってキョロキョロしている。驚かせてゴメンね。
白馬大池山荘の前で早めの昼食をとり、山荘をあとにする。この頃にはだいぶ、空が曇ってきた。
2012年07月23日 10:50撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
7/23 10:50
白馬大池山荘の前で早めの昼食をとり、山荘をあとにする。この頃にはだいぶ、空が曇ってきた。
白馬大池から白馬乗鞍岳への登り。大きな岩がゴロゴロしていて、非常に歩きづらかった。
2012年07月23日 10:51撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/23 10:51
白馬大池から白馬乗鞍岳への登り。大きな岩がゴロゴロしていて、非常に歩きづらかった。
白馬乗鞍岳の山頂で、本日三番目の雷鳥を発見。目の上が赤いのでおそらくオス。
2012年07月23日 11:30撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/23 11:30
白馬乗鞍岳の山頂で、本日三番目の雷鳥を発見。目の上が赤いのでおそらくオス。
白馬乗鞍岳からの下りの急斜面。向こうに見えるのは天狗原の湿原。アイゼンを付けていても、雪がシャーベット状になっていて、ずるずる滑る箇所があった。
2012年07月23日 12:02撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
7/23 12:02
白馬乗鞍岳からの下りの急斜面。向こうに見えるのは天狗原の湿原。アイゼンを付けていても、雪がシャーベット状になっていて、ずるずる滑る箇所があった。
天狗原から栂池への下り。この大小さまざまな岩が厄介で、歩きづらいうえに、泥の上にうっかり足を乗せると、ズルッと滑るので、非常にストレスフルな道だった。
2012年07月23日 13:10撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/23 13:10
天狗原から栂池への下り。この大小さまざまな岩が厄介で、歩きづらいうえに、泥の上にうっかり足を乗せると、ズルッと滑るので、非常にストレスフルな道だった。
栂池に近づくと、このような急勾配の木の階段が現れる。これも泥で滑りやすくなっているので、要注意。
2012年07月23日 14:12撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
2
7/23 14:12
栂池に近づくと、このような急勾配の木の階段が現れる。これも泥で滑りやすくなっているので、要注意。
ようやく栂池に到着。
2012年07月23日 14:20撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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7/23 14:20
ようやく栂池に到着。

感想

 昨年、大雪渓から白馬岳へ登る計画を立てていましたが、暴風雨の接近のため中止となり、今年はメンバーの体力を再考して、同じ白馬岳でも比較的ラクそうな栂池からのコースを往復しました。
 大雪渓を登っていないので比較はできませんが、1年に一回程度しか北アルプスに行かない身としては、栂池からのコースも結構きつかったです。ガイドブックにはあまり書かれていませんが、特に栂池〜白馬大池間の悪路(急坂、ぬかるみ、雪渓、岩石の連続)には辟易しました。

 なお「コース状況」にも書きましたが、今年は残雪が多いらしく、栂池コースでも白馬乗鞍岳の雪渓はまだアイゼンが必要です。白馬館のHPでも注意が出ています。
※たまたま下山する時に、ロープも使わずアイゼン無しで登ってきて、滑落しそうになった人を目撃しました。どんな自信があるのか知りませんが、下にいる人が巻き添えを食らったら、自己責任どころの話ではありません。事前の情報収集と、引き返す勇気をお願いしたいものです。

 出発時、天気予報はずっと曇りか雨で憂鬱でしたが、幸いにも二日目、三日目の午前中は晴れて、気持ちのいい稜線歩きを満喫できました。晴れてくると余裕も出てきて、道端に咲いている高山植物にも目を奪われました(花の名前がよくわからないので、写真には間違った名前を載せているかもしれません)。

 雷鳥には同じ日に、三回出会いました。いずれも天候が曇りになって、まわりがガスってきた時で、人が近くにいるにもかかわらず、目の前に現れ横切って行きました。

 今回いちばん残念だったのは、下山して写真を見てみたところ、レンズの汚れのせいか、初日に雨の中を撮影したせいか、どの写真も左上に薄い影がついてしまったことで、がっかりしました。

 結果的には、晴天の稜線歩き、色とりどりの高山植物、雷鳥の親子と楽しめました。栂池コースはもうこりごりなので、今度は体力をつけて大雪渓コースにもチャレンジしてみたいと思います。

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