100年前の発電所遺構から権現山まで周回

2019年11月10日(日) [日帰り]

• GPS: 07:13
• 距離: 14.5km
• 登り: 1,111m
• 下り: 1,097m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:34
• 休憩: 0:34
• 合計: 7:08

6:44 スタート地点
6:50 0:00 頭の白い境界杭が現れる
6:51 0:00 導水路の遺構に出る
6:58 6:59 発電所の貯水池遺構
7:03 0:00 導水路の遺構に出た地点に戻る
7:12 0:00 赤テ−プのある小ピ−ク
7:20 0:00 その上の、赤テ−プのある小ピ−ク
7:24 0:00 三本松への一般ル−トに合流
7:49 0:00 三本松頂上
7:54 8:12 18分のル−トロス
8:28 0:00 一般ル−トに出る
8:30 0:00 林道に出る
8:36 0:00 林道終点
8:41 0:00 下の林道に出る
9:11 0:00 湯袋峠付近の県道150号線に降りる
9:39 0:00 林道の最高所地点
9:52 0:00 上曽峠付近の県道7号線に降りる
10:27 0:00 三等三角点上曾528ｍ
10:28 10:41 きのこ山
10:49 0:00 車道から登山道へ
10:58 0:00 空の開けた空き地
11:16 11:18 主稜線から下降する枝尾根へ
11:38 0:00 元ホテルシルエット入口
11:42 0:00 やまの山荘跡
12:33 0:00 シノダケのピ−クに出る
12:40 0:00 四等三角点権現山396m
12:42 12:42 権現山
13:31 0:00 中間林道に降りる
13:52 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

湯袋峠に向かう県道150号線、岩清水の手前に車が2台ほど停められるスペースがあり、そこに車を停めた。

コース状況／危険箇所等

1.今回のル−トの概要
今から100年ほど前の水力発電所遺構に向かうはっきりした道はないが、車を停めた場所からは藪漕ぎを覚悟で15分ほどでたどり着くことができる。
遺構からは、三本松の頂上に登り、湯袋峠、上曽峠を経由してきのこ山528mの頂上へ。きのこ山からは先週の「ル−ト開拓、筑波山からきのこ山へ」の記録を逆に辿って、権現山を登下降した。

2.権現山のルートは、今回難しかった。
なお、権現山のル−ト(先週の逆ル−ト)は1週間前に同じコ−スを逆に歩いていたときとは想像できないほど難易度が上がり、登り2か所、下り1ヶ所のル−トミスを重ねた。
（権現山ル-トの参考所要時間：2時間14分、うち17分ル-トロス)

3.その理由は
裏筑波山域に限れば、登りに沢、下りに尾根のコ−スを選択すると、どちらも進むにつれてルートが分岐していくので、迷う確率が増えることになる。
先週は登りに尾根、下りに沢であったためそれぞれが収斂して、スム−ズに登下降できたものと思っている。
他に登りと下りでは見える景色が異なるため、1週間前の山行の経験が活かされなかったことも一因と思われる。

4.今回の権現山登山の注意点
先週の「ル−ト開拓、筑波山からきのこ山へ」のルートでは問題ないと思うが、今回の権現山の逆ル−トは経験のない方にお勧めできない。
後日、問題のない権現山の代替ル−トを歩いてみたい。

5.2019年11月16日(土)問題のない権現山の代替ル−トを歩いてみた。
参照記録「権現山南北縦断と発電所遺構全ルート踏破」https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2108761.html
記録の中で「2.権現山の南への縦断ル−ト」として報告
以下抜粋
今回（11月16日）の南への縦断ル−トは登りに尾根、下りに沢のコ−スを選んだので、ル−トミスの心配はなかった。
ただし、登りは頂上付近で、シノダケの藪が激しいので、注意が必要。
下りの沢は、全体的に傾斜が緩い好ル−ト。枝沢の流入は1ヶ所だが、ル−トミスの可能性も低く、登りにも使えそうだ。
（11月16日権現山ル-トの参考所要時間：1時間27分,ル-トロスなし)

