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Yamareco

記録ID: 210538
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沢登り
奥秩父

大菩薩嶺 丹波川 小室川谷 直登ルート

2012年07月28日(土) [日帰り]
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GPS
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距離
13.5km
登り
1,360m
下り
1,187m

コースタイム

泉水谷林道分岐6:30→小室谷沢分岐7:00→大菩薩嶺13:30-45→丸川峠小屋14:45-15:00→裂石バス停16:00
バス発車16:03→塩山(汽車)→甲府


天候 薄曇り晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
車送りで入山
甲府自宅5:00→青梅街道泉水谷林道分岐6:30
コース状況/
危険箇所等
滝はどれも派手に豪快。難しいわけではないが、楽勝でもない。2、3を除いてほとんど水際を行ける。巻き道にはフィックスロープなどありつまらない。
運転手ここで帰る。
2012年07月28日 19:55撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
3
7/28 19:55
運転手ここで帰る。
谷へ降りる
2012年07月28日 07:01撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 7:01
谷へ降りる
本流にかかる橋
2012年07月28日 07:07撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 7:07
本流にかかる橋
河原をゆく
2012年07月28日 07:11撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/28 7:11
河原をゆく
小滝あらわる
2012年07月28日 07:28撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 7:28
小滝あらわる
その右岸側には水成岩縞縞模様
2012年07月28日 07:28撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 7:28
その右岸側には水成岩縞縞模様
傾斜あるけど左岸水際行く
2012年07月28日 07:30撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 7:30
傾斜あるけど左岸水際行く
中州の気持ちいいところ
2012年07月28日 07:52撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 7:52
中州の気持ちいいところ
とろりと流れる淵、泳ぐ
2012年07月28日 08:06撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 8:06
とろりと流れる淵、泳ぐ
泳いで取り付く
2012年07月28日 08:10撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 8:10
泳いで取り付く
泳いだ滝壺
2012年07月28日 08:20撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 8:20
泳いだ滝壺
二段15mくらいの屈曲部この下の滝は右岸の奔流の上を跨いで乗っ越す。一見駄目に見えるが行ける。
2012年07月28日 08:22撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 8:22
二段15mくらいの屈曲部この下の滝は右岸の奔流の上を跨いで乗っ越す。一見駄目に見えるが行ける。
先の方に見えて来ると心躍るとき
2012年07月28日 08:29撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 8:29
先の方に見えて来ると心躍るとき
釜付き泳ぎあり
2012年07月28日 08:45撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 8:45
釜付き泳ぎあり
釜付き
2012年07月28日 08:46撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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釜付き
右岸行く
2012年07月28日 19:55撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 19:55
右岸行く
古い石積みのあと
2012年07月28日 19:55撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 19:55
古い石積みのあと
釜付き、これは右岸のテラスを行く
2012年07月28日 19:55撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 19:55
釜付き、これは右岸のテラスを行く
テラス上から除く細いゴルジュ
2012年07月28日 19:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 19:56
テラス上から除く細いゴルジュ
緑映る渓流
2012年07月28日 20:03撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 20:03
緑映る渓流
河原でほっとする
2012年07月28日 09:37撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 9:37
河原でほっとする
日差しがある
2012年07月28日 09:38撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/28 9:38
日差しがある
いくらでもある滝
2012年07月28日 09:44撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/28 9:44
いくらでもある滝
素敵なナメとプール、遊泳ポイント
2012年07月28日 09:54撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 9:54
素敵なナメとプール、遊泳ポイント
セルフ撮影でこけてスネを打つ。本日最悪の痛手。
2012年07月28日 10:02撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 10:02
セルフ撮影でこけてスネを打つ。本日最悪の痛手。
続くよナメ滝
2012年07月28日 19:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 19:56
続くよナメ滝
続くよ直瀑。左岸水際行く
2012年07月28日 19:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 19:56
続くよ直瀑。左岸水際行く
まだ終わらん!
2012年07月28日 10:27撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 10:27
まだ終わらん!
遠くの方にもまだまだ
2012年07月28日 10:27撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 10:27
遠くの方にもまだまだ
スベスベのスラブ結構シビア
2012年07月28日 19:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/28 19:56
スベスベのスラブ結構シビア
シビアだけどうれしい。
2012年07月28日 10:32撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 10:32
シビアだけどうれしい。
続くナメ滝
2012年07月28日 19:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/28 19:56
続くナメ滝
どっから登ったか忘れたけど水際。
2012年07月28日 19:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 19:56
どっから登ったか忘れたけど水際。
これは左岸だったと思う
2012年07月28日 10:58撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 10:58
これは左岸だったと思う
ナメとぼく
2012年07月28日 11:01撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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ナメとぼく
ナメとぼく
2012年07月28日 11:02撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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ナメとぼく
森林軌道貨車と思われる残骸
2012年07月28日 11:13撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 11:13
森林軌道貨車と思われる残骸
1520mの左又。これは右岸水際で真ん中トラバースして左岸
2012年07月28日 19:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 19:56
1520mの左又。これは右岸水際で真ん中トラバースして左岸
遂にガレガレ帯。多摩源流の聖水を汲む。
2012年07月28日 19:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 19:56
遂にガレガレ帯。多摩源流の聖水を汲む。
ガレの行き止まり、ツガのヤブに突入
2012年07月28日 12:55撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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7/28 12:55
ガレの行き止まり、ツガのヤブに突入
コケの森。急斜面
2012年07月28日 19:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/28 19:56
コケの森。急斜面
山頂
2012年07月28日 13:42撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/28 13:42
山頂
山頂
2012年07月28日 19:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/28 19:56
山頂
下りのコケの道
2012年07月28日 19:57撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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下りのコケの道
コケ
2012年07月28日 14:33撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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コケ
2012年07月28日 14:34撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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丸川峠への道
2012年07月28日 14:45撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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丸川峠への道
丸川荘
2012年07月28日 14:59撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
7/28 14:59
丸川荘
珍しいブナ。
2012年07月28日 19:57撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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珍しいブナ。
塩山行きのバス
2012年07月28日 16:16撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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塩山行きのバス