写真

11/10 6:41

湯袋峠に向かう県道150号線の湧水、「岩清水」の約50m手前地点に駐車して出発。写真のフェンス右側の斜面を登る。

11/10 6:50

倒木の多い急斜面を踏み跡を頼りに登ると、頭の白い境界杭が現れる。

11/10 6:51

境界杭が道案内してくれる。

11/10 6:52

100年前の発電所の導水路に使われていたと思われる陶管のかけらがあった。

11/10 6:53

100年前の発電所の導水路が現れた。林道のトラバ-ス道にしか見えない。

11/10 6:53

導水路を辿ると、ここにも頭の白い境界杭があった。

11/10 6:55

また陶管のかけらを発見。

11/10 6:57

間もなく、記念碑が現れる。「真壁水力電気株式会社」

11/10 6:58

「御即位大典記念貯水池」「大正4年11月10日」、なんと104年前の今日だった。祝賀パレ−ドも今日だ。

11/10 6:58

貯水池の遺構その1

11/10 6:58

貯水池の遺構その2

11/10 6:59

貯水池の遺構その3

11/10 7:04

もとに戻り、上を目指す。

11/10 7:06

頭の白い境界杭を再び見つける。

11/10 7:08

更に続く。

11/10 7:12

赤いテ-プのある小ピ-クに着く。

11/10 7:14

さらに上へ。

11/10 7:20

赤いテ-プのある上の小ピ-クに着く。

11/10 7:31

三本松への一般ル-トに出て辿る。道ははっきりしている。

11/10 7:40

赤いヤマツツジが1輪、花をつけていた。

11/10 7:43

葉の形からオトコヨウゾメに似ているような気がする。

11/10 7:46

竜ヶ井城方面への分岐を過ぎて、

11/10 7:49

三本松の頂上に到着。手前は三等三角点三本松443.5m。

11/10 7:51

キャンプ場の道標を見る。

11/10 8:12

黄色に黒のマ−キングや

11/10 8:13

赤テ−プや

11/10 8:13

黄色いテ-プのマ−キングを見逃したために18分のル−トロスをした。(反省)

11/10 8:28

一般ルートに合流する。関東ふれあいの道だ。

11/10 8:30

林道に出て

11/10 8:36

左折。林道の突き当りから、左の登山道に入る。

11/10 8:36

こんな看板がある。

11/10 8:41

下の林道に出て、

11/10 8:42

いよいよ、湯袋峠に向けて下降。

11/10 8:46

下降路で一番急な下り道。

11/10 8:53

樹間から峰寺山379m。

11/10 8:53

燕山から権現山にかけての山々。

11/10 9:11

県道150号線に降りる。こんな標識が立っている。

11/10 9:12

上曽峠に通じる林道に入り、

11/10 9:14

お地蔵さんのすぐ先を左折。

11/10 9:21

沢沿いの道から、山道へ。バイクの車輪の跡がある。

11/10 9:29

急な登りもなく、歩きやすい道だ。

11/10 9:35

林道に出た地点。

11/10 9:39

林道の最高地点のすぐ先から、

11/10 9:41

右折して、舗装されていない林道に入る。

11/10 9:52

あっという間に、上曽峠の県道7号線へ降りる。目の前がきのこ山への登りのル-トだ。

11/10 9:54

桧の植林帯の中を登る。

11/10 10:07

ここにもバイクが入っていて、深くえぐれた轍の跡もあるが、歩きやすい道だ。

11/10 10:15

車道に出て、12分歩くと

11/10 10:27

きのこ山の頂上に着く。三等三角点上曾528m。

11/10 10:28

頂上の東屋。

11/10 10:41

パラグライダ−の離陸を待つ人たち。風向きの加減で、この離陸場を使うようだ。

11/10 10:38

パラグライダ−の離陸場から見る筑波山。

11/10 10:38

筑波山の右手の手前はこれから辿る権現山だ。

11/10 10:38

真壁の街並み。ファナックの工場と桃山学園が見える。

11/10 10:48

車道を下り、カ−ブミラ―の右からシノダケの藪の道に入る。

11/10 10:48

シノダケの藪の道に入る。

11/10 10:50

分岐点。左へ行く。

11/10 10:58

空の開けた、空き地を通過。

11/10 11:04

小ピ−クを通過。

11/10 11:13

ピンクのテ−プや

11/10 11:13

境界見出標を頼りに下るが、やや不明瞭なところもあるので注意。

11/10 11:15

はっきりした道のある稜線。分岐が近い。

11/10 11:18

はっきりした特徴はないが、左側に、道のようなくぼみが続いているところが、下降の分岐点。

11/10 11:22

くぼみを少し辿ると、境界見出標の傍に鹿の角のような枝が挿してある。これを確認できれば下降OKだ。

11/10 11:25

境界見出標が頻繁にある。尾根を下る。（この尾根の右側の沢は先週の登りの時に利用している。）

11/10 11:30

林道のような道に出て下る。

11/10 11:31

この道にも境界見出標がある。

11/10 11:33

すぐ前に権現山が見える。

11/10 11:34

最後は孟宗竹の混じる急斜面を下って

11/10 11:36

水道のタンクが並ぶ沢に降りる。

11/10 11:39

ホテルシルエットの看板の入口で、県道7号線に出る。

11/10 11:42

県道を2分ほど上って、旧やまの山荘に着く。権現山の今日の入山口だ。

11/10 11:45

旧やまの山荘の右手から沢沿いの桧の植林帯を登る。

11/10 11:57

沢の倒木帯。この時、ル-トミスしていた。

11/10 12:03

戻ると、赤テ-プがあった。先週下った時の分岐点であることを思い出した。ル−トロス7分。

11/10 12:05

太い木にもしっかりと赤テ−プ。

11/10 12:08

良い道が続くが、

11/10 12:11

さらに良い道につられて、2回目のミス。ル−トロス5分。

11/10 12:23

見覚えのある大倒木地帯。左岸を行く。見た目よりも簡単な登り。

11/10 12:24

ここまでは、先週、逆ル−トで辿った沢筋。

11/10 12:28

見た目から、易しそうな右の尾根に向かう。（先週は左の鞍部から降りてきた。）

11/10 12:33

主稜線に出たが、ササの藪は激しい。

11/10 12:33

主稜線にはところどころ、木に赤ペンキがあるので助かる。ササの藪に、道は不明瞭。

11/10 12:38

薄いササの藪に、赤いテ−プ。何度も見慣れた、道しるべだ。三角点は近い。

11/10 12:39

四等三角点権現山396mに到着。

11/10 12:43

そして、権現山頂上に到着。

11/10 12:55

先ほどの赤テ−プ付近。このあたり、広いので、ル−ト探しは細心の注意が必要だ。右手にササの藪を見て、その藪の辺縁を回り込むように降りていく。

11/10 12:59

ここまでは問題なかったが、

11/10 13:01

尾根に大きな岩が出てきた。少し下ってから右の枝尾根に入りこんでいたことに気が付き戻った。ル−トロス5分。

11/10 13:09

正規のル−トを下ると、境界杭が出てきて安心。

11/10 13:23

筑波山や

11/10 13:23

真壁の町がちらっと見えるのがうれしい。

11/10 13:28

見慣れた倒れた境界杭を見て、

11/10 13:31

林道に降りて

11/10 13:31

林道をわずかに登る。

11/10 13:33

林道からの下降点には大岩があり、

11/10 13:33

その先を降りる。道ははっきりしている。

11/10 13:35

石の境界杭があり、

11/10 13:38

はっきりした、登山道といってもおかしくない道。ただし、下るにつれて浅い藪となる。

11/10 13:44

先週は尾根の末端から取り付いたが、尾根の左へ道が伸びているので辿ると

11/10 13:50

沢に降り、沢を辿って、

11/10 13:51

石材工場に出た。県道150号線に出て

11/10 13:51

目と鼻の先にある、駐車した地点に帰着した。

11/10 14:00

駐車した地点から湧水の岩清水まではわずか50mほどの至近距離だ。

11/10 14:08

いつもの柳沢ため池から見る権現山。山の一部が色付き始めているが、まだ緑が勝っている。池の水量は先月の相次ぐ台風の影響がうそのようにだいぶ減って、渇水状態。

11/10 14:07

残った池の水面には、鴨の姿があった。
季節の移ろいを感じる光景だ。

撮影機器：

RICOH WG-50 リコー

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 雨具 靴 ザック 行動食 飲料 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 携帯 時計 タオル カメラ

感想

山とハム

今回も、発電所遺構と権現山ときのこ山をつないでの縦走コ−ス。
ただし周回とし、筑波山の山頂をカットしたら、狙いは的中して時間の短縮ができた。
しかし、先週とは逆コ−スの権現山の登下降で、3度のルートミスは問題なので、近々権現山に再挑戦をしたい。

2019年11月16日(土)、再チャレンジを実施し、問題のない権現山の代替ル−トを歩いてみた。