感想

山梨名山の一つ、未踏の大菩薩嶺への一番天然無垢な登路を地図で探したら、この谷しか無かった。多摩川源流の一本だし、甲府引っ越し第一弾にふさわしいと思って計画した。
近所の若者、イマムラ君に車送りを頼んだ。丹波山村は、山梨県なのに分水嶺のあちら側だ。でも自宅から一時間半で着いてしまった。車終点は鶏冠山の登山口でもあり、車が数台。やっぱり首都圏が近いと人が多いわ。林道を半時間歩いて、目指す小室川の谷が見えたので本流に降りる。
始め河原あたりで東京から来たという3人組を追い抜く。その後は会わなかった。
核心の滝が始まり、一見ぎょっとするような傾斜のある直瀑だが、どれも良く探すと流れのすぐ脇などに確たるホールドが見つかる。びびって高巻くとおいしい滝が台無しだ。7〜8mのものが10前後、釜付き、ゴルジュ付きのもあり、泳ぎも3度程。15m前後の二段滝もいくつかあった。
渋い滝の巻きルートには釣り師設置と思われる残置ロープが垂れているが、どれも無視する。
甲府は今日も37度でしょう?釜でスイスイ泳いで滝身の脇に取り付いて這い上がるとたいていの滝はガバガバ行けた。
シーズン始めの一発目だし、自分の体の動きを見乍ら相談し乍らの遡行で、丁寧に丁寧にホールドを運んだ。単独だから油断でも落ちたら致命的だ。
源流域に来て、もうさすがにないだろうと思っても又凄い滝が現れる。飽きさせない見事な沢だ。Co1380m二股は水流少ないけど右へ行き、山頂直登を狙う。1700mの二股も右、ガレガレの中を登って最後はコケとコメツガの急斜面を鹿のウンコ道を辿る。鹿の鳴き声に応じてやっているといくらでもコールが帰って来てきりがない。鹿のやつ、ヒマなのか?
山頂の少し北側の道に出た。おおよその直上に成功。山頂には南の方から来た人が3組9人。山頂は展望無く、大菩薩嶺の名山ぶりはそこでは不明だった。多摩川源流でくんだ聖水900mlをイッキ飲みして丸川峠へ下る。沢用フェルトタビを、ゴムタビに履き換え乾いた靴下に換える。どっちにしても地下足袋だけど。ぺちゃんこになってかさ張らず助かる。
丸川荘には30年通年でやっているご主人がいて、話し込んだ。山中に人の居る小屋があるなんて、内地に帰って来たなあ。
築50年の小屋で、昔の北海道の開拓農家みたいなボロ屋だ。根強いファンが泊まりに来るという。ここへは凡ての物資を人力で運び上げるという。大菩薩嶺もこちら側には昔ながらの山が残っているんだな。「小室川を単独で登ってこの時間に降りられたのなら君の沢登りはA級だね」とほめてもらった。20年程前、小室川がずいぶん簡単な沢として紹介されてから、助けを求められたり、夜中遅くに降りて来たりというような事が続いたという。沢登りでガイドブックの時間記録なんて、あてになるかよ!と思う。
5時台のバスがあると思っていたが、二週前に無くなったとご主人に聞いて、4時6分のバス(最終)目指して下る。
裂石の温泉は残念乍ら入れず。バス発車3分前に到着。塩山まで300圓。塩山から甲府行きの汽車(320圓)で帰る。夕涼みの夏祭りでもあるのか、ゆかたを来た女子高生のねーちゃんがたくさん乗っている。甲府から自宅方面のバス(210圓)に乗る。湯村温泉で降りて、湯村食堂で下山の餃子定食、向かいの温泉で汗を流すが、益々汗が出て来た。歩いて家に帰る途中、古墳の上に登って宵闇どきの夕涼みした。風が心地よく、半月が浮かぶ。きょうは夏の霞空で、富士山が見えない。冬になればここから甲斐駒、鳳凰、白根三山、富士がズラズラ見える予定。

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コメント

お初にレコ拝見いたし、びっくり!
yoneyama様のレコ、おそらく初めて拝見だと思います。
(もし初めてでなければ失礼ですが・・・)。
大菩薩嶺に登るのに「一番天然無垢な登路を地図で探したら」とは恐れ入りました。
7時間もの沢登り!(甲府にいるよりよほど涼しそうですが・・・)のあと登頂とは。
その気力・体力並々ならぬものがありますね。
私も見習いたいですが、体力追いつきそうもありません。

山梨にはまだまだ魅力的なルートがあるのですね。私も活力を頂きました。
2012/7/29 6:44
こんにちは
パソコム様
山には百年前となるべく変わらないルートから登りたい、というのが信条で、これは体力気力の問題ではないのです。このルートは飽く事無い良いルートでしたが、時にはヤブヤブでやめときゃ良かったというようなルートしか無い事も・・・。
滝ツボ泳ぎは涼しかったのに、塩山に降りたら汗、吹き出しました。
2012/7/29 8:17
沢登り
yoneyamaさん、甲府の夏は暑いので、
沢に飛び込むのがいいですね。
(でも、冷たすぎる〜?)

運転手さんは山仲間でしょうか、
yoneyamaさんかと思っちゃいました。
似てますね
2012/7/30 10:31
この人はもと柔道部で
体重がありすぎて山登れません。
山登り全然興味ないようです。
あんまり似てない人ですよ。
2012/7/30 13:48
分かり易い
渓相の変化がわかりやすく表現されています。(yoneyamaさんの顔で
2012/8/1 10:45
ひとり登りは
つまんないので、独り言や、ヘンな顔写真が増えますね。
2012/8/1 19:56
たしか、その辺に
おいらん淵とか、ありましたよね
2012/8/14 23:28
おいらんブチ?
あらげんさん
それほど難しいルートではないので記録やガイドはあまり見ずにいったので、細かい地名などあまり確認していないのです。
現場でこれがおいらん淵か?それとも次のか?となるのも面倒で…。あらげんさんもこの沢行った?
2012/8/15 16:06
沢あるき
はほとんどやったことが無くて、iharaさんと行ったのが最初で

おいらん淵はこんな感じ

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E9%AD%81%E6%B7%B5
2012/8/15 18:24
花魁淵モーレツ!
またしても武田伝説ですか。
踊り乍ら55人谷を転落とは、最高の死ですね。
思い出しました。花魁淵、支流小室川の沢の中ではなく、丹波川本流の車道沿いに、そんな地名がありました。
沢ヤがつけた難所の地名ではなく、伝統500年の由緒ある地名でしたね。次回、雲取山の南面沢行く際、また足を止めてみます。
2012/8/16 6:26
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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